Gate.io(ゲート・アイオー)は、世界で1,300万人以上の投資家に選ばれている人気の海外取引所だ。
選ばれる要因の1つとしてサービスの多彩さがあり、レバレッジを掛けられる「デリバティブ取引」でも複数のサービスが用意されている。
デリバティブ取引とは?
原資産(仮想通貨)から派生した取引サービスのこと。
先物取引や仮想通貨CFD、オプション取引などがそれに当たる。
そこで今回はGate.ioのデリバティブ取引について、サービスのバリエーションや魅力などをわかりやすく解説していく。
海外取引所でのデリバティブ取引の利用を検討している方は、ぜひ最後まで読んで、今後の参考にしてもらいたい。
この記事からわかること
- Gate.io|デリバティブ取引の基本情報
- Gate.io|デリバティブ取引の種類
- Gate.io|デリバティブ取引の魅力
- デリバティブ取引(無期限先物)のやり方
- デリバティブ取引を利用する際の注意点
Bitgetの特長
- 取扱通貨が1,700種類以上
- 日本語表記に完全対応
- サービスのバリエーションが豊富
- セキュリティ、資産保護の体制が万全
目次
Gate.ioのデリバティブ取引とは?
デリバティブ取引とは、仮想通貨の価格を参考とした(≒現物資産を直接取引しない)金融派生商品全般を指す。
後ほど詳しく紹介するが、Gate.ioでは無期限先物取引やコピー取引など、デリバティブ取引に属するサービスが複数用意されている。
ちなみに現物取引と比較すると、デリバティブ取引の各サービスは、総じて次のような特徴を有している。
共通した特徴
- 元手(証拠金)を担保にしてレバレッジをかけられる
- 買いと売りのどちらからでも仕掛けられる
- 仮想通貨の現物のやり取りはない
Gate.io|デリバティブ取引の種類
さてGate.ioでは、デリバティブ取引で以下のような複数のサービスが用意されている。
Gate.ioのデリバティブ取引
- 無期限先物取引
- デリバリー先物取引
- コピー取引
- 取引ボット
- 仕組商品
無期限先物取引
無期限先物取引は、その名のとおり決済の期限がない先物取引であり、Gate.ioのデリバティブ取引で主力商品の1つとなっている。
取扱銘柄は数百種類に及び、その豊富な銘柄をリーズナブルな手数料で取引することができる。
また取引する銘柄次第で、最大125倍ものレバレッジを掛けることが可能だ。
なお主な決済通貨には、ステーブルコインのUSDT(テザー)が採用されている。
デリバリー先物取引
「デリバリー」と名前にあるが、こちらは決済期限が設定されたより一般的な先物取引となっている。
決済期限は、週次・隔週ごと・四半期ごと・隔四半期ごとの4パターンがある。
また銘柄次第ではあるが、最大レバレッジ倍率は100倍に設定されている。
コピー取引
コピー取引では、実績のあるトレーダーの戦略をコピーし、自動で取引することが可能だ。
適切なコピー相手を選べば、自身の投資技術が乏しくとも、安定したリターンを得られる。
ちなみにコピー取引は、先物取引だけでなく現物取引でも、サービスを利用することができる。
取引ボット
取引ボットは、あらかじめ設定した戦略やパラメータのとおりに自動売買を繰り返してくれるツールだ。
プログラミングの知識は不要で、与えられた項目に数値を入力していくだけで、だれでも簡単につくれる。
また取引ボットもコピーと取引と同じく、現物取引と先物取引の両方で使える。
仕組商品
仕組商品は、金利連動資産やデリバティブなどを組み合わせてつくられた金融商品だ。
大きく分けて「元本保証型」と「アグレッシブ型」の2種類の商品があり、元本保証型でも想定年利が10%を超える高利回りな商品が多く存在する。
また、取引がかんたんで、投資初心者でも買い求めやすい。
デモ取引(テストネット)
Gate.ioでは、無期限先物取引とデリバリー先物取引で、デモ取引をおこなうことができる。
利用期間や回数の制限はなく、自信を持って取引に臨めるようになるまで、何度でも使える。
Gate.io|デリバティブ取引の魅力
デリバティブ取引での取扱商品を紹介したが、ここであらためて、それらの魅力を整理しておこう。
Gate.io|デリバティブ取引の魅力
- 取引手数料が安い
- レバレッジは最大125倍
- 運用のバリエーションが豊富
取引手数料が安い
需要が日本人投資家に限られる国内取引所と違い、Gate.ioは世界中でサービスを展開している。
そうした背景の違いから、Gate.ioは薄利多売が可能であり、デリバティブ取引の各種手数料もリーズナブルに設定されている。
例えば先物取引(無期限・デリバリーとも)なら、Makerで0.015%以下、Takerで0.050%以下*の手数料で取引することができる。*VIPランクによる割引あり
レバレッジは最大125倍
国内取引所のレバレッジ取引は、ユーザーの資産保護の観点から、どの事業者もレバレッジが最大2倍までに制限されている。
一方でGate.ioの場合は、取引の種類および取引する銘柄次第では、最大125倍までレバレッジを掛けることができる。
Gate.ioは、国内取引所と比べると、ユーザーの資産保護よりも裁量権の広さに重きが置かれているということだ。
運用のバリエーションが豊富
国内取引所では、現物取引はともかく、デリバティブ取引だと裁量取引以外に運用の選択肢がないところが大半だ。
かたやGate.ioは、先ほど紹介したように、裁量取引以外にもコピー取引や取引ボットといった運用手段が用意されている。
またそれらの運用手段では、高度な投資技術を要しないため、初心者でも安定して収益を上げられる可能性が十分にある。
デリバティブ取引(無期限先物)のやり方
先ほど紹介したしたようにGate.ioのデリバティブ取引には、さまざまなバリエーションがある。
また、その中でももっとも多く利用されているのは、無期限先物取引だろう。
したがってここでは、USDT(テザー)を証拠金とした「無期限先物取引」について、そのやり方を簡潔に紹介していく。
無期限先物取引のやり方
- USDTを用意する
- USDTを先物口座へ振り替える
- 取引する通貨ペアを選ぶ
- 証拠金の扱いを決める
- 最大のレバレッジ倍率を決める
- 注文方法を決める
- 数量などを決めて注文を入れる
USDTを用意する
まずは、担保および決済通貨として用いるUSDTを用意しよう。
USDTは国内取引所で取り扱われていないため、基本的には以下のように、国内取引所とGate.ioの現物取引を併用することになる。
USDTの調達方法
- 国内取引所でBTCなどを購入
- BTCをGate.ioに送金
- Gate.ioでBTCをUSDTに換金
USDTを先物口座へ振り替える
現物取引で調達したUSDTは、「現物口座」で保管されている。
先物取引で使う際は、USDTを「現物口座」から「先物口座」に振り替えよう。
まず、取引画面の利用可能資産の横にある⇌ボタンをクリックする。
すると以下のような画面が表示されるので、金額を指定してUSDTを移し替えよう。
取引する通貨ペアを選ぶ
軍資金の準備ができたら、次は取引する通貨ペアを決めよう。
取引可能な通貨ペアは、チャート左上にある通貨ペアの名称のところにマウスカーソルを合わせると、一覧で表示することができる。
なお今回は、例としてBTC/USDTを取り上げる。
証拠金の扱いを決める
Gate.ioでは、証拠金(担保)の扱いを以下の2つのモードから選択することができる。
2つのモード
【クロスマージンモード】
すべてのポジションで証拠金が共有されるモード。
強制決済される場合、先物アカウントにあるすべての証拠金を失う可能性がある。
【分離マージンモード】
ポジションごとで一定額の証拠金を要するモード。
強制決済される場合は、そのポジションに割り振られた証拠金のみが損なわれる。
これら2つから、自身の戦略に合った方を選択しよう。
最大のレバレッジ倍率を決める
USDTを担保とするBTC/USDTの無期限先物取引は、レバレッジの最大倍率が125倍に設定されている。
また1~125倍までの間で、ユーザー自らが取引の際の最大レバレッジ倍率を決めることができる。
自身の戦略に合わせて、上限値を決めよう。
なお初心者の内は、リスクを取り過ぎることのないように、できるだけ小さな値にしておくことをすすめる。
レバレッジを活用して大きく稼ぐのは、コンスタントに稼げる技術が身についてきてからでも決して遅くない。
注文方法を決める
Gate.ioでは、先物取引において以下の4種類の注文方法が用意されている。
4種類の注文方法
【成行注文】
⇒現在の市場価格で売買をおこなう注文。
【指値注文】
⇒自身が指定した特定の価格で売買する注文。
【条件付き注文】
⇒トリガーになる価格、注文価格、数量を事前に設定できる注文。
トリガーになる価格と注文価格は別物であり、市場の価格がトリガー価格に達すると、注文価格で注文を自動的に約定してくれる。
【高度な指値注文】
⇒ ポストオンリー(Makerでのみ指値注文が成立)などの条件を付加できる指値注文。
自身の戦略や相場の状況に合わせて、これらの注文を上手く使い分けよう。
ちなみに今回は、もっともシンプルな成行注文を取り上げる。
数量などを決めて注文を入れる
成行注文はその名のとおり、現状の市場価格で取引をするので、基本的に売買したい数量(または金額)さえ入力すれば、かんたんに取引することができる。
また必要であれば、任意で利確と損切りの水準を決めておくことも可能だ。
数量等を指定したら、あとは売買の方向(ロングまたはショート)を決めて、注文を出すだけだ。
以上、Gate.ioの無期限先物取引について解説した。
今回はもっともポピュラーな無期限先物にのみフォーカスしたが、実際にはデリバリー先物やコピートレードなど、さまざまなサービスから自分に合ったものを選べる。
興味がある方はぜひ、Gate.ioでそうした多彩なサービスに触れてみてほしい。
Gate.io|デリバティブ取引の注意点
それでは最後に、Gate.ioのデリバティブ取引を利用する際の注意点を2つ紹介しておく。
利用時の注意点
- 日本円を担保にできない
- リスクを取り過ぎないこと
日本円を担保にできない
海外取引所であるGate.ioは、残念ながら日本円を直接入金したり、先物取引の担保にしたりすることができない。
先物取引で主に担保および決済通貨に用いられているのは、ステーブルコインのUSDT(テザー)だ。
先ほど紹介したようにUSDTを準備する際には、相応の手間とコストがかかることを留意しておいてほしい。
リスクを取り過ぎないこと
Gate.ioでは、国内取引所とはケタ違いの大きさのレバレッジを掛けることができる。
ただ、レバレッジはもろ刃の剣だ。
レバレッジの恩恵によって短期間で大きなリターンを得られることもあるが、逆にレバレッジが仇となり、有り金を溶かしてしまうこともある。
そのためレバレッジの扱いには十分に注意を払い、特に技術が乏しい初心者の内は、無理な掛け方をしないようにしよう。
Gate.ioのデリバティブ取引まとめ
今回はGate.ioのデリバティブ取引について、その魅力やバリエーションなどを紹介した。
この記事のまとめ
- Gate.ioのデリバティブ取引では多彩なサービスが用意されている
- コピートレードなど、投資技術を問われないものもある
- どのサービスも利用コストがリーズナブル
- 無期限先物のレバレッジ倍率は、最大125倍
海外取引所のデリバティブ取引は、高いレバレッジ倍率のみがフォーカスされ、利用するのは危険だと言われることもある。
しかし実際には、Gate.ioの無期限先物だと1~125倍の間で、ユーザー側がレバレッジ倍率をコントロールすることができる。
言い換えると、ユーザー側の裁量でリスクの取り方、およびリターンの狙い方をコントロールできるということだ。
また、「裁量取引以外のサービス(コピートレード・取引ボット)を使う」という選択肢があるのも大きな魅力だ。
このように、いくつもの魅力があるGate.ioのデリバティブ取引に興味を持った方は、ぜひこの機会にデリバティブ取引を実践してみてほしい。