今回取り上げる「CoinTrade(コイントレード)」は、2021年にサービスが開始された日本の仮想通貨取引所だ。
GMOコインやbitFlyerなどと比べるとマイナーで、どんな特徴を持ったところなのか知らないという方も多いはずだ。
そこで本記事ではCoinTradeについて、サービスの概要や利用のメリット・デメリット、評判などを徹底的に解説していく。
興味がある方はぜひ、最後まで読んでみてほしい。
見出しテキスト
- CoinTradeの基本情報
- CoinTradeのメリット・デメリット
- CoinTradeに向いている人
- 先輩ユーザーからの口コミ
- CoinTradeでの口座開設方法
CoinTradeの口座を以下のリンクからつくると、最大で4,000円相当のイーサリアムがもらえる。
無料でつくれるので、使ったことがない方はぜひこの機会に、CoinTradeの口座をつくってみてほしい。
CoinTradeの特長
- ステーキングの対象銘柄が充実
- アプリがシンプルで直感的に使える
- セキュリティが世界最高水準
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目次
CoinTrade(コイントレード)とは?
取引の種類 | 現物取引(販売所) |
取扱銘柄* | BTC、BCH、ETH、LTC、XRP、PLT、IOST、ADA、DOT、XTZ、AVAX、HBAR、MATIC、NEAR、ZPG、ZPGAG、ZPGPT、SOL、ATOM 【全19種類】 |
取引コスト | 無料、スプレッドあり |
仮想通貨の入金手数料 | 無料、ガス代は自己負担 |
仮想通貨の出金手数料 | 銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | ステーキング |
CoinTradeは、2021年に株式会社マーキュリー(以下マーキュリー)が立ち上げた仮想通貨取引所だ。
またマーキュリーは、ポイントサイト「モッピー」などを手がけている東証プライム上場企業「株式会社セレス」の子会社である。
2024年7月時点でCoinTradeは、19種類の仮想通貨を取り扱っており、それらを現物取引(販売所)で手軽に売買することができる。
また一部の銘柄は、ステーキングで運用することも可能だ。
CoinTradeのメリット
さてCoinTradeには、次のような利用メリットがある。
主な利用メリット
- 国内では珍しい銘柄も扱っている
- ステーキングの取扱銘柄が豊富
- 取引ツールが使いやすい
国内では珍しい銘柄も扱っている
2024年7月時点でのCoinTradeの取扱銘柄は、以下の19種類だ。
CoinTradeの取扱銘柄
- ビットコイン(BTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- イーサリアム(ETH)
- ライトコイン(LTC)
- リップル(XRP)
- パレットトークン(PLT)
- IOST(IOST)
- カルダノ(ADA)
- ポルカドット(DOT)
- テゾス(XTZ)
- アバランチ(AVAX)
- ヘデラハッシュグラフ(HBAR)
- ポリゴン(MATIC)
- ニアプロトコル(NEAR)
- ジパングコイン(ZPG)
- ジパングコインシルバー(ZPGAG)
- ジパングコインプラチナ(ZPGPT)
- ソラナ(SOL)
- コスモス(ATOM)
御覧のとおりビットコインやイーサリアム、リップルといったメジャーな銘柄は、ひととおり揃っている。
また、ニアプロトコルやジパングコインシルバーなど、国内他社ではあまり見かけない銘柄も取り扱われている。
ステーキングの取扱銘柄が豊富
ステーキング対象銘柄* | AVAX、ETH、HBAR、NEAR、SOL、MATIC、PLT、DOT、XTZ、IOST、ADA 、ATOM 【12種類】 |
仕組みの概要 | 申請と預け入れが必要 |
期間 | 無期限 |
最小申込数量 | 銘柄ごとで異なる |
利回り | 銘柄ごとで異なる |
手数料 | ー |
CoinTradeは、ステーキングサービスも展開している。
対象銘柄は以下の12種類*で、国内他社と比べても充実したラインナップとなっている。*2024年6月時点
また銘柄次第では、年利10%を超えるリターンを得ることが可能だ。
取引ツールが使いやすい
CoinTradeの取引ツールは、PC(Webブラウザ)版とスマホアプリ版がそれぞれ用意されている。
PC版には高性能なチャートツールが搭載されており、細かな分析をおこなった上で取引に臨むことができる。
かたやスマホアプリ版は、シンプルなUIが魅力となっていて、投資初心者でも直感的に操作することが可能だ。
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CoinTradeのデメリット・難点
一方でCoinTradeには、次のようなデメリットもある。
主なデメリット
- 取扱銘柄数が少ない
- 取引にかかるコストが割高
- サービスの充実度が低い
取扱銘柄数が少ない
先ほど述べたとおりCoinTradeの取扱銘柄数は、2024年7月時点で19種類である。
それに対して、主要な競合他社の品揃えは以下のようになっている。
主要他社の取扱銘柄数*
- OKCoin Japan:42種類
- BitTrade:42種類
- bitbank:38種類
- bitFlyer:33種類
- GMOコイン:26種類
*2024年7月時点
国内他社には30種類以上の銘柄を取り揃えているところが数多くあり、それらと比べるとCoinTradeは、ライナップで大幅に劣る。
取引にかかるコストが割高
一般的な仮想通貨の取引形式は、
- 仮想通貨取引所との間で取引をする「販売所」
- ユーザー同士で取引できる「取引所」
の2種類がある。
また取引にかかるコストは、取引所よりも販売所の方が、一般的にかなり割高になっている。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
概要 | 仮想通貨取引所とユーザーの間で取引 | 仮想通貨取引所のユーザー同士で取引 |
メリット | 仕組みがシンプル 約定力が高い | 取引コストが割安 |
デメリット | 取引コスト(スプレッド)が割高 | 思いどおりに約定するとは限らない 仕組みがやや難解 |
CoinTradeは、この2種類の取引形式の内、「販売所」のみを提供している。
そのためどの銘柄を取引するにしても、割高な取引コスト(スプレッド)がかかってしまう。
サービスの充実度が低い
国内の仮想通貨取引所のサービスは、主に以下のようなものがある。
CoinTradeで提供されているのは、これらの内で現物取引(販売所)とステーキングだけだ。
例えばGMOコインなど、上記のサービスがすべて揃っているところもあるので、そうした競合と比べるとCoinTradeは見劣りしてしまう。
CoinTradeが向いている人
繰り返しになるがCoinTradeは、
- 銘柄ラインナップがイマイチ
- 取引コストが割高
- サービスの充実度も低い
といったようにデメリットが多く、正直なところ広くおすすめできる仮想通貨取引所ではない。
しかしステーキングサービスには、対象銘柄数の豊富さや利回りの良さといった光る部分があり、
- 長期投資がメイン
- ステーキングで保有資産を運用したい
という人とは、相性がぴったりだ。
ただ、ステーキング用の銘柄をCoinTradeで用意すると、割高なコストの支払いが発生してしまう。
したがってCoinTradeのステーキングに取り組みたい場合には、GMOコインなど取引コストが割安で、かつ外部への送金手数料がかからない仮想通貨取引所を併用することをおすすめする。
以下のような流れでステーキングをおこなうと、コストを抑えて上手く保有資産を運用できるだろう。
おすすめのステーキングの流れ
- GMOコインなどでステーキング対象銘柄を調達
- 用意した仮想通貨をBitTradeに送金
- BitTradeでステーキング
CoinTradeの評判
ここで、CoinTradeを使っているユーザーからの口コミをいくつか紹介しておこう。
CoinTradeへの良い評判
まずCoinTradeへのポジティブな声としては、次のようなものが上がっている。
なんかNEARプロトコルが高騰してますね。NVIDIA関連??
ステーキング中なので放置です。
しかしコイントレードの総ステーキング額みてると、日に日に増加の一途。
日本人にはステーキングが向いてると思う。
X(旧Twitter)
コイントレードさんのステーキング約3ヶ月やってみたけど、年率約13%でした。
やっぱりコイントレードさんが最高やわ!!
X(旧Twitter)
素人ですが使いやすいですね!
初見でも伝わる使いやすいインターフェースです。
画面も見やすく入金も早かったです。
GooglePlayストア
シンプル、簡単に取引できる。
チャートや資産も見易く扱いやすいし、本人確認も早く快適です。
購入画面も操作しやすい。
GooglePlayストア
CoinTradeに対するポジティブな意見は、やはりステーキングに関するものが大半を占めている。
特に、年利10%を超える高利回りな銘柄が複数ライナップされていることが、高く評価されている。
またアプリの配信元(GooglePlayストア)のレビューを見ると、アプリのシンプルなUIに対する評判が上々のようだ。
CoinTradeへの悪い評判
一方で、次のようにCoinTradeへのネガティブな意見もある。
CoinTrade使ってみた
・スプレッドが7% 最悪
・出金手数料が550円もかかる
二度と使わない
X(旧Twitter)
cointradeって販売所しかないのwwwwwww
6万円分売買したら往復で7,000円とられるじゃんwwwwwww
X(旧Twitter)
デメリットとしても挙げたがCoinTradeは、販売所形式のサービスしか提供していない。
そのため多くの投資家から、現物取引(販売所)にて割高な取引コスト(スプレッド)がかかることを非難されている。
ステーキングサービスさえ使えればいいなら、先ほども紹介したように、低コストでステーキング対象銘柄を買える国内取引所と併用することをおすすめする。
CoinTradeでの口座開設の流れ
続いて、CoinTradeでの口座開設の方法を紹介しておこう。
なお今回は、Webサイトとアプリを用いた場合の手続きの流れを取り上げる。
CoinTradeでの口座開設手順
- アプリをダウンロード
- アカウント登録をおこなう
- SMS認証をおこなう
- 各種交付書面を確認する
- 本人情報を入力する
- 本人確認書類などをアップロード
アプリをダウンロード
CoinTradeでは本人確認手続きの際に、アプリが必要になる。
そこでまずは、手持ちのデバイスにCoinTradeのアプリをダウンロードしよう。
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アカウント登録をおこなう
アプリを用意できたら、次はCoinTradeのサイトでアカウントの登録をしよう。
ちなみに以下のリンクから手続きをおこなうと、最大4,000円相当のイーサリアムがもらえるので、ぜひ有効活用してほしい。
さてCoinTradeのサイトにアクセスしたら、「無料口座開設」ボタンをクリックしよう。
すると次のような画面が立ち上がるので、任意のメールアドレスを登録しよう。
メールアドレスを登録すると、そのアドレス宛に確認用メールが届く。
また、そのメールに記載されたURLをクリックすれば、ログインパスワードの設定に進める。
遷移先で任意のパスワードを設定すれば、アカウントの作成手続きは完了だ。
SMS認証をおこなう
ここから先の手続きは、最初に用意したCoinTradeのアプリでおこなう。
作成したアカウントでアプリにログインし、「保有資産」画面の「基本情報の登録」ボタンをタップすると、外部ブラウザが起動する。
そこで指示に従って、まずは「SMS認証」をしよう。
携帯電話番号を入力し、「認証コード送信」をクリックする。
入力した番号宛てにSMSが送信されるので、そのSMSに記載された4ケタの認証コードを入力しよう。
各種交付書面を確認する
SMS認証の次は、利用規約やプライバシーポリシーなどの重要書類が表示される。
それらの書類をよく確認し、問題がなければ同意ボタンをクリックしよう。
本人情報を入力する
続いて、名前や住所などの本人情報を入力していく。
入力の際は、後ほど提出する本人確認書類との間で齟齬が生じないように、注意しよう。
本人確認書類などをアップロード
最後に、本人確認手続き(本人確認書類と自身の顔写真のアップロード)をしよう。
利用できる本人確認書類は以下の6種類で、いずれか1つを提出すればOKだ。
利用できる本人確認書類
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード
- パスポート*1
- 特別永住者証明書
- 運転経歴証明書*2
*1:2020年2月3日以前に申請された国内発行のものに限る
*2:2012年4月1日以降に発行された者に限る
口座開設の申し込み手続きは以上だ。
あとはCoinTrade側で審査がおこなわれて、審査の結果は最短即日~2営業日の間に、メールで送られてくる。
また審査をクリアしていれば、メールの受取後、すぐに取引を始められる。
このようにCoinTradeの口座は、オンラインで完結する簡単な手続きでつくることができる。
興味がある方はぜひ、実際に口座をつくってみてほしい。
CoinTradeに関するQ&A
最後に、CoinTradeに関してよくある質問を3つ、紹介しておく。
よくある質問
- CoinTradeのトラベルルールの仕様はどのようになっていますか?
- PC版の取引ツールでもステーキングは可能ですか?
- 口座開設に年齢制限はありますか?
CoinTradeのトラベルルールの仕様はどのようになっていますか?
トラベルルールとは、犯罪者やテロリストによる仮想通貨の悪用を防止するためにつくられた、仮想通貨取引所間における情報共有のルールのことだ。
日本の仮想通貨取引所はすべてトラベルルールが適用されており、専用の通知システムを導入してこのルールに対応している。
ただ、トラベルルールの通知システムにはいくつかの種類があり、それぞれに互換性がない。
また、通知システムの互換性がない者同士(=情報の共有ができない者同士)では、「仮想通貨取引所間の送金を直接おこなうことができない」という弊害が生じている。
さてCoinTradeは、トラベルルール対応のための通知システムに「Sygna」を採用している。
そのため例えばGMOコインなど、同じくSygnaを採用している国内取引所との間では、仮想通貨を問題なくやり取りすることが可能だ。
一方でSygna以外を使っている国内取引所(Coincheckなど)とのやり取りは直接できないので、留意しておいてほしい。
PC版の取引ツールでもステーキングは可能ですか?
ステーキングの申し込みは、CoinTradeのアプリからしかできない。
口座開設に年齢制限はありますか?
CoinTradeの口座は、20歳以上75歳未満でないとつくることができない。
まとめ:CoinTradeの強みはステーキング
今回は国内取引所の1つ「CoinTrade」について、利用のメリット・デメリットや評判などを解説した。
この記事のまとめ
- CoinTradeは銘柄ラインナップがイマイチ
- 取引コストが割高で、サービスの充実度も低い
- ステーキングは、対象銘柄が充実していて人気もある
- CoinTradeはステーキング目的での利用がおすすめ
国内他社と比べるとCoinTradeは、取扱銘柄が少なかったり取引コストが割高だったりと、見劣りする部分が多い。
しかし、ステーキングサービスに関しては対象銘柄が充実しており、ユーザーからの評判も上々だ。
長期投資やステーキングをメインに取り組んでいる方は、ぜひこの機会にCoinTradeの利用を検討してみてはいかがだろうか。