今回取り上げる「Sei(Sei Networkとも呼ばれる)」は、2023年8月にメインネットがローンチされたL1ブロックチェーンです。
ネイティブトークンは「SEIトークン」と言い、「CoinMarketCap」にてトレンド銘柄トップ10*に名を連ねるなど、昨今高い注目を集めています。*2024年1月中旬時点

本記事ではそんな今注目の「Sei」と「SEIトークン」について、注目される要因である性能面の特徴や、将来性などをわかりやすく解説していきます。
この記事からわかること
- Sei/SEIトークンの基本情報
- Sei/SEIトークンの5つの特徴
- SEIトークンの値動き
- Sei/SEIトークンの将来性
- SEIトークンを買える仮想通貨取引所
SEIトークンは、2025年7月にOKJから、国内市場への初上場を果たしました。
投資してみたい方は、この機会にOKJの口座をつくっておきましょう。
OKJの特長
- 取扱銘柄数が国内でトップクラス
- 取引手数料がリーズナブル*
- 積立やステーキングなどのサービスが充実
*現物取引(取引所)を使った場合
目次
Sei/SEIトークンとは?

| 名称 | SEIトークン |
| シンボル・通貨単位 | SEI |
| ローンチ時期 | 2023年8月 |
| 発行基盤 | Sei(Sei Network) |
| 公式サイト | https://www.sei.io |
Sei(Sei Networkとも呼ばれる)は、仮想通貨やNFTを簡単に交換できるようにすることを主目的としたレイヤー1ブロックチェーンです。
2023年8月にメインネットの稼働がスタートした比較的新しいブロックチェーンで、昨今急速に市場シェアを伸ばしています。
ネイティブトークンは「SEIトークン(SEI)」といい、Seiにおいてネットワーク手数料の支払いやステーキングなどに用いられています。
またSEIトークンは、国内ではOKJで売買することが可能です。
Sei/SEIトークンの特徴
さてSeiおよびSEIトークンは、次のような特徴を持っています。
主な特徴
- 資産の交換機能に重点を置いている
- 取引の処理性能が業界トップクラス
- 他のブロックチェーンとの互換性がある
- フロントランニングを防ぐことができる
- カーボンニュートラルを目指している
資産の交換機能に重点を置いている
冒頭に述べたとおりSeiは、デジタル資産を簡単に交換できる環境の構築を目的としたレイヤー1ブロックチェーンです。
「デジタル資産」という部分から、Seiは「DeFi(分散型金融)特化型のブロックチェーン」だと勘違いされがちです。
しかし実際には、DeFiのみならずNFTゲームやSNSプラットフォームなどのアプリケーションも、Sei上で稼働しています。
デジタル資産の交換は、ゲーム上などでも必要だからね!

取引の処理性能が業界トップクラス
「デジタル資産の交換を容易にする」という目的を実現すべく、Seiはトランザクションを高速で処理できるように設計されています。
主要なブロックチェーンとの速度比較は、以下のとおり。

スループット(1秒あたりのトランザクションの処理件数)は理論値で2万件。
イーサリアムチェーンの1,000倍、Solanaチェーンの2倍の性能を誇ります。
またトランザクションのファイナリティは380ミリ秒/件で、各トランザクションを1秒かからずに処理することが可能です。
他のブロックチェーンとの互換性がある

デジタル資産の交換を容易にするためには、スピードだけでなく他のブロックチェーンとの互換性も必要です。
その点をみるとSeiは、もちろん他のブロックチェーンとの相互運用性・言語互換性を有しており、求められる性能を満たしていると言えます。
なお他のブロックチェーンとの相互運用性は、エコシステムを拡張していく上でも、非常に有益な要素となっています。
フロントランニングを防ぐことができる
「フロントランニング」は、仮想通貨取引における不正行為の1つです。
攻撃者は、他のユーザー(攻撃相手)の取引内容を事前に見た上で、先回りして自身のオーダーを処理。
そのように取引の先手を打つことによって、攻撃者は利ざやを稼ぐことができます。
従来のブロックチェーンでは、先回りができてしまうという仕様上、フロントランニングを防ぐことが困難でした。
ところがSeiは、「FBA(Frequent Batch Auctioning)」という独自の仕組みを導入することにより、それを防ぐことに成功しています。

カーボンニュートラルを目指している

「カーボンニュートラル」とは、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させ、排出量を実質ゼロに抑えようという取り組みや概念のこと。
ビットコインなどの古参ブロックチェーンは、ネットワークを維持するために大量の電力を必要とし、環境負荷の高さを問題視されてきました。
そうした問題を受けてSeiは、複数のイノベーションによって環境負荷を最小限に抑えられるように、ひいてはカーボンニュートラルを実現できるように設計されています。
SEIトークンの値動き
ここで、SEIトークンの値動きを確認しておきましょう。
リアルタイムの値動きは、以下のとおりです。
このチャートを見てまだまだ割安だと感じる方は、ぜひOKJをとおしてSEIトークンをポートフォリオに加えてみてはどうでしょうか。
将来性に関わる注目ポイント
続いて以下の2つの要素から、SeiおよびSEIトークンの将来性を考察してみましょう。
将来性に関わる注目要素
- 過小評価の銘柄トップ5にランクイン
- マクロ経済からの下支えが期待される
- 日本市場への参入を目指している
過小評価の銘柄トップ5にランクイン
トランザクションの処理性能において、Seiが主要ブロックチェーンよりも優れていることは、先ほど数値を見せて解説しました。
しかし、そのように高い性能を持つにも関わらず、Seiはまだまだ知名度・需要ともに主要ブロックチェーンに大きく劣ります。
そのため過去には、海外の仮想通貨メディア「CryptoDaily」から、「2024年に投資すべき、過小評価されている仮想通貨トップ5」の1つに挙げられています。

またCryptoPolitanというメディアでも、「爆発する可能性のある5つの安価な仮想通貨」の1つとして取り上げられました。
CryptoPolitan:爆発する可能性のある5つの安価な仮想通貨
今後こうしたメディアやSNSなどをとおして知名度が上がり、正当な評価を受けるようになれば、Seiは大きく飛躍するかもしれません。
日本市場への参入を目指している
2023年12月末、Seiを経済的に支援するSei財団は、日本の仮想通貨コミュニティ「KudasaiJP」が運営する「Kudasai」と提携を結んだことを発表しました。

その提携をとおしてSeiは、日本のWeb3エコシステム市場への参入を目指すとのこと。
日本での実需の獲得を上手く実現できれば、SEIトークンの市場動向にも大きな影響があらわれるかもしれません。
SEIトークンの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもあります。
今回はその中の1つ「DigitalCoinPrice」から、SEIトークンの価格予想を紹介します。
DigitalCoinPriceにおけるSEIトークンの今後10年の価格予想は、以下のとおり。
| Year | Minimum Price | Average Price | Maximum Price |
|---|---|---|---|
| 2025 | $0.29 | $0.63 | $0.71 |
| 2026 | $0.70 | $0.82 | $0.84 |
| 2027 | $0.96 | $1.15 | $1.16 |
| 2028 | $1.25 | $1.37 | $1.49 |
| 2029 | $1.25 | $1.37 | $1.49 |
| 2030 | $1.54 | $1.67 | $1.75 |
| 2031 | $2.20 | $2.40 | $2.43 |
| 2032 | $3.17 | $3.30 | $3.40 |
| 2033 | $4.47 | $4.63 | $4.67 |
| 2034 | $6.10 | $6.25 | $6.33 |
参考
- 史上最高値:1.14ドル(2024年3月16日)
DigitalCoinPriceは、今後10年でSEIトークンが堅調に値上がりしていき、記事執筆時点と比べると約20倍の価格になるだろうと予想。
上記の表のように順調に値上がりしていくとは限りませんが、上昇幅については十分に起こり得る範疇だと言えるでしょう。
SEIトークンに将来性を感じる方は、こうした価格予想も参考にしつつ、同銘柄への投資を検討してみてはいかがでしょうか。
SEIトークンを買える海外取引所
冒頭にも述べたとおりSEIトークンは、2025年7月にOKJから、国内市場への初上場を果たしました。
| 取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
| 取扱銘柄* | ADA、APE、APT、ARB、ASTR、AVAX、BAT、BCH、BNB、BTC、DAI、DEP、DOGE、DOT、ETH、EFI、ENJ、ETC、FIL、FNCT、IOST、IOTX、KLAY、LSK、LTC、MASK、MATIC、MKR、NEO、OAS、OKB、OP、PEPE、PLT、QTUM、SAND、SEI、SHIB、SOL、SUI、TRX、TON、XLM、XRP、XTZ、ZIL 【全46種類】 |
| 取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker ~0.07%、Taker ~0.14% |
| 仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
| 自動積立 | 〇 |
| レンディング | 〇(Flash Deals ) |
| ステーキング | 〇 |
| その他のサービス | API |
OKJの特長
- 取扱銘柄数が国内でトップクラス
- マーケットの流動性が高く、安定した取引が可能
- 積立やステーキングなど、サービスが充実している
OKJは、40種類以上もの豊富なラインナップを誇る人気の国内取引所です。
また、現物取引(取引所)を使えば、その豊富な銘柄をリーズナブルな手数料で売買することができます。

無料で口座をつくれるので、まだ口座をお持ちでない方はぜひこの機会にOKJを試してみてください。
Sei/SEIトークンに関するQ&A
最後に、SeiとSEIトークンに関してよくある質問を3つ紹介します。
よくある質問
- Sei/SEIトークンの開発者はだれですか?
- SEIトークンの総供給量は決まっていますか?
- SEIトークンをステーキングすることはできますか?
Sei/SEIトークンの開発者はだれですか?
Seiは、ジェイエンドラ・ジョグ氏とジェフ・フェン氏が率いる「Sei Labs」によって開発されました。
SEIトークンの総供給量は決まっていますか?
SEIトークンの総供給量は100億SEIです。
またその割り当ては以下のグラフのとおりで、約半数がエコシステムの準備金(Ecosystem Reserve)に割り振られています。

SEIトークンをステーキングすることはできますか?
Seiのコンセンサスアルゴリズム*には、イーサリアムチェーンと同じ「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」が採用されています。*トランザクションを検証し、合意形成を図る仕組み
つまり、SEIトークンを用いたステーキングが可能ということです。
ステーキングの手順は以下のとおり。
ステーキングの手順
- OKJでSEIトークンを購入
- 「app.sei.io」にアクセス
- 権利を委任するバリデーターを選ぶ
- SEIトークンをステーキングする
バリデーターとは?
ブロックチェーンへ記録されるデータの内容が正しいかどうかを検証するネットワーク参加者のこと。
ちなみに2024年1月時点のステーキングの想定利回りは、年利4.57%となっています。

Sei/SEIトークンとは?まとめ
今回はL1チェーン「Sei」と、そのネイティブトークン「SEIトークン」について、主な特徴や将来性を解説しました。
この記事のまとめ
- Seiは、デジタル資産の交換を容易にすることを目的としてつくられた
- 競合と比べて、トランザクションの処理性能が大幅に優れている
- 他のブロックチェーンとの相互運用性も持つ
- 飛躍を期待できる銘柄の1つとして、メディアから注目を集めている
Seiは、自らの処理性能を「最速」と謳うレイヤー1ブロックチェーンです。
業界や投資家からの注目度が徐々に高まってきており、市場の復調タイミングとマッチして、今後大きな飛躍を見せるかもしれません。
本記事をとおして将来性を感じた方は、ぜひOKJをとおして、SEIトークンへの投資にトライしてみてはいかがでしょうか。
