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【人気L1チェーン】ポルカドットのDOTトークンとは?特徴や値動き、将来性を解説

ITの世界では昨今、Web3というキーワードが大きな注目集めている。

今回取り上げる「ポルカドット」も、そのWeb3と密接な関りがあるブロックチェーンのプロジェクトだ。

本記事ではポルカドットとその基軸通貨「DOTトークン」について、主な特徴や将来性などをわかりやすく解説していく。

この記事からわかること

  • ポルカドット/DOTトークンの概要
  • ポルカドット/DOTトークンの6つの特徴
  • DOTトークンのこれまでの値動き
  • ポルカドット/DOTトークンの将来性
  • DOTトークンの価格予想
  • DOTトークンを買える仮想通貨取引所

ポルカドットのネイティブトークンであるDOTトークンは、投資対象としても人気が高く、国内の多くの仮想通貨取引所で取り扱われている。

中でもGMOコインは、現物取引(取引所)をとおして、よりリーズナブルな手数料でDOTトークンの売買ができる。

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ポルカドット/DOTトークン(DOT)とは?

ポルカドット公式サイト
出典:ポルカドット公式サイト
名称DOTトークン
シンボル・通貨単位DOT
ローンチ時期2020年5月
(メインネットのローンチ)
公式サイトhttps://www.polkadot.network

ポルカドットは、より公平かつ効率的な分散型ウェブ(Web3.0)の構築を目指すプロジェクト、およびそのブロックチェーンプラットフォームだ。

イーサリアムの共同創設者兼元CTOであるギャビン・ウッド氏を中心に開発され、Web3財団(Web3 Foundation)の元でプロジェクトが進められている。

後ほど詳しく解説するが、際立った特徴としてポルカドットは、異なるブロックチェーン同士をつなぎ、相互運用を可能にする

ポルカドットのネイティブトークンはDOTトークンであり、エコシステム内において手数料の支払いステーキングの手段など、さまざまな役割を担っている。

またDOTトークンは、GMOコインCoincheckなど国内でも多くの仮想通貨取引所で取り扱われており、投資対象として人気がある。

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ポルカドット/DOTトークンの特徴

さて、ポルカドットおよびネイティブトークンのDOTトークンは、次のような特徴を有している。

主な特徴

  • リレーチェーンやパラチェーンで構成
  • 外部チェーンとの相互運用が可能
  • スケーラビリティの面で優れている
  • 容易に新しいブロックチェーンを作れる
  • ステーキングで稼げる
  • DOT保有者はガバナンスに参加できる

リレーチェーンやパラチェーンで構成

ポルカドットは、ビットコインチェーンのような1本のブロックチェーンではなく、「リレーチェーン」「パラチェーン」「ブリッジ」という3つの要素で構成されている。

ポルカドットのイメージ図
出典:ポルカドット公式サイト

リレーチェーンはポルカドットのコアとも言えるブロックチェーンで、ブロックチェーン(パラチェーン、外部のブロックチェーン)同士を中継する役割を持つ他、セキュリティなども担う。

またパラチェーンは、リレーチェーンと接続される複数のブロックチェーンのことを言い、それぞれが独立して機能する。

最後にブリッジは、ビットコインなどの外部のブロックチェーンとパラチェーンをつなぐ役割を持つ。

外部チェーンとの相互運用が可能

先ほど述べたようにポルカドットは、リレーチェーンに複数のパラチェーンが接続された構造をしており、パラチェーン同士で相互運用が可能だ。

またパラチェーンは、ブリッジを用いて外部のブロックチェーンともつなげられる。

ポルカドットの相互運用性
出典:ポルカドット公式サイト

そのためパラチェーンと外部のブロックチェーンの間で、さらには外部のブロックチェーン同士で、トランザクションを相互に実行することができる。

スケーラビリティの面で優れている

ポルカドットは、「シャーディング」によって高いスケーラビリティを実現している。

シャーディングとは、ブロックチェーンを複数の小さなチェーンに分割し、それぞれに独立してトランザクションを検証させ、同期する技術のことだ。

ポルカドットでは、それぞれのパラチェーンがトランザクションを並列処理することができ、スケーラビリティの向上に寄与している。

容易に新しいブロックチェーンをつくれる

ポルカドットでは、「Substrate(サブストレート)」というブロックチェーン開発のためのフレームワークが用意されている。

エンジニアはSubstrateを使うことで、ゼロから構築するよりもはるかに簡単・低コストで、目的に即したブロックチェーン(パラチェーン)を開発することができる。

また、Substrateで生み出されたパラチェーンは、リレーチェーンおよび他のパラチェーンとの互換性を有している。

ステーキングで稼げる

ポルカドットのコンセンサスアルゴリズム*には、PoSから派生したNPoS(ノミネーテッド・プルーフ・オブ・ステーク)が採用されている。*トランザクションを検証し、合意形成を図るための仕組み

NPoSにおいてDOTトークンの保有者は、ステーキングをとおしてバリデーター(トランザクションの検証者)となる権利を持つ。

またバリデーターは、ネットワークに貢献すると、報酬としてDOTトークンを獲得することができる。

ステーキングの権利は委任することもでき、委任者は委任先のバリデーターが得た報酬から、DOTトークンの分配を受けられる

DOT保有者がガバナンスに参加できる

ポルカドットのガバナンス
出典:ポルカドット公式サイト

ポルカドットにおいてDOTトークンの保有者は、もれなくポルカドットの運営に関わるガバナンスへの参加権利を得られる。

ポルカドットのガバナンスは、多くのDOT保有者の参加を認めつつも、高い柔軟性と順応性によって、ガバナンスで決定された変更を迅速かつ効率的におこなえるように設計されている。

さらに、ガバナンスによる決定の正当性と透明性を保証できるように、安全で改ざんされにくい設計もなされている。

ポルカドット/DOTトークンの値動き

ここで、DOTトークンの値動きを確認しておこう。

リアルタイムの値動き

まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおり。

2024年6月までの値動き

次にDOT/USDチャートで、海外市場へ上場した2020年8月から、本記事執筆時(2024年6月)までの値動きをおさらいしていこう。

出典:TradingView

上場からすぐにDOTトークンは、いわゆる「コロナバブル」によって大きな値上がりを見せた。

ところが2021年末頃からマクロ経済の風向きが変わると、一気に仮想通貨市場全体が冷え込み、例に漏れずDOTトークンも下落の憂き目に遭うこととなった。

2021年11月以降、1年以上に渡ってひたすら下落基調となり、2022年末には市場上場時とほぼ変わらない価格水準まで落ち込んでしまった。

またひとしきり価格を下げたあとは、10ドル以下の狭い範囲で、レンジを形成している。

このようにDOTトークンは2021年末以降、思わしくない値動きが続いている。

だが見方を変えると、今のDOTトークンは割安で買い付けやすい状態にあるとも言える。

今後の値上がりに期待するなら、長期目線でDOTトークンを保有してみるのもおもしろいだろう。

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将来性に関わる注目ポイント

続いては以下の3つの要素から、ポルカドットおよびDOTトークンの今後を考察してみよう。

今後に関わる注目要素

  • アップデートが着実に進められている
  • 多くのパラチェーンに不可欠な存在である
  • エコシステムのさらなる拡大が見込める

アップデートが着実に進められている

ポルカドットでは、ロードマップやガバナンスの決定に従い、随時アップデートがおこなわれる。

また、今後のアップデートの目玉として「XCMP(Cross-Chain Message Passing)」の導入が予定されている。

XCMPはパラチェーン同士の相互運用性をより高めるためのプロトコルで、実装されれば、リレーチェーンを経由せず直接パラチェーンの間で資産の移動ができるようになる見込みだ。

こうしたアップデートによって利便性が向上していけば、自ずとDOTトークンの需要も増していくだろう。

多くのパラチェーンに不可欠な存在である

2023年9月末時点でポルカドットのエコシステムでは、45種類のパラチェーンと193種類のプロジェクトが稼働している。

パラチェーンの数
出典:Parachains.info

それらのパラチェーンやプロジェクトは、リレーチェーンやDOTトークンがあるからこそ、相互運用性高いスケーラビリティを享受することができる。

お互いに離れがたい存在であり、パラチェーンからの需要は、今後も中長期的にDOTトークンの価格を下支えしていくはずだ。

エコシステムのさらなる拡大が見込める

パラチェーンは、リレーチェーンにある「スロット」へと接続されており、そのスロットは有限ではあるものの、まだ余力がある。

具体的に言うとリレーチェーンのスロットは現状100個あり、前述のとおり今つながっているパラチェーンは45種類なので、まだ半分も埋まっていない。

今後パラチェーンが増えていき、ポルカドットのエコシステムが拡大していけば、DOTトークンへの潜在的な需要も増えていくと見られている。

DOTトークンの価格予想

仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもある。

今回はその中から、「PricePrediction」と「DigitalCoinPrice」という2つのプラットフォームをピックアップし、DOTトークンの価格予想を紹介する。

まず、PricePredictionにおけるDOTトークンの今後10年の価格予想は、以下のとおり。

予想最低価格予想平均価格予想最高価格
2023$5.99$6.20$6.64
2024$8.78$9.09$10.75
2025$12.47$12.83$15.19
2026$17.64$18.28$21.30
2027$25.91$26.83$30.84
2028$39.57$40.91$46.37
2029$58.56$60.61$70.23
2030$85.64$88.07$102.23
2031$124.80$129.21$152.29
2032$190.59$197.05$216.42

またDigitalCoinPriceでは、次のような価格予想がなされている。

予想最低価格予想平均価格予想最高価格
2023$3.66$8.42$8.93
2024$8.79$10.05$10.41
2025$12.06$13.26$14.24
2026$15.73$18.58$18.71
2027$15.73$18.58$18.71
2028$19.42$21.58$22.22
2029$27.59$30.03$30.59
2030$39.86$42.06$42.90
2031$56.20$57.99$58.86
2032$76.65$78.06$78.97

参考としてDOTトークンの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も示しておこう。

  • 執筆時の価格:6.23ドル(2023年9月29日)
  • 史上最高値:55.0ドル(2021年11月4日)

PricePredictionとDigitalCoinPriceはどちらも、今後10年でDOTトークンが堅調に値上がりしていくだろうと予想している。

また、上昇の値幅に差はあるが、史上最高値も更新すると見立てている。

もちろんこれらはあくまで予想であり、2者の予想が似通っているからと言って、未来が確約されるわけではない。

ただ、DOTトークンへの投資を検討する際には、これまでの値動きや将来性などと合わせて、有益な判断材料となるだろう。

DOTトークンを買える仮想通貨取引所

DOTトークンは、国内でも多くの仮想通貨取引所に上場している。

今回はその中から、おすすめのものを3社ピックアップして紹介する。

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ちなみにDOTトークンは、GMOコインにおいてステーキングが可能だ。

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出典:GMOコイン

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出典:bitbank
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取扱銘柄*ADA、APE、ARB、ASTR、AVAX、AXS、BAT、BCH、BNB、BOBA、BTC、CYBER、DOT、DOGE、ENJ、ETH、XRP、FLR、LTC、MONA、XLM、QTUM、OMG、XYM、LINK、MKR、MATIC、SAND、GALA、CHZ、OAS、MANA、GRT、RNDR、OP、DAI、KLAY、IMX、MASK、SOL
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ポルカドット/DOTトークンに関するQ&A

最後に、ポルカドットおよびDOTトークンに関してよくある質問を3つ紹介する。

よくある質問

  • DOTトークンのステーキングはどこでできますか?
  • ポルカドットのDAppsはどこで確認できますか?
  • 運営元であるWeb3財団とはどういった組織ですか?

DOTトークンのステーキングはどこでできますか?

DOTトークンのステーキングのやり方は、以下のようなパターンが考えられる。

ステーキングのやり方

先ほど紹介したGMOコインのステーキングサービスなら、ただDOTトークンを保有しているだけでステーキングの権利を委任したことになり、定期的に報酬の分配を受けることができる。

ポルカドットのDAppsはどこで確認できますか?

ポルカドットのエコシステムでは、パラチェーン上にDApps(分散型アプリ)が構築されている。

パラチェーンは「Parachains.info」ですべて確認することができ、詳細画面から各パラチェーンの公式サイトに飛べば、そこでDAppsの情報も得られる。

運営元であるWeb3財団とはどういった組織ですか?

Web3財団(Web3 Foundation)は、イーサリアムの創設者でもあるギャビン・ウッド氏らが立ち上げた非営利財団で、スイスのツーク州に本拠地を置いている。

その目的はWeb3の実現および普及であり、ポルカドットをはじめとした、分散型プロトコルにおけるテクノロジーやアプリケーションの開発をおこなっている。

ポルカドット/DOTトークンとは?まとめ

今回はポルカドットおよびDOTトークンについて、主な特徴や将来性、購入の際におすすめの仮想通貨取引所などを紹介した。

この記事のまとめ

  • ポルカドットは、Web3の実現や普及を目指すブロックチェーン
  • リレーチェーンパラチェーンがつながる形で、大きなネットワークを構築
  • ブリッジを用いて外部のブロックチェーンとの相互接続ができる
  • DOTトークンをステーキングすると、インカムゲインを得られる

ポルカドットは、イーサリアムの共同創設者でもあるギャビン・ウッド氏を中心に開発されたブロックチェーンだ。

名実ともに兼ね備えており、ネイティブトークンのDOTトークンは投資対象としても人気がある。

コロナバブルが崩壊してから値動きは思わしくないが、将来性を見込めると感じた方は、今後の復調に期待して今の内からDOTトークンを仕込んでみてはいかがだろうか。

なお、購入の際に使う仮想通貨取引所は、取引手数料がリーズナブル*なGMOコインをおすすめしたい。*現物取引(取引所)の場合

まだ口座をお持ちでないなら、ぜひGMOコインのサイトもこの機会に覗いてみてほしい。

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  • この記事を書いた人

Sai

▶地方公務員を退職してWebライターに転身▶ファイナンシャルプランナー2級、1級建築士の資格を保有▶仮想通貨や金融の情報メディアで多数、寄稿実績あり▶仮想通貨や株、FXなどで、幅広く資産を運用中▶仮想通貨投資は、資金調達率を活かした先物取引やステーキングが中心

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