NIDTを買うならcoinbook？coinbookの特徴や評判を解説

2023年3月にサービスが開始された、新興の国内取引所「coinbook（コインブック）」。

現状はかなりマイナーな存在なので、coinbookがどういった仮想通貨取引所なのか知らない人も多いだろう。

そこで今回はcoinbookについて、利用のメリット・デメリットや、先輩ユーザーからの評判などを解説していく。

後ほど詳しく解説するがcoinbookは、日本発祥の仮想通貨「Nippon Idol Token（NIDT）」を取引する上で欠かせない存在となっている。

同銘柄に興味があるなら、coinbookは要チェックだ。

coinbook(コインブック)とは？

取引の種類	現物取引（取引所）
取扱銘柄*	NIDT、ADA、BTC*、ETH* 【全4種類】 ＊OTC取引のみ
取引コスト (NIDT/JPYの場合)	Maker 0.05％、Taker 0.20％
仮想通貨の入金手数料	無料、ネットワーク手数料は自己負担
仮想通貨の出金手数料	銘柄ごとで異なる
その他のサービス	ステーキング OTC取引 IEO

coinbook（コインブック）は、2023年3月に現物取引のサービスを開始した、日本の仮想通貨取引所だ。

2021年4月に事業者登録は済ませていたのだが、それから約2年を経て、本格的なサービスの提供が開始された。

運営元は株式会社coinbookであり、同社は「エンターテイメント×テクノロジー」というカテゴリーで、マーケットの開拓を目指している。

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coinbookのメリット

さてcoinbookは、次のようなメリットを有している。

Nippon Idol Tokenを取引できる

coinbookは、日本発祥の仮想通貨「Nippon Idol Token（NIDT）」を取り扱っている。

Nippon Idol Tokenを扱う仮想通貨取引所は、2023年12月時点でcoinbookとDMM Bitcoinの2社しかない。

その2社を比較すると、coinbookは「取引所」形式でNippon Idol Tokenを取引できるようになっており、ひいてはDMM Bitcoinよりも取引コストを安く抑えられるようになっている。

買ったNippon Idol Tokenを出金できる

Nippon Idol Tokenは日本のアイドル文化を支えるための仮想通貨であり、独自のエコシステムにおいて、例えばライブチケット購入の決済通貨にできるなど、さまざまなユーティリティが用意されている。

ところが、DMM BitcoinでNippon Idol Tokenを購入した場合は、手持ちのNippon Idol Tokenを外部のウォレットなどに出金することができない。

つまりNippon Idol Tokenを買ったとしても、実際に使うことはできないのだ。

一方でcoinbookなら、Nippon Idol Tokenの出金が可能だ。

今のところ、Nippon Idol Tokenを扱っているのはcoinbookとDMM Bitcoinの2社だけなので、実用目的でNippon Idol Tokenを買いたい場合の選択肢はcoinbook一択になる。

ステーキングで稼げる

coinbookは取扱銘柄の1つ「カルダノ（ADA）」において、ステーキングサービスを提供している。

国内取引所の中では珍しく、預け入れを必要とするステーキングであり、預け入れる数量が多いほど、また預け入れる期間が長いほど、リターンが増える仕様になっている。

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取引ツール内のチャートにTradingViewを採用

coinbookの取引ツール内のチャートには、高性能チャートの「TradingView」が採用されている。

そのためcoinbookなら、多種多様な描画機能や分析機能を駆使し、事前に値動きをよく分析してから取引に臨むことができる。

OTC取引も可能

OTC取引とは、大口取引のユーザーを対象とした相対取引のことだ。

coinbookはこのOTC取引のサービスを手がけており、ユーザーは50万円からの大口取引をおこなうことができる。

またcoinbookのOTC取引では、取引手数料が発生しない。

coinbookのデメリット

一方でcoinbookには、次のようなデメリットもある。

取扱銘柄が少ない

2023年12月時点のcoinbookの取扱銘柄は、以下のとおり。

ビットコインとイーサリアムはOTC取引でしか扱われていないので、多くの人が取引できるのは、Nippon Idol Tokenとカルダノのたった2銘柄だけだ。

サービスの充実度が低い

2023年12月時点のcoinbookの提供サービスは、以下のとおり。

取引のサービスは現物取引（取引所）のみで、レバレッジ取引は用意されていない。

また、取引以外のサービスもカルダノのステーキングだけで、自動積立やレンディングなどはない。

こうした状況からcoinbookのサービス充実度は、国内の競合他社と比べて、かなり低いと言わざるを得ないだろう。

取引の流動性が低い

coinbookの現物取引における取引形式は、「取引所」のみだ。

先ほど紹介したように取引所では、仮想通貨取引所のユーザー同士で取引をおこなうため、その仮想通貨取引所のユーザー数が取引の流動性に大きく影響してくる。

ところがcoinbookは新興の仮想通貨取引所であり、なおかつサービスの充実度も決して良くないため、それほどユーザーが集まっていない。

つまり、Coinbookの取引（取引所）の流動性は、決して良好とは言えないということだ。

望んだ数量・金額・タイミングで取引が成立する可能性は、基本的に、国内のメジャーな仮想通貨取引所よりも低いと考えてよいだろう。

ロックが必要な割に、ステーキングの旨味が薄い

coinbookのカルダノのステーキングサービスは、前述のとおり事前の申し込みおよび預け入れ（ロック）を必要とし、最低でも1,000ADA（記事執筆時点のレートで約8万円）を用意しないと利用できない。

また、申し込み解除不可期間が設定されている他、解除不可期間を過ぎると途中解約自体は可能であるものの、未確定報酬を中途解約手数料として徴収されてしまうなど、デメリットが多い。

一方で、例えばGMOコインのステーキングサービスでは、ただ口座内にカルダノを保有しているだけでステーキング報酬を得られる仕様になっており、数量の縛りもない。

また、coinbookとGMOコインにおけるステーキングの想定利回りは、それぞれ以下のとおり。

より多くのデメリットとリスクを伴うcoinbookのステーキングサービスは、GMOコインよりも大きなリターンを期待したいところだが、リスクなどに見合うほどの優位性は感じられないのが実状だ。

coinbookが向いている人

coinbookは、取扱銘柄がたった2種類しかなく、競合他社と比べるとサービス内容も劣っていると言わざるを得ない。

そのため正直なところ、大抵の投資家にはcoinbookをおすすめすることはない。

しかし、ピンポイントに以下の2パターンに当てはまる人は、向き不向きに関係なくcoinbookは必須の存在だろう。

Nippon Idol Tokenを扱う2社の内、DMM Bitcoinは取引所形式でNippon Idol Tokenを取引することができないため、基本的に取引コストが割高になる。

一方でcoinbookなら、取引所形式の現物取引で、コストを抑えつつNippon Idol Tokenを売買できる。

またDMM BitcoinはNippon Idol Tokenを出金できないが、coinbookなら出金が可能だ。

そのためアイドルのファンは、coinbookで買ったNippon Idol Tokenを使って、自身が応援するファンをサポートすることができる。

このようにcoinbookは、Nippon Idol Tokenを使いたい人にとっては、なくてはならない存在となっている。

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coinbookへの評判・口コミ

続いて、coinbookを実際に使っている先輩ユーザーからの口コミをいくつか紹介しておこう。

coinbookに関する口コミは、Nippon Idol Token（NIDT）の取引に関するものがその多くを占めている。

また、DMM Bitcoinと比較し、「Nippon Idol Tokenを取引するならcoinbookを選ぶべき」という声が多く上がっている。

coinbookの利用を検討する際は、ぜひこうしたユーザーからのリアルな声も参考にしてみてほしい。

coinbook公式サイトはこちら

coinbookでの口座開設の流れ

それではここで、coinbookでの口座開設方法を紹介しておこう。

アカウントを作成する

まずはcoinbookのサイトにアクセスし、画面右上にある「口座開設」ボタンをクリックしよう。

すると以下のようなウインドウが立ち上がるので、メールアドレスを入力し、「私はロボットではありません」にチェックを入れる。

また、各種規約を確認した上で、「上記の規約及び説明書に同意し、開設する」と書かれたボタンをクリックしよう。

ログインパスワードを設定する

続いて、登録したメールアドレス宛に、本人確認用の認証メールが送られてくる。

そのメールに記載されたURLにアクセスすると、ログインパスワード設定用のページが開くので、任意のパスワードを設定しよう。

作成したアカウントでログインする

パスワードを設定したら、coinbookのサイトに戻り、画面右上の「ログイン」ボタンをクリックする。

ログイン用のウインドウが表示されたら、先ほど入力したメールアドレスとパスワードを使い、coinbookにログインしよう。

本人情報を登録する

coinbookにログインしたら、次は本人情報の登録をおこなう。

入力の際は、あとで提出する本人確認書類との間で齟齬が生じることのないように注意しよう。

本人確認書類を提出する

あとは、本人確認書類をアップロードするだけだ。

本人確認書類として使えるものは以下の4種類で、この4種類からいずれか1つを提出する。

ここまでの手続きを終えると、coinbook側で審査がおこなわれる。

審査をクリアすればcoinbook側から完了メールが届くので、そのメールの受け取りをもって、取引などを始められる状態になる。

以上、coinbookの口座を開設する方法を紹介した。

ネットから手軽に申し込めるので、coinbookに興味を持った方は、ぜひこの機会に口座をつくってみるとよいだろう。

coinbook公式サイトはこちら

coinbookに関するよくある質問

最後に、coinbookに関してよくある質問を3つ紹介しておく。

coinbookに年齢制限はありますか？

coinbookには年齢制限が設けられており、18歳未満の方、もしくは74歳以上の方は、口座を持つことができない。

なお職種などの制限はなく、満18歳以上であれば、学生であっても口座をつくることができる。

coinbookの口座は、開設や維持にコストがかかりますか？

coinbookの口座は無料で開設することができ、維持コストもかからない。

coinbookの取引アプリはありますか？

coinbookでは今のところ、取引用のアプリが用意されていない。

そのためスマホで取引したい場合は、Webブラウザ上で取引することになる。

coinbook(コインブック)とは？まとめ

今回は国内取引所の1つ「coinbook（コインブック）」について、その特徴や評判などを解説した。

coinbookの取扱銘柄は今のところ、Nippon Idol Tokenとカルダノの2つだけ*で、ビットコインやイーサリアム、リップルといったメジャーな通貨すら取引することができない。＊OTC取引では、ビットコインとイーサリアムの取引も可能

そのため大半の投資家には選ばれないだろうが、一方でNippon Idol Tokenを使いたい人にとっては、他の選択肢がなく欠かせない存在となっている。

Nippon Idol Tokenに関心がある方は、ぜひこの機会にcoinbookの利用を検討してみてほしい。

coinbook公式サイトはこちら