過去にビットコインは幾度も分岐しており、2017年にビットコインキャッシュが生まれた。
また、そのビットコインキャッシュが2018年に分岐して生まれたのが、今回取り上げる「ビットコインSV」だ。
本記事では、ビットコインSVの主な特徴や将来性などを投資初心者にもわかりやすく解説していく。
興味がある方はぜひ、最後まで読んでみてほしい。
この記事からわかること
- ビットコインSVの基本情報
- ビットコインSVの3つの特徴
- ビットコインSVの値動き
- ビットコインSVの将来性
- ビットコインSVの価格予想
- ビットコインSVを買える仮想通貨取引所
2024年8月時点で、ビットコインSVの取り扱いがある国内の仮想通貨取引所はBitTradeだけだ。
そのためビットコインSVに投資してみたい方は、この機会にBitTradeの取引口座をつくっておこう。
BitTradeの特長
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- わずか2円から取引を始められる
- 現物取引(取引所)の取引手数料が無料
- レンディングによる資産運用も可能
目次
ビットコインSV(BSV)とは?
名称 | ビットコインSV |
シンボル・通貨単位 | BSV |
サイトURL | https://www.bsvblockchain.org/ |
主な上場先 | BitTrade |
ビットコインSVは、2018年11月にビットコインキャッシュからの分岐で生まれた仮想通貨だ。
SVは「Satoshi Vision」の略で、ビットコインの生みの親であるサトシナカモトの思想を忠実に実現するという意図が込められている。
またビットコインSVは、国内だと唯一BitTradeで取引することが可能*だ。*2024年8月時点
ビットコインSVの特徴
さてビットコインSVは、次のような特徴を有している。
3つの特徴
- BCHの分岐で生まれた
- BCHチェーンよりも処理性能が高い
- DAppsをつくれる
BCHの分岐で生まれた
前述のとおりビットコインSVは、2018年11月にビットコインキャッシュ(BCH)から分岐して生まれた。
また分岐元のビットコインキャッシュも、2017年にビットコインからの分岐で生まれた銘柄である。
そのためビットコインSV・ビットコインキャッシュ・ビットコインには、いくつかの共通点がある。
具体的には以下のとおり。
BSV・BCH・BTCの主な共通点
- 半減期がある
- 発行上限がある
- コンセンサスアルゴリズムがPoW(プルーフ・オブ・ワーク)
BCHチェーンよりも処理性能が高い
ビットコインSVとビットコインキャッシュの間の主な違いは、ビットコインSVの方がトランザクションの処理能力に優れていることだ。
トランザクションの処理には、記録媒体であるブロックのサイズが大きく関与しており、基本的にブロックサイズが大きいほど処理速度は上がる。
ハードフォークがおこなわれた当時、分岐元であるビットコインキャッシュのブロックサイズは32MBだったのだが、ビットコインSVはそれを4GBまで拡張し、処理速度の大幅な向上を図った。
ちなみにビットコインSVでは、2020年におこなわれたアップデートにて、ブロックサイズの上限値が撤廃されている。
その恩恵もあって、今は理論上だと1秒あたり5,000件もの取引を処理できるとのことだ。
また処理効率が良いので、利用コストも安く抑えられている。
DAppsをつくれる
ビットコインSVはスマートコントラクトの作成が可能で、DApps(分散型アプリ)の開発基盤として機能している。
スマートコントラクトとは?
あらかじめ設定されたルールに従って、第三者の仲介なしに取引を自動執行してくれるプログラムのこと。
ジャンルは限定されておらず、DeFi(分散型金融)プロトコルやNFTゲームなど、多種多様なアプリがビットコインSVを基盤として稼働している。
ビットコインSVの値動き
ここで、ビットコインSVの値動きを確認しておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおり。
2024年8月までの値動き
次に、ビットコインSVがローンチされた2018年11月から、本記事執筆時(2024年8月)までの値動きを振り返っていこう。
ビットコインSVはローンチから2021年前半にかけて、幾度かの乱高下を繰り返しつつも、長期的な上昇トレンドを形成していた。
ところが2021年4月をピークに下落に転じ、2022年中頃には、ローンチ時の価格(チャート内の緑線)すら割り込んでしまった。
またその後は、目ぼしい値動きがない状態が長く続いている。
近年のビットコインSVの値動きは、決して良い状態にあるとは言えない。
ただ一方で、ポジティブな見方をすると今のビットコインSVは、歴史的に見てかなり割安な状態にあるとも捉えられる。
現状を安く買えるチャンスと見る方は、ぜひ今の内に、ビットコインSVをポートフォリオに加えてみてはどうだろうか。
将来性に関わる注目ポイント
続いて以下の2つの要素から、ビットコインSVの将来性を考察してみよう。
将来性に関わる注目要素
- 高い知名度と先行者利益がある
- BTC・BCHと同じく半減期がある
高い知名度と先行者利益がある
ビットコインSVは、ビットコインキャッシュからの分岐で生まれた銘柄として高い知名度があり、特に海外では多くの仮想通貨取引所で取り扱われている。
また2018年生まれの歴史ある銘柄で、その歴史が先行者利益を生みだしている。
そうしたアドバンテージは、今後もビットコインSVに対する需要を少なからず下支えしてくれるはずだ。
BTC・BCHと同じく半減期がある
ビットコインSVには、ビットコイン・ビットコインキャッシュと同じく半減期がある。
半減期とは?
対象の仮想通貨の新規発行のペースが、半分に減衰する時期のこと。
半減期が来ると、市場への供給ペースが落ち、対象の仮想通貨の価格が上がりやすくなる。
またそのロジックを多くの投資家が把握しているので、仮想通貨市場において半減期は、一種のお祭り事のような扱いになっている。
そのため、ビットコインSVに限らず半減期がある銘柄は、半減期を跨いで短期的に価格が上がりやすい傾向がある。
さてビットコインSVの半減期は約4年ごとで、次回の半減期は2028年を予定されている。
やや遠い未来の話ではあるが、覚えておくとその時に、上手く値上がり益を得られるかもしれない。
ビットコインSVの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもある。
今回はその中の1つ「DigitalCoinPrice」から、ビットコインSVの価格予想を紹介する。
DigitalCoinPriceにおけるビットコインSVの今後10年の価格予想は、以下のとおり。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2024 | $36.57 | $86.25 | $89.46 |
2025 | $87.64 | $100.87 | $105.92 |
2026 | $120.07 | $142.56 | $148.37 |
2027 | $156.90 | $171.37 | $184.64 |
2028 | $156.90 | $171.37 | $184.64 |
2029 | $193.19 | $206.56 | $223.54 |
2030 | $275.16 | $298.94 | $305.73 |
2031 | $397.28 | $423.19 | $424.96 |
2032 | $560.14 | $584.19 | $586.65 |
2033 | $764.38 | $779.74 | $792.98 |
参考までに、ビットコインSVの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も示しておこう。
- 執筆時の価格:40.65ドル(2024年7月27日)
- 史上最高値:491.64ドル(2024年6月9日)
DigitalCoinPriceは、今後ビットコインSVが堅調に値上がりしていき、10年後には今の約20倍の価格になると予想している。
過去の最高値と比べてもやや行き過ぎた感があるが、もしも実現するなら、今のビットコインSVはかなり割安な状態にあることになる。
ビットコインSVに関心がある方は、ぜひこの価格予想も参考にしつつ、同銘柄に投資すべきか検討してみてほしい。
ビットコインSVを買える仮想通貨取引所
2024年8月時点でビットコインSVの取り扱いがある仮想通貨取引所は、国内だとBitTradeだけだ。
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取扱銘柄* | ADA、APT、ASTR、ATOM、AXS、BAT、BCH、BNB、BOBA、BSV、BTC、COT、DAI、DEP、DOGE、DOT、ETH、ETC、EOS、FLR、LTC、LSK、MATIC、MKR、MONA、ONT、XRP、XEM、XLM、TRX、QTUM、XYM、IOST、JMY、XTZ、PLT、SHIB、SAND、SUI、SXP、SOL、TON 【全42種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ 無料 レバレッジ取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
その他サービス | 貸暗号資産 積立暗号資産 |
BitTradeの特長
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- わずか2円から取引を始められる
- 現物取引(取引所)の取引手数料が無料
- レンディングによる資産運用も可能
BitTradeには、国内でトップクラスとなる42種類*もの仮想通貨が用意されている。*2024年8月時点
また現物取引(取引所)を使うと、その豊富な銘柄を手数料無料で取引することができる。
さらに、自動積立やレンディングでの資産運用も可能だ。
無料で口座をつくれるので、ビットコインSVへの投資に興味がある方は、ぜひBitTradeの利用を検討してみてほしい。
ビットコインSVに関するQ&A
それでは最後に、ビットコインSVに関してよくある質問を3つ紹介しておく。
よくある質問
- BSVの開発者はだれですか?
- BSV基盤のDAppsはどこで確認できますか?
- BSVのSNSアカウントはありますか?
BSVの開発者はだれですか?
現在のビットコインSVの開発は、BSV Associationおよび開発コミュニティが主導している。
またビットコインキャッシュからの分岐の際は、サトシナカモトを自称する実業家クレイグ・ライト氏がその活動をけん引した。
BSV基盤のDAppsはどこで確認できますか?
ビットコインSVを基盤としたDAppsは、以下のリンクから一覧でチェックすることができる。
BSVのSNSアカウントはありますか?
ビットコインSVの主要SNSアカウントは、以下のとおり。
Facebook:BSV Blockchain
Instagram:bsv_blockchain
最新の情報をいち早く入手したい方は、これらのアカウントをフォローしておこう。
ビットコインSVとは?まとめ
今回はビットコインSVについて、その特徴や将来性を解説した。
この記事のまとめ
- ビットコインSVは、2018年にビットコインキャッシュからの分岐で生まれた
- 発行上限や半減期など、BTC・BCHとの共通点を持つ
- スマートコントラクトを使えて、複数のDAppsが稼働している
- ビットコインSVを買える国内取引所はBitTradeだけ*
*2024年8月時点
ビットコインSVは、分岐元であるビットコインキャッシュやビットコインよりも、性能面で優れた点が多くある。
また2018年生まれで、歴史と知名度に基づく先行者利益も獲得している。
そんなビットコインSVの将来性に期待する方は、ぜひBitTradeをとおして、同銘柄への投資にトライしてみてはどうだろうか。