SNSにおいて昨今、「Worldcoin(ワールドコイン)」というプロジェクトおよび仮想通貨が、たびだび話題を集めています。
しかし名前を目にしたことがあっても、Worldcoinがどういったものか具体的に知らない方もいるでしょう。
そこで今回は、Worldcoinおよびその基軸通貨「ワールドコイントークン(WLD)」について、主な特徴や将来性などを解説していきます。
この記事からわかること
- Worldcoin(WLD)の概要、主な特徴
- Worldcoin(WLD)のこれまでの値動き
- Worldcoin(WLD)の将来性
- Worldcoin(WLD)の価格予想
- Worldcoin(WLD)の購入方法
Worldcoinの基軸通貨「ワールドコイントークン(WLD)」は、国内市場には未上場であり、購入する際は海外取引所を使うことになります。
いくつか選択肢はありますが中でも「Bybit(バイビット)」は、日本人でも使いやすくておすすめです。
また、現物取引の取引手数料がリーズナブルである点も大きな魅力です。
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目次
Worldcoin(WLD)とは?
名称 | ワールドコイントークン(WLD) |
シンボル・通貨単位 | WLD |
ローンチ時期 | 2023年7月 |
サイトURL | https://worldcoin.org |
主な上場先 | Bybit MEXC |
Worldcoinは、AIが活躍するこれからの世界で人々が貧困状態に追いやられないように、ベーシック・インカムの実現を目指すプロジェクトです。
ベーシック・インカムを配布する際、AIと人間を区別できるように、虹彩スキャンを用いた認証システムと自己主権型IDの普及も同時に目指しています。
ベーシック・インカムは、仮想通貨「ワールドコイントークン(以下WLD)」を使って配布されます。
またWLDは、Bybitなどの海外取引所で売買が可能です。
Worldcoin(WLD)の特徴
WorldcoinおよびそのネイティブトークンであるWLDは、次のような特徴を持っています。
主な特徴
- ベーシック・インカムの実現を目指している
- AIと人間を区別する仕組みの普及を進めている
- World IDは自己主権型ID(SSI)
- 創設者はOpenAI社のサム・アルトマン氏
ベーシック・インカムの実現を目指している
Worldcoinは、AIが活躍する世界において世界の人々を支えるベーシック・インカム「ユニバーサル・ベーシック・インカム」の実現を目指しています。
多くの方は、
全世界へのベーシック・インカムなんて、資金源はどうするのか?
と、資金繰りを真っ先に疑問に思うことでしょう。
その解決策としてWorldcoinは、AIが生み出す利益をベーシック・インカムの資金源に充てようとしています。
Worldcoinの開発チームは、今後AIの性能が向上し続ければ、最終的にAIはAGI(汎用人工知能)となり、人間のはたらきを超えると予想しています。
またAIが人間のはたらきを超えれば、そこから巨万の富が生まれるはずです。
その富は一部のエリートが独占するのではなく、全人類に分配されるべきだとWorldcoinは考えています。
AIと人間を区別する仕組みの普及を進めている
ユニバーサル・ベーシック・インカムを実現するには、AIを使ってシステムを悪用されないように、AIと人間を明確に識別・区別する仕組みが必須です。
そこでWorldcoinの開発チームは、虹彩スキャンによる生体認証システム「オーブ(The Orb)」を生み出しました。
Worldcoinのユーザーは、オーブで自身の眼球(虹彩)をスキャンします。
また、そのスキャンによって、ベーシック・インカムの受け取りに必要なID「World ID」をアクティブにすることができます。
World IDは自己主権型ID(SSI)
従来のデジタルIDは「中央集権型ID」であり、国や金融機関など、何らかの中集権的な組織によって発行・管理されていました。
対してWorldcoinの「World ID」は、分散型ID(Decentralized digital identity)かつ自己主権型ID(Self-Sovereign Identity)です。
ブロックチェーン技術を用いて、中集権的なサービスに頼らずとも自らIDを管理できるようになっています。
World IDは、プライバシーの保護性能が高く、かつ個人情報の流出や悪用のリスクも低いIDだと言えます。
創設者はOpenAI社のサム・アルトマン氏
Worldcoinの共同創設者の1人は、生成AIのChatGPTも手がけているOpenAI社のサム・アルトマン氏です。
ブロックチェーンのプロジェクトは、残念ながら、絵空事を掲げるだけの詐欺目的のプロジェクトも多いです。
Worldcoinも一見すると荒唐無稽ですが、AIの権威であるアルトマン氏が手がけていることで信ぴょう性が生まれ、多くの投資家から支持を集めています。
Worldcoin(WLD)の値動き
ここで、WLDの値動きをチェックしておきましょう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のとおり。
2024年末までの値動き
次にWLD/USDチャートで、市場上場から2024年末までの値動きを振り返りましょう。
WLDは2024年2月に一時、大きな高騰を見せました。
その要因は、アルトマン氏が率いるOpen AI社が株式公開買い付けにて、企業価値800億ドル超(約1.2兆円)と評価されたことです。
なお、Worldcoinの事業とは直接的なつながりがないニュースだったため、勢いはすぐに鎮静化し、価格も高騰前の水準に戻っています。
しかし、今後もOpen AI社やアルトマン氏がらみの話題で、短期的な高騰が起きる可能性は十分にあるでしょう。
今後の上昇のチャンスを掴みたい方は、ぜひBybitなどの海外取引所を使い、今の内にWLDをポートフォリオに加えてみてはいかがでしょうか。
将来性に関わる注目ポイント
ここでは次の4つの要素から、WorldcoinおよびWLDの将来性を考察してみましょう。
将来性に関わる注目要素
- AIの開発が加速度的に進んでいる
- 先行者利益を獲得している
- World IDのユーザーが着実に増えている
- 世界各国の規制当局から監査を受けている
AIの開発が加速度的に進んでいる
AIの開発は昨今、GAFAMを筆頭に多くの企業が、一歩先んじようと巨額の投資をして開発を進めています。
AIはそれだけ、将来性を見込めるセクターだということですね。
AI開発に資金と注目が集まる流れは、まだまだ中長期的に続くでしょう。
同時にそれは、Worldcoinに対して中長期的な注目が集まる要因にもなり得えます。
IDトークンの中で先行者利益を獲得している
WLDのように分散型IDと関連を持つ銘柄は、市場において「アイデンティティ・トークン(IDトークン)」というセクターに分類されています。
また2025年1月時点でWLDは、そのセクター内で最大の時価総額を誇っています。
アイデンティティトークンは、それ自体がまだまだ歴史の浅いソリューションです。
その中で時価総額トップ(≒高い知名度と実需がある)という状況は、WorldcoinおよびWLDに先行者利益をもたらしてくれるはずです。
また先行者利益によって、後発のプロジェクトが今後現れても、そう簡単には市場シェアを奪われることはないでしょう。
World IDのユーザーが着実に増えている
World IDのユーザーは、年々着実に増え続けています。
今後、虹彩スキャンができるオーブの設置場所が増えると、さらにユーザーは増えていくでしょう。
また、World IDの需要が増えればWLDの需要増に直結し、同銘柄の価格を下支えしてくれるはずです。
各国の規制当局から監査を受けている
Worldcoinは、これまでに例がない壮大なプロジェクトです。
そのため、いくらAIの権威であるサム・アルトマン氏が主導するプロジェクトとは言え、一部で警戒感を持って見られています。
特に各国の規制当局は強い警戒感を示しており、イギリスやフランスなどの規制当局がWorldcoinへの監査を進めています。
もちろん監査によって、システムの脆弱性や危険性を指摘されるかもしれません。
しかし、そうした指摘部分を是正していき、規制当局から安全性を担保されれば、逆にそのお墨付きがWorldcoinの強みの1つになっていくでしょう。
Worldcoin(WLD)の価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもあります。
今回はその中から、「DigitalCoinPrice」をピックアップし、WLDの価格予想を紹介します。
DigitalCoinPriceにおけるWLDの今後10年の価格予想は、以下のとおり。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2025 | $2.15 | $5.09 | $5.27 |
2026 | $5.16 | $5.56 | $6.19 |
2027 | $7.08 | $8.18 | $8.32 |
2028 | $9.23 | $10.59 | $10.98 |
2029 | $9.23 | $10.59 | $10.98 |
2030 | $11.38 | $12.73 | $13.14 |
2031 | $16.20 | $17.40 | $17.95 |
2032 | $23.39 | $24.55 | $25.13 |
2033 | $33.00 | $34.40 | $34.54 |
2034 | $45.00 | $45.98 | $46.72 |
参考までに、WLDの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も示しておきましょう。
- 執筆時の価格:2.35ドル(2025年1月5日)
- 史上最高値:11.82ドル(2024年3月10日)
DigitalCoinPriceは、今後10年でWLDが堅調に値上がりしていくとの予想を発信しています。
こうした予想が実現すると想定した場合、今のWLDはかなりお買い得な状態にあると言えるでしょう。
先ほど紹介した将来性なども総合的に勘案し、値上がりを期待できると感じる方は、今の内にWLDを買ってみてはいかがでしょうか。
Worldcoin(WLD)の購入方法
続いて、WLDの購入方法を紹介しておきます。
WLDは今のところ、残念ながら国内では取り扱いがありません。
そのため購入の際には、以下のように国内取引所と海外取引所を併用する必要があります。
WLDの購入方法
- 国内取引所で口座を開設
- 国内取引所で元手のBTCを購入
- 海外取引所で口座を開設
- 海外取引所にBTCを送金
- 海外取引所でWLDを購入
国内取引所で口座を開設
まずは、海外取引所での取引の元手となるビットコインを調達するために、国内取引所の口座を開設しましょう。
ビットコインはほぼすべての国内取引所で取り扱いがありますが、海外取引所と併用する場合にはGMOコインが適しています。
GMOコインの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*1
- 取扱銘柄数が国内最多クラス
- 低コストで仮想通貨を取引できる*2
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで投資技術がなくても稼げる
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
国内の仮想通貨取引所は、仮想通貨を外部に送金する際、ユーザーに対して手数料の支払いを課すところが大半です。
しかしGMOコインの場合は、手数料無料でビットコインを送金することができます。
また、現物取引(取引所)を使って、取引手数料を安く抑えられる点も強みです。
まだ口座をお持ちでないなら、ぜひこの機会にGMOコインの利用を検討してみてください。
国内取引所で元手のBTCを購入
国内取引所の口座を用意したら、次は海外取引所での取引の元手となるビットコインを調達しましょう。
なお、もしGMOコインでビットコインを調達するなら、ぜひ「取引所」形式の現物取引を使ってみてください。
取引所とは、その仮想通貨取引所のユーザー同士で仮想通貨の売買ができる取引形式のことです。
仮想通貨取引所とユーザーの間で取引をおこなう「販売所」と違い、スプレッド*を気にせず、リーズナブルな手数料で取引が可能です。*売値と買値の差のこと
海外取引所で口座を開設
次は、WLDの取り扱いがあり、なおかつ日本人の利用を受け付けている海外取引所の口座も用意しましょう。
選択肢はいくつかあるが、おすすめは「Bybit(バイビット)」です。
取扱銘柄数* | 1,600種類以上 |
取引手数料 | 現物取引* ⇒ Maker 0.10% 、Taker0.10% 先物取引* ⇒ Maker 0.02% 、Taker0.055% *割引プログラムあり |
主なサービス | 現物取引(取引所) ワンクリック購入 先物取引 取引ボット コピートレード ステーキング レンディング ローンチパッド |
日本語表記 | 〇 |
公式サイト | Bybit公式サイト |
Bybitの特長・魅力
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- デリバティブ取引の種類が豊富
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Bybitの取扱銘柄数は1,600種類を超えており、国内取引所と比べるとその品揃えはケタ違いです。
その豊富な銘柄を、マイナーなもの・メジャーなものに関係なく、0.1%以下のリーズナブルな手数料で売買*できます。*現物取引(取引所)の場合
また、日本語表記に対応しているため、日本人でも難なく扱えます。
より詳しい情報や口座開設の方法は、以下の記事で別途解説しているので、Bybitが気になる方はぜひ参考にしてください。
海外取引所にBTCを送金
Bybitなどの海外取引所の口座を用意できたら、国内取引所からその口座に対し、用意したビットコインを送金しましょう。
なお、仮想通貨取引所の間で仮想通貨を送金する際は、「トラベルルール」への注意が必要です。
もしも自身が使用している国内取引所から、海外取引所へとビットコインを直接送れなければ、ウォレットを中継するようにしましょう。
海外取引所でWLDを購入する
ひととおりの準備が整ったら、海外取引所でWLDを購入しましょう。
なお、海外取引所ではステーブルコインでの取引が主流です。
BybitにおいてもWLDの通貨ペアは、ステーブルコインのUSDT(テザー)とUSDC(USDコイン)との2種類のペアのみです。
そのためBybitでWLDの取引をおこなう場合は、一旦用意したビットコインをテザーなどへと換える必要があります。
以上、国内取引所と海外取引所の併用によるWLDの購入方法を紹介しました。
海外取引所の中でもBybitなら、日本語表記に対応しているため、日本人投資家でも直感的に扱えます。
また、コスト面でも非常に良心的です。
WLDへの投資に興味があるなら、多くの日本人投資家に選ばれているBybitの利用を、ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。
Worldcoin(WLD)に関するQ&A
それでは最後に、WorldcoinおよびWLDに関してよくある質問を3つ紹介します。
よくある質問
- 日本にオーブは設置されていますか?
- WLDの発行基盤は何ですか?
- WLDの総供給量は決まっていますか?
日本にオーブは設置されていますか?
オーブは、東京や京都、大阪や福岡などの都市部を中心として、日本にも設置されています。
設置場所は少しずつ増えてきているので、最新の情報は以下のリンクから、ご自身で確かめてみてください。
WLDの発行基盤は何ですか?
WLDの発行基盤は、イーサリアムチェーンです。
またトークン規格には、「ERC-20」が用いられています。
WLDの総供給量は決まっていますか?
WLDの初期総供給量は、100億WLDです。
ローンチから15年間は100億WLDが上限値として固定されており、以降はガバナンスをとおして調整される見込みです。
Worldcoin(WLD)とは?まとめ
今回は「Worldcoin」と、その基軸通貨「ワールドコイントークン(WLD)」について解説しました。
この記事のまとめ
- Worldcoinは、ベーシック・インカムの実現を目指すプロジェクト
- ネイティブトークンのWLDをベーシック・インカムとして分配
- AIと人間の区別のために、World IDの普及も並行して進めている
- 共同創設者の1人は、OpenAI社のサム・アルトマン氏
Worldcoinは、全世界の人々へのベーシック・インカム「ユニバーサル・ベーシック・インカム」の実現を目指す壮大なプロジェクトです。
もしも実現すれば、その需要によってネイティブトークンのWLDは大きく値上がりしていくことでしょう。
将来性を見込めると感じた方は、ぜひBybitを使ってWLDへの投資にチャレンジしてみてください!