今回紹介するコレクタブルNFTは、可愛らしいペンギンのコレクション「Pudgy Penguins(パジーペンギンズ)」だ。
Pudgy Penguinsは業界屈指の人気があり、本記事執筆時点での24時間あたりの取引高*ランキングでは、数千種類ものコレクションの中で堂々の4位にランクインしている。*2023年11月24日時点、CoinGecko調べ
本記事ではそんなPudgy Penguinsについて、人気につながっているユニークな特徴やこれまでの価格推移、将来性などを解説していく。
NFTアートに関心がある方は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
この記事からわかること
- Pudgy Penguinsの基本情報
- Pudgy Penguinsの5つの特徴
- Pudgy Penguinsの価格推移
- Pudgy Penguinsの将来性
- Pudgy Penguinsの購入方法
Pudgy Penguinsはイーサリアムチェーンを基盤としたNFTであり、二次流通市場では基本的にイーサリアムを用いて取引されている。
イーサリアムを扱う国内取引所は数多くあるが、その中でもCoincheckは、独自のNFTマーケットプレイス「CoincheckNFT」も用意されていて、NFTコレクターにうってつけだ。
Pudgy Penguinsに限らずNFTに興味がある方は、ぜひこの機会にCoincheck公式サイトも覗いてみてほしい。
Coincheck の特長
- 500円から仮想通貨を買える
- ビットコインの取引手数料が無料*
- 裁量取引以外のサービスも充実
- NFTの取引も可能(Coincheck NFT)
- 新規NFTを優先的に買える(Coincheck INO)
*取引形式で「取引所」を選択した場合
目次
Pudgy Penguinsとは?
名称 | Pudgy Penguins(パジーペンギンズ) |
リリース時期 | 2021年7月 |
総アイテム数 | 8,888点 |
時価総額* | 5万4,333ETH |
フロア価格* | 6.11ETH |
公式サイト | https://pudgypenguins.com |
Pudgy Penguins(パジーペンギンズ)は、計8,888点のコレクタブルNFTだ。
Pudgyは日本語に訳すと「丸々とした/ぷくぷくとした」という意味であり、その言葉のとおりPudgy Penguinsは、ぷくぷくとした可愛らしいペンギンのイラストのコレクションとなっている。
日本ではあまり知られていないが、海外での人気は上々で、おもちゃ店と提携してヌイグルミなどのリアルなグッズも展開中だ。
Pudgy Penguinsはイーサリアムチェーンを基盤として発行され、2021年7月に販売された。
また現在は、OpenSeaなどの二次流通市場で活発に取引されている。
Pudgy Penguinsの特徴
さてPudgy Penguinsは、次のような特徴を有している。
主な特徴
- 8,888個のコレクタブルNFT
- ファンコミュニティに活気がある
- リアルのグッズも展開している
- IP買収がターニングポイントとなった
- 派生のコレクションもある
8,888個のコレクタブルNFT
Pudgy Penguinsは、計8,888点のコレクタブルNFTだ。
服装や肌の色、頭や顔の装飾など複数の特性を持ち、その特性をアルゴリズムで組み合わせることにより、8,888点すべてが唯一無二の存在となっている。
また特性は、その内訳にそれぞれ差が付けられている。
例えば肌の色は15パターンあり、その内でノーマルの肌(黒色の肌)を持つペンギンは2,649体いるが、金色の肌を持つペンギンはわずか44体しかいない。
レアな特性を持つペンギンは希少価値が高く、二次流通市場においてより高値で取引されている。
ファンコミュニティに活気がある
Pudgy Penguinsのコミュニティでは二次創作が活発におこなわれており、GIFアニメやミームが数多くつくられている。
また公式Discordチャンネルには、4万人を超えるファンが集う。
公式Discordチャンネル:Pudgy Penguins
こうした活発なコミュニティとその活動は、Pudgy Penguinsの人気を支え、知名度の向上にも寄与している。
リアルのグッズも展開している
前述のとおりPudgy Penguinsは、海外で高い人気があり、おもちゃなどのグッズ展開がなされている。
例えばアメリカでは、大手スーパーマーケットチェーンのウォルマートと提携し、全米の約2,000店舗でオリジナルのおもちゃ「Pudgy Toys」を販売している。
またPudgy Toysは、2023年10月にイギリスのおもちゃ店「スミス(Smyths)」への進出も果たした。
おもちゃ以外にはアパレルや絵本なども展開しており、今後さらなるグッズの拡充が見込まれている。
IP買収がターニングポイントとなった
Pudgy Penguinsはリリースからしばらくの間、徐々に二次流通市場での取引価格が下がってきていた。
しかし、2022年4月にアメリカのWeb3起業家ルカ・ネッツ氏が、Pudgy PenguinsのIP(知的財産)を買収したところから、大きく流れが変わることとなる。
同氏は、Pudgy Penguinsのグッズを展開するなど果敢にIPを活用していき、プロジェクトの再建を成功させた。
後ほど詳しく紹介するが、Pudgy Penguinsのフロア価格は、ネッツ氏に買収されてから現在(2023年11月下旬)まで右肩上がりで高騰し続けている。
派生のコレクションもある
Pudgy Penguinsのプロジェクトからは、これまでに「Pudgy Rods」と「Lil Pudgys」という2種類の派生コレクションが生まれている。
Pudgy Rodsは、釣竿モチーフのコレクタブルNFTで、Pudgy Penguinsの保有者に対して無料で配布された。
またLil Pudgysは、バストアップ型の本家Pudgy Penguinsと違って、ペンギンの体全体がわかるコレクションとなっている。
Lil Pudgysは全2万2,222種と本家よりも数が多く、よりリーズナブルな価格で取引されている。
Pudgy Penguinsの価格推移・市場統計
ここで参考までに、本記事執筆時点(2023年11月下旬)におけるPudgy Penguinsの市場統計と、これまでのフロア価格(最低取引価格)の推移を紹介しておこう。
まず市場統計は以下のとおり。
市場統計*
- 時価総額:5万4,333ETH
- 24時間あたりの取引高:736.36 ETH
- 現在のフロア価格:6.11ETH
- フロア価格の過去最高値:0.01 ETH(2023年7月30日)
- フロア価格の過去最安値:7.1ETH(2022年12月28日)
*2023年11月24日時点、CoinGecko調べ
またフロア価格の推移は、以下のチャートのとおり。
Pudgy Penguinsはリリース後の1カ月間は値上がりしたが、その後は2022年3月末まで、下落基調に陥っていた。
しかし、前述のとおり2022年4月にIPがルカ・ネッツ氏に買収されてからは、ひたすら上り調子となった。
本記事執筆時点(2023年11月下旬)でのフロア価格は、6.11ETH(記事執筆時点でのレート換算で約190万円)であり、数あるNFTの中でもトップクラスの価格で取引されている。
ちなみに派生コレクションの「Lil Pudgys」のフロア価格は0.477ETH(約15万円)で、本家と比べればかなりリーズナブルな価格となっている。
Pudgy Penguinsの将来性に関わる注目ポイント
続いて以下の3つの要素から、Pudgy Penguinsの将来性を考察してみよう。
将来性に関わる注目要素
- 現状トップクラスの知名度と人気がある
- グローバルなプロジェクト展開を進めている
- NFT業界は長らく低迷中
現状トップクラスの知名度と人気がある
データアグリゲーターの「CoinGecko」の統計によると、Pudgy Penguinsの時価総額はあらゆるコレクションの中で6番目の規模*を誇り、もちろん世界的に知名度も高い。*2023年11月24日時点
これからまだまだ新しいコレクションが生まれてくるだろうが、競合が増えていく中でもPudgy Penguinsの高い知名度は有利にはたらくはずであり、そう簡単に現在の地位は揺らがないだろう。
グローバルなプロジェクト展開を進めている
前述のとおりPudgy Penguinsのおもちゃ「Pudgy Toys」は、2024年10月にイギリスのおもちゃ店「スミス」への進出を果たした。
またスミスは、イギリス以外にドイツやオーストリアなどにも店舗を構える多国籍企業である。
そのためいずれPudgy Toysは、スミスのイギリス以外の店舗にも販路を拡げるものと見られている。
グローバルなグッズ展開に成功すれば、その影響がNFTの価格にも表れるはずだ。
NFT業界は長らく低迷中
仮想通貨市場およびNFT市場は、2021年の後半から長らく低迷している。
低迷の影響は多くのNFTコレクションの価格に如実に表れており、例えば時価総額トップのコレクション「Crypto Punks」のフロア価格は、2021年後半から長期的な下落トレンドを形成している。
一方でPudgy Penguinsは、先ほども紹介したように、そうした不景気をものともせずに値上がりし続けている。
また、NFT市場の不景気は永遠に続くわけではなく、いずれは復調してくるはずだ。
そうするとPudgy Penguinsは、市場の活気に支えられて、さらに価格が高騰していくかもしれない。
Pudgy Penguinsの買い方
Pudgy Penguinsは非常に高額なNFTなので、買いたいと思う方は少ないかもしれない。
しかし参考として、ここで二次流通市場(OpenSea)での購入方法も解説しておく。
Pudgy Penguinsの購入方法
- 買いたいものを見つける
- 国内取引所でイーサリアムを調達する
- ウォレットを用意する
- OpenSeaとウォレットをつなぐ
- Pudgy Penguinsを購入する
買いたいものを見つける
まずはNFTマーケットプレイス「OpenSea」にアクセスし、出品中のPudgy Penguinsのアイテムを物色してみよう。
検索窓に「Pudgy Penguins」と入力すれば、Pudgy Penguinsのページは簡単に見つけられる。
また、お眼鏡に叶うアイテムが見つかったら、販売価格などをよく確認しておこう。
国内取引所でイーサリアムなどを買う
Pudgy Penguinsはイーサリアムチェーンを基盤としたNFTなので、基本的にはイーサリアムで取引されている。
そこで続いては、国内の仮想通貨取引所を使い、イーサリアムを調達しよう。
数ある国内取引所の中でも、イチオシはCoincheckだ。
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) |
取扱銘柄* | BTC、ETH、ETC、LSK、XRP、XEM、LTC、BCH、MONA、XLM、QTUM、BAT、IOST、ENJ、PLT、SAND、DOT、FNCT 、CHZ、LINK、MKR、DAI、MATIC、APE、AXS、IMX、WBTC、AVAX、SHIB 【全29種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker・Takerともに無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料、ガス代は自己負担 |
仮想通貨の出金手数料 (BTCの場合) | 0.0005~0.016BTC* *ガス代の変動に合わせて変動 |
その他のサービス | Coincheckつみたて(自動積立) 貸暗号資産サービス ステーキングサービス* Coincheck IEO Coincheck INO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス *β版、一時停止中 |
Coincheck の特長
- ワンコイン(500円)から仮想通貨を購入できる
- 手数料無料でビットコインなどを取引できる
- 裁量取引以外のサービス(自動積立など)も充実している
- 口座を持てばNFTの取引も可能(Coincheck NFT)
- 初めて販売されるNFTコレクションを優先的に買える(Coincheck INO)
Coincheckでは、イーサリアムやポリゴンなど20種類を超える仮想通貨が揃い、いずれもワンコイン(500円)から購入することができる。
また、口座を持つと独自のNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」を使えるのもうれしい。
まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会にCoincheckの利用を検討してみてはいかがだろうか。
ウォレットを用意する
OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスは、仮想通貨ウォレットを接続するだけで使用できる。
なお、対応ウォレットの選択に迷った場合は、ポピュラーで汎用性も高い「MetaMask(メタマスク)」を選ぶとよいだろう。
MetaMaskはだれでも無料で使えるウェブウォレットで、PCとスマホのどちらにも対応している。
MetaMaskの入手方法は、別途次の記事で紹介しているので、まだお持ちでない方はぜひ参考にしてもらいたい。
またMetaMaskを用意できたら、Coincheckなどで調達したイーサリアムをそのMetaMaskに送金しておこう。
MetaMaskへの送金方法についても、先ほど提示した記事を参照してもらいたい。
OpenSeaとウォレットをつなぐ
MetaMaskなどのウォレットを用意したら、それをOpenSeaに接続しよう。
サイト上部にある「ウォレットを接続」をクリックすると、対応ウォレットの一覧が表示されるので、その中から自身が使用しているウォレットを選択する。
するとウォレットが起動し、接続の許可を求められるので、その要求に応じれば接続手続きは完了だ。
Pudgy Penguinsを購入する
あとは、狙いを付けていたPudgy Penguinsのアイテムを実際に購入するだけだ。
アイテムの詳細画面で「Buy Now」をクリックするとウォレットが起動し、ウォレットの指示に従って操作すれば、Pudgy Penguinsを購入することができる。
以上、OpenSeaを例にしてPudgy Penguinsの購入方法を紹介した。
購入までの流れを理解できたら、Coincheckでイーサリアムを調達するところから始めてみよう。
Pudgy Penguinsに関するよくある質問
最後に、Pudgy Penguinsに関するよくある質問を3つ紹介する。
ポイント
- 日本人でもPudgy Penguinsのグッズを買えますか?
- Pudgy Penguinsの所有者は何人いますか?
- Pudgy Penguinsの開発者はだれですか?
日本人でもPudgy Penguinsのグッズを買えますか?
「Pudgy Toys」の一部のアイテムは、実店舗だけでなくオンライストアでも販売されており、日本からでも購入することができる。
Pudgy Penguinsの所有者は何人いますか?
Pudgy Penguinsの総数が8,888点であるのに対し、同コレクションの保有者は4,425人*となっている。*2023年11月24日時点、CoinGecko調べ
つまり、複数のPudgy Penguinsを持つ保有者が多くいるということだ。
Pudgy Penguinsの開発者はだれですか?
Pudgy Penguinsは、デジタルアートクリエイターのコール・ヴィルメイン氏らが立ち上げたコレクタブルNFTだ。
ただ、ヴィルメイン氏にはプロジェクトの資金への着服疑惑が浮上し、2022年1月にブロジェクトから追放された。
その後、前述のとおり実業家のルカ・ネッツ氏が、750ETHでIPを買収するに至った。
Pudgy Penguinsとは?まとめ
今回はコレクタブルNFTの「Pudgy Penguins」について、その特徴や将来性などを紹介した。
この記事のまとめ
- Pudgy Penguinsは、2021年にリリースされた計8,888点のコレクタブルNFT
- 2022年4月に、IPがWeb3実業家のルカ・ネッツ氏に買収された
- IPが買収されて以降、Pudgy Penguinsの取引価格は右肩上がりである
- コミュニティの活動も活発で、GIFアニメやミームが数多くつくられている
Pudgy Penguinsは、業界トップクラスの時価総額を誇るコレクタブルNFTだ。
グッズ販売など事業展開が活発なこともあって高い人気を誇り、Pudgy Penguinsは昨今の低調なNFT市場の中でも、価格が上がり続けている。
なかなか手を出せる値段ではないかもしれないが、興味がある方はぜひ二次流通市場を覗いてみるとよいだろう。
なお購入の際に必要なイーサリアムは、ダウンロード数4年連続No.1*のCoincheckの取引アプリを使えば、仮想通貨初心者でもお手軽に買える。*対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2022年、データ協力:AppTweak
まだ口座をお持ちでないなら、ぜひこの機会にCoincheckのこともチェックしてみてほしい。
\500円から仮想通貨を買える!/