OKCoin Japan(オーケーコイン・ジャパン)は、グローバルに仮想通貨(暗号資産)取引のサービスを展開しているOKグループ傘下の仮想通貨取引所だ。
OKグループが運営する海外取引所「OKEx」は世界的に高い知名度と人気を誇るが、一方でOKCoin Japanは、国内ではややマイナーな存在であり、どういった仮想通貨取引所なのか知らないという方も多いだろう。
そこで今回はOKCoin Japanについて、サービスの内容や利用のメリット、ユーザーからの口コミなどを詳しく解説していく。
この記事からわかること
- OKCoin Japanのサービス内容
- OKCoin Japanを利用した場合のメリットとデメリット
- OKCoin Japanを実際に利用しているユーザーからの口コミ
- OKCoin Japanでの口座開設方法
OKCoin Japanでは、30種類以上もの豊富な銘柄がライナップされている。
興味がある方はぜひ、この機会にOKCoin Japan公式サイトを覗いてみてほしい。
OKcoin Japanの特長
- 取扱銘柄数が国内でトップクラス
- マーケットの流動性が高く、安定した取引が可能
- 積立やステーキングなど、サービスが充実している
目次
OKCoin Japanとは?
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) |
取扱銘柄* | BTC、ETH、ADA、APE、APT、ARB、ASTR、AVAX、BAT、BCH、DAI、DEP、DOGE、DOT、EFI、ENJ、ETC、FIL、FNCT、IOST、KYAY、LSK、LTC、MASK、MATIC、MKR、OAS、OKB、PLT、QTUM、SAND、SHIB、SOL、SUI、TRX、XLM、XRP、XTZ、ZIL 【全39種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker ~0.07%、Taker ~0.14% |
仮想通貨の入金手数料 | 無料、ガス代は自己負担 |
仮想通貨の出金手数料 | 銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | ステーキング Flash Deals 積立 API |
OKCoin Japanは、グローバルに仮想通貨取引サービスを展開するOKグループの傘下企業“オーケーコイン・ジャパン株式会社”が運営している日本の仮想通貨取引所だ。
OKグループが培ってきた高度な技術を用いて、堅牢なセキュリティ体制が築かれており、安心して仮想通貨取引を楽しめる環境が整っている。
また、2024年2月末時点でOKCoin Japanでは、37種類の仮想通貨がラインナップされており、それらを現物取引(販売所・取引所)で売買することができる。
OKCoin Japanのメリット
それではまず、OKCoin Japanの主なメリットから確認していこう。
OKCoin Japanのメリット
- 取扱銘柄が豊富
- 取引形式を「販売所」と「取引所」から選べる
- 独自サービスの「Flash Deals」を使える
- アプリでも取引所を利用できる
取り扱い銘柄が豊富
OKCoin Japanを含めて主要な国内取引所の取扱銘柄数は、2024年2月末時点で以下のとおりとなっている。
主要な国内取引所の取扱銘柄数
- DMM Bitcoin:38種類
- bitbank:38種類
- OKCoin Japan:37種類
- GMOコイン:26種類
- bitFlyer:28種類
- SBI VCトレード:20種類
- LINE BITMAX:7種類
【2024年2月末時点】
日本一ではないにしろ、OKCoin Japanは国内でトップクラスの銘柄ラインナップを誇っている。
取引形式を「販売所」と「取引所」から選べる
OKCoin Japanの現物取引では、「販売所」と「取引所」の2種類の取引形式が用意されている。
それぞれの概要と、特徴の違いは以下のとおりだ。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
概要 | 仮想通貨取引所とユーザーの間で取引 | 仮想通貨取引所のユーザー同士で取引 |
メリット | 仕組みがシンプル 約定力が高い | 取引コストが割安 |
デメリット | 取引コスト(スプレッド)が割高 | 思いどおりに約定するとは限らない 仕組みがやや難解 |
OKCoin Japanが提示してくれる価格で手軽に取引したい場合は「販売所」、取引コストを安く抑えたいなら「取引所」を選んで、取引することができる。
独自サービスの「Flash Deals」を使える
Flash Deals(フラッシュディール)は、期間限定で高い報酬を得ることができるOKCoin Japan独自のサービスだ。
内容としては他社のレンディングサービスと類似しており、Flash Dealsの対象の仮想通貨をロックすると、ロックした数量と期間に応じて報酬を得られる仕組みになっている。
OKCoin Japanのサイトもしくはアプリで、受付中のFlash Dealsと過去の実績を確認できるのだが、それらを見るとFlash Dealsでは、魅力的な利回りでのリターンを得られることがうかがえる。
ちなみにOKCoin Japanでは、Flash Deals以外に自動積立とステーキングのサービスも用意されており、裁量取引以外のサービスが充実している。
アプリでも取引所を利用できる
取引所は販売所と比べて仕組みがやや複雑になっているため、競合他社では、スマホ・タブレット用の取引アプリに取引所の機能が搭載されていないケースもある。
しかしOKCoin Japanの取引アプリは、販売所と取引所を切り替えて、どちらも利用できるようになっている。
さらに、Flash Dealsやステーキングといった裁量取引以外のサービスも、取引アプリ内で利用することができる。
OKCoin Japanのデメリット
一方でOKCoin Japanには、次のようなデメリットもある。
OKCoin Japanのデメリット
- レバレッジ取引ができない
- 取引量が少ないと取引手数料が割高になる
レバレッジ取引ができない
競合他社の中には、仮想通貨のレバレッジ取引のサービスを提供しているところもある。
例えばDMM Bitcoinなら、30種類以上もの仮想通貨で、レバレッジ取引を楽しめるようになっている。
それに対してOKCoin Japanの場合は、そもそもレバレッジ取引の提供自体がなされていない。
取引量が少ないと取引手数料が割高になる
OKCoin Japanの現物取引(取引所)は、以下のように直近30日間の取引量に応じて、取引手数料が変動する仕様になっている。
レベル | 直近30日間の取引量 (日本円相当) | Maker手数料(%) (税込) | Taker手数料(%) (税込) |
---|---|---|---|
Lv1 | 100 万円未満 | 0.07% | 0.14% |
Lv2 | 100 万円以上 | 0.06% | 0.12% |
Lv3 | 1,000 万円以上 | 0.05% | 0.10% |
Lv4 | 1 億円以上 | 0.04% | 0.08% |
Lv5 | 5 億円以上 | 0.03% | 0.07% |
Lv6 | 15 億円以上 | 0.02% | 0.06% |
Lv7 | 30 億円以上 | 応相談 | 応相談 |
ここで、主要な競合他社の現物取引(取引所)の手数料も確認してみよう。
主要他社における取引所の手数料*
- GMOコイン:Maker -0.01%、Taker 0.05%
- SBI VCトレード:Maker -0.01%、Taker 0.05%
- bitbank:Maker -0.02%、Taker 0.12%
*BTC/JPYの場合
OKCoin Japanの現物取引(取引所)の取引手数料は、それ単体でみたり、現物取引(販売所)と比べたりすれば、十分にリーズナブルだろう。
だが競合他社と見比べると、やや割高感が出る。
まずMaker手数料は、取引量に応じた割引を受けられたとしても、他社より割高になる。
またTaker手数料についても、取引量に応じた割引を受けられなければ、他社と比べて割高になってしまう。
OKCoin Japanが向いている人
ここまで紹介してきたメリットとデメリットなどを踏まえて、OKCoin Japanは次のような人に向いている仮想通貨取引所だと言えるだろう。
OKCoin Japanが向いている人
- 多くの仮想通貨に分散させて投資をしたい人
- 取引コストを抑えつつ、分散投資をしたい人
- Flash Dealsやステーキングを利用してみたい人
OKCoin Japanでは、30種類を超えるさまざまな仮想通貨を販売所だけでなく、割安な手数料での取引が可能な取引所でも、取引することができる。
そのため、コスト面を重視しつつ、多くの仮想通貨に分散させて投資したい人にぴったりだ。
また、Flash Dealsやステーキングのサービスがあるので、手持ちの仮想通貨をより有効に運用したい人にも適しているだろう。
OKCoin Japanが向かない人
一方でOKCoin Japanは、次のような人には不向きだ。
OKCoin Japanが向かない人
- レバレッジ取引をメインに取り組みたい人
- 取引コストをより安く抑えたい人
デメリットでも挙げたようにOKCoin Japanは、レバレッジ取引のサービスの提供がない。
そのためレバレッジ取引をメインに取り組みたいのであれば、OKCoin Japanは適さない。
また、OKCoin Japanの取引所の取引手数料は、販売所のスプレッドと比べれば遥かに割安となっているものの、競合他社の取引所の取引手数料と比べると最安というわけではない。
よりシビアにコスト削減を追求するなら、OKCoin Japan以外の選択肢を取ることになるだろう。
OKCoin Japanの評判・口コミ
ここで、OKCoin Japanに対するユーザーからの口コミを、いくつかピックアップして紹介しておこう。
OKCoin Japanへの良い評判・口コミ
まず、OKCoin Japanへのポジティブな口コミとしては、以下のようなものが上がっている。
ポリマティ(PolygonチェーンのMATIC)扱ってるのも日本で唯一かな?
イベントもいいし、販売所じゃなくて取引所も充実してるし。
日本の取引所だとかなりいい気がする。
X(旧Twitter)
OKCoinJapanさんは取り扱い銘柄が多く、板取引も可能です。
また、キャンペーンも太っ腹だと思います。
X(旧Twitter)
まだ可能仮想通貨に参入してから、間もない頃にIOSTに期待して某取引所で買ってましたが、OKcoinjapanにIOSTの取引が可能になった時からずっとOKjapan推しです!
入出金、送金の速さは国内1位だと思います!
アプリが出来て更に便利になりました!
X(旧Twitter)
とりあえずOKcoinに置いてあるDEPさんは全部Flash Dealsに突っ込みました(笑)
入れないという選択肢は無い!
他の微々たる仮想通貨もフレキシブルに戻ってたので解除中。
多少値下がりしてても預貯金の類より全然いい、って思ってしまうのはもう仮想通貨住人って事でいいですよね。
X(旧Twitter)
OKCoin Japanは、低コストでの取引が可能な現物取引(取引所)の銘柄が充実している点が、多くの投資家に評価されている。
アプリで現物取引(取引所)を利用できる点も好評だ。
また、高利回りでのリターンを得られるFlash Dealsに対してのポジティブな声も、多く見られた。
OKCoin Japanへの悪い評判・口コミ
一方でOKCoin Japanに対して、次のようなネガティブな意見もある。
OKcoinはETHのArbitrum OneネットワークやMATICのPolygonネットワークに対応しているから、入出金がし易いです。
ただ、OKcoinは流動性が低いため大口の取引についてはデメリットが大きいです。
OKcoinの販売所のスプレッドは小さいので、販売所で売るのも一つの方法だと思ってます。
X(旧Twitter)
今更だけどOKCoinJapanの口座開設した。
CCやbFと比べるとスプレッドがだいぶ狭いのは○。
LSKの板取引は流動性がアレだから、売るとすれば今のところは販売所の方がよさそうね・・・。
X(旧Twitter)
ユーザー同士で取引をおこなう現物取引(取引所)は、多くのユーザーがいないと取引の流動性が不十分な状態となり、注文が成立しにくい。
OKCoin Japanは国内取引所の中ではややマイナーな存在であり、流動性や取引の安定性に対して、不満を覚えるユーザーが一定数いるようだ。
このようにSNS上では、先輩ユーザーからメリット・デメリット双方の口コミが数多く上がっている。
OKCoin Japanの利用を検討する際は、ぜひこうしたユーザーの生の声も参考にしてみるとよいだろう。
OKCoin Japanでの口座開設の流れ
それでは最後に、OKCoin Japanでの口座開設の流れを紹介しておく。
口座開設の流れ
- メールアドレスを登録(アカウント作成)
- 携帯電話番号による認証設定をおこなう
- 本人情報を入力
- 本人確認書類をアップロード
- 取引の目的を示す
メールアドレスを登録
まずはOKCoin Japan公式サイトにアクセスし、新規開設のボタンをクリックしよう。
すると次のような画面に遷移するので、自身が利用しているメールアドレスと、OKCoin Japanでのログインに用いるパスワードを入力しよう。
入力後に「アカウント新規作成」をクリックすると、OKCoin Japanのアカウントが作成される。
携帯電話番号による認証設定をおこなう
続いて、作成したアカウントでOKCoin Japanにログインし、携帯電話番号による認証の設定に進もう。
設定の流れは、以下のとおりだ。
携帯電話番号による認証
- 携帯番号を入力
- SMS認証コードの「コードを取得」をクリック
- 受信したSMS認証コードを入力
- Eメール認証コードの「コードを取得」をクリック
- 受信したEメール認証コード入力し、「確認」をクリック
本人情報を入力
次は画面の指示に従って、氏名や住所などの本人情報を入力しよう。
なお入力の際は、後ほど提出する本人確認書類と齟齬が生じないように、注意が必要だ。
本人確認書類をアップロード
本人情報の入力が済んだら、次は本人確認書類を2種類、アップロードしよう。
提出可能な本人確認書類は、以下のとおりだ。
提出可能な本人確認書類
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 特別永住者証明書
- 在留カード
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- 個人番号カード
- 住民票の写し
- 印鑑登録証明書
- 健康保険証
取引の目的を示す
最後に取引の目的と、金融商品取引の経験を選択・入力すれば、申し込み手続きは完了だ。
申し込み後、OKCoin Japanでの審査をクリアすれば、認証コードが記載されたハガキが届く。
またそのコードを自身のアカウントで入力すると、口座開設手続きが完了し、取引を始められる。
以上、OKCoin Japanでの口座開設の流れを簡潔に紹介した。
ネットから手軽に申し込めるので、まだ口座をお持ちでないなら、この機会にOKCoin Japanの利用を検討してみてはいかがだろうか。
OKCoin Japanの評判・口コミまとめ
今回はOKCoin Japanについて、利用のメリット・デメリットや、ユーザーからの口コミなどを紹介した。
この記事のまとめ
- OKCoin Japanは、OKグループ傘下の仮想通貨取引所
- 国内でもトップクラスの銘柄ラインナップ数を誇っている
- 現物取引において、取引の形式を「販売所」と「取引所」から選べる
- 現物取引(取引所)なら、リーズナブルな手数料で取引を楽しめる
- 自動積立やFlash Dealsといった関連サービスも豊富
OKCoin Japanは、業界大手の一角であるOKグループに属している仮想通貨取引所だ。
品揃えがよく、「取引所」を選んで取引すれば、コストを安く抑えることもできる。
また、Flash Dealsや自動積立、ステーキングといった、現物取引以外のサービスが充実しているのもうれしい。
この記事をとおして興味を持ったなら、ぜひこの機会にOKCoin Japan公式サイトをチェックしてみてはいかがだろうか。