さまざまなブロックチェーンや仮想通貨の中には、仮想通貨取引所を展開する企業によって開発されたものも多くある。
今回取り上げる仮想通貨「Cronos(クロノス/CRO)」もその1つで、2018年末にCrypto.com社によって開発された。
この記事ではそんなCronosについて、主な特徴やこれまでの値動き、将来性などを解説していく。
この記事の要点
- Cronos(CRO)の基本情報と主な特徴
- Cronos(CRO)のこれまでの値動き
- Cronos(CRO)の将来性に関わる注目要素
- Cronos(CRO)の価格予想
- Cronos(CRO)の取り扱いがある海外取引所
Cronosの取り扱いがある海外取引所の中で、「MEXC(エムイーエックスシー)」は日本語表記に完全対応している。
そのため日本人でも、直感的にCronosの取引をおこなうことができる。
本人確認不要で手軽に口座をつくれるので、興味がある方はぜひMEXC公式サイトも覗いてみてほしい。
MEXCの特長
- 国内取引所と比べて取扱銘柄数がケタ違い(1,700種以上)
- 取引手数料がリーズナブル
- 日本語表記に完全対応
- 新規登録時に本人確認書類が不要
目次
仮想通貨Cronos(CRO/クロノス)とは?
名称 | Cronos(クロノス) |
ティッカーシンボル・通貨単位 | CRO |
ローンチ時期 | 2018年12月 |
価格* | 0.059ドル/CRO |
時価総額ランキング* | 35位 |
サイトURL | https://crypto.org |
Cronos(クロノス/CRO)は、さまざまな仮想通貨関連のサービスが揃うプラットフォーム「Crypto.com」のユーティリティトークンであり、Crypto.com社によって開発された。
またCronosは、同じくCrypto.com社が手がけるブロックチェーン「Crypto.org chain」の基軸通貨でもある。
元々は「Crypto.com Coin」と呼ばれていたが、2022年2月に現在使われている名称「Cronos」へとリブランディングされた。
CronosはCrypto.comで取引できるのはもちろんのこと、MEXCなどのいくつかの海外取引所でも活発に取引されている。
Crypto.com/Cronosの特徴
それではまず、プラットフォームのCrypto.comと、仮想通貨Cronosの特徴を確認していこう。
主な特徴
- プラットフォームにおけるプロダクトの種類が豊富
- Cronosがユーティリティトークンとして用いられている
- イーサリアムチェーンと互換性がある
プラットフォームにおけるプロダクトの種類が豊富
Cronosの開発元であるCrpto.com社は、仮想通貨の取引や管理などができるプラットフォーム「Crypto.com」を手がけている。
具体的に、Crypto.comでは次のようなプロダクトが揃う。
主要なプロダクト
- Crypto.com Exchange【仮想通貨取引所】
- Crypto.comアプリ
- Crypto.com NFT
- Crypto.comペイ
- Crypto.com Visaカード
- DeFiウォレット
これらのプロダクトは信用取引などの一部のサービスを除き、日本人でも利用可能だ。
Cronosがユーティリティトークンとして用いられている
最初に述べたようにCronosは、Crypto.comのユーティリティトークンとなっている。
Crypto.comでは、Cronosを使っていくつかの仮想通貨を取引できる他、Cronosをロックアップすれば取引手数料の割引などの特典を受けられる。
また、ロックアップしたCronosには、その数量に応じた利息が付いていく。
イーサリアムチェーンと互換性がある
仮想通貨Cronosの基盤であるCrypto.org Chainは、Cosmos(コスモス)のネットワークに対応したブロックチェーンに接続されている。
Cosmosは、異なるブロックチェーン同士に相互運用性をもたらすブロックチェーンのプロジェクトだ。
そのCosmosのネットワークに対応したブロックチェーンとつながっていることから、Crypto.org Chainと仮想通貨Cronosは、イーサリアムチェーンなど外部のブロックチェーンとの互換性を有している。
仮想通貨Cronosの値動き
ここで、Cronosのこれまでの値動きを押さえておこう。
2022年末までの値動き
Cronosは、2018年12月に市場への上場を果たした。
市場上場から2022年末までの対米ドルでの値動きは、以下のとおりだ。
チャートからCronosは、2021年7月から11月にかけて急騰していることが読み取れる。
この急騰の主要因は、コロナ禍で仮想通貨市場全体が活況になったことにある。
世界中で新型コロナが蔓延すると、各国政府は経済活動を支えるために、大規模な金融緩和政策を取った。
すると、投資に回せるだけの余剰資金が生まれ、仮想通貨市場にいわゆる“金余り相場”をもたらした。
ところが、各国政府の金融政策が転換期(金融緩和から金融引き締めへの転換)を迎えると、バブルが弾けたように仮想通貨市場から資金が流出していき、Cronosの価格も高騰前とほとんど変わらない水準まで下落していった。
2023年の値動き
続いて、2023年に入ってから本記事執筆時点(2023年5月末)までの値動きもチェックしておこう。
ご覧のとおり2023年のCronosは、年初来プラスで推移している。
だが、横ばいの値動きが続いており、明確な方向性は感じられない。
先ほど示したようにCronosは、長期的な視点で見ると、2022年に大きく価格を下げ、その後も思わしくない状態が続いている。
ただ、現状をポジティブに捉えれば、割安な水準で買い付けられるチャンスとも取れる。
将来的な復調に期待するなら、今の内にCronosに対して先行投資をしておくのも、戦略として面白いだろう。
Crypto.com/Cronosの将来性に関わるポイント
Cronosへの投資を考えているなら、その将来性も見通しておきたいところだろう。
ここでは、Cronosの今後に関わる注目要素を3つ紹介していく。
今後に関わる注目ポイント
- プロモーションに積極的である
- 「Cronos Labs」がWeb3スタートアップの成長を支援している
- マクロ経済の動向も要チェック
プロモーションに積極的である
Crypto.comは、市場シェアを拡大するために、プロモーションを積極的におこなっている。
プロモーションはグローバルに展開されており、将来的に日本でCrypto.comが人気を集めることも十分に考えられる。
また、プロモーションによってCrypto.comのユーザーが増えていけば、ユーティリティトークンであるCronosの需要も自ずと増していくだろう。
「Cronos Labs」がWeb3スタートアップの成長を支援している
Cronos Labsは、Cronosのエコシステムの開発に重点を置く、ブロックチェーンスタートアップアクセラレーターだ。
アクセラレーターとは?
スタートアップ企業のビジネス拡大を目的として、資金投資やノウハウなどのサポートをする組織のこと。
AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)とも提携しながらCronos Labsは、Cronosエコシステム内で次世代アプリを構築できるように、スタートアップ企業を支援している。
その目論見どおりにCronosのエコシステムが拡大していけば、将来的にその恩恵がCronosの価格にも反映されるはずだ。
マクロ経済の動向も要チェック
先ほど紹介したCronosの価格動向からわかるように、Cronosに限らず仮想通貨市場は、マクロ経済から強く影響を受けている。
特に近年は、金融政策(金融緩和・金融引き締め)の影響が色濃く表れている。
金融引き締め政策の影響を受けてCronosは大きく価格を下げていくこととなったが、逆に今後、金融引き締め政策が終了する段階になれば、復調していくかもしれない。
このようにCronos単体の情報だけでなく、経済全体の流れも把握して予測を立てると、根拠を持ってより多くのチャンスを掴めるようになるだろう。
仮想通貨Cronosの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもある。
今回はその中からDegitalCoinPriceをピックアップし、Cronosの今後10年の価格予想を紹介する。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2023 | $0.0532 | $0.12 | $0.13 |
2024 | $0.13 | $0.15 | $0.15 |
2025 | $0.18 | $0.19 | $0.22 |
2026 | $0.23 | $0.26 | $0.27 |
2027 | $0.23 | $0.26 | $0.27 |
2028 | $0.28 | $0.32 | $0.33 |
2029 | $0.40 | $0.44 | $0.44 |
2030 | $0.58 | $0.61 | $0.62 |
2031 | $0.82 | $0.85 | $0.86 |
2032 | $1.12 | $1.14 | $1.16 |
本記事執筆時点(2023年5月下旬)のCronosは、0.06ドル前後で推移している。
DigitalCoinPriceは、その現在の価格に対しCrnosが堅調に値上がりしていき、10年後に1ドルを超えるとの見立てを示している。
Cronosは2021年に1ドル目前まで高騰したことがあるため、この予想は十分に実現し得る範疇にあると言えるだろう。
この予想も含めてCronosが将来性を見込める銘柄だと感じたなら、MEXCなどの海外取引所を使い、実際にCronosへの投資に挑戦してみてはいかがだろうか。
仮想通貨Cronosを扱う仮想通貨取引所
Cronosは当然ながら、Crypto.comの仮想通貨取引所「Crypto.com Exchange」で購入することができる。
ただしCrypto.com Exchangeは、以下の言語選択画面からわかるように、現時点では日本語表記に対応していない。
そこでCrypto.com Exchangeの代わりに、Cronosの購入先としておすすめしたいのが「MEXC(エムイーエックスシー)」だ。
MEXCの特長
- 取り扱い通貨が1,500種類以上
- 取引手数料が安い
- 日本語表記に完全対応
- 新規登録時に本人確認書類の提出が不要
MEXCなら、日本語表記に完全対応しているため、日本人でもストレスなく利用することができる。
取り扱い通貨は1,500種類を超え、それらを割安な手数料で取引することが可能だ。
また、国内取引所と違い、煩わしい本人確認書類の提出手続きをしなくとも取引を始められる。
まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会にMEXC公式サイトを覗いてみてほしい。
仮想通貨Cronos(CRO/クロノス)とは?まとめ
今回は仮想通貨Cronos(CRO)について、主な特徴は過去の値動き、将来性などを紹介した。
この記事のまとめ
- Cronosは、さまざまな仮想通貨関連のサービスが揃う「Crypto.com」のユーティリティトークン
- Crypto.comでCronosをロックアップすると、手数料割引などの特典を受けられる
- Cronosをロックアップすれば、利息で稼ぐことも可能
- Cronosは2022年に大きく価格を下げ、現状は割安な水準にある
Cronosは、仮想通貨取引所のサービスなどが揃うプラットフォーム「Crypto.com」のユーティリティトークンだ。
もちろんCrypto.comで購入することができるのだが、英語が不得意な方には、日本語表記に完全対応しているMEXCでの購入をおすすめしたい。
MEXCはメールアドレスを登録するだけで使えるので、まだ口座をお持ちでないなら、この機会にMEXC公式サイトにアクセスしてみてはいかがだろうか。