今回取り上げる「Avalanche(アバランチ)」は、2020年にローンチされたプラットフォーム型のブロックチェーンです。
性能面で優れた部分が数多くあり、市場シェアも上位であることから、イーサリアムの対抗馬の1つとして期待を寄せられています。
今回はそんなAvalancheと基軸通貨「AVAX」について、主な特徴や値動き、将来性などをわかりやすく解説していきます。
この記事からわかること
- Avalanche/AVAXの基本情報
- Avalanche/AVAXの5つの特徴
- AVAXの値動き
- Avalanche/AVAXの将来性
- AVAXの価格予想
- AVAXを買える国内取引所
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目次
Avalanche/AVAXとは?
名称 | AVAX |
シンボル・通貨単位 | AVAX |
主な上場先 | OKJ Coincheck bitbank |
サイトURL | https://www.avax.network/ |
Avalanche(アバランチ)は、DAppsやNFTの開発基盤となっているプラットフォーム型のブロックチェーンです。
独自のサブネットをつくることができて、エンタープライズ*向けの要素を持ったプラットフォームでもあります。*企業や官公庁のこと
ネイティブトークンは「AVAX」といい、ネットワーク手数料の支払いやステーキングによるセキュリティ維持などに用いられています。
また投資の対象としても人気で、OKJやCoincheckなど多くの仮想通貨取引所で活発に取引されています。
Avalanche/AVAXの特徴
さてAvalancheおよびAVAXは、次のような特徴を持っています。
主な特徴
- 様々なDAppsが稼働している
- 3つのモジュールで役割を分けている
- ネットワークの一部にDAGを採用
- サブネットの構築が可能
- コンセンサスアルゴリズムがユニーク
様々なDAppsが稼働している
前述のとおりAvalancheは、DAppsの基盤となっているプラットフォーム型のブロックチェーンです。
ジャンルは限定されておらず、DeFi(分散型金融)プロトコルやNFTゲームなど、さまざまなアプリが稼働しています。
3つのモジュールで役割を分けている
Avalancheのメインネットワークは、以下の3つのモジュールで構成されており、それぞれが異なる役割を持っています。
3つのモジュール
- プラットフォームチェーン(Pチェーン)
- コントラクトチェーン(Cチェーン)
- エクスチェンジチェーン(Xチェーン)
Pチェーンは、サブネットの作成機能やデータの記録を担います。
またCチェーンは、主にスマートコントラクトを司り、Xチェーンは資産管理や転送のための機能を有しています。
このようにAvalancheは、3つのモジュールに役割を分けることで、1つのブロックチェーンがすべての役割を果たした場合よりも効率的に機能するように設計されています。
また効率的であることが、高速・低コストな利用環境の実現に寄与しています。
ネットワークの一部にDAGを採用
先ほど紹介した3種類のモジュールの内でXチェーンは、ブロックチェーンではなくDAG(有向非巡回グラフ)構造を採用しています。
DAGはブロックチェーンのような1本の直線ではなく、網の目のような形です。
その形に起因してトランザクション(取引)を並列処理することができ、ひいてはブロックチェーンよりもトランザクションの処理スピードに優れています。
サブネットの構築が可能
Avalancheエコシステムでは、企業やエンジニアが独自の「サブネット」を開発することができます。
サブネットはそれぞれが独立したネットワークであり、開発者がトークノミクスや料金体系などを独自に定義できます。
このようなサブネットをつくれることでAvalancheは、優れた柔軟性・拡張性を持つエコシステムを実現しています。
ちなみにサブネットは、2024年6月時点で40種類以上も存在しています。
コンセンサスアルゴリズムがユニーク
Avalancheは、コンセンサスアルゴリズム*に、
- アバランチ・コンセンサス
- スノーボール・コンセンサス
と呼ばれる独自のアルゴリズムを採用しています。*取引の内容を検証し、ブロックチェーンに格納する仕組みのこと
アバランチ・コンセンサスは前述の「DAG」に適したアルゴリズムであり、高いセキュリティを保ちつつ、トランザクションを高速処理することができます。
理論値では、1 秒あたり数千件ものトランザクションを処理できるとされています。
また。スノーボール・コンセンサスはアバランチ・コンセンサスをベースにしており、スマートコントラクトの実行など、順序付けられたトランザクションの処理に特化しています。
AVAXの値動き
ここで、AVAXの値動きを確認しておきましょう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおり。
2024年6月までの値動き
次にAVAX/USDチャートで、市場へ上場した2020年7月から、本記事執筆時(2024年6月)までの値動きをおさらいしておきましょう。
AVAXは2021年のいわゆる「コロナバブル」で、一時大きな高騰を見せました。
ところがバブルが崩壊すると、高騰が起きる前とほぼ変わらない水準まで逆戻りしてしまいます。
2023年後半から復調の動きを見せていますが、バブル時に付けた高値にはまだ遠く及びません。
一方でこうした現状をポジティブに見ると、今のAVAXは「2021年頃と比べて安く買い付けられる状態にある」とも捉えられます。
現状を安く買えるチャンスと見る方は、ぜひOKJなどをとおして、AVAXに投資してみてはいかがでしょうか。
将来性に関わる注目ポイント
続いては以下の3つの要素から、AVAXの将来性を考察してみましょう。
今後に関わる注目要素
- サブネットによってエコシステムが拡大中
- 財団が有望プロジェクトを支援している
- 大手企業によるプロダクト開発にも期待
サブネットによってエコシステムが拡大中
Avalancheはサブネットの恩恵もあって、非常に拡張性の高いエコシステムを実現しています。
すでに多くのサブネットが存在していますが、今後もまだまだ増えていくことでしょう。
またエコシステムが拡大すれば、ネイティブトークンであるAVAXの実需も増していくはずです。
財団が有望プロジェクトを支援している
Avalancheは、非営利団体のAvalanche財団が管理しています。
またAvalanche財団は、「Codebase」という支援プログラムをとおして、次世代のWeb3企業によるプロダクト開発を金銭的に支援しています。
そうした取り組みによって優れたプロダクトが増えると、自ずと新規ユーザーの獲得につながっていくでしょう。
大手企業によるプロダクト開発にも期待
Avalancheは有望なスタートアップ企業を応援するだけでなく、大手企業との提携にも積極的です。
例えば、Amazonのクラウドサービス「AWS」との提携を活かし、企業や政府向けのブロックチェーンソリューションの展開を進めています。
こういった大手企業との提携によるプロジェクトは、AvalancheのWeb3インフラとしての地位をより強固なものにしてくれるでしょう。
AVAXの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもあります。
今回はその中の1つ「DigitalCoinPrice」から、AVAXの価格予想を紹介します。
DigitalCoinPriceにおけるAVAXの今後10年の価格予想は、以下のとおり。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2024 | $29.69 | $71.53 | $73.91 |
2025 | $72.07 | $83.51 | $87.06 |
2026 | $99.02 | $115.20 | $121.07 |
2027 | $129.30 | $145.73 | $148.17 |
2028 | $129.30 | $145.73 | $148.17 |
2029 | $159.63 | $166.99 | $183.06 |
2030 | $226.90 | $240.75 | $249.96 |
2031 | $327.42 | $342.93 | $349.56 |
2032 | $462.22 | $475.11 | $483.50 |
2033 | $630.36 | $645.38 | $653.31 |
参考までに、AVAXの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も示しておきましょう。
- 執筆時の価格:33.56ドル(2024年6月8日)
- 史上最高値:146.22ドル(2021年11月21日)
DigitalCoinPriceは、今後AVAXが堅調に値上がりしていき、史上最高値も大幅に更新すると予想しています。
Avalancheの将来性と10年というスパンを考えると、将来的な高値更新は十分に起こり得るでしょう。
AVAXに関心がある方は、ぜひこうした価格予想も参考にしつつ、同銘柄に投資するかどうかをよく検討してみてください。
AVAXを買える仮想通貨取引所
2024年6月時点でAVAXは、以下の国内8社に上場しています。
またこれらの中でも、AVAXを売買する上でのイチオシはOKJです。
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取扱銘柄* | ADA、APE、APT、ARB、ASTR、AVAX、BAT、BCH、BTC、DAI、DEP、DOGE、DOT、ETH、EFI、ENJ、ETC、FIL、FNCT、IOST、IOTX、KLAY、LSK、LTC、MASK、MATIC、MKR、NEO、OAS、OKB、OP、PEPE、PLT、QTUM、SAND、SHIB、SOL、SUI、TRX、TON、XLM、XRP、XTZ、ZIL 【全44種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker ~0.07%、Taker ~0.14% |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
自動積立 | 〇 |
レンディング | 〇(Flash Deals ) |
ステーキング | 〇 |
その他のサービス | API |
OKJの特長
- 取扱銘柄数が国内でトップクラス
- マーケットの流動性が高く、安定した取引が可能
- 積立やステーキングなど、サービスが充実している
OKJなら、現物取引(取引所)をとおして、リーズナブルな手数料でAVAXを買うことができます。
また、AVAXのステーキングで稼ぐことも可能です。
無料で口座をつくれるので、まだ使ったことがなければぜひ、この機会にOKJの利用を検討してみてください。
Avalanche/AVAXに関するQ&A
最後に、AvalancheおよびAVAXに関してよくある質問を3つ紹介します。
よくある質問
- Avalancheのサブネットはどこで確認できますか?
- Avalanche基盤の人気ゲームを教えてください。
- AVAXの総供給量は決まっていますか?
サブネットはどこで確認できますか?
Avalancheのサブネットは、「Avalanche Explorer」や「CORE」で確認することができます。
Avalanche基盤の人気ゲームを教えてください。
AvalancheにはFPSやカードゲーム、MMORPGなど、さまざまなジャンルのNFTゲームがあります。
それらの中でもファンタジーRPGの「DeFi Kingdoms」や、2Dアクションゲームの「Starmech」などが特に人気を集めています。
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AVAXの総供給量は決まっていますか?
AVAXの総供給量は、あらかじめ7億2,000万枚に設定されています。
また2024年6月時点では、その内の約4億枚が市場に流通しています。
Avalanche/AVAXとは?まとめ
今回はAvalancheとその基軸通貨AVAXについて、主な特徴や値動き、将来性などを解説しました。
この記事のまとめ
- Avalancheはプラットフォーム型のブロックチェーン
- DeFiやNFTゲームなど多種多様なDAppsがある
- サブネットの開発が可能で、拡張性が高い
- OkJを使えば、AVAXのステーキングで稼ぐこともできる
Avalancheはプラットフォーム型のブロックチェーンであり、DeFiプロトコルやNFTゲームなど、数百種類ものDAppsが稼働しています。
また、財団が有望なスタートアップ企業を支援したり、大手企業と提携してプロダクトを開発したりと市場シェアの拡大に積極的であり、世界中の投資家から高い関心を寄せられています。
なお基軸通貨のAVAXは、OKJなどの国内取引所で手軽に買えます。
本記事をとおして関心を持った方は、ぜひAVAXをポートフォリオに加えてみてはいかがでしょうか。