2025年3月に、bitbankから国内市場への初上場を果たした「Livepeerトークン(以下 LPT)」。
ただ、そのLPTがそもそもどういったものなのか知らないという人も多いでしょう。
そこで今回はLPTと、それを基軸通貨としているLivepeerについて、主な特徴や将来性などを解説します。
この記事からわかること
- Livepeer/LPTの基本情報
- LPTの値動き
- Livepeer/LPTの4つの特徴
- Livepeer/LPTの将来性
- LPTの価格予想
- LPTを買える仮想通貨取引所
国内でLPTの取り扱いがあるのは、今のところbitbankだけです。

投資してみたい方は、先にbitbankで口座をつくっておきましょう!
bitbankの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- 取引コストが割安な「取引所」の取扱銘柄が充実
- レンディングでインカムゲインを得られる
- 取引ツールが高性能(TradingViewを搭載)
*2024年 現物取引部門
目次
Livepeer/LPTとは?

名称 | Livepeerトークン |
シンボル・単位 | LPT |
ローンチ時期 | 2018年 |
発行基盤 | イーサリアムチェーン |
サイトURL | https://www.livepeer.org/ |
LPT(Livepeerトークン)は、分散型のビデオストリーミングプラットフォーム「Livepeer」の基軸通貨です。
Livepeerのエコシステム内で、インセンティブの支払いやガバナンスなど、さまざまな用途で使用されています。
2025年3月にLPTは、bitbankから国内市場への初上場を果たしました。
またbitbankでは、「販売所」と「取引所」の両方で、LPTを取引することが可能です。
LPTの値動き
まずは、LPTの値動きをおさえておきましょう。
リアルタイムの値動きは、以下のチャートのとおりです。
これまでの価格のピークは、2021年11月に付けた100.24ドルです。
その最高値は、いわゆる「コロナバブル」によって形成されました。
ただ、バブル崩壊後は勢いに欠け、3年以上に渡って最高値を更新できずにいます。
Livepeer/LPTの特徴
さてLivepeerとLPTには、次のような特徴があります。
主な特徴
- 分散型ストリーミングプラットフォーム
- AI領域にも事業を拡大中
- 開発基盤はイーサリアムチェーン
- LPTが複数の役割を持つ
分散型ストリーミングプラットフォーム
前述のとおりLivepeerは、分散型(非中央集権型)ビデオストリーミングのプラットフォームです。
従来型(中央集権型)のサービスと比べて、次のような優位性を持ちます。
Livepeerの優位性
- より低コストでストリーミングが可能
- エンコード処理への貢献でマネタイズが可能
- オープンソースで拡張性が高い
AI領域にも事業を拡大中
Livepeerは近年、ビデオストリーミングだけでなく、動画生成AIの領域にも用途を拡大しています。
次の一覧のように、AI搭載アプリが複数展開されており、それらを用いてより簡単に画像や動画をつくることが可能です。

開発基盤はイーサリアムチェーン
Livepeerの開発基盤は、イーサリアムチェーンです。
ユーザーのプライバシーは、ブロックチェーン技術によって強固に保護されています。

また独自通貨のLPTは、イーサリアムチェーンを基盤とした「ERC-20トークン」の1種です。
そのため仮想通貨取引所(CEX)で取引できるだけでなく、分散型取引所(DEX)にて、他のERC-20トークンとのスワップが可能です。
LPTが複数の役割を持つ

独自通貨のLPT(Livepeerトークン)は、Livepeerにて、次のような複数の役割を与えられています。
主な役割
- ユーザーへのインセンティブ
- ガバナンスへの参加権
- ステーキング

こうしたLivepeerでの実需も、LPTの価格形成の一端を担っています!
将来性に関わる注目ポイント
LPTに興味を持っている方は、その将来性も気になっていることでしょう。
ここでは次の3つの要素から、将来性を考察してみましょう。
将来性に関わる注目要素
- ストリーミング市場に伸びしろがある
- Web3/分散型技術の成長
- まだまだ従来型サービスが圧倒的
ストリーミング市場に伸びしろがある
容易に想像できると思いますが、世界の動画ストリーミング市場は年々大きくなってきています。
その成長ペースは、年平均で+20%超だとも言われています。
Livepeer自体の市場シェアが減らない限り、市場の成長はLivepeerにとって当然プラスにはたらきます。

Web3/分散型技術の成長

Web3や分散型の技術はまだまだ発展途上であり、進化を日夜続けています。
技術の発展が進めば、市場を席巻している大手プラットフォームに代わって、分散型のサービスに関心が向かう可能性があります。
特に、デジタルコンテンツのプライバシーや所有権が重要視される昨今の風潮は、Livepeerにとって有利にはたらくかもしれません。
まだまだ従来型サービスが圧倒的
Livepeerは、2017年に生まれたプラットフォームです。
サービス開始からそれなりに時間が経過していますが、その市場シェアはYouTubeなどの大手プラットフォームに遠く及びません。
またLivepeerに限らず、分散型サービスの多くは、なかなか従来型サービスの牙城を崩せずにいます。

そのように苦戦する主な要因は、以下のとおりです。
分散型が広まらない主な理由
- 単純に品質や利便性が劣る
- パフォーマンスが安定しない
- 仮想通貨の存在が参入ハードルを上げている
技術が発展してきているとはいえ、まだまだ多くの課題が山積みです。

あまりに普及が進まないと、道半ばで淘汰されることも十分に考えられるでしょう…
LPTの価格予想
海外のデータアグリゲーターサイトには、各銘柄の価格予想を発信しているところもあります。
今回はその中からDigital Coin Priceをピックアップし、LPTの価格予想を紹介します。
Digital Coin PriceにおけるLPTの今後10年の価格予想は、以下のとおりです。
Year | Minimum Price | Average Price | Maximum Price |
---|---|---|---|
2025 | $5.44 | $12.62 | $13.29 |
2026 | $13.00 | $15.08 | $15.67 |
2027 | $17.80 | $20.55 | $21.65 |
2028 | $23.26 | $25.63 | $27.42 |
2029 | $23.26 | $25.63 | $27.42 |
2030 | $28.73 | $32.72 | $33.27 |
2031 | $40.83 | $44.72 | $45.27 |
2032 | $58.98 | $61.82 | $62.72 |
2033 | $83.13 | $85.67 | $86.81 |
2034 | $113.42 | $115.50 | $117.80 |
参考
- 執筆時の価格:6.05ドル(2025年3月5日)
- 史上最高値:100.24ドル(2021月11月10日)
Degital Coin Priceは、LPTの価格が今後10年の間に20倍になると予想しています。
Livepeerの普及の行方次第では、このような大幅な高騰が起こる可能性も十分にあるでしょう。

LPTへの投資を検討している方は、ぜひこの予想も判断材料に加えてみてください!
LPTを買える仮想通貨取引所
2025年3月時点だと、LPTの扱いがある国内取引所はbitbankだけです。
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) 信用取引(取引所) |
取扱銘柄* | ADA、APE、ARB、ASTR、AVAX、AXS、BAT、BCH、BNB、BOBA、BTC、CHZ、CYBER、DAI、DOT、DOGE、ENJ、ETH、FLR、GALA、GRT、IMX、KLAY、LINK、LPT、LTC、MANA、MASK、MKR、MONA、OMG、OAS、OP、POL、QTUM、RENDER、SAND、SOL、TRX、XLM、XRP、XYM 【全42種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.02%、Taker0.12% |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
自動積立 | ✕ |
レンディング | 〇 |
ステーキング | ✕ |
その他のサービス | ー |
bitbankの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- 取引コストが割安な「取引所」の取扱銘柄が充実
- レンディングでインカムゲインを得られる
- 取引ツールが高性能(TradingViewを搭載)
*2024年 現物取引部門
Bitbankでは、LPTを含めて40種類以上の銘柄が用意されています。
またそのすべてを、「販売所」と「取引所」の両方で取引することができます。


特に「取引所」は、コストを安く抑えられるのでオススメです!
無料で口座をつくれるので、まだ試したことがない方はぜひ、この機会に口座をつくってみてはいかがでしょうか。
Livepeer/LPTに関するQ&A
それでは最後に、LivepeerとLPTに関してよくある質問を3つ紹介します。
よくある質問
- LPTのステーキングはどこでできますか?
- Livepeerの創設者はだれですか?
- LPTの競合銘柄は教えてください。
LPTのステーキングはどこでできますか?
LPTのステーキングは、以下のサイトでおこなうことができます。
Livepeerの創設者はだれですか?
Livepeerは、アメリカのスタートアップ企業 Livepeer Incによって開発されました。
またLivepeer Incは、エンジニアであるDoug Petkanics氏とEric Tang氏によって設立されました。
LPTの競合銘柄は教えてください。
LPTの競合は、RENDERやTHETAなどがあります。
その他の競合については、以下のリングをチェックしてみてください。
Livepeer/LPTとは?まとめ
今回はLivepeerと、その基軸通貨であるLPTについて解説しました。
この記事のまとめ
- Livepeerは、分散型ビデオストリーミングのプラットフォーム
- ストリーミングだけでなく生成AIの領域にも進出中
- LPTがインセンティブやガバナンスなどに用いられている
- 価格のピークは2021年末、その後は低迷が続いている
- YouTubeなど競合が強く、市場シェアの伸びは不透明感が強い
ストリーミング市場は、成長著しいマーケットです。
手強い競合が多いという懸念点もありますが、その成長市場の中で、いかにLivepeerが発展していけるのか要注目です。
またLPTには、bitbankから投資することができます。
本記事をとおして興味を持った方は、ぜひLPTをポートフォリオに加えてみてはいかがでしょうか。
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- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- 取引コストが割安な「取引所」の取扱銘柄が充実
- レンディングでインカムゲインを得られる
- 取引ツールが高性能(TradingViewを搭載)
*2024年 現物取引部門