過去にビットコインは幾度も分岐しており、2017年に「ビットコインキャッシュ」が生まれました。
また、そのビットコインキャッシュが2018年に分岐して生まれたのが、今回取り上げる「ビットコインSV」です。
2018年生まれということで古参銘柄の1つに数えられており、未だなお、投資対象としても高い人気を誇ります。
本記事では、そんなビットコインSVの主な特徴から値動き、将来性まで、投資初心者にもわかりやすく解説していきます。

興味がある方はぜひ、最後まで読んでみてください!
この記事からわかること
- ビットコインSVの基本情報
- ビットコインSVの3つの特徴
- ビットコインSVの値動き
- ビットコインSVの将来性
- ビットコインSVの価格予想
- ビットコインSVを買える仮想通貨取引所
2025年時点で、ビットコインSVの取り扱いがある国内の仮想通貨取引所はBitTradeだけです。
そのためビットコインSVに投資してみたい方は、この機会にBitTradeの取引口座をつくっておきましょう。
BitTradeの特長
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- わずか2円から取引を始められる
- 現物取引(取引所)の取引手数料が無料
- レンディングによる資産運用も可能
目次
ビットコインSV(BSV)とは?

名称 | ビットコインSV |
シンボル・通貨単位 | BSV |
サイトURL | https://www.bsvblockchain.org/ |
主な上場先 | BitTrade |
ビットコインSVは、2018年11月にビットコインキャッシュからの分岐で生まれた仮想通貨です。
後発であることから、ビットコインやビットコインキャッシュが抱えていたスケーラビリティなどの課題に対応した設計がなされています。
名前にあるSVは、「Satoshi Vision(サトシの理念)」の略です。
ビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモトの構想を忠実に実現するという思いが込められています。
なお国内だと、ビットコインSVは唯一、BitTradeで取引が可能です。
ビットコインSVの特徴
さてビットコインSVは、次のような特徴を持っています。
3つの特徴
- BCHの分岐によって誕生
- BCHチェーンよりも処理性能が高い
- DAppsをつくれる
BCHの分岐によって誕生

前述のとおりビットコインSVは、2018年11月にビットコインキャッシュ(BCH)から分岐して生まれました。
また分岐元のビットコインキャッシュも、2017年にビットコインからの分岐で生まれた銘柄です。
そのためビットコインSV・ビットコインキャッシュ・ビットコインの3銘柄には、いくつかの共通点があります。
具体的には以下のとおりです。
BSV・BCH・BTCの主な共通点
- 半減期がある
- 発行上限がある
- コンセンサスアルゴリズムがPoW
BCHチェーンよりも処理性能が高い
先ほどは共通点を挙げましたが、もちろん違いもあります。
ビットコインSVとビットコインキャッシュの間の主な違いは、ビットコインSVの方がトランザクションの処理能力に優れていることです。
ブロックチェーン上の取引の処理には、記録媒体であるブロックのサイズが大きく関与しており、基本的にサイズが大きいほど処理速度は上がります。
ハードフォークがおこなわれた当時、分岐元であるビットコインキャッシュのブロックサイズは32MBでした。
ビットコインSVはそれを4GBまで拡張し、処理速度の大幅な向上を図りました。

ちなみにビットコインSVでは、2020年におこなわれたアップデートにて、ブロックサイズの上限値が撤廃されています。
その恩恵もあって、今は理論上だと1秒あたり5,000件もの取引を処理できるとのこと。
また処理効率が良いので、利用コストも安く抑えられています。

ちなみにビットコインキャッシュは、2024年にブロックサイズの上限がネットワークの需要に応じて動的に調整される方式に変更されました。
ただ取引の処理性能については、理論上で毎秒200件程度と、アップデート後もビットコインSVには未だ遠く及びません。
DAppsをつくれる
ビットコインSVはスマートコントラクトの作成が可能で、DApps(分散型アプリ)の開発基盤として機能しています。
ジャンルの限定はされていない、汎用型のプラットフォームです。
DeFi(分散型金融)プロトコルやNFTゲームなど、多種多様なアプリがビットコインSVを基盤として稼働しています。

ビットコインSVの値動き
ここで、ビットコインSVの値動きを確認しておきましょう。
リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおりです。
現状を安く買えるチャンスと見る方は、ぜひ今の内に、ビットコインSVをポートフォリオに加えてみてはいかがでしょうか。
将来性に関わる注目ポイント
続いて以下の3つの要素から、ビットコインSVの将来性を考察してみましょう。
将来性に関わる注目要素
- 高い知名度と先行者利益がある
- BTC・BCHと同じく半減期がある
- 実需が限定的な点が課題
高い知名度と先行者利益がある
ビットコインSVは、「ビットコインキャッシュからの分岐で生まれた銘柄」として高い知名度があります。
国内の取扱いは限られているものの、海外では投資対象として高い人気を誇り、多くの取引所に上場しています。
また「2018年生まれの古参銘柄」という点も強みの1つで、その歴史が先行者利益を生みだしています。
そうしたアドバンテージは、今後もビットコインSVに対する需要を少なからず下支えしてくれるはずです。

BTC・BCHと同じく半減期がある
ビットコインSVには、ビットコイン・ビットコインキャッシュと同じく半減期があります。
半減期が来ると、市場への供給ペースが落ち、対象の仮想通貨の価格が上がりやすくなります。
またそのロジックを多くの投資家が把握しているので、仮想通貨市場において半減期は、一種のお祭り事のような扱いになっています。
そのため、ビットコインSVに限らず半減期がある銘柄は、半減期を跨いで短期的に価格が上がりやすい傾向があります。

さてビットコインSVの半減期は約4年ごとで、次回の半減期は2028年となる予定です。
やや遠い未来の話ですが、覚えておくとその時に、上手く値上がり益を得られるかもしれません。
実需が限定的な点が課題
ここまでポジティブな要素を2つ挙げましたが、もちろん懸念材料もあります。
それは、DAppsのプラットフォームとしての実需が競合と比べて乏しいことです。

プラットフォーム系のブロックチェーンはイーサリアムやSolanaなど数多くあり、ビットコインSVはそれらに実需の面で大きく劣っています。
また、より高性能なプラットフォームが次々に生まれるため、実需の面で逆転する可能性は、時間とともに薄れていくのが現状です。
ビットコインSVの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもあります。
今回はその中の1つ「DigitalCoinPrice」から、ビットコインSVの価格予想を紹介します。
DigitalCoinPriceにおけるビットコインSVの今後10年の価格予想は、以下のとおりです。
Year | Minimum Price | Average Price | Maximum Price |
---|---|---|---|
2025 | $33.39 | $78.51 | $81.70 |
2026 | $80.16 | $94.68 | $96.47 |
2027 | $110.14 | $125.85 | $135.47 |
2028 | $143.82 | $161.11 | $169.75 |
2029 | $143.82 | $161.11 | $169.75 |
2030 | $177.40 | $200.89 | $205.10 |
2031 | $252.25 | $274.03 | $279.22 |
2032 | $364.34 | $386.10 | $391.51 |
2033 | $513.68 | $531.40 | $537.59 |
2034 | $700.38 | $716.96 | $728.71 |
参考までに、ビットコインSVの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も示しておきましょう。
- 執筆時の価格:37.40ドル(2025年5月24日)
- 史上最高値:491.64ドル(2024年4月17日)
DigitalCoinPriceは、今後ビットコインSVが堅調に値上がりしていき、10年後には今の約20倍の価格になると予想。
過去の最高値と比べてもやや行き過ぎた感がありますが、もしも実現するなら、今のビットコインSVはかなり割安な状態にあることになります。
ビットコインSVに関心がある方は、ぜひこの価格予想も参考にしつつ、同銘柄に投資すべきか検討してみてください。
ビットコインSVを買える仮想通貨取引所
2025年時点でビットコインSVの取り扱いがある仮想通貨取引所は、国内だとBitTradeだけです。
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所) |
取扱銘柄* | ADA、APT、ASTR、ATOM、AXS、BAT、BCH、BNB、BOBA、BSV、BTC、COT、DAI、DEP、DOGE、DOT、ETH、ETC、EOS、FLR、JMY、JOC、IOST、LTC、MATIC、MKR、MONA、ONT、QTUM、TRX、SHIB、SAND、SUI、SOL、SXP、TON、UPC、XRP、XEM、XLM、XYM、XTZ、ZPG 【全43種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ 無料 レバレッジ取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
自動積立 | 〇 |
レンディング | 〇 |
ステーキング | ✕ |
その他サービス | ー |
BitTradeの特長
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- わずか2円から取引を始められる
- 現物取引(取引所)の取引手数料が無料
- レンディングによる資産運用も可能
BitTradeには、国内でトップクラスとなる43種類もの仮想通貨が用意されています。
また現物取引(取引所)を使うと、その豊富な銘柄を手数料無料で取引することができます。
さらに、自動積立やレンディングも可能で、運用手段のバリエーションも充実しています。
無料で口座をつくれるので、ビットコインSVへの投資に興味がある方は、ぜひBitTradeの利用を検討してみてください。
ビットコインSVに関するQ&A
それでは最後に、ビットコインSVに関してよくある質問を3つ紹介します。
よくある質問
- BSVの開発者はだれですか?
- BSV基盤のDAppsはどこで確認できますか?
- BSVのSNSアカウントはありますか?
BSVの開発者はだれですか?
現在のビットコインSVの開発は、BSV Associationおよび開発コミュニティが主導しています。
またビットコインキャッシュからの分岐の際は、サトシナカモトを自称する実業家クレイグ・ライト氏がその活動をけん引しました。
BSV基盤のDAppsはどこで確認できますか?
ビットコインSVを基盤としたDAppsは、以下のリンクから一覧でチェックすることができます。
BSVのSNSアカウントはありますか?
ビットコインSVの主要SNSアカウントは、以下のとおりです。
Facebook:BSV Blockchain
Instagram:bsv_blockchain

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ビットコインSVとは?まとめ
今回はビットコインSVについて、その特徴や将来性を解説しました。
この記事のまとめ
- ビットコインSVは、2018年にビットコインキャッシュからの分岐で誕生
- 発行上限や半減期など、BTC・BCHとの共通点を持つ
- スマートコントラクトを使えて、複数のDAppsが稼働している
- ビットコインSVを買える国内取引所はBitTradeだけ
ビットコインSVは、分岐元であるビットコインキャッシュやビットコインよりも、性能面で優れた点が多くあります。
また2018年生まれで、歴史と知名度に基づく先行者利益も獲得しています。
そんなビットコインSVの将来性に期待する方は、ぜひBitTradeをとおして、同銘柄への投資にトライしてみてはいかがでしょうか。