ブロックチェーンPolygonは2024年9月、大型アップデートの一環としてネイティブトークンをMATICから「Polygonエコシステムトークン(以下POL)」と移し替えました。
本記事ではそのPOLについて、概要やMATICからの変更点、値動きや将来性などをわかりやすく解説していきます。
POLへの投資に関心がある方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
この記事からわかること
- POLの基本情報
- POL移行による変更点
- POLの値動き
- Polygon/POLの将来性
- POLの価格予想
- POLを買える仮想通貨取引所
もともとMATICを扱っていた日本の仮想通貨取引所は、いずれもPOLも取り扱っています。
またその中でもイチオシはbitbankです。
bitbankなら、現物取引(取引所)をとおして、よりリーズナブルな手数料でPOLを売買することができます。
まだ使ったことがない方は、ぜひbitbankのこともチェックしてみてください。
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- 取引ツールが高性能(TradingViewを搭載)
*2024年 現物取引部門
目次
仮想通貨POLとは?
名称 | Polygonエコシステムトークン |
シンボル・通貨単位 | POL |
ローンチ時期 | 2023年11月 (2024年9月にMATICと切替) |
サイトURL | https://polygon.technology/ |
POL(Polygon エコシステムトークン)はその名のとおり、複数のブロックチェーンで構成されるPolygonエコシステムのネイティブトークンです。
Polygonの大型アップデート「Polygon2.0」に伴い、MATICに代わるネイティブトークンとして誕生しました。
MATICからPOLへの移行はセキュリティなど機能面の改善をもたらし、トークノミクスも変更されています。
なおMATICと1対1で交換されたため、移行に伴う流通量の変化はありませんでした。
POL移行による変更点
まずは、MATICからPOLへの移行で何が変わったのかを確認しておきましょう。
POL移行による変更点
- マルチチェーンに対応
- 発行上限を撤廃
マルチチェーンに対応
大型アップデート「Polygon2.0」によってPolygonは、イーサリアムにつながる他のレイヤー2(L2)ブロックチェーンとの相互運用性が向上しました。
それによりPolygonエコシステムは、複数のL2チェーンが一体化したような拡張性と流動性を実現しています。
当然POLはそのマルチチェーン化に対応しており、エコシステムの流動性を支えています。
発行上限を撤廃
MATICには、100億枚までという発行上限が設定されていました。
一方で新しいネイティブトークンであるPOLでは、その発行上限が撤廃されました。
ただ、無制限に新規発行をおこなうとインフレを招くので、新規発行率は今のところ年間2%に抑えられています。
ちなみに、エコシステム内でのPOLの主たる用途は以下のとおりです。
POLの主用途
- ガス代の支払い手段
- セキュリティの維持手段(ステーキング)
- ガバナンスへの参加権
特にユーザー視点での使い道については、MATICから大きな変化はありません。
POLの値動き
ここで、POLの値動きをチェックしておきましょう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは次のチャートのとおりです。
2024年末までの値動き
次に、市場上場から本記事執筆時点(2024年12月末)までの値動きも振り返りましょう。
POLは2024年9月4日にMATICと交換され、市場に上場しました。
また、11月の米大統領選の結果を受けて市場全体が活況となったため、11月上旬以降は上昇トレンドを形成しています。
まだまだ値上がりの見込みがあると感じる方は、ぜひbitbankなどを使って、POLに投資してみてはいかがでしょうか。
将来性に関わる注目ポイント
続いて以下の2つの要素から、PolygonおよびPOLの将来性を考察してみましょう。
将来性に関わる注目要素
- 有望な開発者を金銭的に支援
- 後発の競合に押され気味
有望な開発者を金銭的に支援
2024年6月にPolygonは、エコシステム内の開発者を支援するプログラム「Community Grants Program」を開始しました。
今後10年に渡って続く長期的な支援プログラムであり、毎年約1億POL(2024年12月時点のレートだと約90億円)、合計で10億POLを提供する予定とのこと。
この支援プログラムによって、エコシステム内のアプリケーションが充実していけば、自ずとPOLの需要も伸びていくことでしょう。
後発の競合に押され気味
開発者への長期的支援というポジティブな要素がある一方で、Polygonの将来性に関してネガティブな要素もあります。
それは現状、Polygonが他の主要なスケーリングソリューション、ひいてはL2チェーンに押され気味だということです。
そもそもPolygonは、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決すべく、2017年に誕生しました。
また、誕生当初は競合が少なく、堅実に市場シェアを拡大していきました。
ところがスケーリングソリューション(≒L2チェーン)は2020年頃から競争が激化し、Polygonは徐々により高性能な後発L2チェーンに市場シェアを侵食されていきます。
例えばDeFiのTVL(預かり資産)を比べてみると、L2チェーンの中ではPolygonよりも後発のArbitrumの方が上であり、Optimismにも迫られています。
Polygon2.0のアップデートによって、性能面では後発のL2チェーンと張り合えるようになりましたが、それが今後どれほど市場シェアに影響するのか要注目です。
POLの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、各銘柄の価格予想を発信しているところもあります。
今回はその中からDigital Coin Priceをピックアップし、POLの価格予想を紹介します。
Digital Coin Priceにおける、POLの今後10年の価格予想は以下のとおりです。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2024 | $0.52 | $1.21 | $1.29 |
2025 | $1.26 | $1.47 | $1.52 |
2026 | $1.73 | $2.11 | $2.13 |
2027 | $2.26 | $2.59 | $2.67 |
2028 | $2.26 | $2.59 | $2.67 |
2029 | $2.78 | $3.16 | $3.21 |
2030 | $3.96 | $4.30 | $4.36 |
2031 | $5.72 | $5.93 | $6.16 |
2032 | $8.07 | $8.38 | $8.45 |
2033 | $11.01 | $11.24 | $11.43 |
参考
執筆時の価格:0.58ドル(2024年12月17日)
Digital Coin Priceは、今後10年でPOLが今の価格の約20倍になると予想しています。
Polygonがスケーリングソリューションの中で優位性を示すことができれば、そうした堅調な値上がりも十分に起こり得るでしょう。
また予想が実現するとしたら、今のPOLは割安な状態にあると言えます。
将来性十分と見る方は、ぜひ今の内にPOLを買ってみてはいかがでしょうか。
POLを買える仮想通貨取引所
2024年12月時点でPOLは、以下の国内6社に上場しています。
POLを買える国内取引所
またこの中でもイチオシは、bitbankです。
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) 信用取引(取引所) |
取扱銘柄* | ADA、APE、ARB、ASTR、AVAX、AXS、BAT、BCH、BNB、BOBA、BTC、CHZ、CYBER、DAI、DOT、DOGE、ENJ、ETH、GALA、GRT、XRP、FLR、LTC、MANA、MKR、MONA、XLM、QTUM、OMG、XYM、LINK、POL、SAND、OAS、RENDER、OP、KLAY、IMX、MASK、SOL 【全40種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.02%、Taker0.12% |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディング) |
bitbankの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- 取引コストが割安な「取引所」の取扱銘柄が充実
- レンディングでインカムゲインを得られる
- 取引ツールが高性能(TradingViewを搭載)
*2024年 現物取引部門
bitbankは、アルトコインの取引で国内トップの取引高*を誇る人気の仮想通貨取引所です。*2023年1月〜12月のJVCEA統計情報調べ
bitbankでは現物取引(取引所)を利用することで、非常にリーズナブルな手数料でPOLを売買することができます。
また、レンディングでPOLを運用することも可能です。
無料で口座をつくれるので、まだ使ったことがない方は、ぜひこの機会にbitbankの利用を検討してみてください。
Polygon/POLに関するQ&A
それでは最後に、PolygonおよびPOLに関してよくある質問を3つ紹介します。
よくある質問
- ステーキングの利回りはどれくらいですか?
- POLの主な競合を教えてください。
- PolygonのSNSアカウントはありますか?
ステーキングの利回りはどれくらいですか?
ステーキングの利回りは日々変動しますが、記事執筆時点(2024年12月末)だと年利で約4.2%となっています。
POLの主な競合を教えてください。
Polygonは、L2チェーンを含むイーサリアムのスケーリングソリューションを展開しています。
そのため、同じL2チェーンの基軸通貨がPOLの主な競合だと言えるでしょう。
具体的には以下のようなものがあります。
PolygonのSNSアカウントはありますか?
Polygonの主なSNSアカウントは、以下のとおりです。
アップデート情報などをいち早くキャッチしたい方は、フォローしておくといいでしょう。
- X(旧Twitter):@0xPolygon
- Discord:Polygon
仮想通貨POLとは?まとめ
今回は、仮想通貨POLについて解説しました。
この記事のまとめ
- 2024年9月にMATICがPOLに移し替えられた
- MATICと違ってPOLでは発行上限がなくなった
- ユーザー視点での使い道に大きな変更はなし
- Polygonのアップグレードが市場シェアにどう影響するのか要注目
POLは、Polygonエコシステムの流動性を支えるトークンとして生まれました。
エコシステムが拡大していく中で、POLの存在が今後重要になっていくことは間違いないでしょう。
そんなPOLの将来性に期待する方は、ぜひbitbankを使って同銘柄をポートフォリオに加えてみてはいかがでしょうか。