ドージコイン(DOGE)に端を発するミームコインは、今や1,000種類を超えるほど、数多の銘柄があふれている。
その中でドージコインに次ぐ時価総額を誇る*のが、今回取り上げる「シバイヌコイン(SHIB)」だ。*2024年6月時点
また、シバイヌコインのエコシステムは、コミュニティ主導で日夜拡大し続けている。
本記事ではそんなシバイヌコインについて、主な特徴やこれまでの値動き、将来性などをわかりやすく解説していく。
この記事からわかること
- シバイヌコインの基本情報、主な特徴
- シバイヌコインのこれまでの値動き
- シバイヌコインの将来性
- シバイヌコインの価格予想
- シバイヌコインを買える国内取引所
2024年6月時点で、シバイヌコインを取り扱う仮想通貨取引所は国内に8社存在している。
その中でもBITPOINTは、手数料無料でシバイヌコインを売買することができる*。*現物取引(取引所)を利用した場合
まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会にBITPOINTのこともチェックしてみてほしい。
BITPOINTの特長
- あたらしい銘柄の取り扱いに積極的
- SBIグループの傘下企業で安心
- 現物取引(取引所)の取引手数料が無料
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- 自動積立やレンディングなどのサービスが充実
目次
シバイヌコイン(SHIB)とは?
名称 | シバイヌコイン 柴犬コイン |
シンボル・通貨単位 | SHIB |
ローンチ時期 | 2020年8月 |
サイトURL | https://www.shibatoken.com |
主な上場先 | BITPOINT bitFlyer OKJ |
シバイヌコイン(SHIB)は、2020年8月にローンチされたミームコインの1種だ。
ミームコインとは?
ミームコインとは、その名のとおりネット上のミーム(風刺的なジョークや画像)をモチーフとした仮想通貨のこと。
代表的な銘柄に、ドージコイン(Doge)やぺぺミームコイン(PEPE)がある。
シバイヌコインは、世界初のミームコイン「ドージコイン」を模倣してつくられた。
ミームコインなので当初は明確な目的や使い道がなかったが、昨今ではシバイヌコインを支持するコミュニティの手によってさまざまな関連プロダクトがリリースされ、ユースケースが充実してきている。
またシバイヌコインは、2022年にBITPOINTから、国内市場への上場を果たした。
さらに2024年6月時点では、国内8社で取り扱われている。
シバイヌコインの特徴
さて、シバイヌコインは次のような特徴を有している。
主な特徴
- ミームコインの1種
- コミュニティがエコシステムを生んだ
- 3つのトークンがエコシステムを支えている
- 柴犬モチーフのNFTも発行した
- レイヤー2ブロックチェーンが開発された
ミームコインの1種
シバイヌコインは、「Ryoushi」と名乗る匿名の人物の手によって、2020年8月にローンチされたミームコインだ。
ドージコインを真似ており、デザインにはドージコインと同じく柴犬が用いられている。
2021年にシバイヌコインは、イーロン・マスク氏などの著名人のツイートをきっかけとして、知名度を急速に上げることとなった。
またその人気は今や投資家の間で定着しており、時価総額ランキングでは、数ある高性能な銘柄を差し置いて12位*にランクインしている。*2024年6月21日時点、CoinMarketCap調べ
コミュニティが独自エコシステムを生んだ
ミームコインであるシバイヌコインはローンチ当初、明確な使い道を持たなかった。
しかし、知名度を上げて多くの支持者が付いたことで、独自のコミュニティが形成されることとなり、現在はそのコミュニティの主導でシバイヌコインを中心としたエコシステムや、さまざまな関連プロダクトが開発されている。
DEX(分散型取引所)の「ShibaSwap」は、コミュニティが開発したプロダクトの代表格であり、シバイヌコインを用いたスワップやステーキングができるようになっている。
3つのトークンがエコシステムを支えている
シバイヌコインのエコシステムは、同銘柄のみならず、以下の3つのトークンによって支えられている。
3つのトークン
SHIB(シバイヌコイン)
エコシステムの主要なユーティリティトークンで、各種プロダクトでの決済などに使える。
LEASH(リード)
LEASHは、エコシステムの忠実なサポーターへ付与される仕様になっている。
総供給量がわずか10万7,646枚しかなく、希少価値が高い。
LEASHの所有者には、例えばNFT鋳造の独占的アクセス権など、特別な権利が与えられる。
BONE(骨)
エコシステムのガバナンストークン。
BONEの保有者は、「Doggy DAO」での投票に参加し、シバイヌコインのエコシステムの運営に関わることができる。
また、将来的には「TREAT」という4つ目のトークンも、エコシステムに追加される予定だ。
柴犬モチーフのNFTも発行した
シバイヌコインのエコシステムでは、「SHIBOSHIS」というNFTも発行されている。
SHIBOSHISは合計1万個のコレクタブルNFTであり、2021年10月に販売されると、わずか30分ほどで完売した。
また現在は、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで活発な二次売買がなされている。
レイヤー2ブロックチェーンが開発された
シバイヌコインのコミュニティは、イーサリアムチェーンのレイヤー2ブロックチェーン「Shibarium」の開発も手がけている。
Shibariumはコミュニティに対し、さまざまなビジョンを実現するための開発環境をもたらした。
なおShibariumでは、先ほど紹介したトークン「BONE」が、ネットワーク手数料の支払い手段やステーキング報酬などに用いられている。
シバイヌコインの値動き
ここで、シバイヌコインの値動きをチェックしておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおり。
2024年6月までの値動き
次にSHIB/USDチャートで、海外市場へ上場した2021年5月から、記事執筆時(2024年6月)までの値動きをおさらいしていこう。
シバイヌコインは2021年5月に、アメリカの実業家イーロン・マスク氏のツイートをきっかけに話題を集め、急騰した。
また、一度知名度が上がった状態で、2021年10月に再びイーロン・マスク氏のツイートに起因して高騰し、5月に付けた高値を大幅に更新してみせた。
ところが、仮想通貨市場全体の地合いが悪化したこともあり、高騰の動きは長続きせず、2021年10月末をピークに下落トレンドへと転じた。
その後、2024年前半にやや復調したが、2021年10月に付けた高値にはまったく届いていない。
一方でこうした現状をポジティブに捉えると、昨今のシバイヌコインは、2021年末頃と比べてかなり割安な水準にあるとも言える。
現状を安く買い付けられるチャンスと見る方は、BITPOINTなどを使い、ぜひ今の内にシバイヌコインへの投資にトライしてみてはいかがだろうか。
将来性に関わる注目ポイント
続いて、以下の3つの要素から、シバイヌコインの将来性を考察してみよう。
将来性に関わる注目要素
- 著名人の発言で乱高下する可能性あり
- さまざまなプロジェクトが進行中
- 競合との位置関係の変遷に注目
著名人の発言で乱高下する可能性あり
シバイヌコインは、これまで幾度もイーロン・マスク氏などの著名人の発言を契機として、価格が大きく変動している。
そのためシバイヌコインを保有するのであれば、今後も著名人の発言から生じる影響を注視しておくべきだろう。
なお、これまでは著名人の発言が高騰につながるケースが多かったが、ネガティブな発言があった場合には、その逆に急落につながることも十分に考えられるので要注意だ。
さまざまなプロジェクトが進行中
前述のとおりシバイヌコインのエコシステムでは、コミュニティの主導でさまざまなプロジェクトが進められている。
特に注目すべきは、「Shibarium(イーサリアムのL2チェーン)」と「SHIBメタバース」だろう。
これらのプロダクトを中心にエコシステムが拡大していけば、それを支えるシバイヌコインへの需要も自ずと伸びていくはずだ。
競合との位置関係の変遷に注目
仮想通貨のデータアグリゲーター「CoinMarketCap」によると、ミームコインの種類は今や1,000種類を超えている。
つまりシバイヌコインには、それだけ多くの競合がいるということだ。
現状でのミームコイン内での時価総額を比べてみると、シバイヌコインはドージコインに次ぐ2番手の規模*を誇っており、多くの支持を集めていることがうかがえる。*2024年6月21日時点、CoinMarketCap調べ
しかし、将来的に競合から市場シェアを侵食されることも十分に考えられる。
そのためシバイヌコインに投資するなら、ぺぺミームコインなど他の主要なミームコインの動向も逐一チェックしておきたい。
シバイヌコインの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもある。
今回はその中から、「DigitalCoinPrice」をピックアップし、シバイヌコインの価格予想を紹介する。
DigitalCoinPriceにおけるシバイヌコインの今後10年の価格予想は、以下のとおりだ。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2023 | $0.00000697 | $0.0000159 | $0.0000171 |
2024 | $0.0000166 | $0.0000199 | $0.0000202 |
2025 | $0.0000230 | $0.0000262 | $0.0000280 |
2026 | $0.0000300 | $0.0000343 | $0.0000357 |
2027 | $0.0000300 | $0.0000343 | $0.0000357 |
2028 | $0.0000370 | $0.0000413 | $0.0000423 |
2029 | $0.0000526 | $0.0000563 | $0.0000584 |
2030 | $0.0000760 | $0.0000799 | $0.0000817 |
2031 | $0.000107 | $0.000110 | $0.000112 |
2032 | $0.000146 | $0.000150 | $0.000151 |
参考としてシバイヌコインの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も示しておこう。
- 記事執筆時の価格:0.000017ドル(2024年6月21日)
- 史上最高値:0.000088ドル(2021年10月28日)
DigitalCoinPriceは、「今後10年でシバイヌコインが史上最高値を大幅に更新する」という予想を立てている。
もちろんこれはあくまで予想であり、必ずしも実現するとは限らない。
だがこれまでの値動きや将来性も勘案し、予想が的中する可能性があると感じる方は、ぜひシバイヌコインへの投資にチャレンジしてみるといいだろう。
購入の際におすすめの仮想通貨取引所
2024年6月時点でシバイヌコインの取り扱いがある国内取引所は、以下の8社だ。
シバイヌコインを扱う国内取引所*
また、これらの中でもシバイヌコインを売買する上でのイチオシはBITPOINTだ。
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取扱銘柄* | ADA、ATOM、AVAX、BCH、BTC、DOGE、DOT、LTC、XRP、ETH、BAT、TRX、JMY、LNK、DEP、IOST、KLAY、SHIB、MATIC、FLR、GXE、TON、TSUGT、OSHI、PEPE、SOL、SUI 【全27種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ 無料 |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:無料 |
その他サービス | 貸して増やす(レンディング) 自動積立 ステーキング |
BITPOINTの特長
- あたらしい銘柄の取り扱いに積極的
- SBIグループの傘下企業で安心
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- 自動積立やレンディングなどのサービスが充実
BITPOINTは、東証プライム上場のSBIグループに属している仮想通貨取引所であり、「あしたを、もっと、あたらしく。」をキャッチコピーとして掲げている。
その言葉を体現するかのように、BITPOINTは国内他社にない新しい銘柄の取り扱いに積極的に取り組んでいる。
シバイヌコインのみならず、ジャスミーコインやトロンなども、BITPOINTから国内市場への初上場を果たした。
BITPOINTなら、現物取引(取引所)*をとおして、手数料無料でシバイヌコインを売買することができる。*BITPOINTでの表記は「BITPOINT PRO」
また自動積立やレンディング、ステーキングといった、仮想通貨投資においてポピュラーなサービスがひと通り揃っている点も魅力だ。
シバイヌコインに関するQ&A
最後に、シバイヌコインに関してよくある質問を3つ紹介しておく。
よくある質問
- シバイヌコインはMetaMaskで保管できますか?
- シバイヌコインのステーキングは可能ですか?
- シバイヌコインは安全ですか?
シバイヌコインはMetaMaskで保管できますか?
シバイヌコインは、イーサリアムチェーンのトークン規格「ERC-20」に準拠した仮想通貨だ。
また仮想通貨ウォレットの「MetaMask」は、イーサリアムチェーン基盤の各種トークンに対応している。
したがって、MetaMaskでシバイヌコインを管理することは可能だ。
シバイヌコインのステーキングは可能ですか?
シバイヌコインは、DEXのShibaSwapでステーキングをおこなうことができる。
また、シバイヌコインだけでなくLEASHとBONEも、ShibaSwapでステーキングすることが可能だ。
シバイヌコインは安全ですか?
繰り返し述べているようにシバイヌコインは、イーサリアムチェーンを基盤としている。
そのため、イーサリアムチェーンのコンセンサスアルゴリズム「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」によって保護されている。
シバイヌコイン(SHIB)とは?まとめ
今回はシバイヌコインについて、その特徴や値動き、将来性などを解説した。
この記事のまとめ
- シバイヌコインは、柴犬をモチーフにしたミームコイン
- イーサリアムチェーンを基盤としたERC-20トークンである
- コミュニティの主導で、DEXやNFTなどが次々と開発されている
- 独自のL2チェーンも開発され、今後さらにエコシステムが拡大する見込み
シバイヌコインは、2021年に生まれた柴犬モチーフのミームコインだ。
もともとは何の役割も持っていなかったが、多くの支持者によってコミュニティがつくられ、さらにコミュニティ主導で次々と関連プロダクトが生まれている。
本記事をとおしてシバイヌコインに将来性を感じた方は、ぜひBITPOINTなどを使い、シバイヌコインに投資してみてはいかがだろうか。