遊んで稼げる「Play to Earn」が一時大きなブームを呼んだNFTゲームは昨今、運動して稼げる「Move to Earn」や、睡眠を取って稼げる「Sleep to Earn」など、さまざまな派生ジャンルを生み出している。
今回取り上げる「TwitFi(ツイートファイ)」も、そうしたユニークな派生ジャンルのサービスの1つだ。
TwitFiを利用すると、Twitterで日々ツイートをすることによって、仮想通貨を稼ぐことができる。
本記事ではそんなTwitFiについて、主な特徴や将来性、始め方などをわかりやすく解説していく。
この記事からわかること
- TwitFiの基本情報、主な特徴
- TwitFiのNFT・アイテムの概要
- TwitFiでのマネタイズの方法
- TwitFiの将来性
- TwitFiの始め方
TwitFiは無料で始められるサービスだが、継続して稼ぎたい場合や収益効率を上げたい場合には、イーサリアムによる先行投資が必要*になる。*Arbitrum上のTwitFiの場合
メジャー通貨であるイーサリアムは、大抵の国内取引所で取り扱いがあるが、その中でもよりTwitFiとの併用に適しているのは「DMM Bitcoin」だろう。
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目次
TwitFi(ツイートファイ)とは?
名称 | TwitFi(ツイートファイ) |
ローンチ時期 | 2022年12月 |
基盤のブロックチェーン | Arbitrumチェーン BNBチェーン ZKsyncチェーン |
ゲーム内通貨 | TWT |
TWTの価格* | 0.00017ドル/TWT |
TWTの時価総額ランキング* | 3,511位 |
サイトURL | https://twitfi.com |
TwitFiは、GameFiの機能を備えたWeb3のSNSサービスだ。
GameFiとは?
「GameFi」はGameとfinance(金融)を組み合わせた造語であり、一般的に、プレイすると仮想通貨やNFTをとおしてマネタイズできるゲームのことを指す。
TwitFiでは、Twitterで「♯TwitFi」というハッシュタグを付けたツイートをするだけで、TwitFiトークン(以下TWT)を入手することができる。
また、育成ゲームのような要素も備えており、鳥をモチーフにしたNFTを集めたり育てたりすることによって、収益効率を上げられるようになっている。
TwitFi(ツイートファイ)の特徴
さて、TwitFiは次のような特徴を有している。
主な特徴
- ツイートすると独自トークンのTWTが手に入る
- 無料で始められる
- 保有するNFTによって収益効率が変わる
- TWTのステーキングが可能
- バイラルマーケティングサービス「TwitFi SKY」でも稼げる
ツイートすると独自トークンのTWTが手に入る
TwitFiにおいてユーザーは、鳥をモチーフとしたNFT(以下、バードNFT)を保有した状態で、「#TWitFi」を付けたツイートすることにより、仮想通貨TWTを獲得することができる。
一度ツイートすると、24時間以内に自身のTwitFiアカウントのウォレットに対し、TWTが反映される。
手に入れたTwitFiは、DEX(分散型取引所)と仮想通貨取引所を用いて日本円に換えられる他、TwitFi内でアイテムの購入などに使うこともできる。
無料で始められる
前述のとおりTwitFiでTWTを稼ぐには、バードNFTを保有しておかなければならないのだが、1羽目のバードNFT(正確にはバードNFTの卵)は無料でもらえる。
また、1羽目のバードNFTをもらう際に、ネットワーク手数料の支払いも発生しないので、完全に初期投資ゼロで始められる。
なお、収益効率を上げたい場合は、バードNFTやその他アイテムなどを買い足していく必要があるだろう。
保有するNFTによって収益効率が変わる
バードNFTには4つの種類があり、さらにAからEのレベルも設定されている。
それぞれの収益効率は以下の表のとおりで、レアリティが高く、レベルも高いバードNFTを保有すると、収益効率も上がる仕様になっている。
鳥の種類 | TWT獲得量 レベルE | TWT獲得量 レベルD | TWT獲得量 レベルC | TWT獲得量 レベルB | TWT獲得量 レベルA |
---|---|---|---|---|---|
ベビー | 5 | - | - | - | - |
ひよこ | 20 | 35 | 60 | 120 | 220 |
鳩 | 25 | 40 | 80 | 160 | 300 |
白鳥 | 30 | 50 | 115 | 240 | 420 |
言わずもがな、無料でもらえるバードNFTは「ベビー」であり、レベルアップしない。
またベビーのバードNFTは、他の3種類と違って、外部のウォレットに送信することができない。
つまり、外部のNFTマーケットプレイスで売ることができないということだ。
TWTのステーキングが可能
TwitFiでは、保有するTWTをステーキングで運用することができる。
ステーキングをおこなうと、預け入れた数量と期間に応じて、TwitFi独自のポイント「Tポイント」がもらえる。
また、ステーキングで手に入れたTポイントは、TPショップでアイテムなどの購入に使える。
バイラルマーケティングサービス「TwitFi SKY」でも稼げる
TwitFi SKYは、外部の企業やプロジェクトがTwitFiユーザーに対し、プロモーションへの協力を求める「バイラルマーケティング」のサービスだ。
「バイラルマーケティング」とは、クチコミを利用して不特定多数に広まるよう仕掛けていくマーケティング手法のことを指す。
外部の企業プロジェクトは、口コミツイートの発信などを、タスクとしてTWitFiユーザーにリクエストすることができる。
一方でTwitFiのユーザーは、与えられたタスクをこなすことで、さまざまな報酬を得ることができる。
NFTやアイテムの種類
続いては、TwitFiにどのようなNFTやアイテムがあるのか紹介しておこう。
TwitFiの主なNFT・アイテム
- バードNFT
- エッグNFT
- リフレッシュウォーター(Refreshing Water)
- 豆(Beans)
- 薬(Medicine)
- ハーブ(Herb)
- ワクチン(Vaccines)
- くちばし(Beak)
- 白い翼(White Wings)
バードNFT
先ほど紹介したようにバードNFTは、「ベビー」「ひよこ」「鳩」「白鳥」の4種類がある。
ベビー以外のバードNFTは、以下のようにレベルアップとともに進化していく。
また、バードNFTには「餌(Feed)」の要素が設定されており、1ツイートごとに1つのFeedが消費される。
稼ぎ続けるには、定期的に給餌をしなければならない。
さらにバードNFTは、ツイートを続けていくと一定の確率でウイルスに感染し、ツイートしてもTWTを取得できなくなる。
そのため、後述の薬やワクチンを用いて、バードNFTの健康状態を適切に管理していく必要がある。
エッグNFT
エッグNFTは、文字どおりバードNFTとなる卵であり、TwitFi内のMarketで購入することができる。
また、レベルC以上に育ったバードNFTを2羽用意し、手数料を支払って新しいエッグNFTを生み出すことも可能だ。
エッグNFTのレアリティは、用意したバードNFTのレベルに依存する仕様になっており、高レベルのバードNFTをかけ合わせると、レアなエッグNFTの入手確率が上がる。
なお、エッグNFTを生み出しても、元となる2羽のバードNFTが失われることはない。
リフレッシュウォーター(Refreshing Water)
リフレッシュウォーターは、バードNFTのツイート数をリセットできるアイテムだ。
ツイート数が増えるほどウイルス感染の確率が上がるため、リフレッシュウォーターを使うことで、感染リスクを下げられる。
豆(Beans)
バードNFTには、レベルアップの際に待機日数が設定されており、急激なレベルアップができない仕様になっている。
そこで豆を使用すると、その待機日数を3日短縮することができる。
薬(Medicine)
薬は、バードNFTのウイルス感染を治すことができる。
ただし、薬を使っても、ウイルスの感染回数はバードNFTに残る。
また、ウイルスの感染回数が1回増えるごとに、獲得できるTWTは2%ずつ減少していく。
ハーブ(Herb)
ハーブは、ウイルスの感染回数を減らすアイテムだ。
ピンクのハーブはウイルス感染数をゼロにし、緑のハーブはウイルス感染数を1つ減らしてくれる。
ワクチン(Vaccine)
ワクチンを使用すると、一定のツイート数の間、ウイルスに感染しなくなる。
利用可能なワクチンは、バードNFTのレベルによって異なる。
くちばし(Beak)
くちばしをバードNFTに使用すると、有効期限内において、1ツイートに対する収益効率が向上する。
例えば「黄金のくちばし(Golden Beak)」を使うと、1回のツイートで20回分の報酬を得られる。
白い翼(White Wings)
白い翼をバードNFTに付けると、「#TwitFi」というハッシュタグを付けなくても、報酬を獲得することができる。
なお、装着してから30回ツイートをおこなうと、効果が失われる。
以上、TwitFiの主なNFTとアイテムを紹介した。
ここで示したとおり、TwitFiにはさまざまなアイテムがあり、やり方次第で効率よくTWTを稼ぐことができる。
TwitFi(ツイートファイ)での稼ぎ方
ここで、TwitFiでのマネタイズの方法を整理しておこう。
基本となるマネタイズの方法は、以下のとおりだ。
マネタイズの方法
- ハッシュタグを付けてツイートする
- バードNFTの二次売買をおこなう
- 「TwitFi SKY」を利用する
繰り返し述べているようにTwitFiのユーザーは、「#TwitFi」というハッシュタグをつけてTwitterでツイートすることで、仮想通貨のTWTを稼ぐことができる。
収益効率は、保有するバードNFTのレアリティ・レベル・健康状態によって変動するため、効率を上げるのであれば各種アイテムなどへの先行投資も必要になってくるだろう。
また各種NFTは、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスでの二次売買が可能だ。
入手にかかったコストよりも高い値段でNFTを売ることができれば、差益を得ることができる。
さらに、先ほど紹介したバイラルマーケティングサービス「TwitFi SKY」を使って稼いでもよいだろう。
TWTの値動き
それでは、TwitFiのネイティブトークンであるTWTの値動きをチェックしておこう。
次のTWT/USD(米ドル)チャートは、市場への上場を果たした2023年1月から本記事執筆時点(2023年7月下旬)までの値動きを示している。
御覧のとおりTWTは、市場上場後からすぐに値下がりしていき、2023年3月以降は底値を這うような状態が続いている。
だが、現状をポジティブに捉えると、少ない投資でバードNFTやアイテムを買い揃えられる状態にあるとも言える。
また、今の内にTWTを稼いでおくと、将来復調したときに大きなリターンを得られるかもしれない。
現状をチャンスと見る方は、ぜひ今からTwitFiを始めてみてはいかがだろうか。
TwitFi(ツイートファイ)の将来性に関わるポイント
ここでは次の3つの要素から、TwitFiの将来性を考察してみよう。
将来性に関わる注目要素
- イーサリアムチェーンからArbitrumへと移行した
- Twitterの需要に依存している
- 競合が少ない
イーサリアムチェーンからArbitrumへと移行した
TwitFiは当初、イーサリアムチェーンのみを基盤として稼働していた。
しかし、のちにBNBチェーン上でもサービスの提供が開始された。
また、イーサリアムチェーンでのサービスは2023年7月14日に完全に停止し、代わりにイーサリアムチェーンのレイヤー2ブロックチェーン「Arbitrum」へと移行した。
移行先のArbitrumでは、イーサリアムチェーンよりも割安な手数料で、トランザクションを処理することができる。
利用コストが抑えられ、利便性が向上したことからTWitFiは、今後の新規ユーザー参入に期待が寄せられている。
ちなみに現在のTwitFiの基盤は、Arbitrumを含めて以下の3種類となっている。
TwitFiの基盤
- Arbitrumチェーン
- BNBチェーン(旧BSC)
- ZKsyncチェーン
Twitterの需要に依存している
その仕組みからTwitFiは、言うまでもなくTwitterの需要に強く依存している。
Twitterは今後「X」へとリブランディングされ、サービスもアップデートされていく見込みだ。
そうした動きによってTwitter(X)のユーザーが増えていけば、TwitFiにもプラスの影響をもたらすはずだ。
競合が少ない
DAppsやNFTゲームはさまざまなジャンルがあり、例えば遊んで稼げる「Play to Earn」のゲームは、次々と新しいタイトルがリリースされ続けている。
一方で、ツイートして稼げるTwitFiの競合は、今のところ非常に少ない。
競合が少ないことは、言わずもがなTwitFiにとってポジティブに作用している。
また、将来的に競合が増えていったとしても、TwitFiは先行者利益を持った状態であり、そう簡単に市場シェアを奪われることはないだろう。
TwitFi(ツイートファイ)の始め方
続いては、TwitFiの始め方を確認しておこう。
TwitFiの始め方
- ウォレットを用意する
- TwitFiにウォレットを接続する
- Twitterアカウントと連携させる
- エッグNFTを入手する
- エッグNFTをふ化させてバードNFTにする
- ハッシュタグを付けてツイートする
ウォレットを用意する
まずは、TwitFiに対応したウォレットを用意しよう。
選択肢は豊富にあり、どれを使うべきか迷った場合は、汎用性が高く無料で使えるウォレット「MetaMask(メタマスク)」を選ぶことをすすめる。
MetaMaskの入手方法については、別途以下の記事で解説しているので、まだお持ちでない方はぜひ参考にしてもらいたい。
TwitFiにウォレットを接続する
ウォレットを用意したら、TwitFiとそのウォレットを接続しよう。
TwitFiのサイトにアクセスしたら、画面右上にある「PLAY」ボタンをクリックする。
以下のような画面に切り替わったら、次は「Connect Wallet」をクリックしよう。
ウォレットの選択画面が表れるので、選択肢の中から自身が利用しているウォレットを選択しよう。
すると自動的にウォレットが立ち上がり、TwitFiとの接続の承認を求められる。
その要求に応じれば、接続手続きは完了だ。
Twitterアカウントと連携させる
ウォレットを接続できたら、次は「Connect Twitter」をクリックして、自身のTwitterアカウントとTwitFiをつなごう。
以下のような画面でアクセス承認を求められるので、それに応じれば接続手続きは完了だ。
エッグNFTを入手する
ウォレットとTwitterアカウントをつなげられたら、サイドメニューから「Market」を選ぼう。
ここで「Common Egg」を1つ、無料で手に入れることができる。
また、手に入れる際にネットワーク手数料(ガス代)も発生しない。
エッグNFTをふ化させてバードNFTにする
手に入れたエッグNFTは、「Asset」へと格納されている。
エッグNFTは、「Hatching(ふ化)」のボタンをクリックすると、バードNFTに換わる。
ハッシュタグを付けてツイートする
エッグNFTをふ化させてバードNFTを入手できたら、あとは「#TwitFi」を付けてツイートするだけで、仮想通貨TWTを稼ぐことができる。
なおTWTは、ツイートから24時間以内に、自動的にTwitFiアカウントのウォレットへと反映される。
以上、TwitFiの始め方を簡潔に紹介した。
ここで解説したようにTwitFiは、無料で始められる。
しかし、継続して稼ぎたい場合や収益効率を上げたい場合は、相応の先行投資が求められる。
例えば、よりレアリティが高いバードNFTを手に入れたい場合は、イーサリアム*でエッグNFTを買わなければならない。*Arbitrum上のTwitFiの場合
また、サービスを利用する中で、イーサリアムによるネットワーク手数料(ガス代)の支払い*も必要になってくる。*Arbitrum上のTwitFiの場合
そうしたさまざまなケースで必要となるイーサリアムの調達先には、DMM Bitcoinがうってつけだ。
DMM Bitcoinの特長
- 取り扱い銘柄数が国内最多クラス(2023年7月時点で27種類)
- オリジナルの注文方法「BitMatch注文」を使って、取引コストを安く抑えられる
- 仮想通貨の送金手数料が無料
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TwitFi(ツイートファイ)に関するよくある質問
最後に、TwitFiに関してよくある質問を3つ紹介しておく。
よくある質問
- TwitFiは日本語に対応していますか?
- TwitFiのアプリはありますか?
- TwitFiのロードマップはありますか?
TwitFiは日本語に対応していますか?
TwitFiは残念ながら、日本語表記に対応していない。
しかし、使用されている単語がさほど難しくないため、英語が不得手な方でもそれほどストレスを感じることなく利用できるだろう。
TwitFiのアプリはありますか?
TwitFiはプラウザ上で利用するサービスであり、スマホアプリ版は今のところ存在していない。
TwitFiのロードマップはありますか?
TwitFiのロードマップは存在しているが、2023年第1四半期までの情報で更新がストップしている。
ちなみに最新のアップデート情報は、TwitterのTwitFi公式アカウントで確認することができる。
TwitFi(ツイートファイ)とは?まとめ
今回は、Web3のSNSサービス「TwitFi(ツイートファイ)」について、主な特徴や将来性、始め方などを紹介した。
この記事のまとめ
- TwitFiは、Twitterでツイートすることで仮想通貨を稼げるようになるサービス
- NFTを用いた育成ゲームの要素もある
- ウォレットさえあれば、無料で始められる
- 手に入れたNFTの二次売買で稼ぐことも可能
TwitFiは、ウォレットをつなぐだけで、だれでも無料で始められる。
Twitterを頻繁に利用している方は、TwitFiを併用してマネタイズを目指してみてはいかがだろうか。
なお、TwitFiを本格的にやり込んで収益効率を上げたい場合は、イーサリアム*による先行投資も必要になる。*Arbitrum上のTwitFiの場合
イーサリアムの調達先としては、ウォレットへの送金時に手数料がかからない「DMM Bitcoin」がぴったりだ。
TwitFiが気になる方は、ぜひともDMM Bitcoinのことも合わせてチェックしてみてほしい。