運動して仮想通貨を稼げるMove to Earn(M2E)のゲームは、STEPNをはじめとして、数多くのタイトルが巷にあふれている。
そうした環境の中、リブランディングを経て市場シェアの拡大を目指しているのが、今回取り上げるM2Eゲーム「Sprint(スプリント)」だ。
本記事ではそのSprintについて、特徴や将来性、始め方などをわかりやすく解説していく。
M2Eゲームに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてほしい。
この記事からわかること
- Sprintの基本情報
- Sprintの5つの特徴
- Sprintのゲーム性を生み出す要素
- Sprintの将来性
- Sprintの始め方
Sprintは、BNBチェーンを基盤としているM2Eゲームだ。
そのため、課金することも考えてSprintをプレイする場合には、BNBチェーンのネイティブトークン「ビルドアンドビルド(BNB)」を取り扱っているbitbankの口座をつくっておくとよいだろう。
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目次
Sprint(旧StepWatch)とは?
名称 | Sprint(スプリント) |
ジャンル | Move to Earn(M2E) |
プレイ媒体 | スマホアプリ(iOS、Android) |
ネイティブトークン | SWE(Sprint Earn トークン) SWP(Sprint Utility トークン) |
基盤のブロックチェーン | BNBチェーン |
公式サイト | https://www.ssprint.io |
Sprint(スプリント)は、韓国発のMove to Earn(M2E)ゲームだ。
アプリ内に腕時計型のNFT(NFTウォッチ)を保有した状態で、日々ウォーキングやランニングをすることにより、独自の仮想通貨「SWE」と「SWP」を稼ぐことができる。
Sprintはリリース当初「StepWatch」という名前だったが、大型アップデートに併せて、2023年9月に「Sprint」へとリブランディングされた。
またNFTウォッチも、スタイリッシュなデザインから、ネコを文字盤に配置したキュートなデザインへと変更されている。
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Sprintの特徴
さてSprintは、次のような特徴を有している。
主な特徴
- 無料で始められるM2Eゲーム
- 「NFTウォッチ」の性能と数で収益効率が変わる
- 2つのモードで稼げる
- ゲーム内トークンは「SWE」と「SWP」
- SWPをステーキングできる
無料で始められるM2Eゲーム
M2Eゲームの中には、STEPNを筆頭に、NFTに対して投資をしてからでないとプレイできないものが多くある。
一方でSprintの場合は、最初に無料のNFTウォッチが1つもらえて、無課金で始めることができる。
「NFTウォッチ」の性能と数で収益効率が変わる
NFTウォッチには、最初にもらえる無料版(Free)からMasterpieceまで、7つのレアリティが存在する。
言わずもがな、レアリティが高いものほど性能が優れており、使用した際の収益効率がアップする。
またNFTウォッチは、最大8つまで同時使用が可能であり、たくさん集めて収益効率を上げることもできる。
2つのモードで稼げる
本記事執筆時点(2023年11月時点)において、Sprintでは「ソロモード」をプレイすることができる。
ソロモードでは、文字どおり1人でランクニングもしくはウォーキングをして、NFTウォッチの数と性能、そして運動の距離に応じた報酬を獲得することができる。
さらに2023年中には、「チームモード」が追加実装される予定だ。
チームモードでは、他のプレイヤーとチームを組み、一緒にトレーニングに取り組んでいく。
またその報酬は、チーム全体のNFTウォッチの数、およびチームの人数によってアップする仕様になっている。
チーム内のNFTの総数 | チームの人数が5人以上 | チームの人数が10人以上 |
---|---|---|
1~5個 | 追加報酬+5% | 追加報酬+8% |
5~10個 | 〃 +8% | 〃 +15% |
10~30個 | 〃 +10% | 〃 +20% |
30個以上 | 〃 +15% | 〃 +30% |
ゲーム内トークンは「SWE」と「SWP」
Sprintでは、「SWE(Sprint Earn トークン)」と「SWP(Sprint Utility トークン)」の2つのトークンを用いた「デュアルトークンエコシステム」が採用されている。
まずSWEは、プレイ報酬としての役割に特化したトークンとなっている。
一方でSWPはユーティリティトークンであり、NFTウォッチを強化する際のコストに使えたり、NFTを購入する際の決済手段にできたりと、ゲーム内でさまざまな役割を付与されている。
ただしSWPは、ゲームプレイから直接獲得することができず、SWEから「1SWE=0.0833SWP」の固定レートで換金して入手する仕様になっている。
SWPをステーキングできる
Sprintの2つのトークンの内、SWPはステーキングができるようになっている。
10SWPという小額からステーキングできるので、貯めたSWPの一部はステーキングで運用していくとよいだろう。
また、SWPはMEXC(エムイーエックスシー)などの海外取引所に上場しているので、ゲームプレイで稼がずとも、仮想通貨取引所で買ってきてステーキングすることもできる。
ちなみに、本記事執筆時点(2023年11月中旬)におけるステーキングの利回りは以下のとおり。
ステーキングの利回り
- 30日間ステーキング:年利10.52%
- 90日間 〃 :年利16.18%
- 180日間 〃 :年利22.13%
- 365日間 〃 :年利34.97%
Sprintのゲーム要素
ここで、Sprintの主なゲーム的要素を紹介しておこう。
主なゲーム要素
- NFTウォッチの耐久性
- NFTウォッチのエネルギーシステム
- NFTウォッチのレベルアップシステム
- スロット
- NFTウォッチボックス
NFTウォッチの耐久性
NFTウォッチには「耐久値(Durability)」が設定されており、運動する中でこの数値が0になると、NFTウォッチは機能しなくなる。
だがSWPを使用して修理すれば、耐久値を回復させることができ、再び使えるようになる。
修理にかかるコストは、NFTウォッチのレアリティによって異なり、高レアリティのものほどより多くのSWPを必要とする。
NFTウォッチのエネルギーシステム
NFTウォッチには、「パフォーマンス(Performance)」というエネルギーシステムも設けられている。
パフォーマンスの数値が0になると、トレーニングを継続しても、報酬が発生しなくなる。
トレーニングを再開するには、パフォーマンスの数値が自動的に回復するまで待たなければならない。
なお、パフォーマンスの数値とクールダウンに要する時間は、NFTウォッチごとで異なる。
NFTウォッチのレベルアップシステム
NFTウォッチは、SWPをコストとして支払うことで、レベルを上げることができる。
レベルを上げるとステータスが上がり、ひいてはSWEの収益効率アップにつながる。
ただし、最初にもらえるNFT(レアリティが「Free」のNFT)には、レベル上げの仕組みがない。
スロット
前述のとおり、NFTウォッチは最大で8個まで、同時に使うことができる。
ただ、最初から8個同時に使えるのではなく、使用数を増やしたい場合はNFTウォッチをセットする「スロット」を拡張していく必要がある。
スロットの拡張コストは以下のとおりだ。
スロット数 | コスト |
---|---|
1⇒2 | 2,000SWP |
2⇒3 | 4,000SWP |
3⇒4 | 6,000SWP |
4⇒5 | 8,000SWP |
5⇒6 | 1万SWP |
6⇒7 | 2万SWP |
7⇒8 | 4万SWP |
NFTウォッチボックス
NFTウォッチボックスは、ソーシャルゲームにおけるガチャシステムのようなもので、開けると既定の確率に基づいて、さまざまなレアリティのNFTウォッチがドロップする。
NFTウォッチボックスは3種類あり、「プラチナ」と「スペシャル」のNFTウォッチボックスは、プロモーションなどで販売され、現在は二次流通市場で売買されている。
また「チタン」のNFTウォッチボックスは、10Km運動するごとに低確率で入手できる「シークレットボックス」から排出されることがある。
注意
シークレットボックスを手に入れるには、NFTウォッチのステータスの1つ「Luck(運)」が、ゼロより大きな数値である必要がある。
最初にもらえるレアリティ「Free」のNFTはLuckがゼロであり、シークレットボックスの入手にはつながらないので要注意だ。
ちなみにNFTウォッチボックスは、いずれも開封する際に、コストとしてSWPを支払う必要がある。
以上、Sprintの主だったゲーム要素を紹介した。
各要素を見てわかるように、Sprintでは何かとSWPが入用になる。
そのため実際にプレイする際は、以下のようにSWPを消費しつつも、消費した以上の収益を得ることを目指すのが基本の流れとなるだろう。
Sprintの基本の流れ
- 無課金、もしくは課金してスタート
- 運動してSWEを稼ぐ
- SWEをSWPに換金
- SWPを消費して、NFTウォッチを修理・強化・収集
- 収益効率を少しずつ上げながら、運動を続けて稼ぐ
Sprintの将来性に関わるポイント
続いて以下の3つの要素から、Sprintの将来性を考察してみよう。
将来性に関わる注目要素
- ロードマップに沿って、さまざまな機能が追加される予定
- 公式のコミュニティスペースがオープンする見込み
- 競合タイトルとの相対的な位置関係の変化に注目
ロードマップに沿って、さまざまな機能が追加される予定
Sprintでは、以下のようなロードマップに沿って、アップデートが進められている。
今後は、先ほど紹介した「チームモード」だけでなく、トーナメントやアリーナの機能も実装され、ゲーム性がアップしていく見込みだ。
また現在はBNBチェーンを基盤として稼働しているのだが、2025年にマルチチェーンでの展開も予定されている。
こうしたアップデートが予定通りに実施されれば、自ずと新規プレイヤーの獲得につながっていくはずだ。
公式のコミュニティスペースがオープンする見込み
現状のSprintは、他のプレイヤーとのコミュニケーションの場が皆無だ。
しかし将来的には、公式のコミュニティスペースが解放され、ガバナンスへの参加も可能になる見込みだ。
コミュニティが盛り上がれば、Sprintは長く愛されるM2Eゲームになれるだろう。
競合タイトルとの相対的な位置関係の変化に注目
M2EのNFTゲームは、STEPNが牽引役となり、2021年後半から2022年にかけて大きなブームを巻き起こした。
またブームに便乗して、数多くのタイトルが生み出された。
ところが、ブームが終息すると市場が低迷していき、最近では撤退を選択するタイトルも増えてきた。
そうした向かい風の中で、Sprintが競合タイトルとの競争に打ち勝ち、市場シェアを獲得・キープできるのか要注目だ。
Sprintの始め方
それでは、Sprintの始め方を紹介しておこう。
Sprintの始め方
- ウォレットアプリを用意する
- Sprintアプリをダウンロードする
- アカウントを作成する
- ゲームにログインする
- STARTボタンを押して運動する
ウォレットアプリを用意する
Sprintはアカウント作成時に、自身が持つ仮想通貨ウォレットのアドレスを入力しなければならない。
そのため、もしもウォレットをお持ちでないなら、まずはウォレットから用意しよう。
なお、Sprintの各種トークンはBNBチェーンを基盤としているため、ウォレットもBNBチェーンに対応したものを用意する必要がある。
選択肢はいくつかあるがおすすめは、汎用性に優れる無料のウォレット「MetaMask」だ。
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MetaMaskの初期設定については、以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてほしい。
Sprintアプリをダウンロードする
次に、Sprintのアプリをスマホにダウンロードしよう。
SprintはiOS版・Android版ともに、無料でダウンロードすることができる。
Sprint App
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アカウントを作成する
ダウンロードが完了してアプリを起動したら、画面下部にある「Sign Up」をタップする。
すると以下のような画面に切り替わるので、「手持ちのウォレットのアドレス」「メールアドレス」「ログイン用のパスワード」をそれぞれ入力しよう。
入力後に「Submit(提出)」をタップすると、登録したメールアドレス宛に、本人確認用の認証コードが送られてくる。
そのコードをアプリへ入力すれば、アカウント作成の手続きは完了だ。
ゲームにログインする
アカウントの作成が終わると、ログイン(Sign In)用の画面に切り替わる。
そこで、先ほど設定したメールアドレスとパスワードを入力すれば、ゲームにログインすることができる。
STARTボタンを押して運動する
SprintはNFTウォッチが1つ無料でもらえるので、ログインして「START」ボタンをタップすれば、すぐにトレーニングを始められる。
なおSprintは、スマホのGPS機能から、移動距離の情報を収集する。
STARTボタンをタップすると、GPS機能との同期を求められるので、許可してあげよう。
Sprintの始め方は以上だ。
あとは、ユーティリティトークンのSWPでNFTウォッチを修理したり強化したりしつつ、ウォーキングやランニングを継続していこう。
Sprintに関するよくある質問
最後に、Sprintに関してよくある質問を3つ紹介する。
よくある質問
- SWPの使い道を教えてください。
- Sprintは日本語表記に対応していますか?
- SWEを日本円に換えることは可能ですか?
SWPの使い道を教えてください。
先ほども少し紹介したが、SWPには以下のような使い道がある。
SWPの主な使い道
- NFTウォッチのレベルを上げる際のコスト
- NFTウォッチを修理する際のコスト
- NFTウォッチを合成(フュージョン)するためのコスト
- NFTウォッチボックスを開けるためのコスト
- スロットを増やすためのコスト
- NFTマーケットプレイスでの決済通貨
- ステーキングの手段
Sprintは日本語表記に対応していますか?
残念ながらSprintは、今のところ日本語表記に対応していない。
しかし、あまり難しい英単語は使われていないので、英語が不得手な方がプレイしても、それほどストレスは感じないはずだ。
SWEを日本円に換えることは可能ですか?
SWEはプレイ報酬の支払い手段に特化しており、日本円に換金することはできない。
一方でSWPは、ゲーム内のウォレットから出金し、仮想通貨取引所を使って日本円に換えることができる。
つまり、もしもSprintでの利益を日本円に換えたいなら、SWEはSWPに換えておく必要があるということだ。
Sprint(旧StepWatch)とは?まとめ
今回はM2EのNFTゲーム「Sprint」について、その特徴や始め方を紹介した。
この記事のまとめ
- Sprintでは、ウォーキングやランニングをとおして仮想通貨を稼げる
- リリース当初は「StepWatch」という名前だったが、Sprintへとリブランディングされた
- 稼ぐために必要なNFTウォッチは、最初に1つ無料でもらえる
- 入手したSWPのステーキングで稼ぐことも可能
Sprintは、手持ちのNFTと運動距離に応じた報酬(仮想通貨)を得られるM2Eゲームだ。
無課金・ノーリスクで始められるので、興味がある方は実際にプレイしてみるとよいだろう。
なお、もしも課金するのであれば、BNBチェーンのネイティブトークン「ビルドアンドビルド(BNB)」を取り扱っているbitbankの口座をつくっておくとよいだろう。
口座は無料でつくることができるので、ぜひこの機会にbitbankの利用を検討してみてはいかがだろうか。