昨今ブロックチェーン業界では、ブロックチェーンを基盤にしてつくられたNFTゲームが、大きな盛り上がりを見せています。
また、NFTゲームに関連した仮想通貨が数多く発行されており、投資の対象として人気を集めています。
今回取り上げる「DEAPcoin(ディープコイン)」も、そうしたNFTゲーム関連の銘柄の1つです。
NFTゲームが揃うプラットフォーム「Play Mining」のネイティブトークンであり、そのプラットフォーム内でさまざまな役割を与えられています。
本記事ではそんなDEAPcoinについて、主な特徴やこれまでの値動き、将来性などをわかりやすく解説していきます。
この記事からわかること
- Play Mining/DEAPcoinの基本情報、特徴
- DEAPcoinのこれまでの値動き
- Play Mining/DEAPcoinの将来性
- DEAPcoinの価格予想
- DEAPcoinを扱う国内取引所
2025年2月時点でDEAPcoinは、4つの国内取引所で取り扱われています。
その中でもおすすめは、国内最多クラスの銘柄ラインナップを誇る「BitTrade」です。

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BitTradeの特長
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- わずか2円から取引を始められる
- 現物取引(取引所)の取引手数料が無料
- レンディングによる資産運用も可能
目次
PlayMining/DEAPcoinとは?

名称 | DEAPcoin (ディープコイン) |
シンボル | DEP |
ローンチ時期 | 2020年4月 |
サイトURL | https://dea.sg |
上場先 | BitTrade BITPOINT OKJ Zaif |
DEAPcoin(ディープコイン/DEP)は、NFTゲームを中心としたプラットフォーム「Play Mining」のネイティブトークンです。
Play Miningは2020年5月にサービスが開始され、現在の登録ユーザーは世界100カ国で260万人以上を誇ります。
そのPlay MiningにおいてDEAPcoinは、ゲーム内の決済手段やプレイヤーへのインセンティブなどに用いられています。
DEAPcoinは2022年1月にBITPOINTから、国内市場への初上場を果たしました。
また本記事執筆時点(2025年2月)では、以下の4社で取り扱われています。
PlayMining/DEAPcoinの特徴

NFTゲームのプラットフォーム「Play Mining」、およびその基軸通貨「DEAPcoin」は、次のような特徴を持っています。
主な特徴
- ゲームで稼げる経済圏の確立を目指す
- 複数の要素でプラットフォームを構成
- 開発元のトップは日本人
- 日本人クリエイターも多く参加
- サードパーティのゲーム開発も可能
- DEAPcoinのステーキングが可能
ゲームで稼げる経済圏の確立を目指す
Play MiningおよびDEAPcoinの開発元は、シンガポールに拠点を置くブロックチェーン企業「Digital Entertainment Asset Pte.Ltd.(以下DEAP社)」です。
DEAP社は、NFTゲームのプラットフォームであるPlay Miningをとおして、ゲームで収入を得ながら生活できる経済圏の確立を目指しています。
目標とするエコシステムの大まかなフローは、以下のとおり。

Play Miningのユーザー(Play Miner)は、ゲームプレイやNFTの取引をとおしてDEAPcoinを獲得することができます。
また、それを日本円に換金することにより、収入を得られる仕組みになっています。
複数の要素でプラットフォームを構成
Play Miningは、次の図にあるように、複数の要素によって構成されています。

まず、以下の3つの「パーツ」があります。
3つのパーツ
PlayMining Games:
文字どおり、Play Mining内でプレイできるNFTゲームのこと。
2025年2月時点でプレイが可能なゲームは、以下の6タイトルがある。
- JobTribes(トレーディングカード)
- Fujiwara Kamui Verse(メタバース)
- Lucky Farmer(コインプレッシャーゲーム)
- いしとほし StoneStars(アイドル育成)
- Community Wars(タワーディフェンス)
- PicTrée(参加型社会貢献コンテンツ)
PlayMining NFT:
ゲームアイテムを中心としたNFTマーケットプレイス。
PlayMining DeFi(Vault):
PlayMiningの経済圏に貢献するユーザーに対し、DEAPcoinやNFTを付与する機能。
現在は、DEAPcoinのステーキングができるようになっている。
さらに、全体を結び付ける以下の3つの要素があります。
3つの要素
PlayMining Tokens:
DEAPcoinやゲーム個別のトークンのこと。
PlayMining Chain:
イーサリアムチェーンのレイヤー2ブロックチェーンであり、Play Mining内のNFTを取引する場として用いられる。
PlayMining Verse:
クリエイターとユーザーを直接結び付けるためのプラットフォーム。
キーコンセプトは、クリエイターがデザインする「クリエイター国(Creator Nations)」。
クリエイターのファンは、ランドNFTを入手することでその国の住民になることができる。
開発元のトップは日本人
前述のとおり開発元のDEAP社は、シンガポールに拠点を置いています。
しかし、その主要構成メンバーはCEOの吉田直人氏をはじめとして日本人が占めています。

そうした背景もあって、Play MiningのゲームのキャラクターデザインやUIデザインは、日本人にとってなじみ深いものとなっています。
また、ゲームや各サイトの言語選択において、日本語を選ぶことが可能です。

日本人クリエイターも多く参加
DEAP社の構成メンバーの多くが日本人であることから、ゲームのキャラクターデザインなどには、多くの日本人クリエイターが採用されています。
例えばカードゲームの「JobTribs」では、カードのデザインに以下のような日本の有名クリエイターが参加しています。
クリエイター | 代表作 |
---|---|
綾峰欄人 | GetBackers-奪還屋- |
江川達也 | まじかる☆タルるートくん |
萩原一至 | BASTARD!!-暗黒の破壊神- |
皆川亮二 | スプリガン |
えびはら武司 | まいっちんぐマチコ先生 |
真島ヒロ | FAIRYTAIL |
岡野剛 | 地獄先生ぬ~べ~ |

また、Play Mining Verseの1つ「Fujiwara Kamui Verse」では、その名のとおり漫画家の藤原カムイ氏が世界観の構築を担当しています。
サードパーティのゲーム開発も可能
Play Miningは、DEAP社が自社でゲームを開発しているだけでなく、サードパーティ製のゲームも受け入れています。

また、当然ながらゲームを開発できるということは、そのゲームで用いられるNFTも、サードパーティ側で発行・販売が可能です。

サードパーティのゲームやNFTが充実していけば、Play Miningの経済圏はより拡大していくでしょう!
DEAPcoinのステーキングが可能
DEAPcoinの保有者は、ステーキングによってエコシステムに貢献することにより、インセンティブを得ることができます。
なおステーキングの機能は、NFTマーケットプレイス「PlayMining NFT」の中に実装されています。
DEAPcoinの値動き
ここで、DEAPcoinの値動きを確認しておきましょう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおりです。
2025年1月末までの値動き
次にDEP/USDチャートで、DEAPcoinが生まれた2020年4月から、2025年1月末までの値動きを振り返りましょう。

DEAPcoinは、NFTゲームがブームになった2021年に、一時大きく高騰しています。
2021年の始値と比べると、その上昇率は一時10倍を超えていました。
ところが仮想通貨市場の好景気は長続きせず、DEAPcoinも2021年11月末をピークに、バブルが弾けたように暴落していきました。
また、ひとしきり下げた後は、長らくローンチ時の価格以下の水準で推移しています。
ただ見方を変えると今のDEAPcoinは、2021年のバブル期と比べて、はるかに割安な価格で買える状態にあるとも言えます。
将来の復調に期待する方は、BitTradeなどを使い、今の内にDEAPcoinを保有してみてはいかがでしょうか。
PlayMining/DEAPcoinの将来性
続いては以下の3つの要素から、Play MiningおよびDEAPcoinの将来性を考察してみましょう。
将来に関わる注目要素
- 複数のゲームの開発が進められている
- 思惑どおりの経済圏が実現するとは限らない
- 競合との相対的な位置関係の変化に注目
複数のゲームの開発が進められている
先ほど紹介したようにPlay Mining内で遊べるゲームは、2025年2月時点でわずか7タイトルと非常に寂しい状況にあります。
しかし一方で、サードパーティのタイトルも含めて、さまざまなゲームの開発が進められています。
ゲームタイトルが充実していけば、自ずとDEAPcoinの需要も伸びていくはずです。
思惑どおりの経済圏が実現するとは限らない
前述のとおりPlay Miningの開発元であるDEAP社は、ゲームで収入を得ながら生活できる経済圏の確立を目指しています。
しかし当然のことながら、必ずしもそうした経済圏が実現するとは限りません。
Play Miningが登場した2020年当時、稼げるゲームのパイオニアとして「Axie Infinity」が登場。
実際にAxie Infinityの稼ぎで、生計を立てるプレイヤーも存在していました。
しかしAxie Infinityの経済構造は「ポンジスキーム」に類似しており、時間の経過とともにプレイヤーの収入が減少していきました。
Axie Infinityの事例によって、いわゆる「Play to Earn」型のゲームのリスクが露呈することとなりました。
その影響もあり、最近ではプレイヤーの短期的な利益よりも、持続可能性を重視するNFTゲームが増えています。
こうした業界の流れを踏まえると、DEAP社が掲げる「ゲームで収入を得ながら生活できる」経済圏の実現性は、非常に不透明だと言えるでしょう。
競合との相対的な位置関係の変化に注目
Play Miningは、NFTゲームをメインとしたプラットフォームです。
同様のゲーム特化型プラットフォームやブロックチェーンは他にも複数存在し、中にはすでに豊富なゲームタイトルを揃えている競合もあります。
そうしたより優位に立つ競合がいる中で、Play Miningが市場シェアを拡大していけるのか甚だ疑問です。
なお当サイトでは、以下のような他のゲーム用プラットフォームの関連トークンも紹介しています。

興味がある方は、ぜひDEAPcoinと見比べてみてください!
DEAPcoinの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、各銘柄の価格予想を発信しているところもいくつかあります。
ここではその中から、「DigitalCoinPrice」での予想をピックアップして紹介します。
DigitalCoinPriceにおける、DEAPcoinの今後10年の価格予想は以下のとおり。
Year | Minimum Price | Average Price | Maximum Price |
---|---|---|---|
2025 | $0.00132 | $0.00310 | $0.00324 |
2026 | $0.00318 | $0.00358 | $0.00369 |
2027 | $0.00435 | $0.00506 | $0.00534 |
2028 | $0.00569 | $0.00643 | $0.00679 |
2029 | $0.00569 | $0.00643 | $0.00679 |
2030 | $0.00703 | $0.00779 | $0.00813 |
2031 | $0.00998 | $0.0105 | $0.0108 |
2032 | $0.0144 | $0.0151 | $0.0154 |
2033 | $0.0203 | $0.0208 | $0.0212 |
2034 | $0.0277 | $0.0284 | $0.0287 |
また参考として、DEAPcoinの史上最高値と、本記事執筆時点の価格もそれぞれ示しておきます。
- 史上最高値:0.092ドル(2021年11月25日)
- 執筆時の価格:0.0014ドル(2025年2月5日)
DigitalCoinPriceは、「今後10年の間でDEAPcoinが値上がりし続ける」という予想を立てています。
また、過去に0.09ドル台を付けていることを鑑みると、予想の上昇幅は十分に起こり得る範疇だと言えるでしょう。
ただし、これはあくまで予想であって、未来の値動きを確約してくれるわけではありません。
DEAPcoinへの投資を検討する際は、こうした予想も参考にしつつ、先ほど紹介したこれまでの値動きや将来性なども勘案するようにしましょう。
DEAPcoinを購入できる仮想通貨取引所
冒頭に述べたようにDEAPcoinは、2025年2月時点で、以下の国内4社に上場しています。
なお、これらの中でのイチオシは「BitTrade」です。

取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取扱銘柄* | ADA、APT、ASTR、ATOM、AXS、BAT、BCH、BNB、BOBA、BSV、BTC、COT、DAI、DEP、DOGE、DOT、ETH、ETC、EOS、FLR、JMY、JOC、IOST、LTC、MATIC、MKR、MONA、ONT、QTUM、TRX、SHIB、SAND、SUI、SOL、SXP、TON、UPC、XRP、XEM、XLM、XYM、XTZ、ZPG 【全43種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ 無料 レバレッジ取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
自動積立 | 〇 |
レンディング | 〇 |
ステーキング | ✕ |
その他サービス | ー |
BitTradeの特長
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
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また取引の際は、BitTradeとユーザーの間で取引をする「販売所」と、ユーザー同士で取引をする「取引所」の2種類から、取引の形式を自由に選べます。
特に後者を選んだ場合は、手数料無料で取引を楽しむことが可能です。
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口座は無料でつくれるので、DEAPcoinへの投資に興味がある方は、この機会にBitTradeの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
PlayMining/DEAPcoinに関するQ&A
最後に、Play MiningとDEAPcoinに関してよくある質問を3つ紹介します。
よくある質問
- Play Miningにスマホアプリ版のゲームはありますか?
- Play MiningのSNSアカウントはありますか?
- Play Miningにロードマップはありますか?
Play Miningにスマホアプリ版のゲームはありますか?
現在Play Miningで遊べる6つのタイトルは、いずれもWebブラウザ上で遊ぶゲームであり、スマホアプリ版はリリースされていません。
Play MiningのSNSアカウントはありますか?
Play Miningの主要なSNSアカウントは、以下のとおりです。
- X(旧Twitter):@PlayMining_JP
- Facebook:PlayMining
- Discord:Play Mining
Play Miningにロードマップはありますか?
Play Miningのロードマップは、ホワイトペーパーの中で公開されています。
PlayMining/DEAPcoinとは?まとめ
今回はNFTゲームのプラットフォーム「Play Mining」と、その基軸通貨「DEAPcoin」について解説しました。
この記事のまとめ
- DEAPcoinは、NFTゲームのプラットフォーム「Play Mining」の基軸通貨
- ゲーム開発には多くの日本人クリエイターが参加している
- DEAPcoinはステーキングが可能
- ゲーム特化型の競合は多く、Play Miningが市場シェアを伸ばせるかは不透明
Play Miningのゲーム開発には日本人クリエイターが多く参加しており、どのゲームも、日本人になじみ深いシステムやデザインが採用されています。
ただ、グローバル市場においては、こうした日本寄りの要素が必ずしも強みになるとは限りません。
競争の激しい業界で、PlayMiningやDEAPcoinが今後どこまで市場シェアを拡大できるのか、その動向に注目が集まります。
繰り返しになりますがDEAPcoinは、BitTradeなど国内4社で取り扱われています。
本記事をとおしてDEAPcoinに興味を持った方は、ぜひBitTradeなどを使い、実際にDEAPcoinに触れてみてはいかがでしょうか。