今回取り上げる「Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)」は、2021年にブームのけん引役となったNFTゲームだ。
ブームは去ったものの、今も多くのゲーマーに支持され続けている。
また独自通貨の「AXS(Axie Infinity Shards)」が、国内外で多くの仮想通貨取引所に上場しており、投資の対象として人気を集めている。
本記事ではそんなAxie InfinityとAXSについて、主な特徴や将来性などをわかりやすく解説していく。
この記事からわかること
- Axie Infinity/AXSの基本情報
- Axie Infinity/AXSの3つの特徴
- AXSの値動き
- Axie Infinity/AXSの将来性
- AXSの価格予想
- AXSを取り扱う仮想通貨取引所
2024年7月時点でAXSは、国内6社に上場している。
その中でも、AXSへ投資する際のイチオシはbitbankだ。
bitbankなら、現物取引(取引所)をとおして、リーズナブルな手数料でAXSを買える。
また、取引高日本一を獲得*したこともある人気の仮想通貨取引所なので、取引の安定性も高い。*2023年7月14日時点、CoinGecko調べ
まだ使ったことがなければ、ぜひこの機会にbitbankの利用を検討してみてほしい。
bitbankの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- 取引コストが割安な「取引所」の取扱銘柄が充実
- レンディングでインカムゲインを得られる
- 取引ツールが高性能(TradingViewを搭載)
*2024年 現物取引部門
目次
Axie Infinity/AXSとは?
名称 | Axie Infinity Shards、AXS |
シンボル・通貨単位 | AXS |
ローンチ時期 | 2020年 |
サイトURL | https://axieinfinity.com/ |
Axie Infinityは、ベトナムのゲーム開発企業「Sky Mavis」が手がけているNFTゲームだ。
遊びながら仮想通貨を稼げる「Play to Earn」のゲームであり、2021年頃には、NFTゲームのブームをけん引するほどの絶大な人気を誇っていた。
AXS(Axie Infinity Shards)は、そのAxie Infinityのゲーム内通貨であり、プレイ報酬やガバナンスへの参加権などに用いられている。
またAXSは、投資の対象としても人気があり、国内でもbitbankやCoincheckなどで活発に取引されている。
Axie Infinity/AXSの特徴
さてAxie Infinity、およびそのゲーム内通貨であるAXSには、次のような特徴がある。
主な特徴
- Play to EarnのNFTゲーム
- Roninチェーンを基盤にしている
- AXSが複数の役割を持っている
Play to EarnのNFTゲーム
Axie Infinityは、「アクシー」と呼ばれるモンスターを集めてCPUや他のプレイヤーと対戦する、ストラテジーバトルゲームだ。
前述のとおりPlay to EarnのNFTゲームでもあり、プレイする中で仮想通貨のAXSやSLPを獲得することができる。
またAxie Infinityは、2021年にNFTゲームブームのけん引役となっていた。
その人気は絶大なもので、ピーク時は1日あたりのアクティブユーザー数が70万人を超えていたこともある。
Roninチェーンを基盤にしている
Axie Infinityは、もともとイーサリアムチェーンを基盤として開発された。
しかし、Axie Infinityの開発当時のイーサリアムチェーンは「スケーラビリティ問題」を抱えていた。
スケーラビリティ問題とは?
ブロックチェーンに対する需要過多によって、処理の遅延やネットワーク手数料の高騰が起こる問題のこと。
その問題を回避すべく、開発元であるSky Mavisはゲーム特化型のブロックチェーン「Ronin」をつくり、のちにAxie Infinityは同チェーンへと移し替えられた。
ちなみに、Roninチェーンおよびその基軸通貨RONトークンについては、以下の記事で別途解説している。
興味がある方は、ぜひそちらもチェックしてみてほしい。
AXSが複数の役割を持っている
AXSは、Axie Infinityのゲーム内通貨の1つだ。
ゲーム内外で、以下のような役割を付与されている。
AXSのユーティリティ
- ゲームプレイのインセンティブ
- ステーキング
- NFT購入時の決済手段
- ガバナンスへの参加権
ちなみにAXSは、ゲーム内通貨としての実需があるだけでなく、高い投資需要も獲得している。
ゲーム関連銘柄に絞って時価総額を比べてみると、AXSは上から5番目の規模*を誇っており、投資対象としての人気の高さがうかがえる。*2024年7月4日時点、CoinMarketCap調べ
AXSの値動き
ここで、AXSの値動きを確認しておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおりだ。
2024年7月までの値動き
次に、AXSが市場へ上場した2020年11月から、本記事執筆時(2024年7月)までの値動きを振り返っていこう。
AXSは、NFTゲームがブームとなった2021年に大きな高騰を見せた。
しかしブームが終息すると、瞬く間に資金が流出していき、高騰が起きる前とほぼ変わらない水準に逆戻りしてしまった。
その後は、長期的な視点で見ると目ぼしい値動きがなく、横ばいの状態が続いている。
将来性に関わる注目ポイント
続いて以下の3つの要素から、Axie InfinityおよびAXSの将来性を考察してみよう。
今後に関わる注目要素
- いまだに根強い人気がある
- 人気維持に寄与する施策を実施している
- Roninチェーンが好調
いまだに根強い人気がある
前述のとおりピーク時のAxie Infinityのアクティブプレイヤーは、1日あたり70万人を超えていた。
その頃とは比べるべくもないが、いまだにAxie Infinityには根強い人気がある。
2024年7月時点でのAxie Infinityのアクティブユーザーは、1日あたりで5.1万人ほど*いる。*2024年7月4日時点、DappRadar調べ
またアクティブユーザー数でランキング付けすると、3,000種類を超えるNFTゲームの中で、Axie Infinityはいまだ10位台に付けている。
2021年のようなブームの再来は、もはや望めないかもしれない。
だが安定性にかけては、相対的に評価してまだしばらく期待できる状態にあると言えるだろう。
人気維持に寄与する施策を実施している
稼げる要素があると言っても、やはりメインなのはゲーム要素なので、NFTゲームも飽きられれば人が離れていく。
しかしAxie Infinityは、定期的にイベントやアップデートを実施したり、派生タイトルをリリースしたりと、人気を維持すべくさまざまな施策をおこなっている。
例えばAxie Infinityの名を冠するゲームタイトルは、以下の4種類にまで増えている。
このように運営が持続のための努力をしている限りは、Axie Infinityの人気はそれなりに高く保たれていくものと見られている。
Roninチェーンが好調
先ほど紹介したようにAxie Infinityは、ゲーム特化型のブロックチェーン「Ronin」を基盤としている。
また昨今Roninは非常に好調で、2024年5月の月間アクティブユーザー数は300万人を超えたとのこと。
Roninの人気は当然ながらAxie Infinityのことも支えており、その人気が今後、Axie Infinityに新規層を呼び込むこともあるはずだ。
AXSを買える仮想通貨取引所
2024年7月時点でAXSは、以下の国内6社に上場している。
また、これらの中でもAXSを売買する際のイチオシはbitbankだ。
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) |
取扱銘柄* | BTC、XRP、LTC、ETH、MONA、BCH、XLM、QTUM、BAT、OMG、XYM、LINK、MKR、BOBA、ENJ、MATIC、DOT、DOGE、ASTR、ADA、AVAX、AXS、FLR、SAND、APE、GALA、CHZ、OAS、MANA、GRT、RNDR、BNB、ARB、OP、DAI、KLAY、IMX、MASK 【全38種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.02%、Taker0.12% |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディング) |
bitbankの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- 取引コストが割安な「取引所」の取扱銘柄が充実
- レンディングでインカムゲインを得られる
- 取引ツールが高性能(TradingViewを搭載)
*2024年 現物取引部門
Bitbankは、取引高日本一を獲得*したこともある人気の仮想通貨取引所だ。*2023年7月14日時点、CoinGecko調べ
取引の形式は販売所と取引所から選ぶことができ、後者を利用した場合はよりリーズナブルな手数料でAXSを買える。
またPC版・スマホアプリ版とも、取引ツールに高性能チャートの「TradingView」が搭載されている点が、大きな魅力となっている。
無料で口座をつくれるので、まだ使ったことがない方はぜひ、この機会にbitbankの利用を検討してみてほしい。
Axie Infinity/AXSに関するQ&A
最後に、Axie InfinityおよびAXSに関してよくある質問を3つ紹介する。
よくある質問
- AXSの総発行数量は決まっていますか?
- AXSのステーキングの利回りはどれくらいですか?
- 国内取引所のステーキングでAXSの取り扱いはありますか?
AXSの総発行数量は決まっていますか?
AXSの総発行数量は、あらかじめ2億7,000枚に設定されている。
また以下のグラフのように、段階的にロックが解除され、市場へと供給される仕様になっている。
AXSのステーキングの利回りはどれくらいですか?
2024年7月時点でのAXSのステーキング利回りは、年利32%と破格の値となっている。
なお利回りは変動するため、実際にステーキングする際、これほどのリターンが発生するとは限らないことを留意しておいてほしい。
国内取引所のステーキングでAXSの取り扱いはありますか?
2024年7月時点だと、残念ながら国内取引所の中に、AXSのステーキング(代行)サービスを手がけているところはない。
基本的にAXSのステーキングは、以下のような手順で、自ら行う必要がある。
ステーキングの手順
- bitbankなどでAXSを調達
- Ronin Walletを用意
- ウォレットにAXSを送金
- ウォレットをステーキングサイトに接続
- AXSをステーキング
Axie Infinity/AXSとは?まとめ
今回はAxie Infinityと、そのゲーム内通貨であるAXS(Axie Infinity Shards)について解説した。
この記事のまとめ
- Axie Infinityは、2021年に一世を風靡したNFTゲーム
- 仮想通貨AXSも、ゲームが流行った2021年に大暴騰した
- ブームは去ったものの、いまだに市場で上位の人気がある
- AXSには、決済やステーキングなど複数の使い道がある
Axie Infinityは、2021年のブーム時には1日あたりで70万人以上がプレイしていたNFTゲームだ。
ブームが去ってプレイヤーは大幅に減少したものの、いまだに万単位のプレイヤーを抱えており、業界でトップクラスの人気を堅持している。
そしてゲーム内通貨であるAXSも、まだまだ投資対象として、多くの投資家から支持されている。
そんなAxie InfinityおよびAXSの今後に期待する方は、bitbankをとおして、ぜひ今からでもAXSへの投資にトライしてみてほしい。