コレクタブルNFTの中には、日本人クリエイターが発行したものも数多くある。
そうした日本発祥のコレクションの中で屈指の人気があるのが、今回取り上げる「MEGAMI(メガミ)」だ。
MEGAMIは2022年7月にリリースされたコレクションなのだが、根強い人気があり、2023年11月頃から再び取引価格が高騰してきている。
今回はそんなMEGAMIについて、特徴や市場統計、購入方法などを解説していくので、国産コレクションに興味がある方はぜひ最後まで目をとおしてもらいたい。
この記事からわかること
- MEGAMIの基本情報、5つの特徴
- MEGAMIに対する評判・口コミ
- MEGAMIのこれまでの価格推移
- MEGAMIの購入方法
MEGAMIを購入する際には、決済通貨としてイーサリアムが必要になる。
イーサリアムを扱う国内取引所は多くあるが、その中でもCoincheckは、独自のNFTマーケットプレイス「CoincheckNFT」も用意されていて、NFTコレクターにうってつけだ。
口座は無料でつくることができるので、ぜひこの機会にCoincheck公式サイトを覗いてみてほしい。
Coincheck の特長
- 500円から仮想通貨を買える
- ビットコインの取引手数料が無料*
- 裁量取引以外のサービスも充実
- NFTの取引も可能(Coincheck NFT)
- 新規NFTを優先的に買える(Coincheck INO)
*取引形式で「取引所」を選択した場合
MEGAMI(メガミ)とは?
名称 | MEGAMI(メガミ) |
リリース時期 | 2021年10月 |
総アイテム数 | 1万点 |
時価総額* | 388.8ETH |
フロア価格* | 0.0398ETH |
公式サイト | https://www.megami.io |
MEGAMI(メガミ)とは、その名のとおり女神をモチーフとした国産コレクタブルNFTだ。
NFTコレクターが自分だけの女神を見つけることをコンセプトとしており、単に女神と言ってもそのバリエーションは多種多様だ。
キャラデザインは天使や仏、さらには女子高生や看護師など、計30種類のバリエーションがある。
女子高生や看護師は、本質的な意味では女神と縁遠いはずだが、そうしたキャラクターも人それぞれで「自分だけの女神」になり得るということだろう。
MEGAMIは2022年7月18日に販売され、わずか6分で計1万点が完売した。
また現在は、OpenSeaなどの二次流通市場において、個人間での取引が活発におこなわれている。
MEGAMIの特徴
コレクタブルNFTのMEGAMIは、次のような特徴を有している。
主な特徴
- 計1万点のPFPコレクション
- メインクリエイターはさいとうなおき氏
- 「Origin」は1万点の中でわずか30点だけ
- 二次創作・商用利用を認めている
- さまざまなコンテンツとコラボしている
計1万点のPFPコレクション
MEGAMIは、計1万点のPFPコレクションだ。
PFPとは?
PFPとはProfile Pictureの略で、SNSなどのプロフィールアイコンとして使用するNFTのこと。
実際にMEGAMIのホルダーの多くは、X(旧Twitter)などのSNSで手持ちのMEGAMIをアイコンに使い、自身のアイデンティティとしている。
またそのアイコンをベンチマークとして、他のコレクターとのコミュニケーションを楽しんでいる。
メインクリエイターはさいとうなおき氏
MEGAMIのメインクリエイターは、日本人イラストレーターのさいとうなおき氏が務めている。
さいとう氏は、ポケモンカードやデュエルマスターズのカードイラストを手がけている人気イラストレーターだ。
また同氏は、登録者40万人越え*のYoutubeチャンネルを手がけるイラスト系YouTuberでもある。*一時は130万人を超えていたが、チャンネルが移行されたため2023年11月時点では43万人
MEGAMIは作品自体のクオリティだけでなく、さいとう氏の人気や知名度も、その価値を支える一因となっているようだ。
「Origin」は1万点の中でわずか30点だけ
MEGAMIは、大きく分けると以下の3種類に分類される。
MEGAMIの分類
- Origin:さいとうなおき氏が書き下ろしたオリジナル【30種】
- Generated:オリジンの素材を分解し、アルゴリズムで組み合わせたジェネラティブNFT
- Origin Alter:Generatedをベースに、さいとうなおき氏がデザインしたNFT【24種】
「Origin」は、コレクションのベースとなるさいとうなおき氏の書下ろしの作品で、わずか30種類ほどしかない。
また「Generated」は、Originの構成要素(髪型・肌の色、アクセサリー、背景など)を一旦細かく分解し、アルゴリズムを使って組み合わせ直したものだ。
もちろんGeneratedも、異なる組み合わせによって、すべてのアイテムが一点物となっている。
さらに「Origin Alter」は、ジェネラティブNFTを元にさいとうなおき氏が手を加えたNFTで、全部で24種存在する。
希少価値が高いOriginとOrigin Alterは、言わずもがな二次流通市場において、より高値で取引されている。
二次創作・商用利用を認めている
MEGAMIはイラストレーターやファンに対して、正式に二次創作を認めている。
MEGAMI公式サイトには二次創作者向けのギャラリーも設けられており、本記事執筆時点(2023年11月下旬)で、イラストなどが1,000点以上も公開されている。
またMEGAMIは、二次創作だけではなく一定のルールの元で商用利用も可能となっており、そうした懐の深さがMEGAMIのファンコミュニティの拡大に寄与している。
さまざまなコンテンツとコラボしている
MEGAMIはこれまで、さまざまなコンテンツとのコラボをおこなっている。
直近では、DeNAの「NFTリテラシー検定」とのコラボを実施していた。
他にも、NFTゲームの「Chain Colosseum Phoenix」とは、パートナーシップを結んでいる。
またこうしたコラボやパートナーシップを経て、より幅広いカテゴリーから認知されることとなり、日本を代表するコレクションの1つとなってきている。
MEGAMIの評判・口コミ
ここで、MEGAMIのホルダーからの口コミをいくつか紹介しておこう。
プロイラストレーターの作品というだけあって、MEGAMIは非常にクオリティが高く、多くのホルダーに満足感を与えている。
また、中には複数のMEGAMIを収集しているコレクターもいるようだ。
OpenSeaなどのマーケットプレイスで出品されているので、興味がある方は実際にMEGAMIを手に取ってみてはいかだろうか。
MEGAMIの価格推移・市場統計
続いて参考までに、本記事執筆時点(2023年11月下旬)におけるMEGAMIの市場統計と、これまでのフロア価格(最低取引価格)の推移を紹介しておこう。
まず、市場統計は以下のとおりだ。
市場統計*
- 時価総額:388.8ETH
- 24時間あたりの取引高:0.2 ETH
- 現在のフロア価格:0.0398ETH
- フロア価格の過去最高値:0.0898 ETH(2023年1月23日)
- フロア価格の過去最安値:0.02ETH(2023年11月14日)
*2023年11月23日時点、CoinGecko調べ
また、フロア価格の推移は以下のチャートのとおり。
2022年7月にローンチされたMEGAMIは、2023年1月からデータアグリゲーターの「CoinGecko」で市場データが追跡されるようになった。
追跡開始から長らく下落基調が続いていたが、2023年11月中旬から復調の兆しを見せ始めている。
これまで価格を下げてきて割安な価格水準にあるため、これからさらに復調するようなら、今のMEGAMIは絶好の投資対象だと言えるだろう。
MEGAMIの買い方
続いて、二次流通市場におけるMEGAMIの購入方法を紹介しておこう。
なお今回は、購入の場の例としてOpenSeaを取り上げる。
MEGAMIの購入方法
- 買いたいものを見つける
- 国内取引所でイーサリアムを調達する
- ウォレットを用意する
- OpenSeaとウォレットをつなぐ
- MEGAMIを購入する
NFTアートを探す
まずはNFTマーケットプレイス「OpenSea」にアクセスし、出品中のMEGAMIのアイテムを物色してみよう。
MEGAMIの商品ページは、検索窓に「MEGAMI」と入力することで、簡単に見つけられる。
また、お眼鏡に叶うアイテムが見つかったら、販売価格などをよく確認しておこう。
国内取引所でイーサリアムなどを買う
MEGAMIはイーサリアムチェーンを基盤としたNFTなので、基本的にはイーサリアムで取引されている。
そこで続いては、国内の仮想通貨取引所を使い、イーサリアムを調達しよう。
数ある国内取引所の中でも、イチオシはCoincheckだ。
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) |
取扱銘柄* | BTC、ETH、ETC、LSK、XRP、XEM、LTC、BCH、MONA、XLM、QTUM、BAT、IOST、ENJ、PLT、SAND、DOT、FNCT 、CHZ、LINK、MKR、DAI、MATIC、APE、AXS、IMX、WBTC、AVAX、SHIB 【全29種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker・Takerともに無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料、ガス代は自己負担 |
仮想通貨の出金手数料 (BTCの場合) | 0.0005~0.016BTC* *ガス代の変動に合わせて変動 |
その他のサービス | Coincheckつみたて(自動積立) 貸暗号資産サービス ステーキングサービス* Coincheck IEO Coincheck INO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス *β版、一時停止中 |
Coincheck の特長
- ワンコイン(500円)から仮想通貨を購入できる
- 手数料無料でビットコインなどを取引できる
- 裁量取引以外のサービス(自動積立など)も充実している
- 口座を持てばNFTの取引も可能(Coincheck NFT)
- 初めて販売されるNFTコレクションを優先的に買える(Coincheck INO)
Coincheckでは、イーサリアムやポリゴンなど20種類を超える仮想通貨が揃い、いずれもワンコイン(500円)から購入することができる。
また、口座を持つと独自のNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」を使えるのもうれしい。
まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会にCoincheckの利用を検討してみてはいかがだろうか。
ウォレットを用意する
OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスは利用者登録が不要で、仮想通貨ウォレットを接続するだけで使用できるようになっている。
対応ウォレットはいくつか種類があるが、どれを使うべきかわからない場合は、ポピュラーで汎用性も高い「MetaMask(メタマスク)」を選ぶとよいだろう。
MetaMaskはPCとスマホの両方に対応しているウォレットで、だれでも無料で使える。
MetaMaskの入手方法は、別途次の記事で紹介しているので、まだお持ちでない方はぜひチェックしてみてほしい。
またMetaMaskを用意できたら、Coincheckなどで調達したイーサリアムをそのMetaMaskに送金しておこう。
MetaMaskへの送金方法についても、先ほど提示した記事を参照してもらいたい。
OpenSeaとウォレットをつなぐ
MetaMaskなどのウォレットを用意したら、それをOpenSeaに接続しよう。
サイト上部にある「ウォレットを接続」をクリックすると、対応ウォレットの一覧が表示されるので、その中から自身が使用しているウォレットを選択する。
するとウォレットが起動し、接続の許可を求められるので、その要求に応じれば接続手続きは完了だ。
MEGAMIを購入する
あとは、目星を付けていたMEGAMIのアイテムを実際に購入するだけだ。
アイテムの詳細画面で「Buy Now」をクリックすると、ウォレットが起動するので、指示に従って操作すればMEGAMIを購入することができる。
以上、OpenSeaを例にしてMEGAMIの購入方法を紹介した。
購入までの流れを理解できたら、Coincheckでイーサリアムを調達するところから始めてみよう。
MEGAMIに関するよくある質問
最後に、MEGAMIに関してよくある質問を3つ紹介しておく。
よくある質問
- MEGAMIに特別なユーティリティはありますか?
- MEGAMIにロイヤリティは設定されていますか?
- MEGAMIの主な使い道を教えてください。
MEGAMIに特別なユーティリティはありますか?
コレクタブルNFTおよびNFTアートの中には、例えばファンクラブの会員権として使えたり、保有すると特典をもらえたりと、特別なユーティリティが付与されているものもある。
しかしMEGAMIの場合は、そうした特別なユーティリティは付与していない。
MEGAMIにロイヤリティは設定されていますか?
MEGAMIのロイヤリティは、3%に設定されている。
ロイヤリティとは?
ロイヤリティとは、NFTのクリエイターに対して支払われるインセンティブのことだ。
二次流通市場で売買が成立すると、あらかじめ指定された割合で二次出品者の売り上げからロイヤリティが差し引かれ、クリエイターへと還元される。
MEGAMIの主な使い道を教えてください。
MEGAMIの主な使い道は、以下のとおり。
主な使い道
- SNSのアイコンにする
- メタバース内で展示する
- 投資対象として転売する
MEGAMIに限らず、コレクタブルNFTの使い道をより詳しく知りたい方は、以下の記事を参照してほしい。
MEGAMI(メガミ)とは?まとめ
今回はコレクタブルNFTの「MEGAMI」について、特徴や購入方法などを解説した。
この記事のまとめ
- MEGAMIは、さいとうなおき氏を中心としてつくられた国産コレクタブルNFT
- 「Origin」と「Origin Alter」の希少価値が高く、より高値で取引されている
- イラストレーターやファンによる二次創作が活発におこなわれている
- 外部コンテンツとのコラボを経て、知名度と人気が上昇中
MEGAMIは、人気イラストレーターのさいとうなおき氏が手がけた、日本発祥のコレクタブルNFTだ。
本記事執筆時点(2023年11月下旬)でのフロア価格は0.0398ETH(記事執筆時のレートで約1万2,000円)で、海外発の有名コレクションと比べると、はるかにリーズナブルな値段で取引されている。
今後値上がりしていく可能性もあるので、興味がある方は今の内に、MEGAMIを自身のコレクションに加えてみてはいかがだろうか。
なお購入の際に必要なイーサリアムは、ダウンロード数4年連続No.1*のCoincheckの取引アプリを使えば、仮想通貨初心者でもかんたんに調達できる。*対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2022年、データ協力:AppTweak
まだ口座をお持ちでないなら、ぜひこの機会にCoincheckのこともチェックしてみてほしい。
\500円から仮想通貨を買える!/