フリマアプリの「メルカリ」は、2023年3月にビットコインを取引できるサービス「ビットコイン取引」をリリースした。
同サービスは非常に好評を博しているようで、2023年10月には利用者数が100万人の大台を突破している。
今回は、そんな今人気のメルカリのビットコイン取引について、特徴や始め方などを解説していく。
まだ使ったことがない方は、ぜひ参考にしてみてほしい。
この記事からわかること
- メルカリのビットコイン取引の基本情報
- メルカリのビットコイン取引のメリット・デメリット
- メルカリのビットコイン取引の評判
- メルカリのビットコイン取引の始め方
メルカリのビットコイン取引は、名前のとおりビットコインしか売買することができない。
ビットコイン以外の銘柄への投資にもトライしてみたい方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてほしい。
目次
メルカリのビットコイン取引とは?
提供する取引の種類 | 現物取引(販売所) |
取り扱う仮想通貨 | ビットコイン |
取引コスト | 無料、スプレッドあり |
ビットコインの入出金 | 不可 |
運営元 | 株式会社メルコイン |
メルカリの「ビットコイン取引」とは、メルカリアプリに搭載されたビットコインの売買機能のことだ。
メルカリユーザーはこの機能を使うことにより、売上金やポイントでビットコインを購入することができる。
取引コストとしてスプレッド(売値と買値の差額のこと)は設定されているが、サービスの登録料や売買手数料はかからない。
メルカリのビットコイン取引のメリット
さてメルカリのビットコイン取引には、次のようなメリットがある。
主なメリット
- 売上金やポイントで買える
- 1円から買える
- ツールがシンプルでわかりやすい
売上金やポイントで買える
メルカリのビットコイン取引では、メルカリの売上金(メルペイ残高)やポイント、さらにネットバンクなどからチャージしたお金で、ビットコインを購入することができる。
また手持ちのビットコインを売却したら、そのお金をメルペイに移し、普段のお買い物で使うことができる。
メルペイとは?
メルペイとは、メルカリアプリ内に搭載されたスマホ決済サービスのこと。
1円から買える
メルカリのビットコイン取引なら、わずか1円からビットコインを買える。
そのため投資初心者の方でも、無理のない金額からビットコインへの投資にトライすることができる。
ツールがシンプルでわかりやすい
ビットコイン取引の取引画面は、以下のように非常にシンプルだ。
売るか買うを選択し、希望の金額を入力するだけなので、投資初心者でもかんたんにビットコインを売買することができる。
メルカリのビットコイン取引のデメリット
一方でメルカリのビットコイン取引には、以下のようなデメリットもある。
主なデメリット
- 取引できるのはビットコインだけ
- ビットコインの入出金はできない
取引できるのはビットコインだけ
仮想通貨はビットコイン以外にも、イーサリアムやリップルなど、数多くの種類がある。
しかしメルカリで取引できるのは、ビットコインだけだ。
なお、メルカリ公式のアナウンスによると、将来的には取扱銘柄を追加していくことを検討しているようだ。
ビットコインの入出金はできない
ビットコインは単なる投資対象ではなく、決済通貨としてのユーティリティも有している。
そのため大抵の仮想通貨取引所では、ビットコインを自身が保有する仮想通貨ウォレットへと移し替えられるようになっている。
ところがメリカリのビットコイン取引には、ビットコインの入出金機能が搭載されていない。
つまりメルカリアプリ内で買ったビットコインは、直接買い物などに使えないということだ。
以上のメリット・デメリットからメルカリのビットコイン取引は、メルカリの売上金やポイントの使い道を増やすために用意された、あくまでオプション的な機能だということがわかるだろう。
メルカリのビットコイン取引の評判
ここで参考までに、メルカリのビットコイン取引を実際に使用している先輩ユーザーからの評判をいくつか紹介しておこう。
メルカリを使うことで還元されたポイントは、1年の有効期限が設定されている。
そうした期限付きのポイントを有効活用するための手段として、ビットコイン取引を利用しているユーザーは多い。
また、少額からビットコインを買えるため、投資初心者がはじめて仮想通貨投資にチャレンジする手段にもなっているようだ。
これからメルカリのビットコイン取引を始めようと考えている方は、ぜひこうした先輩ユーザーからの声も参考にして、利用するかどうかを検討してみてほしい。
メルカリのビットコイン取引の始め方
それでは続いて、メルカリのビットコイン取引の始め方を解説する。
ビットコイン取引の始め方
- メルカリアプリをダウンロードする
- 生体認証を登録する
- 本人確認書類をアップロードする
メルカリアプリをダウンロードする
まだメルカリアプリをお持ちでない方は、最初にアプリをダウンロードしよう。
またダウンロードが済んだら、ガイドに従って無料の会員登録をしておこう。
フリマアプリはメルカリ - メルペイのスマホ決済でもっとお得
Mercari, Inc.無料posted withアプリーチ
生体認証を登録する
メルカリアプリの会員登録が済んだら、「マイページ」内の「売上金・ポイント」の項目から「ビットコインを買う」を選択する。
ページが移り変わるので、遷移先で「はじめる」ボタンをタップしよう。
ここから利用開始手続きがスタートするのだが、まずは生体認証の登録をおこなう必要がある。
メルカリのビットコイン取引は、より安全かつ簡単に取引ができるように、ユーザーのデバイスで設定されている生体認証機能を流用する。
さらにその生体認証機能に、AppleやGoogleから提供された「パスキー」という機能を追加し、セキュリティを担保している。
パスキーとは?
パスキーとは、あらかじめ設定された生体認証を用いて作成される認証キーのこと。
表示されるガイドに従い、生体認証の設定とパスキーの生成をしよう。
本人確認書類をアップロードする
続いて、本人確認書類のアップロードをおこなう。
利用可能な本人確認書類は以下のとおり。
利用可能な本人確認書類
- マイナンバーカード
- 運転免許証 / 運転経歴証明書
- パスポート*
- 在留カード(外国籍の方の場合)
- 特別永住者証明書(外国籍の方の場合)
*2020年2月以降に発行された新デザインのパスポートは利用不可
なお、メルペイの設定などですでに本人確認が済んでいる場合、本人確認手続きはスキップされる。
あとは、利用規約などを確認して同意すれば、利用申し込みは完了だ。
申し込み後、メルカリ側の審査をクリアすると、ビットコイン取引の機能が使えるようになる。
メルカリのビットコイン取引に関する質問
最後に、メルカリのビットコイン取引に関してよくある質問を3つ紹介しておく。
よくある質問
- 未成年でも使えますか?
- PCでもビットコイン取引の機能を使えますか?
- 取引手数料はかかりますか?
未成年でも使えますか?
メルカリアプリ自体は、事前に親権者などから包括的な同意を得ていれば、未成年者でも使える。
一方でビットコイン取引の機能は、20歳以上でないと使用することができない。
PCでもビットコイン取引の機能を使えますか?
ビットコイン取引はアプリ内でのみ使える機能であり、PCやブラウザ上で使用することはできない。
取引手数料はかかりますか?
ビットコイン取引の取引手数料は無料だ。
ただし、スプレッド(売値と買値の差額)が設けられており、それが実質の取引コストとなっている。
メルカリのビットコイン取引まとめ
今回はメルカリのビットコイン取引について、特徴や始め方を解説した。
この記事のまとめ
- メルカリアプリでは、売上金やポイントでビットコインを買える
- 期限付きのポイントは、ビットコインに換えることで長期保有可能な資産になる
- 1円から買えるので、投資初心者でも無理なくトライできる
メルカリのビットコイン取引では、売上金やポイントでビットコインを買える。
かんたんな手続きで始められるので、特に売上金やポイントを持て余している方は、ぜひ積極的に使ってみてはいかがだろうか。
また、メルカリをとおしてビットコインへの投資に慣れてきたら、Coincheckなど本格的な仮想通貨取引所を利用することもぜひ検討してみてほしい。
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