NFTのユーティリティはデジタルアートのみならず、例えば不動産の所有権の証明に使われたり、プロスポーツチームのファンコミュニティで会員権に使われたりと多岐に渡る。
今回紹介する「BONSAI NFT FARM(盆栽NFTファーム)」も、ユニークなユーティリティを持つNFTの1つであり、コレクタブルNFTでありながら所有者には特典が付与されるようになっている。
この記事では、そんなBONSAI NFT FARMの主な特徴や将来性、購入方法などをわかりやすく解説していく。
この記事からわかること
- BONSAI NFT FARMの基本情報と主な特徴
- BONSAI NFT FARMの将来性
- BONSAI NFT FARMのアローリストの獲得方法
- BONSAI NFT FARMの購入方法
BONSAI NFT FARMはイーサリアムチェーンを基盤としたNFTで、購入の際には仮想通貨のイーサリアムが必要になる。
イーサリアムを取り扱う仮想通貨取引所の中でも「GMOコイン」なら、購入したイーサリアムをウォレットへ送金する際に、手数料の支払いが発生しない。
実用目的でのイーサリアムの調達先にうってつけなので、BONSAI NFT FARMに限らずNFTに興味がある方は、合わせてもGMOコイン公式サイトもチェックしておくとよいだろう。
GMOコインの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*1
- 取扱銘柄数が国内最多クラス
- 低コストで仮想通貨を取引できる*2
- 裁量取引以外のサービスも豊富
- 仮想通貨の出金手数料が無料
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
目次
BONSAI NFT FARMとは?
名称 | BONSAI NFT FARM |
発行元 | Majiske Corp |
ジャンル | コレクタブルNFT |
NFTの規格 | ERC-721(イーサリアムチェーン) |
最低取引価格* *2023年6月時点、OpenSeaの場合 | 0.072ETH (約1万8,000円) |
サイトURL | https://www.bonsainft.club |
BONSAI NFT FARM(盆栽NFTファーム)は、盆栽を世界中のアート好きが熱狂するコンテンツへと昇華させることを目的としたプロジェクト「BONSAI NFT CLUB」による、盆栽モチーフのコレクタブルNFTだ。
後ほど詳しく紹介するが、NFTの保有者には、保有数に応じた特典が付与される仕組みになっている。
これまでにシーズン1~シーズン3に渡ってNFTが販売された他、2023年6月には新しいサービス「BONSAI NFT FARM: COLLAB」がリリースされた。
余談になるが、BONSAI NFT CLUBはNFTを販売すると同時に、その売り上げを元にした本物の盆栽園の運営もおこなっている。
BONSAI NFT FARMの特徴
さて、コレクタブルNFTの「BONSAI NFT FARM」は、次のような特徴を有している。
BONSAI NFT FARMの主な特徴
- 複数の要素を組み合わせたジェネラティブアートのNFT
- レアリティが設定されている
- 一定数以上を保有すると本物の盆栽がもらえる
- 他のプロジェクトとコラボしたNFTを発行できる
- 二次売買で稼ぐことも可能
複数の要素を組み合わせたジェネラティブアートのNFT
「ジェネラティブアート」とは、あらかじめ設定された構成要素を元に、コンピューターのアルゴリズムで自動生成されるアートのことだ。
BONSAI NFT FARMは、次の6種類の要素を組み合わせてつくられた8,031体のジェネラティブアートであり、8,031体の1つ1つが一点物となっている。
6種類の構成要素
- 樹種:黒松・五葉松・真柏・桜・紅葉・梅・イチョウ(7パターン)
- 樹齢:3年・10年・50年・200年(4パターン)
- 鉢:円形5種・長方形2種・六角形1種
- 内背景:レンガ・カフェテリア・サイバー 他(20パターン)
- 外背景:宇宙空間・水の中 他(13パターン)
- 添配:盆栽の縁や中に置くフィギュア
レアリティが設定されている
BONSAI NFT FARMには、「ノーマル&レア」「コラボ」「シークレット」という3種類のレアリティがある。
「ノーマル&レア」は、樹齢5年から50年の「ノーマル」と、樹齢200年の「レア」で構成されている。
また「コラボ」は、文字どおり以下のクリエイターおよびプロジェクトとコラボしたアイテムであり、わずか28体しか存在しない。
コラボしたクリエイター
- NEO TOKYO PUNKS
- ぴぴぴ
- おにぎりまん
- ビットコヌシ
さらに「シークレット」は、8,031体中2体しか存在しない。
その内の1つ「ユグドラシル」は公開されているが、もう1体はその姿すら秘密だ。
これらのNFTは二次流通市場において、レアリティが高いものほどより高値で取引されている。
一定数以上を保有すると本物の盆栽がもらえる
他にはないユニークな仕様としてBONSAI NFT FARMは、保有することによって、実物の盆栽がもらえるようになっている。
まずBONSAI NFT FARMの保有者は、その保有数に応じて、以下のランクに割り当てられる。
ホルダーのランク
- 1体以上保有⇒ FARM HOLDER
- 10体~29体保有⇒ 園主
- 30体~99体保有⇒ 大園主
- 100体以上保有⇒ 超園主
これらの内で園主以上のNFT保有者は、「無限盆栽システム」という特典によって、定められたシーズンごとに盆栽の実物を受け取ることができる。
シーズンごとの盆栽送付数
- 園主:ミニ盆栽1鉢
- 大園主:小~中盆栽1鉢
- 超園主:オリジナル盆栽1鉢
またその他にも特典があり、NFT保有者は新シーズンでのNFTリリース時に、アローリストを獲得できるなどの優遇を受けられるようになっている。
他のプロジェクトとコラボしたNFTを発行できる
2023年6月1日にBONSAI NFT CLUBでは、“BONSAI PFP化計画”として、新しいプロジェクト「BONSAI NFT FARM: COLLAB」がリリースされた。
PFPとは?
「プロフィール・ピクチャー」の略であり、SNSなどのプロフィール画像として使用するNFTのことを指す。
BONSAI NFT FARMは、あまりPFPに向いたデザインではないのだが、一方で運営元には、「PFP向きのものがほしい」という要望が上がっていた。
そこで、別のNFTプロジェクトとのコラボによってPFP向きのNFTをつくる「BONSAI NFT FARM: COLLAB」が考案された。
BONSAI NFT FARM: COLLABは、セミオーダー式のサービスであり、
- 希望のコラボNFTプロジェクト
- 盆栽の樹種
この2つを指定してオファーをおこなう。
すると後日、以下のようなPFP向きのNFTが、自身のウォレットへと送られてくる。
ちなみに2023年6月1日にスタートしたBONSAI NFT FARM: COLLAB第1弾は、30体の限定販売となっているが、今後新たなコラボ先も増やしつつ、第2弾以降も実施されていく見込みだ。
二次売買で稼ぐことも可能
他のNFTと同様にBONSAI NFT FARMは、OpenSeaをはじめとしたNFTマーケットプレイスで、活発に二次売買がなされている。
入手時にかかった金額よりも高い値段でNFTを売れば、その差額で稼ぐことも十分に可能だ。
なお、BONSAI NFT FARMには10%のロイヤリティが設定されているので、その点は注意しておこう。
NFTのロイヤリティとは?
NFTのロイヤリティとは、NFTの作成者が、二次販売による収益の一部を受け取れる権利および仕組みのこと。
この仕組みによってNFTの作成者は、二次販売が続く限り、恒久的に収益を得られるようになっている。
一方で、二次販売をおこなう者の視点で見れば、ロイヤリティによって売り上げがやや目減りすることになる。
BONSAI NFT FARMの将来性
ここで、BONSAI NFT FARMの将来性を以下の要素から考察してみよう。
BONSAI NFT FARMの今後に関わる注目要素
- NFT市場の規模拡大が見込まれている
- 海外での認知獲得を目指している
- 他のNFTプロジェクトとのコラボをシリーズ化しようとしている
NFT市場の規模拡大が見込まれている
世界的な市場調査会社MarketsandMarkets社が2022年5月に出版した市場調査レポートによると、NFTの市場は2027年までに、年平均で+35.0%のペースで成長していくと予測されている。
また、そうした長期的な市場の成長は、今後のBONSAI NFT FARMの需要の下支えとなると見られている。
海外での認知獲得を目指している
BONSAI NFT CLUBは、アート市場が活況なアメリカを中心に、「盆栽のグローバルエコシステム」の確立を目指している。
その取り組みの一環として、海外法人が設立された他、シアトルに盆栽園が設けられた。
戦略どおりに海外での市場を開拓していくことができれば、拡大した需要がNFTの取引価格にもプラスの影響をもたらすはずだ。
他のNFTプロジェクトとのコラボをシリーズ化しようとしている
前述のとおりBONSAI NFT FARMは、これまでNEO TOKYO PUNKSなど他のNFTプロジェクトのコラボをおこなっており、そうしたコラボのシリーズ化を目指している。
また、日本のプロジェクトだけでなく海外のプロジェクトとのコラボも画策しており、実現すれば、新しい層からの認知を得られるだろう。
BONSAI NFT FARMのアローリストの獲得方法
もしもNFTの二次販売で稼ぐなら、いかに安く仕入れるかが重要だ。
BONSAI NFT FARMの場合、アローリスト(NFTの優先購入権)を獲得しておくと、より確実かつ安くNFTを仕入れることができる。
ここでは過去のシーズンを取り上げて、BONSAI NFT FARMのアローリストの獲得方法を紹介する。
アローリストの獲得方法2パターン
- BONSAI NFT CLUB、またはBONSAI NFT FARMを保有 ⇒ 確定ミントのアローリスト
- 他プロジェクトとのコラボGiveawayに参加 ⇒ 早押しミントのアローリスト
シーズン2では、「BONSAI NFT CLUB」を1体以上もしくは「BONSAI NFT FARM」10体以上保有すると、それらの条件クリアに対し、それぞれアローリスト*が付与された。*確実にミントできるアローリスト
NFT「BONSAI NFT CLUB」とは?
プロジェクトと同じ名を持つNFT「BONSAI NFT CLUB」は、100体限定で販売されたプロジェクト初のNFTだ。
保有して「CLUBホルダー」になると、シーズンごとにミニ盆栽が1つもらえる。
また、他プロジェクトとのコラボGiveawayに当選した場合も、アローリスト*を獲得することができた。*先着でミントできるアローリスト
もちろん今後のシーズンでは、アローリストの獲得条件が変更されることも考えられる。
ただ、より安く買い付けたいなら、まずはアローリストの獲得にトライすべきだろう。
BONSAI NFT FARMの買い方
それでは、最後にBONSAI NFT FARMの購入方法を紹介しておこう。
なお今回は、OpenSeaで二次販売されているNFTの購入方法を紹介する。
BONSAI NFT FARMの購入方法
- 国内取引所でイーサリアムを調達
- ウォレットを用意
- OpenSeaとウォレットを接続
- ほしいNFTを選んで購入する
国内取引所でイーサリアムを調達
BONSAI NFT FARMは、イーサリアムチェーンを基盤としたNFT(ERC-721)だ。
そのためOpenSeaにおいても、イーサリアを決済通貨として取引されている。
そこでまずは国内の仮想通貨取引所を使い、イーサリアムを調達しよう。
イーサリアムは大抵の国内取引所で買えるが、ここではその中でもGMOコインをおすすめしたい。
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) レバレッジ取引(販売所) レバレッジ取引(取引所) |
取扱銘柄* | BTC、ETH、BCH、LTC、XRP、 XEM、XLM、BAT、XTZ、 QTUM、ENJ、DOT、ATOM、XYM、 MONA、ADA、MKR、DAI、LINK、 FCR、DOGE、SOL 、ASTR、FIL、SAND、CHZ 【全26種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.01%、Taker0.05% レバレッジ取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり レバレッジ取引(取引所) ⇒ 無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料、ガス代は自己負担 |
仮想通貨の出金手数料 | 無料 |
その他のサービス | 貸暗号資産ベーシック 貸暗号資産プレミアム つみたて暗号資産(自動積立) ステーキング IEO 外国為替FX |
GMOコインの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*1
- 取扱銘柄数が国内最多クラス
- 低コストで仮想通貨を取引できる*2
- 裁量取引以外のサービスも豊富
- 仮想通貨の出金手数料が無料
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
GMOコインなら、現物取引(取引所)を使うことで、リーズナブルな手数料でイーサリアムを買うことができる。
また、購入したイーサリアムを外部に送金する際、送金手数料がかからない。
実用目的でのイーサリアムの調達先にぴったりなので、まだ口座をお持ちでない方は、この機会にGMOコインの利用を検討してみてはいかがだろうか。
ウォレットを用意する
OpenSeaは、ウォレットを接続することで利用可能な状態になる。
対応ウォレットは複数あり、どれを使うべきか迷った場合はMetaMaskを用意するとよいだろう。
MetaMaskは無料で使えるウェブウォレットで、PCやスマホ、タブレットのいずれにも対応している。
より詳しい特徴や入手方法については、別途以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてほしい。
また、MetaMaskなどのウォレットを用意したら、仮想通貨取引所の口座からそのウォレットのアドレス宛てに、イーサリアムを送金しておこう。
OpenSeaとウォレットを接続する
MetaMaskなどのウォレットを用意できたら、それをOpenSeaに接続しよう。
接続方法は非常に簡単で、まずサイトトップにある「ウォレットを接続」をクリックする。
すると対応ウォレット一覧が表示されるので、その中から自身が使用しているウォレットを選択しよう。
続いて自身のウォレットが立ち上がり、接続の承認を求められるので、それに応じれば接続手続きは完了だ。
欲しいNFTを選んで購入する
ひととおりの下準備ができたら、あとは欲しいNFTを選んで購入するだけだ。
トップ画面の検索窓に、「BONSAI NFT FARM」と入力すれば、同コレクションを一覧で表示できる。
そして一覧の中から欲しいNFTを選択し、詳細画面の「Buy now」をクリックすれば、ウォレット内のイーサリアムでNFTを購入することができる。
以上、BONSAI NFT FARMの購入方法(OpenSeaでの購入方法)を紹介した。
BONSAI NFT FARMは二次流通市場にも数多く出回っており、2024年3月時点では最安0.029ETH(約1万7,000円)から取引されている。
興味がある方は、GMOコインなどの国内取引所でイーサリアムを用意するところから始めてみよう。
BONSAI NFT FARMとは?まとめ
今回はコレクタブルNFTの「BONSAI NFT FARM」について、特徴や将来性、購入方法などを紹介した。
この記事のまとめ
- BONSAI NFT FARMは、その名のとおり盆栽モチーフのコレクタブルNFT
- ジェネラティブアートであり、8,031種類のアイテムがすべて一点物
- 一定数以上を保有すると、定められたシーズンごとに本物の盆栽がもらえる
- レアリティが高いものほど、二次流通市場において高値で取引されている
BONSAI NFT FARMは、盆栽を世界に広めることを目的としたユニークなプロジェクト「BONSAI NFT CLUB」から生まれたコレクタブルNFTだ。
幾度も一次販売がおこなわれており、OpenSeaなどのプラットフォームでは活発に二次売買もなされている。
プロジェクトの内容やアート性が気に入った方、もしくは投資対象としての魅力を感じた方は、実際にBONSAI NFT FARMに触れてみてはいかがだろうか。
ちなみに、NFT購入の際に必要なイーサリアムはGMOコインで用意すると、ウォレットへの送金時に手数料を負担せずに済む。
まだ口座をお持ちでないなら、ぜひGMOコインのこともこの機会にチェックしてみてほしい。