今回取り上げる「BitTrade(ビットトレード)」は、グローバルに仮想通貨取引のサービスを展開するHuobiグループ傘下の国内取引所だ。
そんなBitTradeが気になりつつも、
- BitTradeと競合他社の違いが分からない
- BitTradeが自分に合っているか分からない
といった悩みを持つ方もいることだろう。
そういった方に向けて本記事では、BitTradeのサービス内容や利用のメリット、ユーザーからの評判などをわかりやすく紹介していく。
この記事からわかること
- BitTradeが提供しているサービスの内容
- BitTradeを利用した際に享受できるメリット
- BitTradeのデメリット
- BitTradeを使っている先輩ユーザーからの口コミ
- BitTradeでの口座開設方法
BitTradeは、国内で最多クラスの銘柄ラインナップを誇っている。
より多くの仮想通貨に投資してみたい方は、ぜひこの機会にBitTrade公式サイトをチェックしてみるとよいだろう。
BitTradeの特長
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- わずか2円から取引を始められる
- ビットコイン・イーサリアム・リップルの取引手数料が無料*
- フォビトークンを保有すると手数料の割引を受けられる
- レンディングによる資産運用も可能
*現物取引(取引所)の場合
目次
BitTrade(ビットトレード)とは?
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取扱銘柄* | BTC、ETH、XRP、LTC、BCH、XEM、XLM、MONA、ETC、EOS、ONT、TRX、QTUM、XYM、LSK、ADA、DOT、IOST、BSV、JMY、COT、HT、XTZ、DEP、PLT、FLR、ASTR、BOBA、ATOM、DOGE、SHIB、BAT、SAND、AXS、MKR、DAI、MATIC、SXP 【全38種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ 無料 レバレッジ取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり |
仮想通貨の入金手数料 | 無料、ガス代は自己負担 |
仮想通貨の出金手数料 (BTCの場合) | 0.0005BTC |
その他のサービス | 貸暗号資産 積立暗号資産 |
BitTrade(ビットトレード)は、ビットトレード株式会社(旧フォビジャパン株式会社)が運営する仮想通貨取引所だ。
ビットトレード株式会社が属しているHuobiグループは、世界170カ国以上でサービスを展開している業界最大手の一角である。
2024年5月時点でBitTradeでは、国内最多クラスとなる38種類もの仮想通貨が揃う。
また、対象銘柄は限られるが、現物取引だけでなくレバレッジ取引のサービスも展開している。
BitTradeのメリット
さて、国内取引所の1つであるBitTradeには、主に次のようなメリットがある。
BitTradeの主なメリット
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- わずか2円から取引を始められる
- 現物取引の取引形式を選べる
- ビットコインなどの取引手数料が無料*
- ビットコイン建てなどでの取引も可能
- HTを保有すると手数料の割引がある
- レンディングによる資産運用が可能
*現物取引(取引所)の場合
取扱銘柄数が国内トップクラス
2024年2月時点における、主要な仮想通貨取引所の取り扱い銘柄は以下のとおりだ。
主要競合他社の取扱銘柄数
- Binance Japan:50種類
- bitbank:38種類
- DMM Bitcoin:38種類
- bitFlyer:33種類
- GMOコイン:26種類
(2024年5月時点)
それに対してBitTradeの取扱銘柄数は、38種類(2024年5月時点)となっている。
Binance Japanが頭1つ抜けているものの、他と比べればBitTradeも、国内でトップクラスの品揃えであることは間違いない。
わずか2円から取引を始められる
BitTradeでは、豊富な仮想通貨をわずか2円*から取引することが可能だ。*取引所を利用した場合
そのためBitTradeを使えば、投資初心者でも無理のない金額から、仮想通貨取引にチャレンジすることができる。
現物取引の取引形式を選べる
BitTradeの現物取引では、「販売所」と「取引所」の2種類の取引形式が用意されている。
それぞれの仕組みと特徴は、以下のとおりだ。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
概要 | 仮想通貨取引所とユーザーの間で取引 | 仮想通貨取引所のユーザー同士で取引 |
メリット | 仕組みがシンプル 約定力が高い | 取引コストが割安 |
デメリット | 取引コスト(スプレッド)が割高 | 思いどおりに約定するとは限らない 仕組みがやや難解 |
より手軽に取引をしたい場合は「販売所」、取引コストを安く抑えたい場合は「取引所」を選んで、取引することができる。
また国内他社の中は、販売所と取引所の取扱銘柄数に大きな差が付けられている(取引所の方が取扱銘柄が少ない)ところが多くある。
一方でBitTradeの場合は、取引所の取扱銘柄も充実している。
つまりマイナーな銘柄でも、取引所を使って、リーズナブルな手数料で売買できるということだ。
ビットコインなどの取引手数料が無料*
BitTradeでは取引の形式で「取引所」を選択した場合、ビットコイン・イーサリアム・リップルの3銘柄を手数料無料で取引することができる。
また基本的に手数料無料なのはその3銘柄だけだが、期間限定のキャンペーンで、他の銘柄も手数料無料で取引できることがある。
ちなみに今がそのキャンペーンの期間中であり、2024年7月末まで、取引所の全銘柄を手数料無料で取引できるようになっている。
ビットコイン建てなどでの取引も可能
国内の仮想通貨取引所は、仮想通貨を取引するための通貨が、日本円のみとなっているケースが多い。
一方でBitTradeの場合は、日本円のみならず、ビットコイン・イーサリアム・フォビトークン建てで取引することもできる。
したがって通貨ペアで考えると、取引の際の選択肢は、国内の多くの競合他社を大幅に上回っている。
HTを保有すると手数料の割引がある
フォビトークン(HT)は、Huobiグループで発行・管理されている取引所トークンだ。
BitTradeでは、フォビトークンの保有量と直近30日間の累計取引量に応じて、「取引手数料割引ランク」が付けられる。
ランクが上がるほど、取引所における取引手数料が割安になっていき、最高で90%の取引手数料割引を受けることができる。
レンディングによる資産運用が可能
BitTradeは現物取引とレバレッジ取引だけでなく、レンディングサービス(BitTradeでの表記は「貸暗号資産」)も手がけている。
レンディングサービスでは、自身が保有する仮想通貨をBitTradeに貸し付けることによって、貸付数量と貸付期間に応じた貸借料を得ることができる。
具体的な運用はBitTrade側がおこなう仕様となっているため、ユーザー側はただ貸し付けをするだけでよく、専門的なスキルや知識がなくともリターンを得られる。
BitTradeのデメリット
さまざまなメリットを紹介したが、一方でBitTradeには、次のようなデメリットもある。
BitTradeの主なデメリット
- レバレッジ取引の銘柄がBTCだけ
- 裁量取引以外のサービスが少ない
レバレッジ取引の銘柄がBTCだけ
例えばDMM Bitcoinなら、レバレッジ取引で30種類以上の仮想通貨がラインナップされている。
それに対してBitTradeの場合は、レバレッジ取引での取り扱い銘柄がビットコインのみとなっており、現物取引と比べてレバレッジ取引にはさほど注力していないことが伺える。
裁量取引以外のサービスが少ない
裁量取引以外のサービスは、例えば以下のようなものがある。
裁量取引以外の主要なサービス
- 自動積立
- レンディング
- ステーキング
- IEO(仮想通貨取引所の仲介による、仮想通貨のプレセールのこと)
これらの内で、BitTradeで利用できるのはレンディングサービスと自動積立だけだ。
例えばGMOコインなど、上記4つが揃っている仮想通貨取引所もあるため、そうした競合他社と比較すると、BitTradeはサービスの充実度で見劣りしてしまう。
BitTradeが向いている人
さて、ここまで紹介してきたメリット・デメリットなどを踏まえて、BitTradeは次のような人に向いている仮想通貨取引所だと言えるだろう。
BitTradeが向いている人
- より多くの仮想通貨に投資したい人
- ビットコインなどにさえ取引できればOKの人
- レンディングで資産を有効活用したい人
BitTradeは、国内最多クラスの取扱銘柄数を誇り、それらを取引所形式の現物取引で取引することができる。
そのため基本的に、コスト面は優秀だ。
特に、ビットコイン・イーサリアム・リップルの取引手数料は無料(取引所の場合のみ)なので、それらのメジャー通貨さえ買えればいいと言う人とはかなり相性が良い。
また、レンディングサービスで手持ちの仮想通貨を活用できるため、長期投資がメインの人にも適している。
BitTradeが向かない人
一方でBitTradeは、次のような人には不向きだ。
BitTradeが向かない人
- レバレッジ取引をメインに取り組みたい人
- ステーキングなどにもチャレンジしてみたい人
デメリットでも挙げたように、BitTradeのレバレッジ取引で取引できる銘柄は、ビットコインのみとなっている。
そのためレバレッジ取引にチャレンジしたい人には、例えばDMM Bitcoinなど、他によりよい選択肢があるはずだ。
また、BitTradeにはステーキングやIEOのサービスがないため、それらのサービスに興味がある人の選択肢からも外れるだろう。
BitTradeの評判・口コミ
それではここで、BitTrade(旧Huobi Japan)を実際に使っている先輩ユーザーからの口コミをいくつか紹介しておこう。
BitTradeへの良い評判・口コミ
まず、BitTradeへの好意的な意見として、以下のようなものが上がっている。
別にHuobi Japanの回し者ではないですが、スプレッドや上場コインのラインナップみる限りでは、今日本で一番ユーザーメリット大きいのはHuobi Japanなのではないかと感じます。
レバレッジはわかりませんけどね。
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Huobi Japan、やっぱりUIが使いやすい。
日本円の出金も早いし、安心して使える取引所。
取引手数料も安い。
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BitTradeは、豊富な仮想通貨を「取引所」でコストを抑えながら取引できる点が、多くのユーザーから支持されている。
また、取引ツールのユーザビリティへの評価も上々だ。
BitTradeへの悪い評判・口コミ
続いて、BitTradeへのネガティブな声もチェックしておこう。
Huobi Japan 板取引できるし取扱銘柄も多いしレバレッジかけれるしロングもショートもできる。
だけど知名度低くて出来高が少ないから、やっぱり約定しにくくて使いにくい。
ユーザー数さえ増えれば、bitbankよりこっちのが良さそう。
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Huobi Japan、試しに使ってみた。
他の取引所と同じで、なおかつ挙動は軽い感じだったので使いやすいかったが、なんせ板が薄すぎてダメだった…
Twitter
BitTradeに対するネガティブな意見としては、「取引所(板取引)の板が薄い」、つまり「マーケットの流動性が低い」という声が上がっている。
「取引所」ではユーザー同士で取引をおこなうのだが、そもそもユーザー数が少ないと、思うように注文がマッチングしない。
bitFlyerやGMOコインといった競合と比べるとBitTradeはまだまだマイナーな存在であり、流動性がさほど高くないことに起因して、取引所での取引が上手くいかないことがあるようだ。
ちなみに取引所の流動性は、BitTrade公式サイトで現物取引(取引所)の取引板の挙動をチェックすることによって、大まかにだが把握することができる。
気になる方は口座開設を申し込む前に、チェックしてみるとよいだろう。
BitTradeでの口座開設の流れ
最後に、BitTradeでの口座開設の流れを紹介しておこう。
BitTradeでの口座開設手順
- メールアドレスを登録
- 本人確認の方法を選ぶ
- 本人情報を入力し、本人確認書類を提出
メールアドレスを登録
まずはBitTrade公式サイトにアクセスし、トップ画面の「口座開設」ボタンをクリックしよう。
すると次のようなページに遷移するので、そこで任意のメールアドレスと、ログイン時に用いるパスワードを登録しよう。
本人確認の方法を選ぶ
メールアドレスとパスワードを登録すると、アカウントが作成されて、BitTradeにログインできるようになる。
自身のアカウントでログインできたら、ログイン後のページのサイドメニューの中から、「本人確認」を選択しよう。
本人確認の方法は、「かんたん本人認証」と「本人認証(ハガキ受取)」の2種類が用意されている。
これら2種類の内のどちらかを選択し、手続きを進めよう。
2種類の本人確認方法
かんたん本人認証:
スマホで本人確認書類と自身の顔を撮影・アップロードして、本人確認をおこなう。
オンラインで完結するため、最短で口座開設を申し込んだその日の内に取引を始められる。
本人認証(ハガキ受取):
本人確認書類をアップロードし、審査後に送られてくるハガキを受け取ることによって、申込者本人であることの確認がおこなわれる。
本人情報を入力し、本人確認書類を提出
本人確認の方法を選んだら、BitTradeの指示に従って本人情報を入力したのち、本人確認書類をアップロードしよう。
ひととおりの手続きが完了したら、BitTrade側で審査がおこなわれる。
また、本人確認を「かんたん本人認証」を選んでいたら最短で申し込みをしたその日の内に、「本人認証(ハガキ受取)」の場合はハガキを受け取ったのちに、取引を始められる。
以上、BitTradeでの口座開設の方法を簡潔に紹介した。
無料で口座をつくることができるので、使ってみたい方はぜひ、この機会にBitTradeでの口座開設を検討してみてはいかがだろうか。
BitTradeの紹介まとめ
今回は国内の仮想通貨取引所の1つ「BitTrade」について、サービスの内容やメリット・デメリット、ユーザーからの口コミなどを紹介した。
見出しテキスト
- BitTradeは、Huobiグループ傘下の仮想通貨取引所
- 取扱銘柄数が国内だと最多クラス
- 現物取引で取引の形式を選べる
- ビットコインなど3銘柄は、現物取引(取引所)の手数料が無料
- 一定数以上のHTを保有すると、取引手数料の割引を受けられる
BitTradeは38種類*もの仮想通貨を取り扱っており、現物取引(取引所)を使えば、リーズナブルな手数料でそれらの銘柄を売買することができる。*2024年5月時点
特にビットコイン・イーサリアム・リップルは、手数料無料*で取引することが可能だ。*現物取引(取引所)の場合
本記事をとおしてBitTradeが自分に合っていると感じた方は、ぜひこの機会にBitTradeの取引口座をつくってみてほしい。