Decentraland(ディセントラランド)は、ブロックチェーンを基盤としたメタバースのプラットフォームだ。
2021年にNFTゲームがブームになると、Decentralandも人気を集め、一時はメタバース内の土地が億単位で取引されたりもした。
本記事ではそんなDecentralandと基軸通貨の「MANA」について、主な特徴や将来性などをわかりやすく解説していく。
この記事からわかること
- Decentraland/MANAの基本情報
- Decentraland/MANAの特徴
- MANAの値動き
- Decentraland/MANAの将来性
- MANAの価格予想
- MANAを買える仮想通貨取引所
bitbankなら、現物取引(取引所)をとおして、リーズナブルな手数料でMANAを売買することができる。
MANAへの投資に興味がある方は、ぜひこの機会にbitbankの利用も検討してみてほしい。
bitbankの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- 取引コストが割安な「取引所」の取扱銘柄が充実
- レンディングでインカムゲインを得られる
- 取引ツールが高性能(TradingViewを搭載)
*2024年 現物取引部門
目次
Decentraland/MANAとは?
名称 | MANA |
シンボル・通貨単位 | MANA |
サイトURL | https://decentraland.org/ |
上場先 | bitbank bitFlyer Binance Japan |
Decentraland(ディセントラランド)は、イーサリアムチェーンを基盤としたメタバースのプラットフォームだ。
仮想通貨ウォレットを繋ぐだけで、世界中どこからでもアクセスすることができる。
また、メタバース内の土地や建物、キャラクターやアイテムなどはNFTで構築されている。
Decentralandのネイティブトークンは「MANA」といい、主にプラットフォーム内の決済通貨として用いられている。
またMANAは2023年4月にbitbankから、国内市場への初上場を果たした。
2024年6月時点では、bitFlyerとBinance Japanでも取り扱われている。
Decentraland/MANAの特徴
さてDecentralandおよびMANAは、次のような特徴を持っている。
主な特徴
- メタバースのプラットフォーム
- MANAはプラットフォーム内の決済通貨
- ユーザー主導で運営されている
- Coincheckがメタバース都市を運営
メタバースのプラットフォーム
前述のとおりDecentralandは、イーサリアムチェーン基盤のメタバースプラットフォームだ。
ブラウザ版とアプリ版(Windows/MAC)があり、いずれもウォレットを繋ぎさえすれば、だれでもその世界に入ることができる。
またDecentralandでは、以下のように自由で創造的な体験を楽しめる。
Decentralandの楽しみ方の例
- コミュニケーションを楽しむ
- NFTの服やアイテムをつくる
- 土地を所有して、建物を造る
- イベントを催す、または参加する
MANAはプラットフォーム内の決済通貨
Decentralandは、その空間を構築する土地(LAND)や、キャラクターの衣服、各種アイテムなどがNFTとなっている。
またそれらの各種NFTは、DecentralandのNFTマーケットプレイスにて、ユーザー同士での売買が可能だ。
基軸通貨のMANAは、そうしたNFTの決済手段に用いられている。
ユーザー主導で運営されている
DecentralandはDAO(分散型自律組織)によって、ユーザー主導の運営がなされている。
機能のアップグレードや仕様変更などに関する方針は、ユーザー同士の提案および投票をとおして決められる。
なお投票の権利は、各ユーザーが持っている、
- MANA
- NAMES(分散型のユーザー名/NFT)
- LAND(土地のNFT)
これら3種の資産の保有残高から算出される。
当然ながら保有残高が多ければ多いほど、運営に対する強い影響力を持つことができる。
Coincheckがメタバース都市を運営
Decentralandには個人ユーザーだけでなく、さまざまな企業も参入している。
日本からも例えばCoincheckが参入しており、土地を保有して「OASIS KYOTO」というデジタルな都市を造り上げている。
OASIS KYOTOには無料で入れるので、興味がある方は覗いてみるといいだろう。
ちなみにCoincheckは、NFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」にて、Decentralandの土地の取り扱いもしている。
興味がある方は、そちらも覗いてみてほしい。
MANAの値動き
ここで、Decentralandの基軸通貨であるMANAの値動きをチェックしておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおり。
2024年6月までの値動き
次に、2019年1月から本記事執筆時(2024年6月下旬)までの値動きをおさらいしていこう。
チャートを一見してわかるとおり、MANAは2021年に大きく高騰している。
この高騰の主要因は、以下の2つ。
2つの高騰要因
- コロナ禍の金融緩和政策で、投資に回せる余剰資金が生まれた
- NFTゲームやメタバースゲームがブームになった
特にNFTゲーム・メタバースゲームのブームの影響がすさまじく、Decentralandの土地(NFT)が億単位で取引されたりもした。
しかしコロナ禍でのバブルが崩壊し、NFTゲームのブームも去ると、市場の状況が一変する。
MANAの価格は瞬く間に急落していき、高騰が起きる前とほぼ変わらない水準まで逆戻りしてしまった。
また、ひとしきり値下がりしてからは、横ばいの状態が続いている。
将来性に関わる注目ポイント
続いて以下の2つの要素から、DecentralandおよびMANAの将来性を考察してみよう。
今後に関わる注目要素
- メタバースの市場拡大がカギ
- 類似プロジェクトとの競争にも注目
メタバースの市場拡大がカギ
2021年にブロックチェーンベースのメタバースは大きなブームとなり、当時はさらなる市場拡大を予測する声が多く上がっていた。
しかし、メタバースの普及には以下のような課題があり、今はやや勢いが落ち着いている。
メタバース普及の主な課題
- 相応のスペック・価格のハードウェア(PCなど)がいる
- VR/ARデバイスがまだまだ高額
- 開発人材や資金の確保が不十分
今後これらの課題が解消もしくは軽減され、メタバース市場が拡大していくようなら、自ずとDecentralandに対する需要も増えていくはずだ。
類似プロジェクトとの競争にも注目
データアグリゲーターの「CoinMarketCap」によるとメタバース関連の仮想通貨は、2024年6月時点で約300種類あるとのことだ。
つまりDecentralandには、それだけ多くの競合がいるということだ。
またブロックチェーンベースのメタバースの普及が進むなら、競合はまだまだ増えていくだろう。
そのためもしもMANAに投資するなら、それらの競合との相対的な位置関係も、逐一把握しておきたいところだ。
競合に打ち勝てれば、Decentralandの地位は安泰のものとなるだろうが、その逆に淘汰されてしまう可能性も十分にある。
MANAの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもある。
今回はその中の1つ「DigitalCoinPrice」をピックアップし、MANAの価格予想を紹介する。
DigitalCoinPriceにおけるMANAの今後10年の価格予想は、以下のとおり。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2024 | $0.30 | $0.67 | $0.74 |
2025 | $0.72 | $0.84 | $0.87 |
2026 | $0.99 | $1.13 | $1.22 |
2027 | $1.30 | $1.45 | $1.51 |
2028 | $1.30 | $1.45 | $1.51 |
2029 | $1.60 | $1.80 | $1.82 |
2030 | $2.27 | $2.49 | $2.53 |
2031 | $3.28 | $3.49 | $3.52 |
2032 | $4.63 | $4.73 | $4.85 |
2033 | $6.32 | $6.52 | $6.56 |
参考までに、MANAの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も示しておこう。
- 記事執筆時の価格:0.34ドル(2024年6月26日)
- 史上最高値:5.90ドル(2021年11月25日)
DigitalCoinPriceは、今後MANAが堅調に値上がりしていき、10年後には史上最高値を更新すると予想している。
10年というスパンを考えると、最高値の更新は十分に起こり得るだろう。
また、この予想がもし実現するとすれば、今のMANAは割安な価格で買える状態にあると言える。
現状を安く買えるチャンスと見る方は、ぜひMANAへの投資を検討してみてほしい。
MANAを買える仮想通貨取引所
2024年6月時点でMANAは、以下の国内3社に上場している。
MANAを買える国内取引所
またこれらの中でも、MANAを取引する上でのイチオシはbitbankだ。
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) |
取扱銘柄* | BTC、XRP、LTC、ETH、MONA、BCH、XLM、QTUM、BAT、OMG、XYM、LINK、MKR、BOBA、ENJ、MATIC、DOT、DOGE、ASTR、ADA、AVAX、AXS、FLR、SAND、APE、GALA、CHZ、OAS、MANA、GRT、RNDR、BNB、ARB、OP、DAI、KLAY、IMX、MASK 【全38種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.02%、Taker0.12% |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディング) |
bitbankの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- 取引コストが割安な「取引所」の取扱銘柄が充実
- レンディングでインカムゲインを得られる
- 取引ツールが高性能(TradingViewを搭載)
*2024年 現物取引部門
Bitbankは、取引高日本一を獲得*したこともある人気の仮想通貨取引所だ。*2023年7月14日時点、CoinGecko調べ
取引の形式は「販売所」と「取引所」から選ぶことができ、後者を使えばよりリーズナブルな手数料でMANAを売買することができる。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
概要 | 仮想通貨取引所とユーザーの間で取引 | 仮想通貨取引所のユーザー同士で取引 |
メリット | 仕組みがシンプル 約定力が高い | 取引コストが割安 |
デメリット | 取引コスト(スプレッド)が割高 | 思いどおりに約定するとは限らない 仕組みがやや難解 |
また、MANAのレンディングで利息収入を得ることも可能だ。
口座は無料でつくれるので、まだ使ったことがなければ、ぜひこの機会にbitbankの利用を検討してみてほしい。
Decentraland/MANAに関するQ&A
それでは最後に、DecentralandおよびMANAに関してよくある質問を3つ紹介しておく。
よくある質問
- Decentralandの創設者はだれですか?
- MANAの発行基盤は何ですか?
- Decentralandを始める際に初期コストはかかりますか?
Decentralandの創設者はだれですか?
Decentralandは、実業家のAriel Meilich氏とEsteban Ordano氏によって設立された。
なお前述のとおり現在のDecentralandは、DAOが開発・運営を主導している。
そのため両氏は、すでに開発の主要ポジションから退いている。
MANAの発行基盤は何ですか?
MANAの発行基盤はイーサリアムチェーンであり、「ERC-20」規格に準拠している。
Decentralandを始める際に初期コストはかかりますか?
Decentralandは、差し当たってMetaMaskなどのウォレットさえあれば、利用することができる。
より本格的に楽しみたいなら、NFTへの課金を検討してみるといいだろう。
また、NFTの決済通貨やガス代(ネットワーク)の支払い手段として、以下の3銘柄を用意することを勧める。
用意した方が良い3銘柄
- イーサリアム
- MATIC
- MANA
Decentraland/MANAとは?まとめ
今回は、メタバースプラットフォームのDecentralandとその基軸通貨MANAについて解説した。
この記事のまとめ
- DecentralandはETH基盤のメタバースプラットフォーム
- MANAは主にNFTの決済に用いられている
- 2021年のNFTゲームブームで、MANAの価格は大きく高騰
- ところがブームの終息で、高騰前の水準まで逆戻りした
- メタバースの普及が進めば、Decentralandの需要も増えていくはず
Decentralandは、イーサリアムチェーン基盤のメタバースプラットフォームだ。
2021年に起きたNFTゲームのブーム時には、土地のNFTや基軸通貨MANAの市場価格が大暴騰していた。
ところがブームが落ち着くと、Decentralandも勢いを失ってしまった。
今後勢いを取り戻すには、やはりNFTゲームやメタバースゲームの普及が大きなカギとなるだろう。
その将来性に期待する方は、ぜひ今の内にbitbankなどをとおして、MANAへの投資にトライしてみてはどうだろうか。