コレクタブルNFTは、CryptoPunksを筆頭に、多くのタイトルが存在する。
今回はその数多ある中から、今SNSを中心に話題を呼んでいるコレクション「Milady Maker(ミレディ・メイカー)」を取り上げる。
Milady Makerは、とあるきっかけで一躍、知名度・取引高ともにトップクラスのコレクションとなった。
本記事ではそんなMilady Makerについて、主な特徴や飛躍のきっかけになった出来事、将来性などを解説していく。
NFTアートに関心がある方は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
この記事からわかること
- Milady Makerの概要、主な特徴
- Milady Makerの価格推移、市場統計
- Milady Makerの将来性
- Milady Makerの購入方法
Milady Makerはイーサリアムチェーンを基盤としたERC-721規格のNFTであり、購入する場合は、基本的にイーサリアムで決済することになる。
イーサリアムは大抵の国内取引所で調達できるが、中でもCoincheckなら、4年連続ダウンロード数No.1*の使いやすい取引アプリでストレスなく買える。*対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2022年、データ協力:AppTweak
またCoincheckのサービスの1つとして、独自のNFTマーケットプレイスが用意されている点も、NFTコレクターやNFT投資家にとってうれしい。
無料で口座を開設できるので、Milady Makerに興味がある方は、ぜひCoincheckのこともチェックしておいてほしい。
Coincheck の特長
- 500円から仮想通貨を買える
- ビットコインの取引手数料が無料*
- 裁量取引以外のサービスも充実
- NFTの取引も可能(Coincheck NFT)
- 新規NFTを優先的に買える(Coincheck INO)
*取引形式で「取引所」を選択した場合
目次
Milady Maker(ミレディ・メイカー)とは?
名称 | Milady Maker(ミレディ・メイカー) |
リリース時期 | 2021年 |
総アイテム数 | 9,732点* *公式の表記は1万個だが、現在実際に流通しているのは9,732点 |
時価総額* | 2万486 ETH |
フロア価格* | 2.10ETH |
公式サイト | https://miladymaker.net |
公式Xアカウント | https://twitter.com/miladymaker |
Milady Maker(ミレディ・メイカー)は、デジタルアート集団のRemilia(レミリア)が2021年にリリースしたコレクタブルNFTだ。
また、主たる製作者はアーティストのシャーロット・ファング氏である。
生成アルゴリズムによってつくられたコレクションであり、全9,732点*のアイテムがそれぞれ異なる特性の組み合わせで構成されている。*公式の表記は1万点だが、現在実際に流通しているのは9,732点
またNFTアート市場で屈指の人気を持ち、本記事執筆時点(2023年9月末)から遡って直近1カ月の取引高は7,400ETH(約18億円)を超え、市場全体で3番目の取引規模を誇る。
Milady Makerの特徴
さてMilady Makerは、次のような特徴を有している。
主な特徴
- PFPのコレクション
- 日本のサブカルファッションにインスパイアされている
- イーロン・マスク氏に言及されて人気が爆発
- レアリティが設定されている
- Live2Dやメタバースを楽しめる
PFPのコレクション
Milady Makerは、PFPのコレクタブルNFTだ。
PFPとはProfile Pictureの略で、SNSなどのプロフィールアイコンとして使用するNFTのことを指す。
実際にMiladyのホルダーの多くは、X(旧Twitter)などのSNSで手持ちのMilady Makerをアイコンに使い、自身のアイデンティティとしている。
日本のサブカルファッションにインスパイアされている
Milady Makerは、2000年代(Y2K)の日本のサブカルチャーファッションからインスピレーションを得ている。
ちなみに名前に含まれるMiladyは、「My Lady」という表現をもじったものであり、コレクションの内容も女性のキャラクターを中心としている。
イーロン・マスク氏に言及されて人気が爆発
2023年5月、Milady MakerはXにおいて、実業家のイーロン・マスク氏から「There is no meme. I love you.(ミームは存在しない、愛している)」というコメント付きで紹介された。
すると瞬く間に注目が集まり、3ETH前後で推移していたフロア価格(最低取引価格)が、一時は5.48ETHまで急騰した。
また、その人気はイーロン・マスク氏の言及から数か月が経過しても衰えず、冒頭に紹介したように業界トップクラスの取引高をキープし続けている。
レアリティが設定されている
他の多くのコレクタブルNFTでも設定されているように、Milady Makerにもレアリティとなる要素がある。
それが「ドリップスコア」と「ドリップグレード」だ。
Milady Makerには、「帽子」や「シャツ」などの特性が付与されており、それらの希少性に基づいて、スコア(ドリップスコア)が付けられている。
またドリップスコアに従い、よりわかりやすい品質の分類のために、5つのドリップグレード(D、C、B、A、S、SS)が与えられた。
ドリップスコアの数値とドリップグレードが高いものほど希少価値があり、二次流通市場ではより高値で取引されている。
Live2Dやメタバースを楽しめる
Milady Makerはプロフィールアイコンにできるだけでなく、独自のユーティリティも付与されている。
まずライブストリームアプリのHologramを使えば、手持ちのMiladyを2Dアバターとして、ライブストリームやビデオ通話を楽しむことができる。
他には、Milady MakerのDiscordコミュニティ「Milady Village」に参加すれば、同コミュニティが用意したMinecraftサーバーにおいて、他のMilady Makerのホルダーとのコミュニケーションを楽しむことができる。
Milady Makerの価格推移・市場統計
ここで、Milady Makerの現在(2023年9月末時点)の市場統計を押さえておこう。
市場統計*
- 時価総額:2万486 ETH
- 24時間あたりの取引高:216.82 ETH
- 現在のフロア価格:2.10ETH
- フロア価格の過去最高値:5.48ETH(2023年5月20日)
- フロア価格の過去最低値:0.24ETH(2022年6月12日)
*2023年9月30日時点、CoinGecko調べ
また、フロア価格(最低取引価格)の推移は、以下のチャートのとおり。
Milady Makerはもともと2023年に入ってからじわじわと値上がりしていたのだが、イーロン・マスク氏に言及されたことで一気に急騰した。
投機筋による利確の動きに起因して、2023年6月以降は下落基調となっているが、利確の動きが一段落したら再び高騰する可能性は十分にある。
そのため、価格が下がっている今の内に買っておくと、将来大きなリターンにつながるかもしれない。
Milady Makerの将来性
続いては次の3つの要素から、Milady Makerの将来性を考察してみよう。
今後に関わる注目要素
- コミュニティの支持が厚い
- 再び著名人に言及される可能性がある
- NFT市場全体の動向にも注目
コミュニティの支持が厚い
Milady MakerにはDiscordのファンコミュニティ「Milady Village」があり、そのコミュニティを中心に二次創作が活発におこなわれている。
また、発行元であるRemiliaも、コミュニティによる派生プロジェクトを歓迎している。
コミュニティ主導でエコシステムが拡大していけば、その中心であるMiladyの価値も上がっていくはずだ。
再び著名人に言及される可能性がある
前述のとおりMilady Makerは、2023年5月にイーロン・マスク氏が言及したことで、より広範囲にその存在が周知された。
また、認知度が向上したことで、他の著名人やインフルエンサーがMiladyに触れる可能性が生まれている。
CryptoPunksやBAYC(Bored Ape Yacht Club)がそうであったように、連鎖的に言及されるようになれば、Milady Makerの知名度や市場価値はより盤石のものとなるだろう。
NFT市場全体の動向にも注目
Milady Makerはイーロン・マスク氏に言及されたこともあって活発に取引されているが、今のNFT市場全体から見ると、実はやや例外的な存在にあたる。
NFT市場は仮想通貨の市場とも密接に関係しており、2021年は活況な仮想通貨市場に合わせて、NFT市場も活発な動きを見せていた。
ところが2022年に仮想通貨市場が低迷すると、それに引きずられるようにNFT市場からも活気が失われていき、不景気な状態が現在まで長らく続いている。
ただ、見方を変えると、仮想通貨市場が復調しさえすればNFT市場にも再び活気が戻る見込みがあると言える。
Milady Makerに限らずこれからコレクタブルNFTを売買するのであれば、市場全体の動向も逐一チェックしておきたいところだ。
Milady Makerの買い方
それでは次に、Milady Makerの購入方法を紹介しておこう。
Milady Makerを扱うNFTマーケットプレイスはいくつもあるが、今回は例としてOpenSeaを取り上げる。
Milady Makerの購入方法
- 買いたいものを見つける
- 国内取引所でイーサリアムを調達する
- ウォレットを用意する
- OpenSeaとウォレットをつなぐ
- Milady Makerを購入する
買いたいものを見つける
まずはNFTマーケットプレイス「OpenSea」にアクセスし、出品中のMilady Makerのアイテムを物色してみよう。
Milady Makerのページは、検索窓に「Milady Maker」と入力することで、簡単に見つけられる。
また、お眼鏡に叶うアイテムが見つかったら、販売価格などをよく確認しておこう。
国内取引所でイーサリアムなどを買う
Milady Makerはイーサリアムチェーンを基盤としたNFTなので、基本的はイーサリアムで取引されている。
そこで次は、国内の仮想通貨取引所を使ってイーサリアムを調達しよう。
なお、数ある国内取引所の中でもイチオシはCoincheckだ。
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) |
取扱銘柄* | BTC、ETH、ETC、LSK、XRP、XEM、LTC、BCH、MONA、XLM、QTUM、BAT、IOST、ENJ、PLT、SAND、DOT、FNCT 、CHZ、LINK、MKR、DAI、MATIC、APE、AXS、IMX、WBTC、AVAX、SHIB 【全29種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker・Takerともに無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料、ガス代は自己負担 |
仮想通貨の出金手数料 (BTCの場合) | 0.0005~0.016BTC* *ガス代の変動に合わせて変動 |
その他のサービス | Coincheckつみたて(自動積立) 貸暗号資産サービス ステーキングサービス* Coincheck IEO Coincheck INO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス *β版、一時停止中 |
Coincheck の特長
- ワンコイン(500円)から仮想通貨を購入できる
- 取引形式を「販売所」と「取引所」から選べる
- 手数料無料でビットコインなどを取引できる
- 裁量取引以外のサービスも充実している
- 口座を持てばNFTの取引も可能(Coincheck NFT)
- 初めて販売されるNFTコレクションを優先的に買える(Coincheck INO)
Coincheckでは、イーサリアムやポリゴンなど20種類以上の仮想通貨が揃い、いずれもワンコイン(500円)から購入することができる。
また、取引ツールがシンプルで、初心者にもやさしい。
まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会にCoincheckの利用を検討してみてほしい。
ウォレットを用意する
OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスは利用者登録が不要で、仮想通貨ウォレットを接続するだけで使用できるようになっている。
対応ウォレットはいくつか種類があるが、どれを使うべきかわからない場合は、汎用性が高い無料のウォレット「MetaMask(メタマスク)」を選ぶとよいだろう。
MetaMaskの入手方法は、別途次の記事で紹介しているので、まだお持ちでない方はぜひチェックしてみてほしい。
またMetaMaskを用意できたら、Coincheckなどで調達したイーサリアムをそのMetaMaskに送金しておこう。
MetaMaskへの送金方法についても、先ほど提示した記事を参照してもらいたい。
OpenSeaとウォレットをつなぐ
MetaMaskなどのウォレットを用意したら、それをOpenSeaに接続しよう。
サイト上部にある「ウォレットを接続」をクリックすると、対応ウォレットの一覧が表示されるので、その中から自身が使用しているウォレットを選択する。
するとウォレットが起動し、接続の許可を求められるので、その要求に応じれば接続手続きは完了だ。
Milady Makerを購入する
あとは、目星を付けていたMilady Makerのアイテムを実際に購入するだけだ。
Milady Makerのアイテムの詳細画面で「Buy Now」をクリックすると、ウォレットが起動するので、指示に従って操作すれば購入することができる。
以上、OpenSeaを例にしてMilady Makerの購入方法を紹介した。
流れを理解できたら、Coincheckで口座をつくるところからぜひ始めてみてほしい。
Milady Makerに関するよくある質問
最後に、Milady Makerに関してよくある質問を3つ紹介する。
よくある質問
- Milady Makerの保有者はどのくらいいますか?
- RemiliaはMilady Maker以外にもNFTアートを手がけていますか?
- Milady Makerにはどんな使い道がありますか?
Milady Makerの保有者はどのくらいいますか?
本記事執筆時点でMilady Makerは、3,477人のコレクターに保有されている。
Milady Makerの総数は9,732点なので、一部のコレクターは複数保有していることになる。
RemiliaはMilady Maker以外にもNFTアートを手がけていますか?
RemiliaはMilady Makerの他にも、いくつかのNFTアート(コレクタブルNFT)を手がけている。
その中でも知名度があるのは、Milady Makerの姉弟コレクションである「Redacted Remilio Babies」だ。
Milady Makerが2000年代の日本のサブカルファッションにインスパイアされているのに対し、Redacted Remilio Babiesでは、「Zoomer(Z世代、1990年代終盤から2010年代序盤までに生まれた世代のこと)」の美学が取り入れられている。
Milady Makerにはどんな使い道がありますか?
Milady Makerの使い道は、例えば次のようなものがある。
主な使い道
- SNSのアイコンに使う
- デジタルアートフレームを使って飾る
- メタバース内の自身の空間に展示する
- 投資対象として売買差益を狙う
その他の使い道については、以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてもらいたい。
Milady Makerとは?まとめ
今回はコレクタブルNFTのMilady Makerについて、その特徴や将来性などを解説した。
この記事のまとめ
- Milady Makerは、日本のサブカルファッションにインスパイアされたコレクタブルNFT
- 全9,732点のコレクションで、それぞれ特性やレアリティが異なる
- SNSアイコンに使える他、Live2Dのアバターなどにも用いられている
- 2023年5月、イーロン・マスク氏に取り上げられて価格が急騰した
Milady Makerは、イーロン・マスク氏に言及されたことをきっかけに知名度が急上昇し、二次流通市場で活発に取引されている。
2023年中頃に一時、価格がかなり高騰していたが、過熱感が収まってきたことで今はやや買い求めやすくなっている。
今後再び高騰することも十分に考えられるので、投資対象として興味がある方は、ぜひ今の内にMilady Makerへの投資を検討してみてはいかがだろうか。
なおCaptainzの購入には、仮想通貨のイーサリアムが必要になる。
そのためCaptainzに関心があるなら、4年連続アプリダウンロード数No.1*の人気の仮想通貨取引所「Coincheck」で、取引口座をつくっておこう。*対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2022年、データ協力:AppTweak
\500円から仮想通貨を買える!/