イーサリアムチェーンのエコシステムには、Polygonチェーンを筆頭にさまざまなレイヤー2ブロックチェーンが存在する。
今回取り上げる「Starknet(スタークネット)」もその1つだ。
またStarknetは、2024年1月末にローンチされた新興のブロックチェーンでもあり、投資家から高い注目を寄せられている。
本記事ではそんなStarknetと基軸通貨の「STRKトークン」について、主な特徴や将来性などをわかりやすく解説していく。
この記事からわかること
- Starknet/STRKトークンの基本情報
- Starknet/STRKトークンの4つの特徴
- STRKトークンの値動き
- Starknet/STRKトークンの将来性
- STRKトークンの価格予想
- STRKトークンを買える海外取引所
日本人でもSTRKトークンの取引ができる海外取引所はいくつかあるが、その中でもイチオシはBybitだ。
Bybitなら、0.1%以下のリーズナブルな手数料でSTRKトークンを売買することができる。
また、取引ボットやコピートレードなど、裁量取引以外のサービスの充実度が高いのも魅力だ。
無料で口座をつくれるので、STRKトークンへの投資に興味がある方は、ぜひこの機会にBybitの利用も検討してみてほしい。
Bybitの特長
- 世界で累計4,500万人以上に選ばれている
- 日本語表記に完全対応
- 取扱銘柄は1,400種類以上*
- 取引手数料が0.1%以下と格安
- 先物取引のレバレッジは最大125倍
*2024年9月時点
20ドル相当の新規登録ボーナス、最大3万ドル相当の入金ボーナスがもらえるキャンペーン実施中!
目次
Starknet/STRKトークンとは?
Starknet(スタークネット)は、イーサリアムチェーンをメインチェーンとする、レイヤー2ブロックチェーンの1つだ。
イーサリアムチェーンのセキュリティ性能を活かしつつ、高速・低コストな利用環境を実現している。
また、Starknetのネイティブトークンは「STRKトークン」といい、ガス代の支払いやガバナンスなどに用いられている。
なおSTRKトークンは、今のところ国内取引所での取り扱いがない。
そのためSTRKトークンに投資したい場合は、BybitやMEXCといった海外取引所の口座が必要になる。
Starknet/STRKトークンの特徴
さてStarknetおよびSTRKトークンには、次のような特徴がある。
主な特徴
- イーサリアムのL2チェーンの1つ
- ロールアップ技術を用いている
- StarkExを提供している
- STRKが複数の役割を持つ
イーサリアムのL2チェーンの1つ
前述のとおりStarknetは、イーサリアムチェーンに繋がるレイヤー2ブロックチェーンの1つだ。
イーサリアムチェーンのセキュリティ技術を活用しながら、スケーラブルな環境を実現している。
なおその主たる機能は、イーサリアムチェーンと同じく、DAppsやNFTなどの開発基盤である。
ジャンルは限定されておらず、DeFi(分散型金融)プロトコルやNFTゲームなど、100種類を超えるDAppsがStarknet上で稼働している。
ロールアップ技術を用いている
Starknetでは、「Validity rollup(有効性ロールアップ)」というロールアップ技術が採用されている。
ロールアップとは?
トランザクションのデータをひとまとめにして、レイヤー1*に提出する技術のこと。*Starknetの場合は、イーサリアムチェーン
Validity rollupは、Starknetの高速・低コストな利用環境の実現に大きく寄与している。
またロールアップにはいくつかの種類があるが、Validity rollupは従来のものよりも効率的で、なおかつセキュリティの面でも優れている。
StarkExを提供している
StarkEx(スタークエックス)は、DAppsにスケーラブルなトランザクション処理を可能にするフレームワークだ。
フレームワークとは?
新しいアプリケーションの開発をより効率的にするソフトウェア構成要素を集めたもの。
NFTゲームの「Sorare」や、DEX(分散型取引所)の「dYdX」など、ジャンルを問わず様々なDAppsがStarkExを活用している。
STRKが複数の役割を持つ
StarknetにてSTRKトークンは、以下のような複数の役割を与えられている。
STRKトークンの役割
- ガス代の支払い手段
- ステーキングの手段
- ガバナンスへの参加権
L2チェーンでは、L1チェーンの基軸通貨(イーサリアムなど)がガス代の支払い手段として用いられているケースが多い。
一方でStarknetの場合は、L1チェーンの基軸通貨であるイーサリアムだけでなく、STRKトークンでもガス代の支払いができる仕様になっている。
STRKトークンの値動き
ここで、STRKトークンの値動きを確認しておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のとおり。
2024年7月までの値動き
次にSTRK/USDチャートで、海外市場へ上場した2024年2月から、本記事執筆時(2024年7月)までの値動きをおさらいしていこう。
STRKトークンは、市場上場前にエアドロップで配布されていた。
そのため、先んじてSTRKトークンを保有していた投機家からの利確の売りが多く入り、今のところは下落基調となっている。
こうした下落の勢いが落ち着いたときに、復調していくのかそれとも横ばいの状態になってしまうのか、今後の動向に注目したいところだ。
将来性に関わる注目ポイント
続いて以下の3つの要素から、StarknetおよびSTRKトークンの将来性を考察してみよう。
将来性に関わる注目要素
- 着実にアップデートされている
- 有望なプロジェクトを支援している
- 数多くの競合がいる
着実にアップデートされている
冒頭に述べたとおりStarknetは、2024年1月にローンチされた新興のL2チェーンであり、まだまだ発展途上の段階だ。
ロードマップに従ってアップデートが繰り返されており、今後さらなるパフォーマンスの向上が見込まれている。
また、アップデートによって性能や利便性が向上すれば、新たな実需を獲得することができるかもしれない。
有望なプロジェクトを支援している
2024年5月にStarknetは、500万ドル(約8億円)規模の助成金プログラム「Seed Grant Program」を立ち上げた。
このプログラムを用いて、有望なアプリ開発チームを金銭的に支援していくとのこと。
少なくとも200チームは支援する予定とのことで、このプログラムをとおして優れたDAppsが増えていけば、自ずと新規ユーザーの獲得につながっていくはずだ。
数多くの競合がいる
Starknetのもっとも身近な競合は、イーサリアムチェーンの他のL2チェーンだ。
主要なL2チェーン
なお、L2チェーンの各基軸通貨を時価総額順に並べると、STRKトークンは現状6番手に付けている*。*2024年7月14日時点、CoinMarketCap調べ
そのことからStarknetは、新興チェーンながら、市場シェア獲得競争で善戦していることがうかがえる。
しかしながら今後の動向次第では、競合に追い落とされる可能性も十分にある。
そのためSTRKトークンに投資するなら、競合との相対的な位置関係の変化にも注目しておきたい。
STRKトークンの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもある。
今回はその中の1つ「DigitalCoinPrice」から、STRKトークンの価格予想を紹介する。
DigitalCoinPriceにおけるSTRKトークンの今後10年の価格予想は、以下のとおり。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2024 | $0.51 | $1.10 | $1.26 |
2025 | $1.23 | $1.40 | $1.43 |
2026 | $1.69 | $1.91 | $2.04 |
2027 | $2.20 | $2.56 | $2.61 |
2028 | $2.20 | $2.56 | $2.61 |
2029 | $2.72 | $3.00 | $3.15 |
2030 | $3.87 | $4.21 | $4.28 |
2031 | $5.58 | $5.94 | $5.99 |
2032 | $7.87 | $8.16 | $8.22 |
2033 | $10.74 | $11.05 | $11.16 |
参考までに、STRKトークンの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も示しておこう。
- 執筆時の価格:0.57ドル(2024年7月14日)
- 史上最高値:3.66ドル(2024年2月20日)
DigitalCoinPriceは、今後STRKトークンが堅調に値上がりしていき、10年後には今の約20倍の価格になると予想している。
STRKトークンは歴史が浅い銘柄なので、Starknetの動向次第で、こうした値上がりは十分に起こり得るはずだ。
STRKトークンへの投資に関心がある方は、ぜひこの価格予想も参考にしつつ、同銘柄に投資すべきか検討してみてほしい。
STRKトークンを買える仮想通貨取引所
今のところSTRKトークンは、国内市場での取り扱いがない。
そのためSTRKトークンに投資したい場合は、
- STRKトークンを取り扱っている
- 日本人投資家を受け入れている
この2つの条件を満たす海外取引所の口座が必要になる。
具体例は以下のとおり。
なお、これらの中でもイチオシはBybitだ。
取扱銘柄数* | 1,600種類以上 |
取引手数料 | 現物取引* ⇒ Maker 0.10% 、Taker0.10% 先物取引* ⇒ Maker 0.02% 、Taker0.055% *割引プログラムあり |
主なサービス | 現物取引(取引所) ワンクリック購入 先物取引 取引ボット コピートレード ステーキング レンディング ローンチパッド |
日本語表記 | 〇 |
公式サイト | Bybit公式サイト |
Bybitの特長・魅力
- 世界で累計4,500万人以上に選ばれている
- 日本語表記に完全対応
- 取扱銘柄は1,400種類以上*
- 取引手数料が0.1%以下と格安
- 先物取引のレバレッジは最大125倍
- デリバティブ取引の種類が豊富
*2024年9月時点
Bybitには1,300種類以上もの仮想通貨がラインナップされており、その豊富な銘柄を0.1%以下の格安な手数料で取引することができる。
また現物取引以外にも、例えば、
といったサービスが用意されている。
無料で口座をつくれるので、まだ使ったことがない方はぜひ、この機会にBybitの利用を検討してみてほしい。
Starknet/STRKトークンに関するQ&A
それでは最後に、StarknetおよびSTRKトークンに関してよくある質問を3つ、紹介しておく。
よくある質問
- Starknet基盤のDAppsはどこで確認できますか?
- STRKトークンの総供給量は決まっていますか?
- アップデートなどの最新情報はどこで入手できますか?
Starknet基盤のDAppsはどこで確認できますか?
Starknet基盤のDAppsは、以下のリンクから一覧で確認することができる。
STRKトークンの総供給量は決まっていますか?
STRKトークンの総供給量は、あらかじめ100億枚に設定されている。
また2024年7月時点では、その内の約14.6億枚が市場に流通している。
アップデートなどの最新情報はどこで入手できますか?
Starknetの最新情報は、主にSNSでチェックすることができる。
X(旧Twitter):@Starknet
Telegram:Starknet Community Support
情報をいち早くキャッチしたい方は、これらのSNSアカウントをフォローしておくといいだろう。
Starknet/STRKトークンとは?まとめ
今回はStarknetと、その基軸通貨であるSTRKトークンについて解説した。
この記事のまとめ
- Starknetは、2024年1月にローンチされた新興のL2チェーン
- すでに100種類以上のDAppsが稼働中
- 独自のロールアップによって、低コストな利用環境を実現
- 助成金を用いて、優れたDAppsの拡充を進めている
Starknetは、2024年1月にローンチされた、比較的新しいレイヤー2ブロックチェーンだ。
新興チェーンにもかかわらず基軸通貨のSTRKトークンは、時価総額ランキングでトップ100位内にランクイン*しており、投資家からの期待の高さがうかがえる。*2024年7月14日時点、CoinMarketCap調べ
そんなStarknetおよびSTRKトークンに将来性を感じた方は、ぜひBybitなどをとおして、同銘柄への投資にトライしてみてほしい。