国内の仮想通貨取引所の中には、仮想通貨のステーキングサービスを展開しているところがいくつかあります。
今回取り上げるのは、その中の1つである「OKJ」のステーキングサービスです。
本記事ではOKJのステーキングサービスについて、特徴や国内他社との違い、利用方法などをわかりやすく解説していきます。

ステーキングに関心がある方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください!
この記事からわかること
- OKJのステーキングの概要・特徴
- 他社との比較によるメリット・デメリット
- ステーキングサービスの利用方法
OKJは、ステーキングサービス以外に「Flash Deals(フラッシュディール)」という、オリジナルの運用サービスも展開しています。
Flash Dealsに関しては、別途以下の記事で解説しているので、興味がある方はそちらもぜひチェックしてみてください。

OKJの特長
- 取扱銘柄数が国内でトップクラス
- 取引手数料がリーズナブル*
- 積立やステーキングなどのサービスが充実
*現物取引(取引所)を使った場合
目次
OKJのステーキングとは?

対象銘柄* | TRX、PLT、ZIL、SOL、AVAX、ADA、APT、IOST、XTZ、ASTR、SUI 【11種類】 |
仕組みの概要 | 申請と預け入れが必要 |
期間 | フレキシブルプラン:無期限 定期プラン:15日・30日・60日 |
最小申込数量 | 銘柄ごとで異なる |
利回り | 銘柄・プランごとで異なる |
手数料 | 定期プランは中途解除手数料あり |
OKJのステーキングサービスは、対象となる銘柄を預け入れて(ロックして)、ステーキング報酬の分配を受けられるサービスです。
また、より正確に言うとOKJのステーキングサービスは、デリゲート(委任)を代行してくれるサービスです。
自分でステーキングやデリゲートをおこなった場合と比べると、OKJのステーキングサービスの利回りはやや見劣りします。
しかしその一方で、手間がかからず、専門的な知識も不要という大きなメリットがあります。
OKJ:ステーキングの特徴
さてOKJのステーキングサービスは、次のような特徴を持っています。
主な特徴
- 2つのプランから選べる
- フレキシブルプランは受付上限なし
- 対象銘柄は11種類*
*2025年1月時点
2つのプランから選べる
国内他社とは違ってOKJでは、ステーキングサービスにおいて「フレキシブルプラン」と「定期プラン」の2種類のプランが用意されています。
フレキシブルプランは、その名のとおりいつでも始められて、解除も自由にできます。
一方で定期プランは、15日・30日・60日といった、預け入れた後のロック期間が設定されています。
そのロック期間を満了しないと、ロックを解除できないのが原則です。
中途解除もやろうと思えば可能ですが、その場合は解除手数料として、「ステーキング期間中に受け取った報酬の100%」を徴収されます。

サービスを利用したことが無意味になるということですね…。
なお、利回りは当然ながらフレキシブルプランよりも、制限とリスクが大きい定期プランの方が高く設定されています。
また定期プランでは基本的に、ロック期間が長くなるほど利回りがアップします。

フレキシブルプランは受付上限なし
定期プランでは、具体的な数値は示されていないものの、受付の上限が設けられています。
そのため上限に達しているときは、サービスの利用を申し込むことができません。

一方でフレキシブルプランは、定期プランのような受付の上限が設定されておらず、いつでも申し込みが可能です。
対象銘柄は11種類
2025年1月時点でのステーキングサービスの対象銘柄は、以下の11種類です。

それぞれの推定利回りも示しておきます!
銘柄 | 推定利回り(年利)* |
---|---|
トロン (TRX) | 1.88~3.88% |
パレットトークン (PLT) | 3.88~11.88% |
ジリカ (ZIL) | 3.88~10.88% |
ソラナ (SOL) | 2.28~6.88% |
アバランチ (AVAX) | 1.88~5.28% |
アプトス (APT) | 2.28~6.28% |
カルダノ (ADA) | 1.88~2.88% |
アイオーエスティー (IOST) | 1.88~8.88% |
テゾス (XTZ) | 1.88~5.88% |
アスター (ASTR) | 2.88~6.88% |
スイ (SUI) | 1.88~4.28% |
ちなみに、ステーキングの利回りは変動制です。
実際に利用する際の利回りは、上記の数値のとおりになっているとは限らないので、留意しておいてください。
OKJ:ステーキングのデメリット
OKJのステーキングサービスは、2つのプランから自分にあったものを選べる、自由度の高いサービスです。
国内でこのようなステーキングサービスを提供しているところは少なく、それが大きな魅力となっています。
一方で競合他社と比べると、当然ながらより優れた部分だけでなく、見劣りする部分もあります。
ここでは、そうした相対的なデメリットを2つ紹介します。
主なデメリット
- 対象銘柄がロック(拘束)される
- 数量制限が設けられている
対象銘柄がロック(拘束)される
他社のステーキングサービスは、対象銘柄がロックされず、ただ口座内に保有しておくだけでステーキング報酬が得られるものが多いです。
一方でOKJのステーキングサービスの場合は、フレキシブルプラン・定期プランともに、対象銘柄のロックを求められます。
またロックを解除する際には、申請から処理完了までに3日かかってしまいます。

価格の暴落があったときは、「即座に売って損失を抑える」という選択を取れないということですね。
利用の際は、価格変動に起因するこうしたリスクを考慮した上で、プラン選択や預け入れる数量の設定などをおこなう必要があります。
数量制限が設けられている
多くの競合他社のステーキングサービスと違ってOKJでは、ステーキングの最小申請数量と最大申請数量がそれぞれ設定されています。
例えばテゾス(XTZ)では、プランごとに以下のよう数量制限があります。
プラン | 最小申請数量 | 最大申請数量 | 想定利回り* |
---|---|---|---|
フレキシブル | 10XTZ | なし | 1.88% |
定期【60日】 | 10XTZ | なし | 3.88% |
定期【90日】 | 10XTZ | 5,000XTZ | 5.88% |
2025年1月時点でのテゾスの価格は、約200円です。
したがって、10XTZを換算すると約2,000円、5,000XTZは約100万円になります。
サービスを利用するにあたり、大半の人にとっては大して影響を受けない事柄かもしれません。
しかし、潤沢な資金力がある人など一部のユーザーからすると、この制限が煩わしく感じられるでしょう。
OKJ:ステーキングの利用方法
それではここで、OKJのステーキングサービスの使い方を紹介します。
ステーキングサービスの使い方
- OKJで口座を開設
- ステーキング対象銘柄を調達
- プランを決めて申し込み
OKJで口座を開設
まだOKJの口座を持っていなければ、まずは同社の口座を開設しておきましょう。
口座開設の流れは、以下のとおり。
口座開設の流れ
- アカウント作成(メールアドレスの登録)
- 携帯電話番号による認証設定をおこなう
- 本人情報を入力
- 本人確認書類をアップロード
- 取引の目的を提示
なお、口座開設について詳しくは、以下の記事で画像を交えながら解説しています。

口座開設がまだの方は、ぜひ参考にしてください!
ステーキング対象銘柄を調達
口座開設が済んだら、日本円を入金し、ステーキングの対象となっている銘柄を購入しましょう。
ちなみにOKJでは、OKJとユーザーの間で取引をする「販売所」と、ユーザー同士で取引できる「取引所」の2種類の取引形式が用意されています。

どちらを使っても構いませんが、リターンの最大化を狙うなら、取引コストを安く抑えられる「取引所」を使うことをおすすめします。
プランを決めて申し込み
ステーキング用の銘柄を調達できたら、あとはプランと数量を決めて、申し込みをするだけです。
ステーキングのページを開き、預け入れたい銘柄およびプランの「申請」ボタンをクリックします。

すると申し込み用の画面が立ち上がるので、数量を指定して「申請」ボタンをクリックしましょう。
申請が受理されると、対象の銘柄が指定した数量分ロックされ、ステーキングが開始されます。

以上、OKJでのステーキングサービスの使い方を紹介しました。
OKJはUIがシンプルでわかりやすく、サービス利用時の手続きもかんたんです。

興味がある方は、ぜひ実際にトライしてみてください!
ステーキングサービスに関するQ&A
最後に、OKJのステーキングサービスに関してよくある質問を3つ紹介します。
よくある質問
- ステーキング報酬はいつ反映されますか?
- ステーキングによる複利運用は可能ですか?
- ステーキングの受付時間は決まっていますか?
ステーキング報酬はいつ反映されますか?
ステーキング報酬は「報酬起算日」の翌日から発生し、毎日16時以降に自身の口座へ付与されます。
報酬起算日時
- 16時より前に申請した場合:申請をおこなった翌日の16時
- 16時以降に申請した場合:申請をおこなった翌々日の16時
ステーキングによる複利運用は可能ですか?
OKJでは、ステーキング報酬が自動で再ステーキングされることはありません。
複利運用をしたい場合は、ステーキング報酬分を加えた上で再度、自分でステーキングの申請をする必要があります。
ステーキングの受付時間は決まっていますか?
OKJのステーキングサービスは、メンテナンス時を除き、24時間365日申し込むことができます。
OKJのステーキングまとめ
今回は、OKJのステーキングサービスについて解説しました。
この記事のまとめ
- OKJのステーキングサービスでは、プランの選択ができる
- 「フレキシブルプラン」はローリスク・ローリターン
- 一方で「定期プラン」は、リスクを負う分だけリターンも大きい
- 銘柄とプラン次第では、年利10%を超えるリターンを得ることも可能
OKJのステーキングサービスは、多くの国内他社とは違い、「フレキシブルプラン」と「定期プラン」の2種類のプランが用意されています。
また定期プランは、価格変動によるリスクは大きくなるものの、そのリスクを負っただけのリターンを得られるように設計されています。
本記事をとおして興味を持った方は、ぜひOKJで口座を開設し、実際にステーキングにチャレンジしてはいかがでしょうか。