NFTアートの中には、コレクション性に優れた「コレクタブルNFT」というカテゴリーがある。
今回はそのコレクタブルNFTの中から、「Azuki(アズキ)」というコレクションを紹介する。
Azukiはその名前からもわかるように日本的な要素を持っており、日本人の感性に刺さるコレクタブルNFTとなっている。
本記事ではそんなAzukiについて、主な特徴や市場統計、購入方法などを解説していくので、NFTアートに興味がある方はぜひ最後まで読んでもらいたい。
この記事からわかること
- Azukiの概要、主な特徴
- Azukiの価格推移、市場統計
- Azukiの購入方法
Azukiはイーサリアムチェーンを基盤としたNFTであり、購入の際には基本的にイーサリアムが必要なる。
イーサリアムは大抵の国内取引所で調達できるが、中でもCoincheckなら、シンプルで扱いやすい取引ツールでストレスなく買える。
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- NFTの取引も可能(Coincheck NFT)
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*取引形式で「取引所」を選択した場合
目次
Azuki(アズキ)とは?
名称 | Azuki(アズキ) |
リリース時期 | 2022年1月 |
総アイテム数 | 1万点 |
時価総額* | 3万8,193 ETH |
最低取引価格* | 3.81925 ETH |
公式サイト | https://www.azuki.com |
公式Xアカウント | https://twitter.com/azuki |
Azuki(アズキ)は、2022年1月にリリースされた計1万点のコレクタブルNFT、およびその一連のプロジェクトを指す。
その名前からわかるように、Azukiは日本を強く意識しており、具体的には日本の漫画やアニメ、ポップカルチャーなどにインスパイアされている。
NFT市場においてトップクラスの人気があり、本記事執筆時点(2023年9月末)においてAzukiの時価総額は90億円を超える。
また、同じく本記事執筆時点での24時間あたりの取引高ランキングでは、BAYCやMAYCなどに次いで4位*につけており、リリースから1年半以上が経過した現在も、高い人気をキープし続けている。*2023年9月26日時点、CoinGecko調べ
Azuki(アズキ)の特徴
コレクタブルNFTのAzukiは、次のような特徴を有している。
主な特徴
- ストーリー性や世界観を楽しめるNFT
- 保有するとメンバーシップにアクセスできる
- 多くのコミュニティが構築されている
- 派生コレクションがリリースされている
- 基盤はイーサリアムチェーン
ストーリー性や世界観を楽しめるNFT
Azukiは、日本のアニメやポップカルチャーにインスパイアされたNFTアートだ。
また、世界観やストーリー性が明確に構築されており、公式サイトにおいてそれらを覗き見ることができる。
背景にあるストーリーなどに触れれば、自身の持つアイテムに対してより愛着を持つことができるだろう。
また、そうした見た目だけではない奥深さが他のコレクションとの差別化につながっており、Azukiの人気を支えている。
保有するとメンバーシップにアクセスできる
Azukiの所有者は、「The Garden」というメンバーシップへのアクセス権を獲得することができる。
またThe Gardenのメンバーは、新しいNFTのエアドロップを受ける権利や、イベントへの参加権などを享受することができる。
さらに、将来的には独自のメタバースにも招かれる見込みだ。
多くのコミュニティが構築されている
メンバーシップによる公式のコミュニティ以外にも、Azukiでは数多くのファンコミュニティがつくられており、その数は70種類を超えている。
コミュニティは主にDiscordとX(旧Twitter)でつくられており、XのコミュニティならAzukiを持たずとも、誰でも参加が可能だ。
また、Discordのコミュニティの中にも、日本人によるファンコミュニティ「Azuki Japan」をはじめとして、自由に参加できるものがいくつかある。
派生コレクションがリリースされている
Azukiのプロジェクトでは、これまでにAzukiだけでなく、派生コレクションである「BEANZ」と「Azuki Elementals」もリリースされている。
BEANZは、Azukiとデザインが大きく異なり、豆のマスコットキャラクターのコレクションとなっている。
一方でAzuki Elementalsは、派生元のAzukiと似通ってデザインでありながら、地・火・雷・水の4つのエレメントが新規要素として足されている。
またAzuki Elementalsは、AzukiあるいはBEANZの保有者に対して販売され、わずか15分で完売、売上高は50億円超を記録した。
基盤はイーサリアムチェーン
Azukiの発行基盤はイーサリアムチェーンであり、トークン規格は「ERC-721A」を用いている。
同トークン規格はAzukiが独自に開発したものであり、従来のERC-721よりもセール時のネットワーク手数料を削減することに成功した。
またイーサリアムチェーンをベースとしているため、AzukiはOpenSeaやBlurなどのNFTマーケットプレイスにおいて、イーサリアムを主な決済通貨として活発に二次売買されている。
Azuki(アズキ)の価格推移・市場統計
ここで、Azukiの現在(2023年9月末時点)の市場統計を押さえておこう。
市場統計*
- 時価総額:3万8,193 ETH(約90億5,000万円)
- 24時間あたりの取引高:259.08 ETH
- 現在の最低取引価格;3.81925 ETH
- 最低取引価格の過去最高値:31.8 ETH(2022年4月3日)
- 最低取引価格の過去最低値:0.95 ETH(2022年1月15日)
*2023年9月26日時点、CoinGecko調べ
また、リリース(2022年1月)から本記事執筆時点(2023年9月末)までの最低取引価格の推移は、以下のチャートのとおり。
Azukiの最低取引価格のピークは2022年4月で、ピーク後は一度大きく下げたものの、じわじわと価格を回復させていた。
しかし、2023年6月末に派生コレクションの「Azuki Elementals」が発表・販売されると、人気が分散されたためか再び下落基調に転じた。
ただ、価格を下げていると言っても、冒頭に示した24時間あたりの取引高ランキングからもわかるように、他のコレクションと相対的に見ればその人気は健在だ。
したがって今後、再び高騰する可能性は十分にあるだろう。
Azuki(アズキ)の買い方
それでは続いて、Azukiの購入方法を紹介しておこう。
なお今回は、購入の場の例としてOpenSeaを取り上げる。
Azukiの購入方法
- 買いたいものを見つける
- 国内取引所でイーサリアムを調達する
- ウォレットを用意する
- OpenSeaとウォレットをつなぐ
- Azukiを購入する
買いたいものを見つける
まずはNFTマーケットプレイス「OpenSea」にアクセスし、出品中のAzukiのアイテムを物色してみよう。
Azukiのコレクションページは、検索窓に「Azuki」と入力することで、簡単に見つけられる。
また、お眼鏡に叶うアイテムが見つかったら、販売価格などをよく確認しておこう。
国内取引所でイーサリアムなどを買う
Azukiはイーサリアムチェーンを基盤としたNFTなので、基本的にはイーサリアムで取引されている。
そこで続いては、国内の仮想通貨取引所を使ってイーサリアムを調達しよう。
数ある国内取引所の中でも、イチオシはCoincheckだ。
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) |
取扱銘柄* | BTC、ETH、ETC、LSK、XRP、XEM、LTC、BCH、MONA、XLM、QTUM、BAT、IOST、ENJ、PLT、SAND、DOT、FNCT 、CHZ、LINK、MKR、DAI、MATIC、APE、AXS、IMX、WBTC、AVAX、SHIB 【全29種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker・Takerともに無料 |
仮想通貨の入金手数料 | 無料、ガス代は自己負担 |
仮想通貨の出金手数料 (BTCの場合) | 0.0005~0.016BTC* *ガス代の変動に合わせて変動 |
その他のサービス | Coincheckつみたて(自動積立) 貸暗号資産サービス ステーキングサービス* Coincheck IEO Coincheck INO Coincheck NFT Coincheckでんき Coincheckガス *β版、一時停止中 |
Coincheck の特長
- ワンコイン(500円)から仮想通貨を購入できる
- 取引形式を「販売所」と「取引所」から選べる
- 手数料無料でビットコインなどを取引できる
- 裁量取引以外のサービスも充実している
- 口座を持てばNFTの取引も可能(Coincheck NFT)
- 初めて販売されるNFTコレクションを優先的に買える(Coincheck INO)
Coincheckでは、イーサリアムやポリゴンなど20種類以上の仮想通貨が揃い、いずれもワンコイン(500円)から購入することができる。
また、取引ツールがシンプルで、初心者でも扱いやすい。
まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会にCoincheckの利用を検討してみてほしい。
ウォレットを用意する
OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスは利用者登録が不要で、仮想通貨ウォレットを接続するだけで使用できるようになっている。
対応ウォレットはいくつか種類があるが、どれを使うべきかわからない場合は、ポピュラーで汎用性も高い「MetaMask(メタマスク)」を選ぶとよいだろう。
MetaMaskはPCとスマホの両方に対応しているウォレットで、だれでも無料で使える。
MetaMaskの入手方法は、別途次の記事で紹介しているので、まだお持ちでない方はぜひチェックしてみてほしい。
またMetaMaskを用意できたら、Coincheckなどで調達したイーサリアムをそのMetaMaskに送金しておこう。
MetaMaskへの送金方法についても、先ほど提示した記事を参照してもらいたい。
OpenSeaとウォレットをつなぐ
MetaMaskなどのウォレットを用意したら、それをOpenSeaに接続しよう。
サイト上部にある「ウォレットを接続」をクリックすると、対応ウォレットの一覧が表示されるので、その中から自身が使用しているウォレットを選択する。
するとウォレットが起動し、接続の許可を求められるので、その要求に応じれば接続手続きは完了だ。
Azukiを購入する
あとは、目星を付けていたAzukiのアイテムを実際に購入するだけだ。
Azukiのアイテムの詳細画面で「Buy Now」をクリックすると、ウォレットが起動するので、指示に従って操作すれば購入することができる。
以上、OpenSeaを例にしてAzukiの購入方法を紹介した。
流れを理解できたら、Coincheckで口座を持つところからトライしてみよう。
Azuki(アズキ)の使い道
さて、購入したAzukiには次のような使い道がある。
Azukiの主な使い道
- SNSアイコンに使う
- コミュニティに参加する
- 売って売買差益を得る
SNSアイコンに使う
Azukiは、スタイリッシュなデジタルアートであり、X(旧Twitter)をはじめとしたSNSアイコンとして用いられるケースがよく見られる。
好きなNFTをSNSアイコンにすると、それがベンチマークとなり、Azukiや他のNFTの保有者とのコミュニケーションを生んでくれることもある。
コミュニティに参加する
前述のとおりAzukiには、保有者限定のメンバーシップ「The Garden」があり、Discordで独自のコミュニティが形成されている。
そのコミュニティにおいて、自分と同じ趣味を持つホルダーとの交流を楽しめるのも、Azukiの醍醐味の1つだ。
売って売買差益を得る
Azukiに限らずNFTには資産的な価値があり、常に市場価格が変動している。
また、先ほど紹介したように、現在のAzukiはこれまでと比べて割安な状態にある。
今の内に買って、中長期的に持ち続けておくと、将来売ったときに大きなリターンを得られるかもしれない。
今回は主な使い道を3つ、ピックアップして紹介した。
より多くの使い道を知りたい方は、ぜひ以下の記事を参照してもらいたい。
Azuki(アズキ)に関するよくある質問
それでは最後に、Azukiに関してよくある質問を3つ紹介する。
よくある質問
- Azukiの創業者はだれですか?
- Azukiはどこで買えますか?
- Azukiを買う際に注意すべきことはありますか?
Azukiの創業者はだれですか?
Azukiの創業者は、X(旧Twitter)で「ZAGABOND」と名乗る匿名の人物だ。
Azukiはどこで買えますか?
Azukiは、OpenSeaやBlur、LooksRareなどのNFTマーケットプレイスにおいて、二次流通しているものを購入することができる。
1万点のアイテムがすべて発行・販売済みであり、今から一次販売に参加することは不可能だ。
Azukiを買う際に注意すべきことはありますか?
Azukiに限らずNFTは、残念ながら贋作が多く出回っているので、注意が必要だ。
例えばOpensesaで購入する際は、贋作を掴むことのないように、Azukiのコレクションおよびそのコレクションの作成者が、Opensesaの認証済みであることを必ず確認しよう。
Azuki(アズキ)とは?まとめ
今回はコレクタブルNFTの1つである「Azuki(アズキ)」について、その特徴や市場統計、購入方法などを紹介した。
この記事のまとめ
- Azukiは、日本のアニメやポップカルチャーにインスパイアされたNFTアート
- 保有すると、メンバーシップおよび限定コミュニティへのアクセス権を得らえる
- 派生コレクションの「BEANZ」と「Azuki Elementals」も人気を博している
- Azuki Elementalsのリリースを受け、本家のAzukiの価格相場はやや下がっている
Azukiはスタイリッシュな見た目のコレクタブルNFTであり、NFTアート市場で屈指の人気を集めている。
また、Azukiには高い資産的価値があり、投資の対象としても支持されている。
派生コレクションのAzuki Elementalsのリリースを受けて、短期的にやや価格を下げているのだが、価格が下がっているからこそ今の内にAzukiを買っておけば、将来大きなリターンにつながるかもしれない。
なおAzukiの購入には、仮想通貨のイーサリアムが必要になる。
そのためAzukiに興味がある方は、人気の仮想通貨取引所「Coincheck」で取引口座をつくっておこう。
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