ビットコイン(BTC)は、世界で最初に開発された仮想通貨(暗号資産)であり、多くの人がその名前を知っていることだろう。
ただ名前を聞いたことがあっても、どういった仕組みで成り立っているのかその中身までは知らないという人も、まだまだ多くいるのではないだろうか。
そこで今回はビットコインについて、その仕組みや特徴、これまでの値動き、さらには将来性までわかりやすく解説していく。
この記事からわかること
- ビットコインの基本情報
- ビットコインの5つの特徴
- ビットコインの値動き
- ビットコインの将来性
- ビットコインの買い方
ビットコインに投資するなら、手数料ゼロ円で取引*できるBitTradeがうってつけだ。*現物取引(取引所)を使った場合
まだ仮想通貨取引所の口座をお持ちでないなら、ぜひこの機会にBitTrade公式サイトを覗いてみてはいかがだろうか。
BitTradeの特長
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- わずか2円から取引を始められる
- 現物取引(取引所)の取引手数料が無料
- レンディングによる資産運用も可能
目次
ビットコイン(BTC)とは?
名称 | ビットコイン |
シンボル・通貨単位 | BTC |
ローンチ時期 | 2009年1月 |
公式サイト | https://bitcoin.org/ |
ビットコイン(BTC)は、2009年にローンチされた世界で最初の仮想通貨だ。
ECサイトを中心に買い物やサービスを利用した際の決済に使用されたり、国内外への送金手段に使われたりと、幅広い用途に用いられている。
またビットコインは、数ある仮想通貨の中で屈指の需要があり、時価総額ランキングでは長年トップの座を維持し続けている。
ビットコインの特徴
さてビットコインには、主に次のような特徴がある。
ビットコインの主な特徴
- 世界で最初の仮想通貨
- 中央集権的な管理組織を持たない
- マイニングによって新規発行される
- 発行上限と半減期がある
- アップデートで取引の処理速度が向上
世界で最初の仮想通貨
前述のとおりビットコインは、世界で最初に開発された仮想通貨だ。
サトシ・ナカモトと名乗る匿名の人物が書いた論文を元に開発され、2009年1月にローンチされた。
また、ビットコインおよびビットコインのブロックチェーンはオープンソースであり、ビットコインが誕生したのち、そのオープンソースをベースにしてライトコイン(LTC)などの仮想通貨が開発されている。*無償で一般公開されたソースコードのこと
中央集権的な管理組織を持たない
日本円や米ドルなどの法定通貨は、いずれも中央集権的な管理組織が発行と管理を担っている。
例えば日本円は、日本の中央銀行である日本銀行が発行しており、過度なインフレ・デフレが発生した際には同じく日本銀行が、市場の通貨流通量を調整して日本円の価値をコントロールしている。
一方でビットコインは単一の管理者を持たず、ブロックチェーンを基盤として、そのユーザー同士で発行と管理がなされている。
マイニングによって新規発行される
ビットコインは、「マイニング」という仕組みによって新規発行がなされている。
マイニングとは?
取引の内容を検証し、その情報を記録する新たなブロックを生成したネットワーク参加者に対して、報酬として新規発行されたビットコインが支払われる仕組みのこと。
中央集権的な管理組織を持たないビットコインでは、ネットワーク参加者同士で協力して、不正がないか取引の内容を検証する。
また、検証によって不正がないことが確認された取引の情報は、新しく生成されたブロック(ブロックチェーンのブロック)へと格納される。
こうした一連の作業をおこなったネットワーク参加者には、見返りとして報酬が支払われるのだが、ビットコインブロックチェーンではその報酬の支払いのたびに、新しいビットコインが発行されている。
発行上限と半減期がある
マイニングによって無尽蔵に新しいビットコインが発行されると、ビットコインの価値は理論上、徐々に希釈されていくことになる。
そこで、過度な希釈を防ぐためにビットコインでは、発行上限と半減期が設けられている。
まず発行上限についてだが、ビットコインではローンチの時点で、2,100万枚という上限値が設定されている。
また半減期とは、マイニングによるビットコインの新規発行数量が半減する時期のことだ。
ビットコインは、21万個のブロックの生成が終わるたびに、マイニングによる新規発行数量が半減する、つまり市場へのビットコインの新規供給量が減少する。
これらの仕組みによってビットコインは、中央集権的な管理組織がなくとも、価値の過度な希釈を防げるようになっている。
アップデートで取引の処理速度が向上
ビットコインは一時、需要過多によって処理の遅延や取引手数料の高騰が起こる「スケーラビリティ問題」に悩まされていた。
その問題を解消すべく考案されたのが、ライトニングネットワークだ。
ライトニングネットワークは、取引の一部をオフチェーン(ブロックチェーンの外)で処理する技術である。
その技術の導入によって、ビットコインのブロックチェーンの負荷が軽減され、ひいては処理の遅延や手数料の高騰も起こりにくくなった。
ビットコインの価格動向
ここで、ビットコインの値動きを確認しておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおりだ。
2024年6月までの価格動向
次にBTC/USDチャートで、2017年1月から本記事執筆時(2024年6月)までの値動きを振り返っていこう。
ビットコインはまず、2017年末のいわゆる「ビットコインバブル」で大きな高騰を見せた。
その後は約3年に渡って横ばいな値動きが続いていたが、2021年に起きた「コロナバブル」で、高値の更新を果たしている。
また2024年5月に、今度はコロナバブルで付けた高値を更新している。
このようにビットコインの価格は、乱高下を幾度か繰り返しながらも、長期的に見れば着実に上がってきている。
今後のさらなる値上がりを期待する方は、ぜひ今からでもBitTradeなどで口座をつくり、ビットコインへの投資にチャレンジしてみはどうだろうか。
将来性に関わる注目ポイント
ビットコインへの投資を考えている方は、その将来性に対して強い関心を持っていることだろう。
そこでここでは、ビットコインの今後に関わる注目ポイントを2つ紹介していく。
今後に関わる注目要素
- 圧倒的な投資需要がある
- 決済手段としての普及に期待
- マクロ経済とリンクしている
圧倒的な投資需要がある
ビットコインは世界で最初の仮想通貨であり、投資家に限らず世界中の多くの人々にその存在を認知されている。
また仮想通貨取引所を見ると、大抵のところで取り扱いがあり、世界中で活発に取引されている。
さらに近年は、「ビットコインETF」が生まれ、証券会社経由でもビットコインに投資できるようになってきた。
このように高い知名度があり、あらゆる仮想通貨取引所や証券会社で買えるビットコインは、言わずもがな圧倒的な投資需要を獲得している。
その地位は現在まで全く揺らいでおらず、今後もよほどのことがない限り、変わることはないだろう。
決済手段としての普及に期待
ビットコインは、日本においては決済手段としてほとんど普及しておらず、投資対象としての役割に重きが置かれている。
しかし海外に目を向けてみると、例えばエルサルバドルや中央アフリカ共和国では法定通貨として採用され、決済手段としての普及も進められている。
ちなみに、このような普及の進行には、先ほど紹介したライトニングネットワークの登場も大きく起因している。
今後ビットコインの決済通貨としての需要が増えていけば、その需要がビットコインの価格にもポジティブな影響を与えるはずだ。
マクロ経済とリンクしている
2021年に起きた「コロナバブル」はその名のとおり、コロナ禍での世界各国の金融政策に影響され、引き起こされた。
新型コロナの感染が広まると、各国政府は経済を支えるために、大規模な金融緩和を実施した。
すると投資に回せるだけの余剰資金が生まれ、その資金が流れ込んできたことで、ビットコインの価格が大きく高騰することとなった。
このようにビットコインの価格推移は、世界経済とも密接にリンクしている。
そのため、大まかにでも経済の動向を把握しておくと、ビットコインの先行きを読みやすくなるだろう。
BTC購入におすすめの国内取引所3選
もっともメジャーな仮想通貨であるビットコインは、国内でもほぼすべての仮想通貨取引所に上場している。
今回はその中から、おすすめ3社を紹介する。
BitTrade
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取扱銘柄* | ADA、APT、ASTR、ATOM、AXS、BAT、BCH、BNB、BOBA、BSV、BTC、COT、DAI、DEP、DOGE、DOT、ETH、ETC、EOS、FLR、LTC、LSK、MATIC、MKR、MONA、ONT、XRP、XEM、XLM、TRX、QTUM、XYM、IOST、JMY、XTZ、PLT、SHIB、SAND、SUI、SXP、SOL、TON 【全42種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ 無料 レバレッジ取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
その他サービス | 貸暗号資産 積立暗号資産 |
BitTradeの特長
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- わずか2円から取引を始められる
- 現物取引(取引所)の取引手数料が無料
- レンディングによる資産運用も可能
BitTrade(ビットトレード)は、ビットトレード株式会社(旧フォビジャパン株式会社)が運営する仮想通貨取引所だ。
BitTradeでは、取引の形式を「販売所」と「取引所」の2種類から選択できる。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
概要 | 仮想通貨取引所とユーザーの間で取引 | 仮想通貨取引所のユーザー同士で取引 |
メリット | 仕組みがシンプル 約定力が高い | 取引コストが割安 |
デメリット | 取引コスト(スプレッド)が割高 | 思いどおりに約定するとは限らない 仕組みがやや難解 |
また「取引所」を選択した場合、ビットコイン・イーサリアム・リップルの3銘柄は、手数料無料で取引することができる。
そのためBitTradeは、ビットコインの購入先にうってつけだ。
Coincheck
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) |
取扱銘柄* | APE、AVAX、AXS、BC、BCH、BRIL、BTC、CHZ、DOT、ETH、ETC、LSK、XRP、XEM、LTC、MONA、XLM、QTUM、BAT、IOST、ENJ、PLT、SAND、FNCT 、LINK、MKR、DAI、MATIC、IMX、WBTC、SHIB 【全31種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker・Takerともに無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料、ガス代は自己負担 |
仮想通貨の出金手数料 (BTCの場合) | 0.0005~0.016BTC* *ガス代の変動に合わせて変動 |
その他のサービス | Coincheckつみたて(自動積立) 貸暗号資産サービス ステーキングサービス* Coincheck IEO Coincheck INO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス *β版、一時停止中 |
Coincheck の特長
- 500円から仮想通貨を購入できる
- ビットコインの取引手数料が無料*
- 裁量取引以外のサービスも充実
- NFTの取引も可能(Coincheck NFT)
- 新規NFTを優先的に買える(Coincheck INO)
*取引形式で「取引所」を選択した場合
Coincheck(コインチェック)もBitTradeと同じく、現物取引の取引形式を「販売所」と「取引所」の2種類から選べる。
取引所を選択した場合には、ビットコインなどいくつかの銘柄は、取引手数料が一切かからない。
手数料ゼロ円で取引できる銘柄*
- ビットコイン(BTC)
- リスク(LSK)
- モナコイン(MONA)
- DAI(DAI)
- ラップドビットコイン(WBTC)
*現物取引(取引所)を利用した場合
また取引ツールのUIがシンプルで、投資初心者でもストレスなく仮想通貨取引にチャレンジできるのも、魅力の1つだ。
GMOコイン
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
取扱銘柄数* | 27種類 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.01%、Taker0.05% レバレッジ取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり レバレッジ取引(取引所) ⇒ 無料 |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:無料 |
その他のサービス | 貸暗号資産ベーシック 貸暗号資産プレミアム つみたて暗号資産(自動積立) ステーキング IEO 外国為替FX |
GMOコインの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*1
- 取扱銘柄数が国内最多クラス
- 低コストで仮想通貨を取引できる*2
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで投資技術がなくても稼げる
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
GMOコインは、サービスの充実度の高さが魅力の仮想通貨取引所だ。
ビットコインを取引する際には、現物取引とレバレッジ取引から好きな方を選んで、取引することができる。
また現物取引・レバレッジ取引ともに、取引の形式(販売所または取引所)を選べて、取引所を選んだ場合はリーズナブルな手数料で取引を楽しめる。
さらに自動積立やレンディングなど、裁量取引以外のサービスで、ビットコインを運用することも可能だ。
以上、おすすめの仮想通貨取引所3社を紹介した。
なお、これら以外の仮想通貨取引所のことも知りたい方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてほしい。
ビットコインBTCとは?まとめ
今回はビットコインについて、その特徴やこれまでの値動き、将来性などを紹介した。
この記事のまとめ
- ビットコインは世界で最初に開発された仮想通貨
- ビットコインの時価総額は世界一
- 発行上限や半減期で価値をコントロールしている
- 長期的に見ると、ビットコインの価格は堅調に値上がりしている
コロナバブルの崩壊以降、一時は価格を下げていたビットコインだが、2023年から堅調に復調し、2024年には史上最高値の更新を果たしている。
また長期的な視点で考えれば、まだまだ値上がりの余地があると見られている。
今が投資のチャンスだと考える方は、ぜひBitTradeなどを使って、実際にビットコインへ投資してみてはいかがだろうか。