今回取り上げるDymension(ディメンション)は、業界で昨今話題を呼んでいる「モジュラー型」ブロックチェーンの1つです。
2024年2月7日ローンチの比較的新しいブロックチェーンですが、話題の「モジュラー型」という点から、Dymensionにもすぐに注目されました。
その結果、ネイティブトークンの「DYM」は一時、時価総額ランキングでトップ50位に肉薄したこともあります。

本記事ではそんなDymensionと、ネイティブトークンのDYMについて、主な特徴や将来性などをわかりやすく解説していきます。

モジュラー型BCの関連コインに興味がある方は、ぜひご覧ください!
この記事からわかること
- Dymension/DYMの基本情報
- Dymension/DYMの4つの特徴
- DYMの値動き
- Dymension/DYMの将来性
- DYMの価格予想
- DYMを買える海外取引所
今のところ仮想通貨DYMは国内市場での取り扱いがなく、購入したい場合は海外取引所の口座が必要です。
DYMを扱っていて、なおかつ日本人でも使える海外取引所はいくつかあります。
またその中でもBybit(バイビット)は、日本語表記に完全対応していて手数料もリーズナブルなので、非常に人気です。

使ったことがない方はぜひ、この機にBybitで口座をつくってみてください!
Bybitの特長
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- 日本語表記に完全対応
- 取扱銘柄は1,900種類以上
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目次
Dymension/DYMとは?

名称 | DYM |
シンボル・単位 | DYM |
基盤のブロックチェーン | Dymension |
サイトURL | https://dymension.xyz/ |
Dymension(ディメンション)は、2024年2月7日にメインネットがローンチされた、「モジュラー型」のブロックチェーンです。
またDymensionでは、ゲームやDeFiプロトコルなどの基盤となる、独自のアプリチェーン「RollApps」を開発することも可能です。

モジュラー型については、あとで詳しく解説します!
基軸通貨は「DYM」といい、エコシステム内で、手数料の支払いやネットワークの保全(ステーキング)に用いられています。
なおDYMは、今のところ国内市場での取り扱いはありません。
そのためDYMに投資するのであれば、Bybitなどの海外取引所で、取引口座を用意する必要があります。
Dymension/DYMの特徴

さて、DymensionおよびDYMには、次のような特徴があります。
主な特徴
- モジュラー型のブロックチェーン
- 独自レイヤーをつくれる
- データ可用性に優れている
- DYMのステーキングで稼げる
モジュラー型のブロックチェーン
Dymensionは、拡張性・柔軟性に優れるモジュラー型のブロックチェーンです。
従来型のブロックチェーン(モノリシック型)は、1つのブロックチェーンがトランザクションの実行や検証など、あらゆる役割をこなす必要がありました。

役割が多すぎて、非効率ということですね。
一方でDymensionのようなモジュラー型ブロックチェーンは、
- トランザクションの実行レイヤー
- 決済レイヤー
- データの検証・記録レイヤー
といったように、複数のレイヤーに役割を振り分けていくことができます。

また、そうすることでネットワークが最適化され、高スケーラビリティかつ低コストな利用環境の構築に成功しています。
独自レイヤーをつくれる
モジュラー型のブロックチェーンであるDymensionでは、エンジニアがSDKを使い、オリジナルのレイヤー「RollApps」をつくることができます。
RollAppsは、DApps(分散型アプリ)の構築と稼働に特化したレイヤーです。
そこでおこなわれたトランザクションの検証は、別のレイヤー(Dymensionハブ)でおこなわれます。
- RollApps ⇒DAppsの基盤、トランザクションの実行レイヤー
- Dymensionハブ ⇒RollAppsからのトランザクションを処理、RollApp 間の通信を促進
このように各レイヤーで役割を分けることで、アプリが稼働するレイヤー「RollApps」で高いパフォーマンスを発揮できるようになっています。

データ可用性に優れている
ブロックチェーンにおける「データの可用性(アベイラビリティ)」とは、ブロックに格納されたデータをあとから引き出して使えることを指します。
例えばブロックチェーン「Celestia」は、「データ可用性サンプリング」という独自技術で、格納されたデータの一部を後から自由に取り出すことができます。

Dymensionは、そんな「Celestia」や「Avail」など、データ可用性に優れる外部のソリューションを「データ可用性レイヤー」として活用。
そうすることで、効率的にその技術を流用することに成功しています。

DYMのステーキングで稼げる
Dymensionは、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)から派生したコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
そのため、ネイティブトークンであるDYMの保有者は、DYMのステーキングでインセンティブを得ることができます。
ちなみに、2024年2月時点でのステーキングのAPR(年換算利回り)は23.46%と、他のブロックチェーンと比べても非常に高水準です。

DYMの値動き
ここでDYMの値動きを確認しておきましょう。
リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおりです。

現状が割安だと感じる方は、ぜひBybitをとおしてDYMに投資してみてはどうでしょうか?
Dymension/DYMの将来性
続いて以下の3つの要素から、DymensionおよびDYMの将来性を考察してみましょう。
今後に関わる注目要素
- RollAppsが増えていく
- 先行者利益に期待
- DYMの上場先増加に期待できる
RollAppsが増えていく
Dymensionは、性能を試験するテストネットで数多くのRollAppsがつくられています。

一方で、メインネットの方はローンチから日が浅く、RollAppsの展開がまだまだ進んでいません。
今後テストネットから多くのRollAppsが移行していけば、それを基盤として多くのDAppsがつくられるはずです。
そうしてエコシステムが拡大していくと、ネイティブトークンであるDYMの実需も拡大していくでしょう。
先行者利益に期待
Dymensionのようなモジュラー型ブロックチェーンは、その高い性能によって注目を集め、業界の新トレンドの1つとなっています。
一方で、新興の技術なのでまだまだ数が少なく、データアグリゲーターの「CoinMarketCap」によると、2024年2月時点でその関連銘柄は17種類ほどしかありません。
つまりDymensionには、先行者利益を獲得するチャンスがあるということです。
今後さまざまな競合が生まれる可能性がありますが、先行者利益をつかめれば、後発組にそう易々と市場シェアを奪われることはないでしょう。

DYMの上場先増加に期待できる
仮想通貨DYMは、Dymensionのメインネットローンチに合わせて、Binance やBybitなど多くの大手海外取引所へと上しました。
新興の銘柄なので、時間を経るごとに上場先はさらに増えていくでしょう。

上場先の増加は、投資資金の流入ルートが増えることと同義です。
さらに、メジャーな仮想通貨取引所に上場すれば、その話題が投資家に好感されて短期的な高騰につながるケースもあります。
そのためこれからDYMに投資するなら、新規上場に関するニュースにもアンテナを張っておきたいところですね。
Dymension/DYMの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもあります。
今回はその中の1つ「DigitalCoinPrice」をピックアップし、DYMの価格予想を紹介します。
DigitalCoinPriceにおけるDYMの今後10年の価格予想は、以下のとおりです。
Year | Minimum Price | Average Price | Maximum Price |
---|---|---|---|
2025 | $0.28 | $0.65 | $0.68 |
2026 | $0.66 | $0.79 | $0.80 |
2027 | $0.91 | $1.06 | $1.12 |
2028 | $1.19 | $1.35 | $1.42 |
2029 | $1.19 | $1.35 | $1.42 |
2030 | $1.47 | $1.60 | $1.69 |
2031 | $2.08 | $2.21 | $2.31 |
2032 | $3.02 | $3.16 | $3.23 |
2033 | $4.25 | $4.42 | $4.45 |
2034 | $5.80 | $5.96 | $6.01 |
参考
- 史上最高値:8.66ドル(2024年2月14日)
御覧のとおりDigitalCoinPriceは、これからDYMが堅調に値上がりしていき、10年後には今の約20倍の価格になるという予想を立てています。
性能や話題性を鑑みると、この予想のように、今後大きく飛躍する可能性は十分にあると言えるでしょう。

ぜひこうした価格予想も参考にしつつ、DYMへの投資を検討してみてください!
DYMを買える仮想通貨取引所
DYMは、残念ながら国内取引所での取り扱いがありません。
そのためDYMに投資したいのであれば、
- DYMの取り扱いがある
- 日本人を受け入れている
この2つの条件を満たす海外取引所の口座が必要になります。
具体的な選択肢は、以下のようなものがあります。
また、これらの海外取引所の中でのイチオシは「Bybit(バイビット)」です。

取扱銘柄数* | 1,900種類以上 |
取引手数料 | 現物取引* ⇒ Maker 0.10% 、Taker0.10% 先物取引* ⇒ Maker 0.02% 、Taker0.055% *割引プログラムあり |
主なサービス | 現物取引(取引所) ワンクリック購入 先物取引 取引ボット コピートレード ステーキング レンディング ローンチパッド |
日本語表記 | 〇 |
公式サイト | Bybit公式サイト |
Bybitの特長・魅力
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Bybitは、DYMを含めて1,900種類を超える仮想通貨がラインナップされています。
また、その豊富な銘柄を0.1%以下*のリーズナブルな手数料で取引することができます。
さらに国内取引所にはないユニークなサービスが数多く用意されて点も魅力です。
関連記事:Bybitの主要サービス17種類を解説
日本語に対応しており、英語が不得手な方も使えるので、DYMへの投資に興味がある方はぜひBybitのサイトを覗いてみてください。
Dymension/DYMに関するQ&A
それでは最後に、DymensionとDYMに関してよくある質問を3つ、紹介します。
よくある質問
- DYMの総供給量は決まっていますか?
- DYMに対応しているウォレットを教えてください。
- ステーキングのやり方を教えてください。
DYMの総供給量は決まっていますか?
DYMの現段階の総供給量は、10億DYMに設定されています。
また以下のグラフのように、時を経るごとに少しずつ市場への供給量が増えていく仕様になっています。

DYMに対応しているウォレットを教えてください。
DymensionおよびDYMに対応したウォレットは、
- MetaMask
- TrustWallet
- Keplr
などがあります。
特にMetaMaskは、汎用性・拡張性に優れていておすすめです。
ステーキングのやり方を教えてください。
DYMのステーキングの手順は、以下のとおりです。
ステーキングの手順
- BybitなどでDYMを購入
- ウォレット(MetaMaskなど)を用意
- ウォレットにDYMを移し替え
- 「Dymension Portal」にウォレットを接続
- バリデーターを選んでDYMをステーキング
バリデーターとは、トランザクションの検証作業をおこなっているネットワーク参加者 (ノード)のことです。
バリデーターを選び、DYMをステーキングすることで、バリデーターが得たステーキング報酬から分配を受けることができます。

Dymension/DYMとは?まとめ
今回はブロックチェーン「Dymension」とそのネイティブトークン「DYM」について、主な特徴や将来性などを解説しました。
この記事のまとめ
- Dymensionは2024年2月生まれのモジュラー型ブロックチェーン
- DAppsの基盤となるレイヤー「RollApps」の開発が可能
- 基軸通貨DYMのステーキングで稼ぐことができる
- 2024年2月時点でDYMは、国内市場へは未上場
昨今モジュラー型ブロックチェーンがトレンド化してきていることから、DymensionおよびDYMはローンチ直後から高い注目を集めています。
また将来的にモジュラー型ブロックチェーンが当たり前の存在になれば、今度は先行者利益によって、安泰な地位を築いていくことができるかもしれません。
本記事をとおして将来性を感じた方は、ぜひBybitなどの海外取引所を使い、DYMへの先行投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。