仮想通貨にさまざまなカテゴリーがあるが、中でもプライバシー保護に重点をおいた「プライバシーコイン」は、投資の対象として根強い人気がある。
本記事ではそんなプライバシーコインについて、将来性やおすすめの銘柄などをわかりやすく解説していく。
投資家にとって魅力的な選択肢の1つなので、興味がある方はぜひ読んでみてほしい。
この記事からわかること
- プライバシーコインの基本情報
- プライバシーコインの現状と将来性
- 投資におすすめのプライバシーコイン5選
- プライバシーコインへの投資に適した海外取引所
後ほどおすすめ銘柄を5つ紹介するが、海外取引所のMEXCならそれらがすべてラインナップされている。
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目次
プライバシーコインとは?
プライバシーコインとは、その名のとおりプライバシー保護を重視した仮想通貨のことだ。
送金者および受取人の身元や、取引の金額を隠す機能を備えている。
またその機能によって保有者は、政府や企業による監視を避けることができる。
後述するがプライバシーコインは、2018年に日本市場からは排除されて、2024年時点でも取り扱いがない。
しかし海外では多くの銘柄が流通しており、一部の銘柄は投資対象としても高い人気がある。
なぜ日本市場から排除されたのか?
プライバシーコインは、保有者のプライバシーを守る機能を持つ。
一方でその機能は、マネーロンダリングやテロ資金の調達手段といった犯罪での悪用も懸念されている。
そうした懸念からいくつかの国の規制当局は、プライバシーコインに対する規制をおこなっている。
日本でも、行政から仮想通貨取引所に対して業務改善命令が下され、プライバシーコインは2018年に日本市場から排除されてしまった。
なお、日本人を受け入れている海外取引所を利用すれば、現在も日本人がプライバシーコインに投資することは可能だ。
また個人がプライバシーコインを保有することに対し、ペナルティが科されることはない。
プライバシーコインの現状と将来性
CoinMarketCapによると2024年9月時点でプライバシーコインは、約110種類存在している。
またトータルの時価総額は約70億ドル(約1兆円)に上り、もっとも人気があるMoneroは、時価総額ランキングで20位台に付けている*。*2024年9月15日時点
こうした数値からプライバシーコインは現状、実需・投資需要ともに十分な規模があることがうかがえる。
また、プライバシーコインの技術は進化しつつづけており、個人情報保護の意識が高まるにつれて、さらなる需要の拡大を期待できる。
前述のとおりプライバシーコインには悪用の懸念があり、各国の規制の動向には注意が必要だ。
しかしそれを踏まえても、将来の発展が見込めるカテゴリーとなっている。
おすすめのプライバシーコイン5選
それではここで、投資対象としておすすめのプライバシーコインを5つ、紹介しよう。
投資におすすめのプライバシーコイン5選
- Monero(モネロ)
- Zcash(ジーキャッシュ)
- Verge(ヴァージ)
- Beldex(ベルデックス)
- Oasis Network/ROSE
Monero(モネロ)
名称 | Monero(モネロ) |
シンボル・通貨単位 | XMR |
ローンチ時期 | 2014年5月 |
サイトURL | https://www.getmonero.org |
Monero(モネロ)は、プライバシーコインの代表格といえる銘柄だ。
前述のとおり2024年9月時点では、プライバシーコインの中でもっとも時価総額が大きく、全体で見ても時価総額ランキング20位台に付けている。
Moneroは、「リング署名」や「ステルスアドレス」といった技術を使用して取引の完全な匿名性を確保しており、他の銘柄と比較しても非常に高レベルのプライバシー保護機能を提供している。
リング署名とは?
複数の公開鍵(署名者グループ)を使用して署名を作成し、取引をおこなった人物を秘匿する技術のこと。
ステルスアドレスとは?
取引ごとに使い捨てのアドレス(ワンタイムアドレス)を生成し、受信者の実際のアドレスを隠す技術。
Zcash(ジーキャッシュ)
名称 | Zcash(ジーキャッシュ) |
シンボル・通貨単位 | ZEC |
ローンチ時期 | 2016年10月 |
サイトURL | https://z.cash |
Zcash(ジーキャッシュ)は、「ゼロ知識証明」という技術を用いて、ユーザーのプライバシーを確保している。
ゼロ知識証明とは?
ある主張が正しいことを、その主張に関する情報を一切開示せずに証明する技術のこと。
またZcashでは、ユーザーが情報を外部に開示するかどうかを自ら選択することが可能だ。
そうした仕組みによって、万が一の際にユーザーは身の潔白を示すことができ、マネーロンダリングなどの悪用の抑制にもつながっている。
Verge(ヴァージ)
名称 | Verge |
シンボル・通貨単位 | XVG |
ローンチ時期 | 2014年 |
サイトURL | https://vergecurrency.com |
Verge(ヴァージ)は、日常的な使用を目的として生まれたプライバシーコインだ。
プライバシー保護機能があるのはもちろんのこと、低コストかつ高速での取引が可能なため、日常的な決済にも適している。
ちなみにVergeの開発は、特定の企業などではなく、コミュニティが主導している。
また開発の資金も、コミュニティの寄付によって賄われている。
Beldex(ベルデックス)
名称 | Beldex Coin |
シンボル・通貨単位 | BDX |
ローンチ | 2019年 |
サイトURL | https://www.beldex.io/ |
Beldex(ベルデックス)は、
- ビットコインなどで採用されているPoW
- イーサリアムなどで採用されているPoS
という2種類のコンセンサスアルゴリズム*のいいとこ取りをした、ハイブリッド型のブロックチェーンだ。*取引を検証し、ブロックチェーンに記録するための仕組みのこと
ハイブリッド化によって、プライバシーを確保しつつ、高速でスケーラブルな利用環境を実現している。
また、VPNサービスなどのプライバシー保護ソリューションを提供しており、ネット上でのユーザーの匿名性を広く支援してくれるプラットフォームとして注目されている。
Oasis Network/ROSE
名称 | ROSEトークン |
シンボル・通貨単位 | ROSE |
ローンチ | 2020年11月 |
サイトURL | https://oasisprotocol.org |
Oasis Networkは2020年11月にローンチされたL1チェーンで、ネイティブトークンは「ROSEトークン」という。
Oasis Networkにはスマートコントラクトの機能が備わっており、プライバシーを重視したDAppsの構築が可能だ。
また近年は、高度なプライバシー機能を活かし、大量の個人データを学習に用いるAI開発の分野にも進出している。
以上、投資対象としておすすめのプライバシーコインを5つ紹介した。
プライバシーコインと一括りに言っても、今回挙げた5つの銘柄は、それぞれ性能や目的、目的へのアプローチなどが異なることを知ってもらえただろう。
よりくわしい解説はそれぞれの個別記事で述べているので、気になる銘柄があればぜひ、そちらも覗いてみてほしい。
おすすめの仮想通貨取引所
冒頭に述べたとおり国内だと現状、プライバシーコインに属する銘柄を扱う仮想通貨取引所は存在しない。
そのためプライバシーコインに投資する際には、
- 各種プライバシーコインの取り扱いがある
- 日本人投資家を受け入れている
これらの条件を満たす海外取引所の口座が必要になる。
選択肢はいくつかあるが、その中でもイチオシはMEXC(エムイーエックスシー)だ。
取扱銘柄数* | 2,500種類以上 |
取引手数料 | 現物取引* ⇒ Maker 0.00%、Taker0.00% 先物取引* ⇒ Maker 0.00%、Taker0.01% *割引プログラムあり |
主なサービス | 現物取引 先物取引 レバレッジETF コピートレード セービング |
日本語対応 | 〇 |
公式サイト | MEXC公式サイト |
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MEXCは海外でも屈指の取扱銘柄数を誇っており、今回取り上げた5つの銘柄もすべてラインナップされている。
また現物取引(取引所)では、手数料無料で取引を楽しめる。
日本語表記に対応していて、各種ツールのUIが分かりやすいのも、日本人投資家にとってうれしいポイントだ。
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プライバシーコインは魅力的な投資対象の1つ
今回は、投資対象としておすすめのプライバシーコインを紹介した。
この記事のまとめ
- プライバシーコインは、プライバシー保護機能を持つ仮想通貨の総称
- 悪用の懸念から、日本市場からは2018年に排除された
- 一括りにプライバシーコインと言っても、銘柄ごとで性能や目的は多種多様
- プライバシーコインに投資するには海外取引所の口座が必須
プライバシーコインは、その名のとおりプライバシー性能に重点が置かれた仮想通貨のことだ。
資金洗浄などに悪用されかねないという懸念から国内での取り扱いはないが、海外では実需があり、投資対象としての人気も高い。
保有者にとって害があるものではもちろんないので、興味がある方はMEXCを使い、プライバシーコインをポートフォリオに加えてみてはどうだろうか。