2021年にデジタルアートのNFTがブームとなる中、猿をモチーフにしたコレクタブルNFT「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」が絶大な人気を集めた。
そのBAYCに触発されて生まれた仮想通貨が、今回取り上げる「ApeCoin(エイプコイン)」だ。
本記事ではApeCoinについて、その特徴やBAYCとの関係性、将来性などを解説していく。
この記事からわかること
- ApeCoinの基本情報、主な特徴
- ApeCoinのこれまでの値動き
- ApeCoinの将来性
- ApeCoinの価格予想
- ApeCoinを買える仮想通貨取引所
ApeCoinは、2023年3月にbitbankから国内市場への初上場を果たした。
ApeCoinへの投資に興味がある方は、ぜひbitbank公式サイトもチェックしてみてほしい。
bitbankの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- 取引コストが割安な「取引所」の取扱銘柄が充実
- レンディングでインカムゲインを得られる
- 取引ツールが高性能(TradingViewを搭載)
*2024年 現物取引部門
目次
ApeCoin(エイプコイン)とは?
名称 | ApeCoin |
シンボル・通貨単位 | APE |
ローンチ時期 | 2022年3月 |
サイトURL | https://apecoin.com |
主な上場先 | bitbank Coincheck OKJ |
ApeCoinは、ApeCoin DAOのガバナンストークン、およびAPEエコシステムのユーティリティトークンである。
2022年3月にローンチされた比較的新しい仮想通貨だが、APEエコシステムの人気の高さから、豊富な需要を獲得している。
またApeCoinは2023年3月にbitbankから、国内市場への初上場を果たした。
その後、少しずつ上場先が増えていき、2024年7月時点では国内6社で取り扱われている。
ApeCoinの特徴
ApeCoinは、主に次のような特徴を有している。
主な特徴
- ApeCoin DAOのガバナンストークン
- ユーティリティトークンでもある
- エアドロップで配布された
- ステーキングができる
ApeCoin DAOのガバナンストークン
ApeCoin DAOは、Yuga Labsが手がけるNFTプロジェクト「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」に触発されて生まれたコミュニティであり、APEエコシステムを支えている。
ApeCoinはそのApeCoin DAOのガバナンストークンであり、保有することによって、ApeCoin DAOでの意思決定に関わることができる。
ちなみにAPEエコシステムは、ApeCoin DAO以外に、さらに次の2つの組織によってサポートされている。
APEエコシステムを支える組織
【APE財団】
APEエコシステムの成長と発展の管理を目的とした組織。
財団という名のとおり、ApeCoin DAOの支持に従って経費も管理している。
【BOARD】
BOARDはAPE財団の中の特別評議会であり、ApeCoin DAOの要請を受けて、財団管理者の監督をおこなう。
ユーティリティトークンでもある
ApeCoinは、APEエコシステムのユーティリティトークンでもある。
エコシステム内のコンテンツは、
- ゲーム
- メタバース
- NFTマーケットプレイス
など多岐に渡り、それらのコンテンツでApeCoinを使うことができる。
具体的に例を挙げると、大規模多人数参加型のメタバースRPGゲーム「Otherside」や、ApeCoin DAOが運営するNFTマーケットプレイス「ApeCoin MarketPlace」において、ApeCoinは決済通貨として採用されている。
エアドロップで配布された
ローンチ当初にApeCoinは、エアドロップ(プロモーションのための無料配布)によって広く配布された。
ApeCoinの総供給量は10億枚で固定されているのだが、BAYCおよびMAYC (Mutant Ape Yacht Club)のNFTの保有者に対し、その15%分に当たる1億5,000万枚が配布されている。
またこうした取り組みから、ApeCoinおよびApeCoin DAOが、エコシステムの参加者への還元を重視していることがうかがえる。
ステーキングができる
ApeCoinは、専用のプラットフォーム「ApeStake.io」において、ステーキングをおこなうことができる。
2024年7月時点では、1APEあたり0.00042APE/日のステーキング報酬を得られるようになっている。
ちなみにApeStake.ioでは、BAYCやMAYCなどのNFTによるステーキングも可能で、利回りはそれらのNFTのステーキングの方が優れている。
ApeCoinの値動き
ここで、ApeCoinの値動きを確認しておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のとおり。
2024年7月までの値動き
次に、ApeCoinがローンチされた2022年3月から、本記事執筆時点(2024年7月)までの値動きを振り返っていこう。
ローンチ後のApeCoinは、2022年4月末まで堅調な値上がりを見せていたが、5月に入ると大きく急落した。
またそれ以降は、約2年に渡って緩やかな下落トレンドが続いている。
このようにApeCoinの値動きは、あまり思わしくない状況にある。
ただ一方でポジティブな見方をすると、今のApeCoinは「過去に付けた高値と比べて割安な水準にある」とも言える。
現状を安く買い付けられるチャンスと考える方は、今の内にbitbankを使い、ApeCoinへの投資にトライしてみてはいかがだろうか。
ApeCoinの将来性に関わるポイント
続いては、次の3つの要素から、ApeCoinの将来性を考察してみよう。
今後に関わる注目要素
- APE エコシステムが拡大している
- メタバースやNFTの市場規模が拡大中
- 中長期的なステーキング需要がある
APE エコシステムが拡大している
APEエコシステムは新興の部類ながら、先ほど紹介した「Otherside」や「ApeCoin MarketPlace」をはじめとしてさまざまなコンテンツやサービスが拡充され、着実に成長してきている。
APEエコシステムが今後も拡大していけば、自ずとネイティブトークンであるApeCoinの実需も大きくなっていくことだろう。
メタバースやNFTの市場規模が拡大中
メタバースやNFTの市場規模は、年々拡大してきている。
総務省の情報通信白書によると、メタバースの世界市場は2021年に4兆2,640億円だったのが、2030年には約79兆円まで膨れ上がる可能性があるとのこと。
そうした市場の拡大は、APEエコシステム、ひいてはApeCoinの需要の伸びを中長期的に支えてくれるはずだ。
中長期的なステーキング需要がある
先ほど紹介したように、ApeCoinは専用のプラットフォームでステーキングをおこなうことができる。
またステーキングの際には、ApeCoinを一定期間ロックする必要がある。
つまりApeCoinには、ステーキングによる中長期的な需要があるということであり、その需要は今後もApeCoinの価格維持、もしくは値上がりに少なからず貢献してくれるだろう。
ApeCoinの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもある。
今回はその中から「DigitalCoinPrice」をピックアップし、ApeCoinの価格予想を紹介する。
DigitalCoinPriceにおける、今後10年のApeCoinの価格予想は以下のとおり。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2023 | $1.78 | $4.07 | $4.35 |
2024 | $4.26 | $5.05 | $5.10 |
2025 | $5.84 | $7.10 | $7.22 |
2026 | $7.63 | $8.40 | $9.00 |
2027 | $7.63 | $8.40 | $9.00 |
2028 | $9.42 | $10.56 | $10.65 |
2029 | $13.39 | $14.00 | $14.68 |
2030 | $19.34 | $20.40 | $20.79 |
2031 | $27.27 | $28.21 | $28.57 |
2032 | $37.20 | $37.98 | $38.51 |
また、参考としてApeCoinの本記事執筆時点(2023年7月)での価格と、史上最高値も示しておこう。
- 記事執筆時の価格:1.98ドル(2023年7月)
- 史上最高値:39.40ドル(2022年3月17日)
DigitalCoinPriceは、10年後にApeCoinが37ドル~38ドル台を付けるという予想をしている。
一見突拍子もない予想だと思うかもしれないが、史上最高値と見比べても十分に起こり得る上昇幅であり、もっと値上がりしていく可能性も当然ある。
これまでの値動きや将来性も考慮して、この予想のような値上がりを見込めると思う方は、bitbankからApeCoinへ投資してみるとよいだろう。
ApeCoinを買える仮想通貨取引所
2024年7月時点でApeCoinは、以下の国内6社に上場している。
ApeCoinを買える国内取引所
またこれらの中でも、イチオシはbitbankだ。
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) |
取扱銘柄* | BTC、XRP、LTC、ETH、MONA、BCH、XLM、QTUM、BAT、OMG、XYM、LINK、MKR、BOBA、ENJ、MATIC、DOT、DOGE、ASTR、ADA、AVAX、AXS、FLR、SAND、APE、GALA、CHZ、OAS、MANA、GRT、RNDR、BNB、ARB、OP、DAI、KLAY、IMX、MASK 【全38種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.02%、Taker0.12% |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディング) |
bitbankの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- 取引コストが割安な「取引所」の取扱銘柄が充実
- レンディングでインカムゲインを得られる
- 取引ツールが高性能(TradingViewを搭載)
*2024年 現物取引部門
bitbankは、国内最多クラスの取扱銘柄数(2024年7月時点で38種類)を誇る仮想通貨取引所だ。
豊富な銘柄はいずれも、bitbankとユーザーの間で取引する「販売所」と、ユーザー同士で取引する「取引所」という2種類の形式から、自分に合った方を選んで取引することができる。
またbitbankの取引ツールは、PC版・アプリ版ともに、高性能チャートの「TradingView」が搭載されている。
PC版の取引ツールにTradingViewを搭載しているところは多くあるが、スマホアプリでもTradingViewを使えるところは数少ない。
口座開設は無料でできるので、ApeCoinに興味がある方は、この機会にbitbankの利用を検討してみてはいかがだろうか。
ApeCoinに関するQ&A
最後に、ApeCoinに関してよくある質問を3つ、紹介しておく。
よくある質問
- ApeCoinはMetaMaskで管理できますか?
- ApeCoinはどのように保護されていますか?
- ApeCoinの割当構成はどのようになっていますか?
ApeCoinはMetaMaskで管理できますか?
ApeCoinは、イーサリアムチェーンのトークン規格の1つ「ERC-20」に準拠した仮想通貨だ。
そのため、イーサリアムチェーンの各種トークンに対応しているMetaMaskで管理することは可能だ。
ApeCoinはどのように保護されていますか?
ApeCoinは、イーサリアムチェーンを基盤としたERC-20トークンだ。
そのため、イーサリアムチェーンのコンセンサスアルゴリズム(プルーフ・オブ・ステーク)によって保護されている。
ApeCoinの割当構成はどのようになっていますか?
ApeCoinの総供給量は10億枚で、その割当構成は以下のようになっている。
ApeCoinの割り当て
- 財務・リソース:47%
- BAYC/MAYC NFTのホルダー:15%
- Yuga Labs:15%
- 貢献者へのインセンティブ:14%
- Yuga Labsなどの創設者:8%
- チャリティー:1%
ApeCoin(エイプコイン)とは?まとめ
今回は仮想通貨ApeCoin(エイプコイン)について、その特徴やこれまでの値動き、将来性などを解説した。
この記事のまとめ
- ApeCoinはApeCoin DAOのガバナンストークン
- ユーティリティトークンでもあり、APEエコシステム内の各種決済などに使える
- 専用のプラットフォームでステーキングが可能
- 2022年4月末以降、下落基調が続いており、割安な価格水準にある
ApeCoinは、人気のNFTプロジェクト「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」に触発されて生まれた仮想通貨であり、APEエコシステムにてさまざまなユーティリティを付与されている。
また、APEエコシステムは着実にコンテンツが拡充されており、それに合わせてApeCoinの実需が拡大しているのはもちろんのこと、投資家からその将来性に期待を寄せられている。
そんなApeエコシステムおよびApeCoinに興味を持った方は、ぜひbitbankを使い、ApeCoinへの投資にトライしてみてはいかがだろうか。