LINE BITMAXはLINEグループの仮想通貨(暗号資産)取引所であり、「かんたん、あんしん、やさしいを、すべての人に」のキャッチコピーに掲げ、若い世代を中心に高い人気を集めている。
今回はそんなLINE BITMAXの基本情報や利用のメリット、ユーザーからの口コミなどをわかりやすく紹介していく。
これから仮想通貨取引にチャレンジしたいと考えている方は、ぜひ自分に合った仮想通貨取引所を探す際の参考にしてもらいたい。
この記事からわかること
- LINE BITMAXが提供するサービスの内容
- LINE BITMAXの利用メリット
- LINE BITMAXのデメリット
- LINE BITMAXのユーザーからの口コミ
- LINE BITMAXで口座を開設する方法
LINE BITMAXは、新規ユーザー向けのウェルカムミッションを常時用意している。
お得に仮想通貨取引を始めたい方は、ぜひこの機会にLINE BITMAX公式サイトをチェックしてみるとよいだろう。
目次
LINE BITMAXとは?
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) 信用取引(販売所) |
取扱銘柄 | BTC、FNSA、ETH、XLM、XRP、BCH、LTC 【全7種類】 |
取引コスト (FNSA/JPYの場合) | 現物取引(販売所): ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所): ⇒ Maker-0.01%、Taker0.05% 信用取引(販売所): ⇒ 無料、スプレッドあり |
仮想通貨の入金手数料 | 無料、ガス代は自己負担 |
仮想通貨の出金手数料 (BTCの場合) | 0.001 BTC |
その他のサービス | 暗号資産貸出サービス |
LINE BITMAXは、メッセンジャーアプリの「LINE」を手がけるLINEグループの傘下企業、LINE Xenesis株式会社が運営している仮想通貨取引所だ。
2019年にサービスが開始された比較的新しい仮想通貨取引所なのだが、若年層を中心として人気を集めており、2021年7月から2022年6月にかけての1年間の口座開設数伸長率は、以下に示すとおり業界平均を大きく上回っている。
またLINE BITMAXは、本記事執筆時点(2024年1月)で7種類の仮想通貨を取り扱っている。
その中には、LINEグループが手がけていたLINEブロックチェーンの後継チェーン「Finschia」のネイティブトークン「FINSCHIA(フィンシア、FNSA)」も含まれている。
LINE BITMAXのメリット
さて、LINE BITMAXには以下のような利用のメリットがある。
LINE BITMAXのメリット
- LINEアプリ内で取引できる
- 現物取引と信用取引から選んで取引できる
- 独自トークンのFINSCHIAを取り扱っている
- レンディングによる運用が可能
- LINE PayやマネーフォワードMEとの連携が可能
LINEアプリ内で取引できる
先ほど述べたように、LINE BITMAXはLINEグループの傘下企業が運営している。
そうした背景からLINE BITMAXは、LINEアプリの1つの機能となっており、わざわざ別のアプリを用意せずとも、普段使っているLINEアプリの中で口座開設から取引までできるようになっている。
現物取引と信用取引から選んで取引できる
LINE BITMAXはもともと現物取引に特化していたが、2022年7月に信用取引(レバレッジ取引)のサービスが追加された。
信用取引では最大2倍のレバレッジをかけて、資金効率の良い取引をおこなうことができる。
取扱銘柄のラインナップは、現物取引と同じく7種類だ。
独自トークンのFINSCHIAを取り扱っている
FINSCHIA(FNSA)は、パブリックブロックチェーン「Finshia」のネイティブトークンだ。
またFinschiaは、LINEグループが手がける独自のブロックチェーン「LINE Blockchain」の後継ネットワークである。
Finschiaにおいて仮想通貨FINSCHIAは、ネットワーク手数料の支払いやガバナンスなどに用いられている。
なお、今のところFINSCHIAの取り扱いがあるのは、国内だとLINE BITMAXだけだ。
レンディングによる運用が可能
LINE BITMAXでは裁量取引だけでなく、レンディングサービス(LINE BITMAXでの表記は「暗号資産貸出サービス」)も用意されている。
具体的な運用は、貸し付けたLINE BITMAX側がやってくれる仕組みとなっており、ユーザーは自身の保有資産を貸し付けるだけで、年率最大8%の貸借料を得られる。
また利用の際は、30日・60日・90日間の貸出期間が設定されている「マーケット連動(変動期間型)」と、最短1日からの貸出が可能な「マーケット連動(固定金利型)」の2種類から、貸し出しのプランを選ぶことができる。
LINE PayやマネーフォワードMEとの連携が可能
LINE BITMAXは、同じくLINEアプリの機能の1つである電子決済サービス「LINE Pay」と連携させることができる。
LINE Pay残高をLINE BITMAXに移し替えられる他、LINE BITMAXで購入した仮想通貨LINKをLINE Payでの決済に使うことも可能だ。
さらにLINE BITMAXは、家計簿アプリの「マネーフォワード ME」との連携も可能で、その連携機能を有効活用すれば、より手軽に資産管理をおこなうことができる。
LINE BITMAXのデメリット
一方でLINE BITMAXには、次のようなデメリットも存在する。
LINE BITMAXのデメリット
- 取扱銘柄が少ない
- 取引所の取り扱い銘柄がLINKだけ
- 信用取引の注文方向が信用売りだけ
取り扱い銘柄が少ない
本記事執筆時点(2024年1月)における、主要な仮想通貨取引所の取扱銘柄数は以下のとおりだ。
主要な競合の取扱銘柄数
- bitbank:37種類
- DMM Bitcoin:38種類
- GMOコイン:26種類
- bitFlyer:22種類
(2024年1月時点)
それに対してLINE BITMAXの取扱銘柄数はわずか7種類であり、競合他社のラインナップと比べると、大きく見劣りしてしまう。
取引所の取り扱い銘柄がLINKだけ
仮想通貨の取引の形式は、主に「販売所」と「取引所」の2種類がある。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
概要 | 仮想通貨取引所とユーザーの間で取引 | 仮想通貨取引所のユーザー同士で取引 |
メリット | 仕組みがシンプル 約定力が高い | 取引コストが割安 |
デメリット | 取引コスト(スプレッド)が割高 | 思いどおりに約定するとは限らない 仕組みがやや難解 |
LINE BITMAXの現物取引における取引形式は、以前は販売所のみだったが、2023年3月に取引所も選べるようになった。
ただし、本記事執筆時点で取引所の取扱銘柄は、FINSCHIAのみとなっている。
つまりそれ以外の銘柄を取引する際には、現状必ず、販売所の割高な取引コスト(スプレッド)が課せられることになる。
信用取引の注文方向が信用売りだけ
一般的に仮想通貨のレバレッジ取引は、預け入れた証拠金を担保にして、買いと売りの両方から取引を始められるようになっている。
ところがLINE BITMAXの信用取引では、売りからでしか取引をおこなうことができない。
そのため、競合他社のレバレッジ取引のサービスと比べると、活用できる場面が限定される。
LINE BITMAXが向いている人
ここまで紹介してきた基本情報やメリット・デメリットを勘案して、LINE BITMAXは次のような人に向いている仮想通貨取引所だと言えるだろう。
LINE BITMAXが向いている人
- スマホ(LINEアプリ)で手軽に取引したい人
- FINSCHIAを売買したい人
- レンディングで手持ちの仮想通貨を有効活用したい人
- LINE PayやマネーフォワードMEを使っている人
冒頭に述べたように、LINE BITMAXはLINEアプリでの利用に特化した仮想通貨取引所となっており、スマホで場所を選ばずに、手軽に仮想通貨取引を楽しみたい人に向いている。
また、ブロックチェーン「Finschia」のさまざまなコンテンツを利用したい人にとって、ネイティブトークンであるFINSCHIAを取引できるLINE BITMAXはほぼ必須の存在だと言えるだろう。
LINE BITMAXが向かない人
一方で次のような人には、LINE BITMAXは不向きだ。
LINE BITMAXが向かない人
- より多くの仮想通貨に投資したい人
- 取引コストを安く抑えたい人
デメリットで挙げたとおり、LINE BITMAXは競合他社と比べて、取り扱い銘柄が少ない。
そのため、より多くの仮想通貨に分散して投資したい人には、LINE BITMAXは向かない。
また、FINSCHIA以外の取り扱い銘柄は現状、販売所のみでの取り扱いとなっており、コスト面を気にする人にもLINE BITMAXは合わないだろう。
LINE BITMAXの評判・口コミ
ここで、LINE BITMAXを実際に使っているユーザーからの声をいくつか紹介しておこう。
LINE BITMAXへの良い評判・口コミ
まず、LINE BITMAXへのポジティブな声として、以下のようなものが上がっている。
LINEで仮想通貨が買えるBITMAX。
買ってみましたが便利でした。
ただ、送金手数料が高いものもあるので、BITMAX内に保管するのが基本かも。
X(旧Twitter)
販売所はスプレッド云々の話はあるけど、板取引はどうしてもハードルが高いイメージあるから、入り口として販売所のイージーさはメリットあると思う。
X(旧Twitter)
LINE BITMAXとマネーフォワード MEを連携してみた!
暗号資産の保有状況も一気に見える化!
いちいち入力する手間もないし、これは便利です〜!
X(旧Twitter)
BITMAXレンディング、最終受取額28万(実際にはコイン受取なので変動します) 約1年お世話になりました。
サラリーマンとすれば、レンディングだけでもありがたい収入です。
X(旧Twitter)
ここに上げた口コミからもわかるようにLINE BITMAXは、LINEアプリ内で手軽に取引できる点が、若い世代を中心に好評を博している。
また、レンディングサービスや、マネーフォワードMEとの連携機能なども評判が良い。
LINE BITMAXへの悪い評判・口コミ
一方で、次のようなLINE BITMAXへのネガティブな声も上がっている。
LINEのBITMAXはスプレッドひどいし、全く利用価値はないんだけど、いざバブルになってきてメディアが盛り上げてきた時に、とにかく買いたい養分が殺到しそうなので、バブル加速に期待という意味で注目してる。
X(旧Twitter)
BITMAXのスプレッド差は昔のコインチェックを見てるよう。
何も知らないで簡単に買えるから、初心者はほとんど気付かない。
初心者を大量に嵌め込んで稼ぐ気ですな。
X(旧Twitter)
BITMAX触ってみたが全然だめだな。
機能がしょぼいし、売買のマージンめっちゃ取られるし、入出金もマージン取られる。
X(旧Twitter)
BITMAXって、PCで操作出来ないの不便すぎ。
PCにLINE入れれば操作出来るのかな。
X(旧Twitter)
LINE BITMAXは取引所の取扱銘柄が限られており、大半の銘柄を取引する際に割高な取引コスト(スプレッド)がかかる。
そうしたコスト面の問題に対して、不満を覚えているユーザーは多い。
さらにLINE BITMAXは、スマホ(LINEアプリ)での利用に特化することにより手軽に取引できるという利点がある一方、競合他社のPC版の取引ツールと比べれば機能性で劣るのは必然と言える。
また機能面の拙さについてだけでなく、そもそもPCで取引できないこと自体をネガティブに捉える声も散見される。
このようにSNS上では、先輩ユーザーからの口コミが数多く上がっている。
LINE BITMAXの利用を検討する際は、ぜひこうした生の声も参考にしてみるとよいだろう。
LINE BITMAXでの口座開設の流れ
それでは最後に、LINE BITMAXでの口座開設の流れを紹介しておこう。
LINE BITMAXでの口座開設手順
- LINEアプリでLINE BITMAXにアクセスする
- 利用規約等に同意する
- 本人情報を登録する
- 本人確認をおこなう
LINEアプリでLINE BITMAXにアクセスする
LINEアプリの1つの機能であるLINE BITMAXは、口座開設の申し込みもLINEアプリ内でおこなう形となっている。
LINEアプリを開いたら、下部のメニューから「ウォレット」を選択しよう。
するとウォレットのメニューが表示されるので、その中からLINE BITMAXをタップしよう。
LINE BITMAXのトップ画面にある「口座開設に進む」をタップすれば、口座開設手続きに進める。
ちなみにPCを利用している場合は、LINE BITMAX公式サイトに記載されているQRコードをスマホのカメラで読み込むことで、LINEアプリ内の申し込みフォームに進むことができる。
利用規約等に同意する
口座開設手続きを始めると、最初に利用規約や事前説明書などがひととおり表示される。
取引の際に予期せぬ不利益を被ることがないように、すべての書類に目をとおし、確認が済んだら「同意する」をタップして次に進もう。
本人情報を登録する
次は、氏名や住所などの個人情報の入力をおこなう。
入力の際は、後ほど提出することになる本人確認書類と、情報の齟齬が生じないように注意しよう。
本人確認をおこなう
最後に、悪意のある第三者による不正な申し込みでないことを示すために、本人確認をおこなう。
本人確書類と自身の顔写真を撮影し、アップロードしよう。
ひととおりの手続きが完了すれば、LINE BITMAXで審査が実施され、最短で申し込みをしたその日の内に取引を始められる。
以上、LINE BITMAXでの口座開設の流れを紹介した。
LINE BITMAXでは無料で、なおかつLINEアプリで完結する手続きで、手軽に口座をつくることができる。
まだ仮想通貨取引所の口座をお持ちでないなら、この機会にLINE BITMAXの利用を検討してみてはいかがだろうか。
LINE BITMAXの評判・口コミまとめ
今回は仮想通貨取引所のLINE BITMAXについて、基本情報やメリット・デメリット、ユーザーからの評判などを紹介した。
この記事のまとめ
- LINE BITMAXは、LINEアプリ内で取引できる仮想通貨取引所
- 取扱銘柄は、2024年1月時点で7種類
- 仮想通貨「FINSCHIA」を扱う国内取引所はLINE BITMAXだけ
- レンディングサービスを使って、手持ちの仮想通貨を運用することも可能
LINE BITMAXは、サービス自体がLINEアプリの機能の1つとなっている。
「かんたん、あんしん、やさしいを、すべての人に」のキャッチコピーを体現するように、シンプルな設計がなされており、初心者でも直感的に操作することが可能だ。
この記事をとおして興味を持った方は、ぜひLINE BITMAX公式サイトにアクセスして、サービスの詳細を確かめてみてほしい。