ドージコインとシバイヌコインが成功をおさめたことで、その前例に倣おうと、仮想通貨業界では日夜新しい「犬コイン」が発行されている。
今回紹介する「AIDOGE」も、そうした後発組の犬コインの1つなのだが、後発にも関わらず犬コインの中でトップクラスの時価総額と知名度の獲得に成功している。
本記事ではそんなAIDOGEと、AIDOGEをネイティブトークンとしているプロジェクト「ArbDoge AI」について、主な特徴や将来性を解説していく。
この記事からわかること
- ArbDoge AI/AIDOGEの基本情報
- ArbDoge AI/AIDOGEの6つの特徴
- AIDOGEのこれまでの値動き
- ArbDoge AI/AIDOGEの将来性
- AIDOGEを買える海外取引所
AIDOGEは、まだ国内での取り扱いがなく、購入の際には海外取引所を利用する必要がある。
また、AIDOGEを扱う海外取引所の中でもMEXC(エムイーエックスシー)は、日本語表記に完全対応していて、日本人でもストレスなく取引を楽しむことができる。
メールアドレスの登録だけで簡単に口座をつくれるので、興味がある方はぜひこの機会にMEXCのこともチェックしてみてほしい。
MEXCの特長
- 国内取引所と比べて取扱銘柄数がケタ違い(1,700種以上)
- 取引手数料がリーズナブル
- 日本語表記に完全対応
- 新規登録時に本人確認書類が不要
目次
ArbDoge AI /AIDOGEとは?
名称 | AIDOGE |
ティッカーシンボル・通貨単位 | AIDOGE |
ローンチ時期 | 2023年4月 |
価格* | 0.0000000001546ドル/AIDGE |
時価総額ランキング* | 621位 |
サイトURL | https://arbdoge.ai |
「ArbDoge AI」は、コミュニティの協力のもと、AIを活用したプロダクトの作成を目指しているプラットフォームだ。
具体的な道筋は設定されておらず、プロトコルの開発者はArbDoge AIのことを「実験」と称している。
またArbDoge AIのネイティブトークンは「AIDOGE」といい、エコシステム内での決済や、ステーキングなどに用いられている。
AIDOGEは今のところ国内市場での取り扱いはなく、購入したい場合はMEXCなどの海外取引所を利用する必要がある。
ArbDoge AI /AIDOGEの特徴
さて、「ArbDoge AI」とそのネイティブトークン「AIDOGE」は、次のような特徴を有している。
主な特徴
- Arbitrumチェーンを基盤とした犬コイン
- 最初にすべてのAIDOGEがエアドロップされた
- ネイティブトークンはAIDOGEとAICODE
- デフレシステムが仕込まれている
- ステーキングで稼げる
- ローンチパッドがある
Arbitrumチェーンを基盤とした犬コイン
AIDOGEは、Arbitrumチェーンを基盤としている「犬コイン」の一種だ。
犬コインとは、コインデザインに犬のイラストを用いたミームコインの総称であり、ドージコインやシバイヌコインがその代表格である。
ちなみにArbitrumチェーンは、イーサリアムの負担軽減を目的として開発されたレイヤー2ブロックチェーンであり、2021年8月にメインネットがローンチされている。
最初にすべてのAIDOGEがエアドロップされた
前述のとおりArbDoge AIは、自らのことを「実験」と称している。
AIを活用したプロダクトの作成を目指してはいるが、目的を果たすための具体的なロードマップは存在せず、基本的にその成り行きはコミュニティへと委ねられている。
またコミュニティに開発を委ねるためにArbDoge AIは、スタートの時点でAIDOGEをすべてコミュニティにエアドロップするという、ユニークな手段を取った。
2023年3月末にArbitrumチェーンは、特定のユーザーに対してネイティブトークン「ARBトークン」のエアドロップをおこなったのだが、そのエアドロップにArbDoge AIは便乗した。
具体的には、Arbトークンのエアドロップを受ける資格を持つ者に対し、すべてのAIDOGEをエアドロップしようとしたのだ。
その結果、総発行数量210兆枚の内、約90%分が一気にArbitrumユーザーへとエアドロップされた。
デフレシステムが仕込まれている
AIDOGEは、取引の際に8%の課税がなされる仕様になっている。
また徴収した税金の1/8は、バーン(焼却)によって流通から永久に除外される。
AIDOGEはスタート時点で全210兆枚が発行済みであり、繰り返しバーンがおこなわれれば、徐々に通貨としての希少価値が上がっていくということだ。
なお2023年12月上旬時点では、すでに総発行数量の約10%分がバーンされている。
ネイティブトークンはAIDOGEとAICODE
今回はAIDOGEをメインに解説をしているが、実はArbDoge AIエコシステムには、AIDOGEのほかにもう1つ「AICODE」というネイティブトークンがある。
AICODEは、ArbDoge AIのあらゆる場面(NFTの取得、ガバナンスなど)で使用されている。
また、AICODEの総供給量は2,100万枚とAIDOGEと比べると大幅に抑えられており、流通のペースも緩やかに設定されている。
さらにAICODEは、AIDOGEをバーン(バーンマイニングという)することで手に入れることも可能だ。
ステーキングで稼げる
AIDOGEとAICODEはどちらも、ArbDoge AIの専用プラットフォームにて、ステーキングをおこなうことが可能だ。
AIDOGEをステーキングした場合は報酬として同じくAIDOGEを、AICODEをステーキングした場合はAIDOGE・AICODE・ARBトークンの3銘柄を獲得できる。
またステーキングの利回りは、AIDOGEとAICODEのどちらを預け入れた場合も、破格の年利100%越え*となっている。*2023年12月時点
ローンチパッドがある
仮想通貨における「ローンチパッド」とは、市場上場前の銘柄を固定価格で買えるプラットフォームのことだ。
ArbDoge AIにはこのローンチパッドが用意されており、Arbitrumチェーンやイーサリアムチェーンを基盤として発行されたさまざまな銘柄を買うことができる。
本記事執筆時点(2023年12月上旬)までにArbDoge AIのローンチパッドでは、150種類を超える新規銘柄が販売されている。
AIDOGEの値動き
ここで、AIDOGEの値動きを紹介しておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおりだ。
2023年末までの値動き
次にAIDOGE/USDチャートで、市場に上場した2023年4月から2023年末までの値動きを振り返っておこう。
エアドロップ後すぐにAIDOGEは市場への上場を果たし、上場からしばらくの間は堅調に高騰していた。
ただ、その高騰は投機筋の取引するものであり、投機筋が利確の売りを仕掛けると、瞬く間に暴落することとなった。
また暴落後は目ぼしい値動きがなく、2023年10月に入ってやや復調の兆しが見えたものの、5月に付けた史上最高値には遠く及ばないのが現状だ。
だがこうした状況をポジティブに見ると、今のAIDOGEは「一時期よりもお手頃な価格で買える状態にある」とも捉えられる。
現状をチャンスと見る方は、MEXCなどを使ってAIDOGEへの投資にトライしてみるとよいだろう。
ArbDoge AI /AIDOGEの将来性に関わるポイント
続いて以下の3つの要素から、ArbDoge AIおよびAIDOGEの将来性を考察してみよう。
将来性に関わる注目要素
- 犬コインの中では上位の知名度がある
- コミュニティ主導でエコシステムが拡大するかもしれない
- Arbitrumチェーンの需給に影響を受ける
犬コインの中では上位の知名度がある
犬コインは、ドージコインやシバイヌコインの成功に続こうと数多くの銘柄がつくられており、その数は本記事執筆時点(2023年12月上旬)で約300種類に上る。
そんな数ある犬コインの時価総額を比べた際、AIDOGEは上から10番目の規模*を誇っている。*2023年12月2日時点、CoinMarketCap調べ
現状それなりの知名度もあり、そうした実需と知名度の高さは、今後も中長期的にArbDoge AIエコシステムを下支えしてくれるはずだ。
コミュニティ主導でエコシステムが拡大するかもしれない
ArbDoge AIは、ドージコインやシバイヌコインがそうであったように、コミュニティに成り行きを委ねてエコシステムの拡大を目指している。
二番煎じ・三番煎じのやり方であるため、上手くいかずに自然淘汰される可能性も十分にある。
しかし、上手く前例を踏襲できれば、ドージコインのような活気あるエコシステムを築くことができるかもしれない。
Arbitrumチェーンの需給に影響を受ける
繰り返し述べているようにArbDoge AIとAIDOGEは、イーサリアムチェーンのレイヤー2であるArbitrumチェーンを基盤としている。
そうした背景からAIDOGEは、ArbitrumチェーンおよびARBトークンの需給の変化に影響を受けやすい。
したがってもしもAIDOGEに投資するなら、ArbDoge AIだけでなくArbitrumチェーンの動向も逐一チェックしておきたいところだ。
AIDOGEを買える仮想通貨取引所
AIDOGEは今のところ、国内の仮想通貨取引所には上場していない。
そのためAIDOGEに投資したい場合は、AIDOGEの取り扱いがあり、なおかつ日本人投資家を受け入れている海外取引所を利用する必要がある。
その2つの条件を満たす主な海外取引所は、以下のとおり。
条件を満たす主な海外取引所
- MEXC
- Gate.io
- Bitget
またこれらの中でも特におすすめなのは、「MEXC(エムイーエックスシー)」だ。
取扱銘柄数* | 1,700種類以上 |
取引手数料 | 現物取引* ⇒ Maker 0.00%、Taker0.1% 先物取引* ⇒ Maker 0.00%、Taker0.01% *割引プログラムあり |
仮想通貨の出金手数料 | 銘柄ごとで異なる |
主要なサービス | 現物取引 先物取引 レバレッジETF コピートレード セービング |
日本語表記への対応 | 〇 |
公式サイト | MEXC公式サイト |
MEXCの特長
- 国内取引所と比べて銘柄ラインナップがケタ違い(1,700種類以上)
- 取引手数料がリーズナブル
- 日本語表記に完全対応
- 新規登録時に本人確認書類が不要
MEXCでは、日本の仮想通貨取引所とはケタ違いの1,700種類を超える銘柄がラインナップされている。
また、現物取引では取引手数料がかからない仕様になっている点も、投資家にとってありがたい。
さらに、日本語表記に対応しているため、英語が苦手な方でもストレスなく直感的に使える。
本人確認不要で手軽に口座をつくれるので、AIDOGEへの投資がある方はぜひ、MEXC公式サイトを覗いてみはいかがだろうか。
ArbDoge AI /AIDOGEに関するよくある質問
最後に、ArbDoge AIおよびAIDOGEに関してよくある質問を3つ紹介しておく。
よくある質問
- AIDOGEを管理できるウォレットを教えてください。
- AIDOGEのコントラクトアドレスを教えてください。
- AIDOGEにはどんな使い道がありますか?
AIDOGEを管理できるウォレットを教えてください。
AIDOGEはArbitrumチェーンを基盤としており、同チェーンに対応したウォレットで管理できるようになっている。
具体的には、MetaMaskやトラストウォレットなどで管理することが可能だ。
AIDOGEのコントラクトアドレスを教えてください。
AIDOGEのコントラクトアドレスは、以下のとおり。
0x09E18590E8f76b6Cf471b3cd75fE1A1a9D2B2c2b
なお、コントラクトアドレスの使い道がよくわからない方は、以下の記事を参考にしてもらいたい。
AIDOGEにはどんな使い道がありますか?
ArbDoge AIエコシステムには、まだほとんどコンテンツがない。
そのためAIDOGEは、前述のステーキングやバーンマイニングぐらいしか、今のところ使い道がない。
今後、目論見通りにコミュニティ主導でエコシステムが拡大していけば、ユーティリティも増えていくことだろう。
ArbDoge AI/AIDOGEとは?まとめ
今回は、「ArbDoge AI」とそのネイティブトークン「AIDOGE」について、その特徴や将来性を解説した。
この記事のまとめ
- ArbDoge AIは、コミュニティ主導でAI関連のコンテンツの作成を目指す、実験的なプラットフォーム
- ネイティブトークンの「AIDOGE」は、犬コインに分類されている
- AIDOGEは、全発行数量の約90%がエアドロップで配布された
- AIDOGEのバーンマイニングやステーキングで稼ぐことが可能
ArbDoge AIは、ドージコインやシバイヌコインのようなコミュニティ主導での発展を目指している。
今のところその先行きはまったくの未知数なのだが、もちろんドージコインとシバイヌコインに続いて、大きなエコシステムを構築できる可能性も十分に秘めている。
本記事をとおして興味を持った方は、リスク管理を適切にしつつ、MEXCなどの海外取引所を使ってAIDOGEへの投資にトライしてみてはいかがだろうか。