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【仮想通貨】THORChainのRUNEとは?特徴や値動き、将来性を解説

基本的にブロックチェーンは、それぞれが異なる規格でつくられていて、互換性を持ちません。

そこで、互換性のないブロックチェーン同士での取引を仲介できるようにと生まれたのが、今回取り上げる「THORChain(トールチェーン)」です。

THORChain上のアプリケーションでは、第三者の手を借りることなく、基盤の異なるビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を取引することができます。

今回は、そんなTHORChainと基軸通貨である「RUNE(ルーン)」について、主な特徴やRUNEの過去の値動き、将来性などを解説していきます。

この記事からわかること

  • THORChain/RUNEの基本情報、主な特徴
  • RUNEのこれまでの値動き
  • THORChain/RUNEの将来性
  • RUNEの価格予想
  • RUNEを購入できる仮想通貨取引所

THORChainのネイティブトークンである「RUNE」は、残念ながら国内市場での取り扱いがありません。

購入の際には海外取引所を使うことになりますが、その場合に日本語表記に対応している「Bybit(バイビット)」を使えば、英語が不得手な方でも問題なく操作することができます。

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THORChain/仮想通貨RUNEとは?

THORChainのトップ画面
出典:THORChain

THORChainは、クロスチェーンのスワッププロトコルとして動作するブロックチェーンです。

ユーザーはTHORChain上のアプリケーションを使うことにより、第三者の仲介を受けずに、異なるブロックチェーン間での資産のやり取りをおこなうことができます。

ネイティブトークンは「RUNE(ルーン)」で、エコシステムへ流動性を提供する際の「ペアリングトークン」としての役割を持ちます。

また、手数料の支払いやガバナンスなどにも用いられています。

本記事執筆時点(2024年11月)でRUNEは、残念ながら国内市場では取り扱いがありません。

そのため入手したい場合は、THORChain上のDEX(分散型取引所)を使うか、もしくはBybitなどの海外取引所を利用する必要があります。

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THORChain/仮想通貨RUNEの特徴

イメージ図

THORChainおよびそのネイティブトークンであるRUNEは、次のような特徴を持っています。

主な特徴

  • クロスチェーン取引ができるブロックチェーン
  • CosmosSDKを用いて開発された
  • 50種類以上のアプリとサービスが稼働中
  • RUNEが複数の役割を担っている
  • 流動性の提供でマネタイズが可能

クロスチェーン取引ができるブロックチェーン

冒頭にも述べたようにTHORChainは、クロスチェーンのスワッププロトコルとして動作するブロックチェーンです。

THORChainでは、ビットコインやイーサリアムなど異なるブロックチェーン上にある資産を、第三者の手を借りることなくユーザー同士でスワップすることができます。

出典:THORChain

主な対応チェーンは、以下のとおり。

主な対応チェーン

  • イーサリアム
  • ビットコイン
  • BNB
  • ビットコインキャッシュ
  • ライトコイン
  • アバランチ
  • コスモス
  • ドージコイン

また対応チェーンは随時追加され、増え続けています。

CosmosSDKを用いて開発された

SDK」とは、アプリケーションなどをより容易に開発できるようにするためのモジュール化されたツールキットのこと。

またCosmosは、異なるブロックチェーン間の相互運用性の向上を目指すプロジェクトおよびエコシステムです。

THORChainは、そうした特徴を持つCosmosのSDKを用いたことによって、クロスチェーンでの取引を実現しています。

なおCosmosについては、別途以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひ覗いてみてください。

50種類以上のアプリとサービスが稼働中

2024年2月時点でTHORChain上では、57種類ものアプリとサービスが稼働しています。

出典:THORChain

クロスチェーン取引のためのDeFi(分散型金融)プロトコルが充実しているのはもちろんのこと、データアグリゲーターやNFTのプラットフォーム、DAOなども揃っています。

RUNEが複数の役割を担っている

ネイティブトークンのRUNEは、以下のような複数の役割を担っています。

RUNEの役割

  • THORChainエコシステム内での決済手段
  • 流動性を提供するためのペアリングトークン
  • エコシステムへの貢献者に対するインセンティブ
  • ガバナンスへの参加手段

THORChainで決済通貨として機能するだけでなく、経済的インセンティブとしてエコシステムを維持する役割も果たしています

流動性の提供でマネタイズが可能

ユーザーはTHORChainの流動性プールに対し、自身の保有資産を預け入れることによって、報酬を得ることができます。

THORChainの流動性プール
出典:Medium(THORChain)

流動性の提供はRUNEとのペアでおこなう仕様になっているため、報酬についてもRUNEと預け入れたもう1つの仮想通貨によって支払われます。

余談ですが、THORChainへの流動性提供は上記のとおりRUNEとの通貨ペアでおこなうため、異なる通貨間のスワップにおいてもRUNEを経由する仕組みになっています。

例えば、ビットコインをイーサリアムにスワップしたい場合、ビットコイン⇒RUNE⇒イーサリアムという順番でスワップが実行され、RUNEが中継役(⇒ペアリングトークン)を担っています。

RUNEの値動き

ここで、RUNEの値動きを確認しておきましょう。

リアルタイムの値動き

まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおり。

2024年末までの値動き

次にRUNE/USDチャートで、2020年1月から2024年末までの値動きを振り返りましょう。

RUNEのチャート
出典:TradingView

RUNEは、2021年前半のいわゆるコロナバブル」で、他の主要銘柄がそうだったように大きく高騰します。

ところがバブルが弾けると、中規模の乱高下を繰り返しながら、高値を切り下げていくこととなりました。

また、2023年後半から少しずつ復調はしているものの、バブル期に付けた史上最高値にはまだ遠く及びません

Sai
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THORChain/RUNEの将来性

続いて、THORChainおよびRUNEの将来性を考察してみましょう。

将来性に関わる注目要素

  • 着実にアップデートされている
  • クロスチェーンのサービスの競合が増えてきた

着実にアップデートされている

THORChainは、コミュニティ主導で着実にアップデートがなされています。

例えば2023年には、ユーザー同士で仮想通貨の貸し借りができる「レンディング」の機能が追加されました。

出典:THORChain

また、特徴で述べたように、クロスチェーンでのスワップができるブロックチェーンは随時追加されていく予定です。

そうしたアップデートによって利便性が向上していけば、自ずと需要も伸びていくでしょう。

クロスチェーンのサービスの競合が増えてきた

近年のブロックチェーン業界では、THORChainに限らず、異なるブロックチェーン同士をつなぐクロスチェーンのサービスがもはやスタンダードになりつつあります。

アプローチの方法は様々ですが、例えばDEXの「DODO(ドードー)」は、複数のブロックチェーン上でサービスを展開することにより、クロスチェーンでのスワップも可能にしています。

もちろんDODO以外にもクロスチェーンを売りにしたサービスやプラットフォームは数多くあり、そうした競合がいる中でTHORChainが生き残っていけるのか、注目していきたいところです。

RUNEの価格予想

仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、各銘柄の価格予想を発信しているところもいくつかあります。

ここでは「PricePrediction」と「DigitalCoinPrice」という2つのプラットフォームをピックアップし、RUNEの価格予想を紹介します。

まず、PricePredictionにおけるRUNEの今後10年価格予想は以下のとおり。

予想最低価格予想平均価格予想最高価格
2024$7.42$7.64$8.72
2025$10.82$11.21$12.71
2026$15.37$15.81$19.04
2027$23.02$23.65$26.65
2028$32.76$33.71$39.11
2029$45.89$47.57$57.08
2030$66.74$69.12$79.39
2031$99.64$102.41$120.78
2032$140.44$144.53$171.31
2033$202.77$209.99$247.05

またDigitalCoinPriceでは、次のような価格予想が発信されています。

予想最低価格予想平均価格予想最高価格
2024$4.84$11.04$11.89
2025$11.58$13.74$14.06
2026$15.97$18.87$19.36
2027$20.85$22.87$24.38
2028$20.85$22.87$24.38
2029$25.73$27.72$29.31
2030$36.57$39.67$40.53
2031$52.82$56.46$56.61
2032$74.49$76.69$77.95
2033$101.58$104.62$105.63

参考までに、RUNEの史上最高値本記事執筆時点の価格はそれぞれ以下のとおり。

  • 史上最高値:21.26ドル(2021年5月19日)
  • 執筆時の価格:5.40ドル(2024年2月26日)

PricePredictionとDigitalCoinPriceはどちらも、今後10年でRUNEの価格が上がっていく”という予想を示しています。

またどちらも、2021年5月に付けた史上最高値を大幅に更新すると見ています。

もちろんこれらはあくまで予想に過ぎず、未来を確約しているわけではありません。

しかし、RUNEへの投資を検討する際には、有力な判断材料の1つになってくれるはずです。

RUNEを購入できる仮想通貨取引所

冒頭に述べたように、RUNEは今のところ国内取引所での取り扱いがありません。

そのため購入の際には、RUNEを取り扱っていて、なおかつ日本人の利用を受け入れている海外取引所の口座が必要になります。

2つの条件を満たす海外取引所は、例えば以下のものがあります。

条件をクリアする海外取引所

またこれらの中でも、日本人投資家にとって特に使い勝手が良いのは「Bybit(バイビット)でしょう。

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  • デリバティブ取引の種類が豊富

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MEXCは複数の言語に対応しており、その中には日本語も含まれています。

そのため英語が不得手な方でも、ストレスなく操作することが可能です。

また、現物取引(取引所)では0.1%以下の手数料で取引できるようになっており、コストの面でも優秀です。

口座開設の方法などについては、別途以下の記事で紹介しているので、Bybitに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

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THORChain/RUNEに関するQ&A

最後に、THORChainとRUNEに関してよくある質問を3つ紹介します。

よくある質問

  • THORChainとRUNEの開発者は誰ですか?
  • THORChainのロードマップはありますか?
  • MetaMaskはRUNEをサポートしていますか?

THORChainとRUNEの開発者は誰ですか?

THORChainは、匿名のエンジニアによる開発チームが生み出したブロックチェーンです。

現在は数人のコアメンバーと、有志のコミュニティによって、開発が進められています。

THORChainのロードマップはありますか?

THORChainのロードマップは、Mediumにて公開されています。

詳しくは以下のリンクから、ご自身でチェックしてみてください。

MetaMaskはRUNEをサポートしていますか?

イーサリアムおよびイーサリアムチェーンを基盤とした各種トークンをサポートしているMetaMaskですが、残念ながらRUNEには対応していません

参考までに、主要なウォレットにおけるRUNEなどへの対応状況は以下のとおり。

RUNEに対応しているウォレット
出典:THORChain

THORChain/仮想通貨RUNEとは?まとめ

今回は、THORChainとそのネイティブトークンであるRUNEについて、主な特徴や将来性などを紹介しました。

この記事のまとめ

  • THORChainは、クロスチェーンでの取引を可能にするブロックチェーン
  • CosmosSDKを用いて開発された
  • RUNEとの通貨ペアで流動性プールがつくられている
  • 現在のRUNEは2021年5月に付けた史上最高値と比べて、割安な価格水準にある

THORChainは、クロスチェーンでの取引を可能にするブロックチェーンです。

また、50種類を超えるアプリやサービスがTHORChain上で稼働しています。

本記事をとおして、その将来性に期待が持てると感じた方は、ネイティブトークンであるRUNEへの投資に挑戦してみてはいかがでしょうか。

なお、日本語表記に対応している海外取引所「Bybit」なら、直感的な操作でRUNEを取引することができます。

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  • この記事を書いた人

Sai

▶地方公務員を退職してWebライターに転身▶ファイナンシャルプランナー2級、1級建築士の資格を保有▶仮想通貨や金融の情報メディアで多数、寄稿実績あり▶仮想通貨や株、FXなどで、幅広く資産を運用中▶仮想通貨投資は、資金調達率を活かした先物取引やステーキングが中心

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