今回取り上げるのは、NFTゲームに特化したエコシステム「Echelon(エシュロン)」と、そのユーティリティトークン「PRIMEトークン」だ。
Echelonは、数あるNFT特化型のプラットフォーム(エコシステム)の中でも後発に当たるのだが、昨今急速に知名度を上げてきている。
本記事ではそんなEchelonとPRIMEトークンについて、特徴や将来性などをわかりやすく解説していく。
ゲーム関連銘柄への投資に興味がある方は、ぜひ最後まで目をとおしてもらいたい。
この記事からわかること
- Echelon/PRIMEトークンの基本情報
- Echelon/PRIMEトークンの特徴
- PRIMEトークンの値動き
- Echelon/PRIMEトークンの将来性
- PRIMEトークンの価格予想
- PRIMEトークンを買える海外取引所
PRIMEトークンは国内市場へは上場しておらず、もしも購入したいのであれば、海外取引所を利用するのがもっともポピュラーな手段となる。
PRIMEトークンの取り扱いがあり、なおかつ日本人でも使える海外取引所はいくつかあるが、その中でもおすすめは「MEXC(エムイーエックスシー)」だ。
MEXCでは、海外取引所の中でもトップクラスとなる1,500種類以上もの仮想通貨が揃っている。
また、日本語表記に対応しているので、日本人でも扱いやすい。
気になる方はぜひ、この機会にMEXC公式サイトをチェックしてみてほしい。
MEXCの特長
- 国内取引所と比べて取扱銘柄数がケタ違い(1,700種以上)
- 取引手数料がリーズナブル
- 日本語表記に完全対応
- 新規登録時に本人確認書類が不要
目次
Echelon/ PRIMEトークンとは?
名称 | PRIMEトークン |
ティッカーシンボル・通貨単位 | PRIME |
ローンチ時期 | 2023年3月 |
価格* | 6.89ドル |
時価総額ランキング* | 171位 |
サイトURL | https://echelon.io |
Echelon(エシュロン、正式名称:Echelon Prime Foundation)は、NFTゲームの開発サポート、および Play toEarn(P2E) エコシステムの構築に特化した非営利組織だ。
Echelonとは組織の略称であり、同組織が手がけるゲーム特化のエコシステムの名称としても用いられている。
なお今回は、両者の混同を避けるため組織名を「Echelon」、エコシステムの名前を「Echelonエコシステム」と呼び分けることとする。
さてEchelonエコシステムは、ユーティリティトークンの「PRIMEトークン」に支えられている。
またPRIMEトークンは、MEXCなどの海外の仮想通貨取引所で活発に取引されている。
Echelon/ PRIMEトークンの特徴
Echelonエコシステムとそのユーティリティトークン「PRIMEトークン」は、次のような特徴を有している。
主な特徴
- P2Eゲームに特化したエコシステム
- トレーディングカードゲーム「Parallel」を開発中
- PRIMEトークンがさまざまなユーティリティを持つ
- 「PRIMEシンク」によって、PRIMEトークンが再分配される
P2Eゲームに特化したエコシステム
Echelonは、ゲームのデベロッパーに対し、PRIMEトークンとPlay to Earn(P2E)に焦点を当てたゲーム開発ツールを提供している。
共通のツールを用いたゲームをリリースさせることで、各ゲームが相互に連携する大規模なP2Eゲームエコシステムの構築を目指している。
またEchelonエコシステムは、分散型(非中央集権型)のコミュニティを内包している。
そのコミュニティにおいてPRIMEトークンやNFTのホルダーは、エコシステムの運営に関わるガバナンスに参加することができる。
トレーディングカードゲーム「Parallel」を開発中
Echelonエコシステムでは、同エコシステム初のゲーム「Parallel」の開発が進行中だ。
Parallelはトレーディングカードゲームであり、ゲームプレイをとおしてPRIMEトークンを獲得することができる。
ちなみに本記事執筆時点(2023年11月下旬)のParallelは、まだ正規版のリリースに至っておらず、クローズドでのβテストがおこなわれている。
また近い将来に、ゲーム配信プラットフォームのEpic Gamesから、オープンβテスト版がリリースされる予定だ。
PRIMEトークンがさまざまなユーティリティを持つ
EchelonエコシステムにおいてPRIMEトークンは、さまざまなユーティリティを付与されている。
具体的には以下のとおり。
主なユーティリティ
- ゲーム内でのユーティリティトークン
- ゲームプレイに対するインセンティブ
- NFTを売買する際の決済通貨
- ガバナンス参加権の獲得手段
さらに、PRIMEトークンはEchelonエコシステムのみならず、OpenSeaなどの外部のプラットフォームにおいても、決済手段として採用されている。
「PRIMEシンク」によって、PRIMEトークンが再分配される
PRIMEトークンは「PRIMEシンク(Sinks)」にて消費されると、その一部またはすべてが、ゲームのプレイヤーの報酬プールなどへ再分配される仕様になっている。
PRIMEシンクとは?
PRIMEシンク(Sinks)とは、PRIMEトークンを利用できるあらゆる製品やサービス、エクスペリエンスのこと。
またこうしたPRIMEトークンの循環によって、Echelonエコシステムは高い持続性を実現している。
PRIMEトークンの値動き
ここで、PRIMEトークンのこれまでの値動きを紹介しておこう。
次のPRIME/USDチャートは、PRIMEトークンがローンチされた2023年3月上旬から、本記事執筆時点(2023年11月下旬)までの値動きを示している。
PRIMEトークンはローンチ直後、投機的な売りの動きによって、瞬く間に値下がりしてしまった。
しかしその後は着実に復調してきており、本記事執筆時点(2023年11月下旬)では、ローンチ時の価格(7.56ドル)が目前に迫っている。
また今後、カードゲームのParallelが正規リリースに至れば、ゲームからの需要によってさらに値上がりしていくものと見られている。
Echelon/ PRIMEトークンの将来性
続いては次の3つの要素から、EchelonエコシステムとPRIMEトークンの将来性を考察してみよう。
今後に関わる注目要素
- Parallel以外のタイトルも展開していく予定
- 助成金によってゲーム開発をサポートしている
- 競合プラットフォームとの位置関係の変化に注目
Parallel以外のタイトルも展開していく予定
Echelonエコシステムで今開発されているタイトルはParallelのみだが、将来的にはそれ以外にもNFTゲームが開発される予定だ。
Echelonエコシステム内のゲームは、いずれもPRIMEトークンをユーティリティトークンとして用いることとなるため、ゲームが増えればPRIMEトークンへの需要も増していくだろう。
助成金によってゲーム開発をサポートしている
ゲーム開発における最初の難関は、開発資金を調達してくることだ。
そこでEchelonは、有望なゲーム開発者を金銭的にサポートする助成金プログラムを用意している。
なお助成金を出すかどうかは、Echelonエコシステムのコミュニティで、投票によって決められる。
そのため、自ずと投資家やゲーマーが将来性を見込んだゲームが、開発対象として生き残るようになっている。
競合プラットフォームとの位置関係の変化に注目
NFTゲームに特化したプラットフォームおよびエコシステムは、Echelonエコシステム以外にも、以下のようなものがある。
これらのゲーム特化型プラットフォームは、いずれもEchelonエコシステムよりも先にローンチされている。
また、すでにいくつものゲームが稼働中で、市場シェアを競い合っている。
後発のEchelonエコシステムが、こうした先行するプラットフォームの競争に割って入ることができるのか、今後の動向に要注目だ。
PRIMEトークンの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもある。
今回はその中から、「DigitalCoinPrice」をピックアップし、PRIMEトークンの価格予想を紹介する。
DigitalCoinPriceにおけるPRIMEトークンの今後10年の価格予想は、以下のとおり。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2023 | $6.18 | $13.90 | $15.16 |
2024 | $14.82 | $16.51 | $17.88 |
2025 | $20.32 | $24.06 | $25.07 |
2026 | $26.53 | $31.01 | $31.44 |
2027 | $26.53 | $31.01 | $31.44 |
2028 | $32.73 | $35.76 | $37.68 |
2029 | $46.46 | $49.63 | $51.65 |
2030 | $67.13 | $71.77 | $72.34 |
2031 | $94.76 | $97.02 | $99.03 |
2032 | $129.19 | $133.03 | $133.68 |
参考までに、PRIMEトークンの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も示しておこう。
- 本記事執筆時点での価格:6.89ドル(2023年11月19日)
- 史上最高値:7.70ドル(2023年3月2日)
DigitalCoinPriceは、今後PRIMEトークンが堅調に値上がりしていき、10年後には100ドルを超える値が付くと予想している。
こうした予想に対し、楽観的過ぎると感じる方もいるはずだ。
しかし、EchelonエコシステムおよびPRIMEトークンはまだ誕生から日が浅く、今後の展開次第では十分に起こり得る範疇と言えるのではないだろうか。
PRIMEトークンを購入できる海外取引所
繰り返しになるがPRIMEトークンは、今のところ国内取引所での取り扱いがない。
そのため購入の際には、海外取引所もしくはDEXを利用することになる。
また海外取引所を使うなら、PRIMEトークンの取り扱いがあり、なおかつ日本人投資家を受け入れているところを選ぶ必要がある。
それら2つの条件を満たす海外取引所の代表例は、以下のとおりだ。
これらの中でも、おすすめの海外取引所は「MEXC(エムイーエックスシー)」だ。
MEXCの特長
- 取り扱い通貨が1,500種類以上
- 取引手数料が安い(現物取引は無料)
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- 新規登録時に本人確認書類の提出が不要
MEXCでは、日本の仮想通貨取引所とはケタ違いの1,500種類を超える銘柄がラインナップされている。
また、現物取引では取引手数料がかからない仕様になっている点も、投資家にとってありがたい。
さらに、日本語表記に対応しているため、英語が苦手な方でも問題なく利用することができる。
本人確認不要で手軽に口座をつくれるので、興味がある方はぜひMEXC公式サイトを覗いてみはいかがだろうか。
Echelon/ PRIMEトークンに関するよくある質問
最後に、EchelonエコシステムおよびPRIMEトークンに関してよくある質問を3つ、紹介しておこう。
よくある質問
- Parallelの正規版は、いつリリースされますか?
- PRIMEトークンのトークノミクスはどのようになっていますか?
- ガバナンスでの投票に参加する際、PRIMEトークンはいくら必要ですか?
Parallelの正規版は、いつリリースされますか?
Parallelのリリーススケジュールは、残念ながら明確にされていない。
なお、開発関連の最新情報をいち早くキャッチしたい方は、ParallelのX(旧Twitter)公式アカウントをフォローしておくとよいだろう。
X公式アカウント:@ParallelTCG
PRIMEトークンのトークノミクスはどのようになっていますか?
PRIMEトークンの総供給量は、あらかじめ1億1,111万1,111PRIMEと決まっている。
また、その初期割り当ては以下のとおり。
割り当ての対象 | 割り当ての比率 |
---|---|
ゲームプレイの報酬プール | 31.7% |
Parallelスタジオの準備金 | 19.7% |
Parallelスタジオへの投資家 | 16.2% |
キャッシング | 14.1% |
Echelon財団 | 11.2% |
各種イベント | 7.1% |
ガバナンスでの投票に参加する際、PRIMEトークンはいくら必要ですか?
ガバナンスにおける投票には、最低1PRIMEあれば参加することができる。
なお言わずもがな、投じるPRIMEの数量が多くなれば、投票における影響力はアップする。
Echelon/ PRIMEトークンとは?まとめ
今回は、NFTゲームのエコシステム「Echelon」と、そのユーティリティトークン「PRIMEトークン」について、特徴や将来性を解説した。
この記事のまとめ
- Echelonは、P2EのNFTゲームに特化したエコシステム
- トレーディングカードゲーム「Parallel」の開発が進められている
- PRIMEトークンは、決済やガバナンスなど、さまざまな場面で用いられている
- 将来的にはParallel以外のタイトルも拡充される予定
Echelonエコシステムは、新興のゲームエコシステムながら、投資家やゲームから高い注目を集めている。
まだゲームの正式リリースには至っておらず、見通しの不透明感があるのは否めないが、ハイリスク・ハイリターンな投資対象としてPRIMEトークンに先行投資してみるのも面白いだろう。
なお、繰り返し述べているとおりPRIMEトークンへ投資するなら、日本語表記に対応している海外取引所「MEXC(エムイーエックスシー)」がおすすめだ。
PRIMEトークンに興味がある方は、ぜひMEXCのことも合わせてチェックしてみてほしい。