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【高性能プラットフォーム】FantomのFTMトークンとは?特徴や将来性を解説

今回取り上げるFantom(ファントム)は、DApps(分散型アプリ)の基盤となっている分散型(非中央集権型)プラットフォームの1つだ。

2019年にメインネットがローンチされ、実需・投資需要ともに一線級とまでは言わないものの、長年それなりの市場シェアがある。

今回はそんなFantomとネイティブトークン「FTMトークン」について、主な特徴や将来性などをわかりやすく解説していく。

この記事からわかること

  • Fantom/FTMトークンの基本情報
  • Fantom/FTMトークンの主な特徴
  • FTMトークンの値動き
  • Fantom/FTMトークンの将来性
  • FTMトークンを買える仮想通貨取引所

FTMトークンは、国内市場での取り扱いがないが、海外では最大手のBinanceをはじめとして、多くの仮想通貨取引所に上場している。

またその中でBybit(バイビット)は、日本人でもFTMトークンを買うことが可能だ。

FTMトークンに限らず1,000種類を超える仮想通貨が揃っているので、まだ使ったことがなければぜひ、この機会にBybitの利用を検討してみてほしい。

出典:Bybit

Bybitの特長

  • 世界で累計4,500万人以上に選ばれている
  • 日本語表記に完全対応
  • 取扱銘柄は1,400種類以上*
  • 取引手数料が0.1%以下と格安
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Fantom/FTMトークンとは?

Fantomのトップ画面
出典:fantom foundation
名称FTMトークン
シンボル・通貨単位FTM
メインネットローンチ2019年12月
関連サイトhttps://fantom.foundation/
主な上場先Bybit
MEXC
Bitget
KuCoin

Fantom(ファントム)は、スマートコントラクトの技術を用いてDApps(分散型アプリ)を開発できる、分散型(非中央集権型)プラットフォームの1つだ。

またネイティブトークンはFTMトークンといい、エコシステム内での各種決済や、ガス代(ネットワーク手数料)の支払いなどに用いられている。

Fantomのメインネットは2019年12月にローンチされ、業界内でそれなりに長い歴史を持つ。

また2024年5月時点でFTMトークンは、時価総額ランキングで50位台*に付けており、競合ひしめく中で長く支持され続けていることがうかがえる。*CoinMarketCap調べ

FTMトークンの時価総額ランク
出典:CoinMarketCap

ただFTMトークンは、歴史も人気もあるものの、残念ながら国内での市場上場に至っていない

そのためFTMトークンに投資する際には、基本的にBybitMEXCといった海外取引所の口座が必要になる。

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Fantom/FTMトークンの特徴

さてFantomおよびFTMトークンには、次のような特徴がある。

主な特徴

  • DAppsやNFTを開発できるプラットフォーム
  • 独自アルゴリズムによる高速ネットワーク
  • 効率的なネットワーク構造を採用
  • ステーキングで稼げる

DAppsなどを開発できるプラットフォーム

繰り返しになるがFantomは、DAppsやNFTの開発基盤となっている分散型プラットフォームだ。

汎用性があり、DeFi(分散型プロトコル)やNFTマーケットプレイス、NFTゲームなど、多種多様なプロダクトがFantom上で稼働している。

また、2019年生まれの古参プラットフォームということもあって、プロダクトの総数は2024年5月時点で250種類を超えている

FantomのDApps
出典:projects.fantom.network

独自アルゴリズムによる高速ネットワーク

Fantomはコンセンサスアルゴリズムに、独自のアルゴリズムである「Lachesis」を用いている。

Lachesisの技術的な仕様の解説は割愛するが、FantomはLachesisの恩恵で、トランザクションを効率的かつスピーディに処理できるようになっている。

また、処理にかかるコスト(ネットワーク手数料)も安く抑えられている。

Fantom公式サイトの情報によると、各トランザクションは1秒以内に処理することができ、ネットワーク手数料は平均0.01ドル未満で済むとのことだ。

効率的なネットワーク構造を採用

Fantomはネットワークの構造として、DAG(有向非巡回グラフ)」を採用している。

またDAGは、従来のブロックチェーンのような直線的な形ではなく、以下のような網の目を張り巡らせたような形をしている。

DAGのイメージ
出典:Fantom Insights

DAGによってFantomでは、高水準のセキュリティを確保しながら、複数のトランザクションの並列処理が可能だ。

また並列処理できることが、トランザクションの処理の高速化と低コスト化に大きく寄与している。

ステーキングで稼げる

先ほど紹介したFantomのコンセンサスアルゴリズム「Lachesis」は、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)をベースにしている。

PoSとは?

コンセンサスアルゴリズムの1種。

対象通貨の保有量や保有期間に応じて、バリデーター(トランザクションの検証者)が選出される仕様になっている。

そのためFTMトークンの保有者は、同銘柄のステーキングをとおしてインカムゲインを得ることができる。

FTMトークンの値動き

ここで、FTMトークンの値動きを確認しておこう。

リアルタイムの値動き

まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおり。

2024年4月末までの値動き

次にFTM/USDチャートで、2020年1月から2024年4月末までの値動きを振り返っていこう。

FTMトークンのチャート
出典:TradingView

御覧のとおりFTMトークンは、2021年のいわゆるコロナバブルで、一時大きく高騰している。

ところが2022年入るとバブルが弾けてしまい、バブル崩壊後は、高騰が起きる前とほぼ変わらない水準まで逆戻りしてしまった。

その後、2023年後半から市場全体が活気付く中で、FTMトークンも復調の気配を見せているが、まだまだバブル時に付けた高値には遠く及ばない

しかし、こうした現状をポジティブに捉えると、「バブルの頃と比べて割安な価格で買い付けられる状態にある」とも言える。

現状を安く買えるチャンスと見る方は、ぜひBybitなどをとおして、長期目線でFTXトークンへの投資にトライしてみてほしい。

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将来性に関わる注目ポイント

続いて以下の2つの要素から、FantomおよびFTMトークンの将来性を考察してみよう。

今後に関わる注目要素

  • 新バージョン「Sonic」を開発中
  • プラットフォーム系は競争が熾烈

新バージョン「Sonic」を開発中

現在のFantomのネットワークは「Fantom Oprera」というのだが、Fantomの開発チームは、そのOperaに代わる新しいバージョンとして「Fantom Sonic」の開発を進めている。

Sonicの概要
出典:fantom foundation

Fantom Sonicは今以上の高速処理を可能にし、拡張性もアップするとのこと。

2024年5月時点でFantom Sonicはテスト段階であり、近い将来メインネットがローンチ(=Operaから移行)される予定だ。

そうしたアップデートによって利便性が向上すれば、自ずと実需が伸び、FTMトークンの価格推移にもプラスの影響をもたらすはずだ。

プラットフォーム系は競争が熾烈

Fantomのような分散型プラットフォームは、イーサリアムチェーンSolanaチェーンを筆頭に数多く存在する。

またそうした数あるプラットフォームの中で、現状Fantomは中堅どころに位置している。

イメージ画像

それなりの市場シェアはあるが、イーサリアムチェーンやSolanaチェーンのような圧倒的な強さはない

先行者利益もさほどないので、より高性能な新興チェーンが登場すれば、追い落とされてしまう可能性が十分にある

もし今の地位を追われれば、その動きはFTMトークンの価格にも如実に表れるはずだ。

したがって今からFTMトークンに投資するなら、競合との相対的な位置関係の変化も注視しておいた方がいいだろう。

FTMトークンの価格予想

仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもある。

今回はその中の1つ「DigitalCoinPrice」から、FTMトークンの価格予想を紹介する。

DigitalCoinPriceにおけるFTMトークンの今後10年の価格予想は、以下のとおり。

予想最低価格予想平均価格予想最高価格
2024$0.59$1.41$1.46
2025$1.42$1.57$1.72
2026$1.95$2.29$2.39
2027$2.54$2.84$3.04
2028$2.54$2.84$3.04
2029$3.15$3.38$3.57
2030$4.47$4.77$4.90
2031$6.46$6.72$6.94
2032$9.10$9.37$9.53
2033$12.42$12.82$12.91

参考までに、FTMトークンの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も示しておこう。

  • 本記事執筆時点での価格:0.66ドル(2024年5月8日)
  • 史上最高値:3.48ドル(2021年10月28日)

DigitalCoinPriceは、今後FTMトークンが堅調に値上がりしていき、コロナバブル期に付けた高値も大幅に更新すると予想している。

やや行き過ぎた予想にも思えるが、もしも実現するとすれば、今のFTMトークンはかなり割安な水準にあることになる。

FTMトークンに関心がある方は、その将来性やこうした価格予想などを総合的に勘案して、同銘柄に投資するかどうかを検討してみてほしい。

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FTMトークンを買える仮想通貨取引所

FTMトークンは今のところ国内での取り扱いがない。

一方で海外では多くの仮想通貨取引所に上場しており、その中には以下のように、日本人投資家を受け入れているところもある。

日本人でもFTMを買える海外取引所

また、これらの中でもイチオシはBybit(バイビット)だ。

Bybit
出典:Bybit
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ワンクリック購入
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ステーキング
レンディング
ローンチパッド
日本語表記
公式サイトBybit公式サイト
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Bybitの特長・魅力

  • 世界で累計4,500万人以上に選ばれている
  • 日本語表記に完全対応
  • 取扱銘柄は1,400種類以上*
  • 取引手数料が0.1%以下と格安
  • 先物取引のレバレッジは最大125倍
  • デリバティブ取引の種類が豊富

*2024年9月時点

Bybitは、日本人投資家に向けて積極的にサービスを展開している海外取引所の1つだ。

もちろん日本語表記に完全対応していて、英語が不得手でも直感的に扱える。

2024年5月時点で取扱銘柄は1,000種類を優に超えており、その豊富な銘柄を現物取引・先物取引ともに、リーズナブルな手数料で売買することが可能だ。

また、裁量取引以外のサービスの充実度も高く、

  • 自動売買ができる取引ボット
  • プロの戦略を真似できるコピートレード
  • インカムゲインを得られるステーキング

といったサービスが揃っている。

無料で口座をつくれるので、まだ使ったことがなければぜひ、この機会にBybitに触れてみてはいかがだろうか。

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Fantom/FTMトークンに関するQ&A

最後に、FantomおよびFTMトークンに関してよくある質問を3つ紹介しておく。

よくある質問

  • FantomのDeFiの市場シェアはどれくらいですか?
  • FantomのDAppsはどこで確認できますか?
  • FTMの総供給量は決まっていますか?

FantomのDeFiの市場シェアはどれくらいですか?

各ブロックチェーンのDeFi(分散型金融)プロトコルの市場シェアは、ブロックチェーンごとのTVL(預かり資産)でおおよそ推測することができる。

2024年5月時点で、主要ブロックチェーン280種のTVLの総額は、約910億ドル(約14兆円)に上る。

その内のFantomのTVLは、約1億1,300万ドルだ。

したがってDeFi分野におけるFantomの市場シェアは、0.12%程度だと推測される。

ちなみにTVLの金額トップはイーサリアムチェーンであり、全体の6割近くを占めている。

DeFiのTVL
出典:DeFi Llama

FantomのDAppsはどこで確認できますか?

Fantom基盤のDAppsは、以下のリンクから一覧で確認することができる。

FTMの総供給量は決まっていますか?

FTMトークンの総供給量は、あらかじめ31億7,500万枚に設定されている。

また2024年5月時点では、その内の約28億枚が市場に流通している。

FTMトークンの総供給量
出典:fantom foundation

Fantom/FTMトークンとは?まとめ

今回は分散型プラットフォームのFantomと、その基軸通貨であるFTMトークンについて解説した。

この記事のまとめ

  • Fantomは、DAppsなどの開発基盤となっている分散型プラットフォーム
  • DAGの採用などに起因して、高速・低コストな利用環境を実現している
  • FTMトークンの保有者は、ステーキングで稼ぐことも可能
  • 「Sonic」へのアップデートで、さらに性能が向上する予定

Fantomは、高速・低コストで使える分散型プラットフォームとして知られている。

また近い将来、大型アップデートによって、さらに性能がアップする見込みだ。

筆者の主観的な意見を言えば、今のFantomはそれなりに長い歴史があって支持もされているが、イーサリアムチェーンやSolanaチェーンのような人気上位には届かない中堅どころというイメージが強い。

しかし大型アップデートをとおして、性能面での優位性を明示できれば、そこから一歩抜け出せるかもしれない。

Fantomの今後に見込みありと感じた方は、ぜひ今の内にFTMトークンをポートフォリオに加えてみてはどうだろうか。

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  • この記事を書いた人

Sai

▶地方公務員を退職してWebライターに転身▶ファイナンシャルプランナー2級、1級建築士の資格を保有▶仮想通貨や金融の情報メディアで多数、寄稿実績あり▶仮想通貨や株、FXなどで、幅広く資産を運用中▶仮想通貨投資は、資金調達率を活かした先物取引やステーキングが中心

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