イーサリアムエコシステムを支えるサイドチェーンは、「Polygon」がもっとも有名です。
また、それに追いつくほど知名度を近年上げてきているのが、今回取り上げる「Gnosis Chain(ノーシスチェーン)」です。
本記事ではそのGnosis Chainと独自通貨の「GNOトークン」について、主な特徴や値動き、将来性などをわかりやすく解説していきます。

GNOトークンへの投資に興味がある方は、ぜひ読んでみてください!
この記事からわかること
- Gnosis Chain/GNOトークンの基本情報
- Gnosis Chain/GNOトークンの特徴
- GNOトークンの値動き
- Gnosis Chain/GNOトークンの将来性
- GNOトークンの価格予想
- GNOトークンを買える仮想通貨取引所
GNOトークンは、いくつかの海外取引所に上場しています。
中でもMEXC(エムイーエックスシー)なら、同銘柄をよりリーズナブルな手数料で取引することが可能です。
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*2025年1月時点
目次
Gnosis Chain/GNOトークンとは?

名称 | GNOトークン |
シンボル・通貨単位 | GNO |
公式サイト | https://www.nervos.org/ |
主な上場先 | MEXC Bitget Gate.io |
Gnosis Chainは、主にDeFi(分散型金融)プロトコルのインフラストラクチャとして機能するブロックチェーンです。
もともとは「xDai Chain」という名前でしたが、2021年に今の「Gnosis Chain」へとリブランディングされました。
Gnosis Chainのエコシステムには、「xDAI」と「GNOトークン」という2種類のトークンがあります。
xDAIは、Gnosis Chainでのガス代(ネットワーク手数料)の支払いに用いられています。
一方、GNOトークンはDAOのガバナンストークンであり、ステーキングにも使われています。
またGNOトークンは、投資の対象としても人気です。
ただ、現状の主な上場先はMEXCやBitgetなどで、国内での取り扱いはまだありません。
Gnosis Chain/GNOトークンの特徴
さてGnosis ChainおよびGNOトークンは、次のような特徴を持っています。
3つの特徴
- DeFiプロトコルがメイン
- イーサリアムのサイドチェーン
- GNOトークンが複数の役割を持つ
DeFiプロトコルがメイン
Gnosis Chainは、イーサリアムチェーンやSolanaチェーンのようなプラットフォーム型のブロックチェーンです。
汎用性のあるプラットフォームですが、特にDeFi(分散型金融)プロトコルに重点が置かれています。
実際に覗いてみると、2024年6月時点で例えばNFTゲームはわずか4種類しかないのに対し、DeFiプロトコルは40種類以上も稼働しています。


イーサリアムのサイドチェーン
Gnosis Chainは、イーサリアムチェーンの初期のサイドチェーンの1つです。
サイドチェーンであるGnosis Chainは、イーサリアムチェーンと相互に資産のやり取りをすることが可能です。
またEVM互換性があり、AAVEやBalancerなどのDAppsが、イーサリアムチェーンからコピー移植されています。
GNOトークンが複数の役割を持つ
前述のGnosis Chainのエコシステムには、「xDAI」と「GNOトークン」という2種類のトークンがあります。
xDAIは、ガス代(ネットワーク手数料)の支払いに使われるガストークンです。
また、xDAIは米ドルに連動したステーブルコインであり、保有中に大きな価格変動が起きにくい仕様になっています。
一方でGNOトークンは、ステーキングとガバナンスに用いられています。
2024年6月時点だと、GNOトークンをステーキングすることで、年利約5%のインセンティブを得ることが可能です。

またGNOトークンの保有者は、GnosisDAOにて、Gnosis Chainの運営に関わる投票に参加することができます。
GNOトークンの値動き
ここで、GNOトークンの値動きをチェックしておきましょう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおりです。
2025年1月末までの値動き
次にGNO/USDチャートで、市場へ上場した2017年5月から、本記事執筆時(2025年1月末)までの値動きを振り返りましょう。

GNOトークンはまず、2017年末のいわゆる「ビットコインバブル」で大きく高騰。
また、2021年の「コロナバブル」でも高騰し、ビットコインバブル期に付けた高値を大幅に更新しました。
さらに2023年後半から、仮想通貨市場全体の復調に合わせて、三度目の大きな値上がりを見せています。
数ある仮想通貨の中には、例えばビットコインバブル以降に目ぼしい値動きがなくなるなど、一時のブームで廃れてしまうものもあります。
対してGNOトークンは、市場の変化に合わせて幾度も高騰しており、多くの投資家から長年支持され続けていることがうかがえます。
今後のさらなる値上がりに期待する方は、ぜひGNOトークンを自身のポートフォリオに加えてみてはいかがでしょうか。
将来性に関わる注目ポイント
続いて以下の2つの要素から、Gnosis ChainおよびGNOトークンの今後を考察してみましょう。
今後に関わる注目要素
- DeFiの実需はそれなりにある
- ETHとの強い相関関係を持つ
DeFiの実需はそれなりにある
Gnosis Chainのような「プラットフォーム型のEVM互換チェーン」というセクターは、数多の競合が存在します。
しかしその中でGnosis Chainは現状、それなりの市場シェアを獲得することに成功しています。
各種EVM互換チェーンをDeFiのTVL(預かり資産)で比較すると、2024年6月時点でGnosis Chainは、185種類中の17番手*に付けています。2024年6月1日時点、DeFiLlama調べ

「トップ層」とまでは言えないので、もちろん安心はできません。
しかしそれでも、こうした実需は今後も中長期的にGNOトークンの価格推移を下支えしてくれるはずです。
ETHとの強い相関関係を持つ
前述のとおりGnosis Chainは、イーサリアムチェーンのサイドチェーンの1つです。
そうした背景からGNOトークンは、イーサリアムの動向に強く影響を受ける傾向があります。
ここで、その影響の度合いを確認する手段の1つとして、GNOトークンとイーサリアムの値動きを比較してみましょう。
次のチャートは、2023年5月末から2024年5月末における、GNOトークンとイーサリアムの値動きを重ね合わせたものです。

このチャートを見れば、2つの銘柄に相関関係があることは一目瞭然です。
そのためイーサリアムの動向も逐一チェックしておくと、Gnosis ChainおよびGNOトークンの先行きも読みやすくなるでしょう。
Gnosis Chain/GNOトークンの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもあります。
今回はその中の1つ「DigitalCoinPrice」から、GNOトークンの価格予想を紹介します。
DigitalCoinPriceにおけるGNOトークンの今後10年の価格予想は、以下のとおり。
Year | Minimum Price | Average Price | Maximum Price |
---|---|---|---|
2025 | $165.91 | $353.71 | $405.62 |
2026 | $397.91 | $467.21 | $481.39 |
2027 | $545.75 | $614.45 | $663.89 |
2028 | $710.79 | $799.82 | $852.24 |
2029 | $710.79 | $799.82 | $852.24 |
2030 | $880.17 | $937.67 | $1,018.36 |
2031 | $1,249.76 | $1,356.63 | $1,373.58 |
2032 | $1,805.63 | $1,875.23 | $1,934.94 |
2033 | $2,546.05 | $2,659.98 | $2,668.39 |
2034 | $3,472.84 | $3,583.55 | $3,605.06 |
参考までに、GNOトークンの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も示しておきましょう。
- 記事執筆時の価格:185.31ドル(2025年2月4日)
- 史上最高値:1,088.87ドル(2021年11月16日)
DigitalCoinPriceは、今後GNOトークンが堅調に値上がりしていき、史上最高値を大幅に更新すると予想。
行き過ぎた予想に見えるかもしれませんが、もしも実現するならば、今のGNOトークンは割安な水準にあると言えます。
GNOトークンに関心がある方は、ぜひこうした価格予想も参考にしつつ、同銘柄に投資するかどうかを検討してみてください。
GNOトークンを買える仮想通貨取引所
GNOトークンは今のところ国内での取り扱いがありません。
一方で海外では多くの仮想通貨取引所に上場しており、その中には以下のように、日本人投資家を受け入れているところもある。
また、これらの中でもイチオシはMEXC(エムイーエックスシー)です。
取扱銘柄数* | 2,900種類以上 |
取引手数料 | 現物取引* ⇒ Maker 0.05%、Taker0.05% 先物取引* ⇒ Maker 0.00%、Taker0.02% *割引プログラムあり |
主なサービス | 現物取引 先物取引 レバレッジETF コピートレード セービング |
日本語対応 | 〇 |
公式サイト | MEXC公式サイト |
MEXCの特長・魅力
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*2025年1月時点
MEXCは、日本語表記に対応している海外取引所の1つです。
取扱銘柄は2,900種類を超え、その豊富な銘柄を0.1%以下のリーズナブルな手数料で取引することができます。
また現物取引以外に、
など、国内取引所にはないサービスも多数用意されています。
メールアドレスを登録だけで口座をつくれるので、まだ使ったことがなければぜひ、この機会にMEXCに触れてみてはいかがでしょうか。
Gnosis Chain/GNOトークンに関するQ&A
それでは最後に、Gnosis ChainとGNOトークンに関してよくある質問を3つ紹介します。
よくある質問
- Gnosis Chainで使えるウォレットを教えてください。
- DAppsはどこで確認できますか?
- GNOトークンのステーキングはどこでできますか?
Gnosis Chainで使えるウォレットを教えてください。
Gnosis Chainは、MetaMaskやLedgerなど、さまざまなウォレットに対応しています。
MetaMaskについては別途以下の記事で解説しているので、持っていない方はぜひ参考にしてみてください。
DAppsはどこで確認できますか?
Gnosis基盤の各種DAppsは、以下のリンクから一覧でチェックすることができます。
GNOトークンのステーキングはどこでできますか?
GNOトークンは、Stakewise.ioでステーキングすることができます。
Gnosis Chain/GNOトークンとは?まとめ
今回はGnosis Chainとその基軸通貨「GNOトークン」について、主な特徴や値動き、将来性などを解説しました。
この記事のまとめ
- Gnosis Chainはイーサリアムのサイドチェーンの1つ
- プラットフォーム型でDeFiがメイン
- ガス代の支払いに使われているのは、ステーブルコインのxDAI
- GNOトークンはステーキングとガバナンスに用いられている
- GNOトークンの値動きは、イーサリアムと密接にリンクしている
Gnosis Chainは、イーサリアムのサイドチェーンとして長い歴史を持ち、多くのユーザーや投資家から長年にわたり支持されています。
また、これまでの価格推移やDeFi市場におけるシェアを考慮すると、今後も中堅クラスの位置を維持していく可能性が高いと言えるでしょう。
そんなGnosis Chainの今後に期待する方は、ぜひMEXCをとおして、GNOトークンへの投資にトライしてみてください。