2025年時点で日本には、約30社もの仮想通貨取引所があります。
その中から今回取り上げるのは、bitbank(ビットバンク)です。
bitbankは国内最多クラスの取扱銘柄数を誇り、多くの投資家から人気を集めています。
本記事ではそんなbitbankについて、基本情報や利用のメリット、ユーザーからの口コミなどをわかりやすく紹介していきます。

投資初心者の方はぜひ、自分に合った仮想通貨取引所を選ぶための参考にしてみてください!
この記事からかわかること
- bitbankの基本情報
- bitbankのメリットとデメリット
- bitbankに向いている人・向かない人
- ユーザーからの評判
- bitbankで口座を開設する方法
bitbankの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- 取引コストが割安な「取引所」の取扱銘柄が充実
- レンディングでインカムゲインを得られる
- 取引ツールが高性能(TradingViewを搭載)
*2024年 現物取引部門
目次
bitbank(ビットバンク)とは?
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) 信用取引(取引所) |
取扱銘柄* | ADA、APE、ARB、ASTR、AVAX、AXS、BAT、BCH、BNB、BOBA、BTC、CHZ、CYBER、DAI、DOT、DOGE、ENJ、ETH、FLR、GALA、GRT、IMX、KLAY、LINK、LPT、LTC、MANA、MASK、MKR、MONA、OMG、OAS、OP、POL、QTUM、RENDER、SAND、SOL、TRX、XLM、XRP、XYM 【全42種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.02%、Taker0.12% |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
自動積立 | ✕ |
レンディング | 〇 |
ステーキング | ✕ |
その他のサービス | ー |
bitbank(ビットバンク)は、2014年創業のビットバンク株式会社が運営する日本の仮想通貨取引所です。
多くの投資家に選ばれており、過去には一時、取引高で国内No.1*も獲得したこともあります。*2021年2月14日 CoinMarketCap調べ
サービスは取引所(板取引)形式の現物取引を主軸として、現物取引(販売所)とレンディングも展開しています。
また、2024年11月には信用取引(取引所)が追加され、サービスの充実度がさらにアップしました。
bitbankのメリット
さてbitbankには、次のような利用メリットがあります。
bitbankのメリット
- 取扱通貨が豊富
- 現物取引の取引形式を選べる
- 取引所の取扱通貨が充実している
- 取引ツールが高性能
- レンディングで資産を有効活用できる
取扱通貨が豊富
2025年3月時点でbitbankでは、以下のような42種類もの仮想通貨がラインナップされています。
bitbankの取扱通貨
ADA、APE、ARB、ASTR、AVAX、AXS、BAT、BCH、BNB、BOBA、BTC、CHZ、CYBER、DAI、DOT、DOGE、ENJ、ETH、FLR、GALA、GRT、IMX、KLAY、LINK、LPT、LTC、MANA、MASK、MKR、MONA、OMG、OAS、OP、POL、QTUM、RENDER、SAND、SOL、TRX、XLM、XRP、XYM
【全42種類】
ちなみに、競合大手の取扱通貨数は以下のとおりで、比較するとbitbankの取扱銘柄数が国内トップクラスであることがわかります。
現物取引の取引形式を選べる
bitbankの現物取引では、
- bitbankとユーザーの間で取引する「販売所」
- bitbankのユーザー同士で取引できる「取引所」
という2種類の取引形式が用意されています。
販売所と取引所それぞれの特徴は、以下のとおりです。

bitbankが提示する価格で手軽に取引したい場合は販売所、取引コストを安く抑えたい場合は取引所を選んで、取引することができます。
取引所の取扱通貨が充実している
競合他社では、取引所の取扱銘柄数が販売所のものよりも少なくなっているケースが多々あります。
例えばCoincheckは、販売所の取扱銘柄数が31種類*であるのに対し、取引所の銘柄数は21種類*ほどです。*2025年3月時点
つまり、Coincheckにおいていくつかの銘柄は、取引する際に割高な取引コスト(スプレッド)の支払いを課せられるということです。
一方でbitbankの場合は、取り扱われている全銘柄が、取引所と販売所の両方で取引できるようになっています。*2025年2月時点
そのためどの銘柄においても、取引所を選べば、割安なコストで取引することが可能です。

取引ツールが高性能
一部の競合他社では、取引ツールがシンプルすぎて、細かな値動きの分析が難しい場合があります。
しかし、bitbankではPC版・アプリ版の両方に、高機能チャート「TradingView」が搭載されています。
PCでもスマホでも、TradingViewの豊富な描画機能や分析機能を活用し、詳細な値動きの分析をおこないながら取引に臨めます。

レンディングで資産を有効活用できる
bitbankは現物取引だけでなく、レンディングサービスの「暗号資産を貸して増やす」も手がけています。
ユーザーは、自身が保有する仮想通貨をbitbankに貸し出すことによって、最大年率5%の利息を得ることが可能です。
bitbankのデメリット
一方でbitbankには、次のようなデメリットもあります。
bitbankの主なデメリット
- 信用取引の取扱銘柄が少ない
- 関連サービスがやや少なめ
- 日本円・仮想通貨ともに出金手数料がかかる
信用取引の取扱銘柄が少ない

bitbankでは、2024年11月に信用取引(レバレッジ取引)のサービスが追加されました。
ただ、その取扱銘柄は今のところビットコイン・イーサリアム・リップルのたった3種類と、かなり限定されています。
競合を見てみると、例えばSBIVCトレードなら、30種類以上の仮想通貨でレバレッジ取引を楽しむことができます。
サービスのバリエーションが増えたことは喜ばしいことですが、競合と見比べると、信用取引のサービスは大きく見劣りしてしまいます。
関連サービスがやや少なめ
仮想通貨の投資・運用サービスは、現物取引やレバレッジ取引以外にも、次のようなものがあります。
裁量取引以外の主なサービス
- 自動積立
- レンディング
- ステーキング
- IEO(新規銘柄のプレセール)
これらの内、bitbankで提供されているのはレンディングサービスのみです。
他のサービスも扱う競合他社と見比べると、サービスの充実度の部分でどうしても劣った印象があります。
日本円・仮想通貨ともに出金手数料がかかる
bitbankにおける日本円と仮想通貨の入出金手数料は、それぞれ以下のとおりです。
bitbankの入出金手数料
【日本円の入金手数料】
無料(金融機関での振込手数料は自己負担)
【日本円の出金手数料】
3万円未満は550円、3万円以上は770円
【仮想通貨の入金手数料】
無料。ただしネットワーク手数料(ガス代)は自己負担
【仮想通貨の出金手数料】
銘柄ごとで異なる。例えばビットコインは出金1回あたり0.0006BTC(執筆時のレートで約1万円)
業界全体で見ると、決してbitbankがコスト面で割高となっているわけではありません。
しかし競合他社の中には、例えばGMOコインなど、無料で入出金ができるところもあります。
そうした一部の競合他社と見比べると、入出金手数料に関しては魅力に欠けると言わざるを得ないでしょう。
bitbankが向いている人
ここまで紹介してきたメリット・デメリットを踏まえて、bitbankは次のような人に適していると言えるでしょう。
bitbankが向いている人
- 多くの銘柄に分散させて投資したい人
- 取引にかかるコストを抑えたい人
- レンディングで資産を増やしたい人
bitbankは国内トップクラスの品揃えを誇り、現物取引(取引所)を使うことで、その豊富なラインナップを格安な手数料で売買できます。
ビットコインなどのメジャーな銘柄のみに限定するなら、bitbankよりも低コストで取引できるところもあります。
しかし、より多くの銘柄を低コストで取引したいのであれば、bitbankがうってつけです。
また、長期投資がメインの人は、bitbankのレンディングサービスを有効活用できるでしょう。
bitbankが向かない人
一方でbitbankは、次のような人には不向きです。
bitbankが向かない人
- レバレッジ取引がメインの人
- 自動積立などのサービスを利用したい人
先ほど述べたように、bitbankは今のところ信用取引の取扱銘柄が限られています。
そのため、レバレッジ取引をメインに取り組みたい人にはマッチしません。
また、自動積立やステーキングなどを利用したい人にも、bitbankは適していません。
bitbankの評判・口コミ
ここで、bitbankを使っているユーザーからの口コミをいくつか紹介します。
bitbankへの良い評判・口コミ
まずbitbankへのポジティブな声としては、次のようなものが上がっています。
私が暗号通貨の国内取引所として使っているのは、bitbankとOKcoinです。
両方とも板取引が使えます。
bitbankは板が厚いです。
OKcoinは日本円の出金が即出金で急ぐときに便利です。
X(旧Twitter)
暗号資産(仮想通貨)をゴリゴリに売買したい人にはbitbankがおすすめです。
スマホアプリで取引所を利用できるのはかなり便利。
X(旧Twitter)
bitbankでOasysの上場キター!
bitbankだったら、板取引ができるから嬉しい。
私は、RepublicでOASを購入済み。
そんなに大金を張ってないし、まだ配布されていないけどね。
日本人銘柄はAstarとOasysに張っとけば、間違いないと思う。
X(旧Twitter)
サンドボックスまで!どんどん追加してくれるbitbank最高です!
板取引できるし、手数料安いし文句なし!!
あとは、複数チェーン対応してくれると助かるなー。
特に…Polygon…。待ってます!
X(旧Twitter)
bitbankは、取引所(板取引)によって、コストを抑えつつすべての取扱銘柄を取引できる点が好評を博しています。
なおユーザー同士で取引をする取引所は、取引高の多寡が注文の約定力に大きく影響します。
しかし、多くの投資家に選ばれているbitbankの場合は、比較的ストレスなく取引が成立するようです。
bitbankへの悪い評判・口コミ
一方で、次のようにbitbankへのネガティブな意見もあります。
日本の取引所はBitbankと、BATの取引にやむ終えずbitFlyer 開いてる。
にしても何故日本の取引所のスマホアプリは、激しく使いにくいのか。
X(旧Twitter)
bitbankのUIほんまに使いにくいな。
X(旧Twitter)
これは主観によるところが大きいのですが、bitbankは取引ツールのユーザビリティがいまいちだという声がいくつか上がっています。
なお取引ツールのUIは、口座開設をせずともbitbankの公式サイト、もしくは無料ダウンロードしたアプリで確認することができます。
そのため気になる方は、ぜひ口座をつくる前にチェックしてみてください。
bitbankでの口座開設の流れ
それでは最後に、bitbankでの口座開設の流れを紹介しておきます。
bitbankでの口座開設手順
- メールアドレスを登録
- 本人情報を入力
- 本人確認書類をアップロード
メールアドレスを登録
まずは、bitbank公式サイトのトップ画面でメールアドレスを入力したのち、「口座開設」ボタンをクリックしましょう。
登録したアドレス宛に確認メールが送信されるので、そのメールに記載されたURLからパスワードを設定すると、自身のアカウントが作成されます。
本人情報を入力する
次は、作成したアカウントでbitbankのサイトにログインし、氏名や生年月日などの個人情報を登録しましょう。
入力の際は、後ほどアップロードする本人確認書類との食い違いが生じないように注意してください。
本人確認書類をアップロードする
最後に本人確認書類の提出、および本人確認を求められます。
またその方法は、「スマホで本人確認」と「郵送で本人確認」の2種類が用意されています。
「スマホで本人確認」は、運転免許証もしくはマイナンバーカードと、自身の顔写真をアップロードすることにより、オンライン上で手続きが完結します。
それに対して「郵送で本人確認」は、文字どおり本人限定受取の郵便を受け取ることによって、本人確認をおこなう仕様になっています。
手続きに時間はかかりますが、利用できる本人確認書類の種類は「郵送で本人確認」の方が多いという長所もあります。
この2種類の方法のうち、どちらか好きな方を選んで、手続きを進めましょう。
本人確認書類の提出および本人確認まで済ませると、口座開設手の申し込み続きは完了です。
あとはbitbankの審査を待ち、審査をクリアすれば、取引を始められます。
口座開設は無料でできるので、まだ使ったことがなければ、ぜひこの機会に口座をつくってみてはいかがでしょうか。
bitbankの評判・口コミまとめ
今回は国内取引所の1つであるbitbankについて、メリット・デメリットやユーザーからの評判などを紹介しました。
見出しテキスト
- bitbankは国内最多クラスの銘柄数を取り揃えている
- 「取引所」を使うと、リーズナブルな手数料で取引できる
- PC版・アプリ版とも取引ツールに「TradingView」を搭載
- レンディングを利用し、利息収入を得ることも可能
bitbankは、取引高で国内No.1を獲得したこともある人気の仮想通貨取引所です。
また、国内最多クラスの42種類*もの仮想通貨を取り揃えており、そのすべてを販売所と取引所の2種類の取引形式で売買することができます。*2025年3月時点
本記事をとおして興味を持った方は、ぜひこの機会にbitbankの利用を検討してみてください。