国内取引所におけるデリバティブ取引は、どの事業者も基本的にレバレッジ取引(裁量取引)しか選択肢がありません。
一方で海外だと、デリバティブ取引の選択肢が豊富に用意されているケースが多く見られます。
今回はそんな海外取引所からBybit(バイビット)をピックアップし、バリエーションや各サービスの魅力などをわかりやすく解説します。

「国内取引所では物足りない」と感じている方は、ぜひ本記事を読んでみてください!
この記事からわかること
- Bybit|デリバティブ取引の基本情報
- Bybit|デリバティブ取引の種類
- Bybit|デリバティブ取引の魅力
- デリバティブ取引(無期限先物)のやり方
Bybitの特長
- 世界で累計6,000万人以上に選ばれている
- 日本語表記に完全対応
- 取扱銘柄は1,900種類以上
- 取引手数料が0.1%以下と格安
- 先物取引のレバレッジは最大125倍
20ドル相当の新規登録ボーナス、最大3万ドル相当の入金ボーナスがもらえるキャンペーン実施中!
目次
Bybitのデリバティブ取引とは?

デリバティブ取引とは、仮想通貨の価格に基づく金融派生商品のことです。
後ほど詳しく紹介しますが、Bybitでは先物取引やオプション取引など、それに属するサービスが複数用意されています。
なお現物取引と比較すると、デリバティブ取引の各サービスは、総じて次のような特徴を持っています。
共通した特徴
- 元手(証拠金)を担保にしてレバレッジをかけられる
- 買いと売りのどちらからでも仕掛けられる
- 仮想通貨の現物のやり取りはない
Bybit|デリバティブ取引の種類
さて、Bybitのデリバティブ取引のバリエーションは以下のとおりです。
デリバティブ取引の種類
- 無期限先物取引
- 先物取引
- USDCオプション取引
- レバレッジトークン
- コピートレード
- 取引ボット
- デモ取引
無期限先物取引

決済期限のない先物取引で、Bybitのデリバティブ取引の主力商品です。
400種類以上の銘柄が揃っており、銘柄次第でレバレッジは最大125倍まで掛けられます。
担保資産は基本的にはテザー(USDT)ですが、一部の通貨ペアはUSDCやビットコインを担保にして、取引することもできます。
Bybit無期限先物の利点
- 国内取引所と比べて銘柄数がケタ違い
- 大きなレバレッジを掛けられる
- 任意でレバレッジの変更が可能
- マージンモードを選べる
- 資金調達手数料をインカムゲインにすることも可能
先物取引
決済期限のあるオーソドックスな先物取引で、レバレッジは最大50倍までに設定されています。
また、基本的にUSDCが担保として用いられていますが、ビットコインもしくはイーサリアムを担保にできる通貨ペアもあります。
無期限先物取引と違って、先物取引には資金調達手数料がありません。
そのため、ポジション保有中の資金調達手数料による投資資金の増減を気にする必要がありません。
USDCオプション取引

オプション取引は、短期的な値動きを予測する金融商品です。
特定の資産の価格変動を予測し、あらかじめ定めた価格(行使価格)で売買する権利を取引します。
対象はビットコイン・イーサリアム・ソラナの3種類から選択可能で、決済通貨にはUSDCが指定されています。
オプション取引の利点
- 大きなレバレッジを掛けられる
- 仕組みがシンプルでわかりやすい
- 負けたときの損失額をあらかじめ限定できる
- 現物取引と併用し、リスクヘッジとしても使える
レバレッジトークン
レバレッジトークンは、原資産の価格変動に追従しつつ、その変動幅がレバレッジで増幅されている金融商品です。
例えばBTC3L(ロング)は、購入後に値上がりすると、現物のビットコインを買った場合と比べて大よそ3倍のリターンを得られるように設計されています。

また、先物取引と違って「証拠金」の概念がなく、強制決済のリスクがないのが魅力の1つとなっています。
コピートレード

Bybitのコピートレードは、初心者でも簡単にプロのトレーダーの取引を自動的にコピーすることができるサービスです。
実績豊富なトレーダーの戦略をコピーして、取引経験の少ないユーザーでも収益を得ることができます。
また、自身が戦略を提供する側になり、成果報酬で稼ぐことも可能です。
取引ボット

出典:Bybit
取引ボットは、あらかじめ設定したパラメータにしたがって、自動で売買を繰り返してくれるツールです。
現物取引と先物取引のどちらでも使えます。
プログラミングの知識は不要であり、与えられた項目に数値を入力していくだけで、かんたんにオリジナルのボットを組むことができます。
また自分で設定を組めるだけでなく、Bybitが提案してくれるバックテスト済みのボットを使うことも可能です。
デモ取引

出典:Bybit
自身の資産をリスクに晒すことなく、デモで取引の実戦経験を積めるサービスです。
投資初心者にとって基礎を学ぶ場になるだけでなく、上級者が新しい戦略を実践する場としても活躍しています。
デモ取引は、デリバティブ取引だけでなく現物取引でも利用することができます。
Bybit|デリバティブ取引の魅力
さきほどデリバティブ取引の取扱商品を紹介しましたが、ここであらためて、それらに共通する魅力を整理しておきましょう。
Bybit|デリバティブ取引の魅力
- 取引コストがリーズナブル
- レバレッジの自由度が高い
- 運用の選択肢が豊富
- 取扱銘柄が豊富
- 統合取引アカウントが便利
取引コストがリーズナブル
国内取引所では、海外取引所の本格的なデリバティブ取引の代わりに、レバレッジ取引(仮想通貨CFD)のサービスが提供されています。
ただそこでは、需要が日本人投資家のみに限られていることに起因して、どうしても割高な利用コストを取られがちです。
一方、Bybitは世界で数千万人規模のユーザーを抱えており、大規模な取引量を背景に薄利多売が可能です。
そのため、取引手数料がとにかくリーズナブルで、例えば先物取引やオプション取引ではいずれも0.1%に満たない手数料で取引を楽しめます。
取引の種類 | 取引手数料* |
---|---|
無期限先物取引 | Maker:0.055% Taker:0.020% |
先物取引 | Maker:0.055% Taker:0.020% |
オプション取引 | Maker:0.020% Taker:0.020% |
レバレッジの自由度が高い
国内取引所のレバレッジ取引は、ユーザーの資産保護の観点から、どの事業者もレバレッジが最大2倍までに制限されています。

一方、Bybitはユーザーの裁量を尊重した設計になっており、より大きなレバレッジを自分の判断でかけることができます。
先ほども紹介しましたが、無期限先物取引ならなんと、最大で125倍のレバレッジを掛けることが可能です。
運用の選択肢が豊富

国内取引所では、レバレッジを使えるのは基本的に裁量トレードだけで、それ以外の選択肢はほぼありません。
しかしBybitには、オプション取引やコピートレードなど、オーソドックスな先物取引(無期限先物)以外にも選択肢が豊富に用意されています。
またコピートレードや取引ボットは、実績のあるトレーダーやボットを真似できるため、投資初心者でも継続して稼げる見込みがあります。
取扱銘柄が豊富

レバレッジ取引で国内最多の取扱銘柄を揃えているのはSBI VCトレードなのですが、その数は38種類*と50種類にも達していません。*2025年6月時点
一方でBybitの場合は、例えば無期限先物取引なら、400種類以上の銘柄が用意されています。

ラインナップが豊富なので、より多くのチャンスを掴むことができますね!
統合取引アカウントが便利

出典:Bybit
Bybitの「統合取引アカウント」は、現物・デリバティブ・オプションの取引を一括管理できるアカウント(口座)で、以下のような利点があります。
主な利用メリット
- 資金の振替が不要(振替なしで現物・デリバティブ・オプションの取引が可能)
- 現物資産をデリバティブ取引の担保に充てられる
- 証拠金モード(分離/クロスなど)を自由に設定できる
現物取引のみを行う場合には、それほど大きな恩恵は感じないかもしれません。
しかし、デリバティブ取引も併用する場合には、この「統合取引アカウント」の利便性を強く実感できるはずです。
デリバティブ取引(無期限先物)のやり方
前述のとおり、Bybitのデリバティブ取引にはさまざまな種類があります。
今回はそれらの中から、USDTを証拠金とした「無期限先物取引」をピックアップし、そのやり方をかんたんに紹介します。
無期限先物のやり方
- USDTを用意する
- 取引する通貨ペアを選ぶ
- 証拠金の扱いを決める
- 最大のレバレッジ倍率を決める
- 注文方法を決める
- 数量などを決めて注文を入れる
USDTを用意する
まずは、担保および決済通貨として用いるステーブルコインのUSDT(テザー)を用意しましょう。
USDTは国内取引所で取り扱われていないため、以下のように国内取引所とBybitの現物取引を併用して用意するのが基本です。
USDTの調達方法
- 国内取引所でBTCなどを購入
- BTCをBybitに送金
- BybitでBTCをUSDTに換金
取引する通貨ペアを選ぶ
次に、取引する通貨ペアを決めましょう。
取引可能な通貨ペアは、取引画面左上にあるアイコンをクリックすると、一覧で表示することができます。
ちなみに今回は、例としてBTC/USDTを取り上げます。
証拠金の扱いを決める
Bybitでは、証拠金(担保)の扱いを以下の3つのモードから選べます。
3つのモード
【分離マージンモード】
ポジションごとで一定額の証拠金を要するモード。
強制決済される場合は、そのポジションに割り振られた証拠金のみが損なわれる。
【クロスマージンモード】
すべてのポジションで証拠金が共有されるモード。
強制決済される場合、先物アカウントにあるすべての証拠金を失う可能性がある。
【ポートフォリオマージンモード】
現物資産を含むポートフォリオ全体でリスク管理をおこなうモード。
現物資産によるリスクヘッジをしておくと、クロスマージンモードよりも必要な証拠金を減らすことができる。
これら3つから、自身の戦略に合ったものを選択しましょう。

最大のレバレッジ倍率を決める
USDTを担保とするBTC/USDTの無期限先物取引は、レバレッジの最大倍率が100倍に設定されています。
また1~100倍までの間で、ユーザー自らが取引の際のレバレッジ倍率をコントロールすることが可能です。


なお初心者の内は、実際に使うレバレッジを5倍程度までに抑えておくことをおすすめします。

資金管理・リスク管理に慣れてきたら、そこから自身の戦略に合わせて調整しましょう!
注文方法を決める
Bybitの無期限先物では、成行注文以外にも以下のような注文方法が用意されています。
注文方法の種類
- 成行注文
- 指値注文
- 追跡指値注文
- TWAP
- アイスバーグ
- 分割注文
- Webhookシグナル取引
これらの中から、自身の戦略に合ったものを選択しましょう。

なお、これらすべてを紹介すると非常に長くなるため、今回は説明を割愛し、成行注文について解説していきます。

Bybitを使い慣れてきたら、ぜひさまざまな注文の仕方を試してみてください!
数量などを決めて注文を入れる
成行注文はその名のとおり、現状の市場価格で取引をするので、基本的に売買したい数量(または金額)さえ入力すれば、かんたんに取引することができます。

また必要であれば、任意で利確と損切りの水準を決めておくことも可能です。


ひととおりの設定が済んだら、あとは売買の方向(ロングまたはショート)を決めて注文を出すだけです。

以上、Bybitの無期限先物取引について、基礎的な部分を解説しました。
ここで解説したのは、デリバティブ取引の中でもごく一部に過ぎず、実際にはさまざまな方法で仮想通貨投資を楽しめます。
興味がある方はぜひ、実際にBybitでデリバティブ取引にトライしてみてください。
Bybit|デリバティブ取引に関するQ&A
最後に、Bybitのデリバティブ取引に関してよくある質問を3つ紹介します。
よくある質問
- デモ取引に利用期間の制限などはありますか?
- 無期限先物でポジションの維持コストはかかりますか?
- 各サービスの取扱銘柄はどこで確認できますか?
デモ取引に利用期間の制限などはありますか?
デモ取引に利用期間や回数の制限はありません。
自信を持って取引に臨めるようになるまで、何度でも利用することができます。
無期限先物でポジションの維持コストはかかりますか?
無期限先物取引では、ポジションの維持コストとして「資金調達手数料」を徴収されます。
ただ資金調達手数料は、Bybit側に支払うのではなく、無期限先物でポジションを保有しているユーザー間で支払う仕組みになっています。
その比率(資金調達率という)がプラスの場合は、ロングポジションの保有者がショートポジションの保有者に手数料を支払わなければなりません。
逆にマイナスなら、ショートポジションの保有者がロングポジションの保有者に支払うことになります。

このように資金調達手数料は、必ずしも一方が払い続けるものではなく、状況次第では自身が手数料を受け取る側に回ることもあります。
各サービスの取扱銘柄はどこで確認できますか?
現物取引やデリバティブ取引の各サービスの取扱銘柄は、「相場情報」から一覧でチェックすることができます。


Bybitのデリバティブ取引まとめ
今回はBybitのデリバティブ取引について、そのバリエーションや魅力などを解説しました。
この記事のまとめ
- Bybitは、先物取引を中心としたデリバティブ取引を提供
- どのサービスも手数料がリーズナブル
- 無期限先物では、最大125倍のレバレッジを掛けられる
- 取引ボットやコピートレードでの運用も可能
Bybitのでは、無期限先物取引やオプション取引、コピートレードや取引ボットなど、デリバティブ系のサービスが豊富に揃っています。
しかも、取引コストはどれも非常に良心的です。

いろいろなサービスを気軽に試せるのも魅力ですね!
無料で口座をつくれるので、まずは気軽にBybitの口座をつくって、デリバティブ取引を始めてみてはいかがでしょうか。