昨今のSNS市場では、Xの対抗馬として登場した分散型SNS「BlueSky(ブルースカイ)」に多くの注目が集まっている。
またそんな中、既存のSNSにWeb3の機能を付加できるプロダクト「Mask Network(マスクネットワーク)」にも、期待が寄せられている。
本記事ではそのMask Networkとガバナンストークン「MASK」について、主な特徴や将来性などをわかりやすく解説していく。
特にMASKへの投資を検討している方は、ぜひ最後まで読んで、投資するかどうかの判断材料にしてもらいたい。
この記事からわかること
- Mask Network/MASKの基本情報
- Mask Network/MASKの4つの特徴
- MASKの値動き
- Mask Network/MASKの将来性
- MASKの価格予想
- MASKを買える仮想通貨取引所
2024年3月時点でMASKは、「OKJ」と「bitbank」に上場している。
またbitbankでは、リーズナブルな手数料でMASKを売買することができる*。*現物取引(取引所)を利用した場合
MASKに投資してみたい方は、先にbitbankで口座をつくっておこう。
bitbankの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- 取引コストが割安な「取引所」の取扱銘柄が充実
- レンディングでインカムゲインを得られる
- 取引ツールが高性能(TradingViewを搭載)
*2024年 現物取引部門
目次
Mask Network/MASKとは?
名称 | MASK |
シンボル・通貨単位 | MASK |
サイトURL | https://mask.io/ |
上場先 | bitbank OKJ |
Mask Networkは、既存のSNSサービスにWeb3の機能を付加できるブラウザの拡張機能だ。
Google CromeなどのWebブラウザにインストールすることにより、X(旧Twitter)やFacebookなど使い慣れたSNS内で、Web3のプライバシー性能やさまざまな機能を活用することができる。
またMask Networkは「MASK」という独自通貨を発行しており、保有すればガバナンスへの参加権を得ることができる。
なおMASKは、2023年11月末にOKJから、国内市場への上場を果たしている。
さらに2024年2月には、bitbankでも取り扱いが開始された。
Mask Network/MASKの特徴
さてMask Networkおよび仮想通貨MASKは、次のような特徴を有している。
主な特徴
- SNSにWeb3の機能を付加できる
- SNSのプライバシー性能を強化できる
- 手持ちのNFTを簡単にSNSアイコンにできる
- MASKはガバナンストークン
SNSにWeb3の機能を付加できる
Mask NetworkはWebブラウザの拡張機能であり、Google Cromeなどに無料で導入することができる。
Mask Networkを導入すると、X(旧Twitter)やFacebookなどのSNS上に、Web3の機能やサービスが付加される。
ここで実例として、Mask Networkを導入したXを見てみよう。
WebブラウザにMask Networkをインストールした状態でXを開くと、メニューにウォレット接続機能とMask Networkのタブが追加される他、Web3関連のニュースなどにアプローチしやすい独自のウインドウが表示される。
また、メニューにあるMask Networkのタブを選択すると、
- DEX
- クロスチェーンブリッジ
- 分散型ストレージ
- セービング(ステーキング)サービス
など、さまざまなWeb3のサービスに、簡単にアクセスすることができる。
SNSのプライバシー性能を強化できる
ブロックチェーン技術を用いたプロダクトであるMask Networkをブラウザに導入すると、SNSのプライバシー性能を強化することもできる。
具体的には、SNSで送信するメッセージを任意で暗号化し、特定の相手にだけ見える形にできる。
手持ちのNFTを簡単にSNSアイコンにできる
NFTアートは、SNSのプロフィールアイコンとしてもよく使用されている。
さてMask Networkをブラウザに導入すると、各SNSにMetaMaskなどのウォレットをつなげられる。
またウォレット内にNFTを保有していれば、そのNFTを引き出して、より簡単にNFTをSNSアイコンにすることができる。
MASKはガバナンストークン
仮想通貨MASKは、Mask Networkのガバナンストークンだ。
Mask Networkは、実業家のSuji Yan氏が率いる「Dimension」が開発したプロダクトなのだが、一方でDAO(分散型自律組織)も設けられており、非中央集権的な顔も持つ。
そのためMASKを保有すれば、だれでもDAOをとおして、Mask Networkの運営に関わる意思決定に参加することができる。
MASKの値動き
それではここで、MASKの値動きを確認しておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおり。
2023年末までの値動き
次にMASK/USDチャートで、海外市場への上場を果たした2021年2月末から、2023年末までの値動きをおさらいしていこう。
御覧のとおりMASKは、これまでのところ市場上場直後の価格がもっとも高く、上場から長らく思わしくない値動きが続いている。
だが見方を変えると昨今のMASKは、2021年前半頃と比べて、割安な価格で買える状態にあるとも言える。
現状を安く買えるチャンスと見る方は、bitbankを使ってMASKへの投資にトライしてみてはどうだろうか。
Mask Network/MASKの将来性に関わるポイント
続いて以下の2つの要素から、MASKの将来性を考察してみよう。
将来性に関わる注目要素
- 分散型SNSが話題を呼んでいる
- SNS関連の銘柄では時価総額トップ
- 使えるSNSが増えていく予定
分散型SNSが話題を呼んでいる
従来(Web2)のSNSにWeb3の要素を追加できるMask Networkとは少し毛色が違うが、昨今のSNS市場では、2024年2月に一般公開された「Bluesky(ブルースカイ)」を中心に「分散型SNS」が話題を呼んでいる。
Blueskyとは?
Twitterの創業者であるジャック・ドーシー氏らが発案した、分散型(非中央集権型)SNS。
中央集権的なサーバーが存在せず、個人データはユーザー自身が所有・管理する仕様になっている。
分散型SNS、特にブロックチェーン技術を用いた分散型SNSが今後普及していけば、その市場の変化がMask Networkにとっても追い風となるかもしれない。
SNS関連の銘柄では時価総額トップ
先ほどのMASKの値動きを見ると、Mask NetworkおよびMASKは、あまり人気のないコンテンツのように感じられるかもしれない。
しかしMASKの時価総額を見ると、すべての仮想通貨の中で153位*と上位の規模を誇り、またSNS関連の銘柄に限定すれば、その時価総額は堂々のトップ*だ。*2024年3月時点
これからまだまだブロックチェーンを基盤とした分散型SNSは増えていくかもしれないが、現状獲得している知名度や需要は、長期的にMASKに優位性をもたらすはずだ。
使えるSNSが増えていく予定
2024年3月時点でMask Networkが対応しているSNSは、以下の4種類だけだ。
対応しているSNS
- X(旧Twitter)
- Minds
しかし将来的に、より多くのSNSで使えるようになるとのこと。
使えるSNSが増えれば、仮想通貨MASKの需要も自ずと増していくだろう。
Mask Network/MASKの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもある。
今回はその中の1つ「DigitalCoinPrice」から、MASKの価格予想を紹介する。
DigitalCoinPriceにおけるMASKの今後10年の価格予想は、以下のとおり。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2024 | $4.16 | $8.85 | $10.11 |
2025 | $9.94 | $11.45 | $12.04 |
2026 | $13.63 | $16.13 | $16.36 |
2027 | $17.81 | $20.74 | $21.10 |
2028 | $17.81 | $20.74 | $21.10 |
2029 | $21.98 | $24.29 | $25.16 |
2030 | $31.21 | $33.95 | $34.64 |
2031 | $45.14 | $47.76 | $48.07 |
2032 | $63.64 | $66.24 | $66.55 |
2033 | $86.77 | $88.35 | $89.47 |
参考までに、MASKの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も載せておこう。
- 本記事執筆時点での価格:4.63ドル(2024年3月1日)
- 史上最高値:97.92ドル(2021年2月25日)
DigitalCoinPriceは、今後MASKが堅調に値上がりしていき、10年後には80ドル台に達すると予想している。
これまでの最高値が市場上場直後の97.92ドルなので、上昇の値幅としては十分に起こり得る範疇だと言えるだろう。
MASKに関心があるなら、こうした価格予想も参考にしつつ、将来性を見越して同銘柄への投資にチャレンジしてみてはいかがだろうか。
Mask Network/MASKを買える仮想通貨取引所
冒頭にも述べたとおりMASKは、2024年3月時点で、bitbankとOKJの国内2社に上場している。
ここではその2社の概要と特徴を紹介していく。
bitbank
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) |
取扱銘柄* | BTC、XRP、LTC、ETH、MONA、BCH、XLM、QTUM、BAT、OMG、XYM、LINK、MKR、BOBA、ENJ、MATIC、DOT、DOGE、ASTR、ADA、AVAX、AXS、FLR、SAND、APE、GALA、CHZ、OAS、MANA、GRT、RNDR、BNB、ARB、OP、DAI、KLAY、IMX、MASK 【全38種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.02%、Taker0.12% |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディング) |
bitbankの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- 取引コストが割安な「取引所」の取扱銘柄が充実
- レンディングでインカムゲインを得られる
- 取引ツールが高性能(TradingViewを搭載)
*2024年 現物取引部門
bitbankは、国内トップクラスとなる38種類*もの仮想通貨が揃う仮想通貨取引所だ。*2024年3月時点
また現物取引の取引形式は、bitbankとユーザーの間で取引をする「販売所」と、ユーザー同士で取引できる「取引所」の2種類が用意されている。
自身の方針や市場の状況に合わせ、その2種類の形式から好きな方を選んで、取引をおこなうことができる。
さらに取引ツール(PC版・アプリ版とも)には、高性能チャートツール「TradingView」が搭載されており、本格的な値動きの分析をした上で、取引に臨むことができる。
OKJ
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) |
取扱銘柄* | BTC、ETH、ADA、APE、APT、ARB、ASTR、AVAX、BAT、BCH、DAI、DEP、DOGE、DOT、EFI、ENJ、ETC、FIL、FNCT、IOST、IOTX、KYAY、LSK、LTC、MASK、MATIC、MKR、OAS、OKB、PLT、QTUM、SAND、SHIB、SOL、SUI、TRX、XLM、XRP、XTZ、ZIL、OP、NEO、TON 【全43種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker ~0.07%、Taker ~0.14% |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | ステーキング Flash Deals 積立 API |
OKJの特長
- 取扱銘柄数が国内でトップクラス
- マーケットの流動性が高く、安定した取引が可能
- 積立やステーキングなど、サービスが充実している
OKJも、bitbankに引けを取らない37種類*もの仮想通貨が用意されている。*2024年3月時点
取引形式についてもbitbankと同様、販売所と取引所の2種類が用意されており、後者を選べばよりリーズナブルな手数料で取引を楽しめる。
さらに自動積立やステーキングなどのサービスを使い、自分に合ったやり方で資産を運用することも可能だ。
Mask Network/MASKに関するよくある質問
それでは最後に、Mask Networkおよび仮想通貨MASKに関してよくある質問を3つ、紹介しておく。
よくある質問
- Mask Networkは日本語に対応していますか?
- Mask Networkを使えるブラウザを教えてください。
- Mask Networkを使う際に、利用料はかかりますか?
Mask Networkは日本語に対応していますか?
実際に筆者が、Google CromeのXでMask Networkを使ってみたところ、以下の画像のように日本語と英語が入り混じる形となった。
2024年3月時点では、完全には日本語に対応しきれていないようだ。
Mask Networkを使えるブラウザを教えてください。
2024年3月時点でMask Networkは、
- Google Crome
- Opera
- FireFox
の3種類のブラウザで、拡張機能として導入することができる。
Mask Network:インストールページ
Mask Networkを使う際に、利用料はかかりますか?
Mask Networkは、無料でWebブラウザにインストールすることができる。
また、利用コストや維持コストもかからない。
なお、スワップ(仮想通貨の交換)などをおこなえば、別途ブロックチェーンのネットワーク手数料(ガス代)は発生するので注意してほしい。
Mask Network/MASKとは?まとめ
今回は「Mask Network」とそのガバナンストークン「MASK」について、主な特徴や将来性などを解説した。
この記事のまとめ
- Mask Networkは、既存のSNSにWeb3の機能を付加できるプロダクト
- Xなど使い慣れたSNSサービス内で、さまざまなWeb3の機能を使える
- メッセージを暗号化することができ、既存のSNSのプライバシー性を高められる
- 仮想通貨MASKの保有者は、Mask Networkのガバナンスに参加できる
昨今のSNS市場では、BlueSkyの登場を契機に、Web3関連のプロダクトへの注目度が大きく向上している。
またそうした風潮の中で、Mask Networkにも追い風が吹いてきている。
本記事をとおして将来性があると感じた方は、bitbankなどを使い、仮想通貨MASKへの投資にチャレンジしてみるとよいだろう。