本記事では、DEX(分散型取引所)をメインとしたプラットフォーム「DODO(ドードー)」を取り上げる。
UniswapやPancakeSwapなどと比べると、あまり聞き馴染みがないかもしれないが、DODOはそれらに負けず劣らずの人気を持つ。
今回はそんなDODOについて、主な特徴や人気の理由、将来性などを解説していくので、気になる方はぜひ最後まで目をとおしてもらいたい。
この記事からわかること
- DODOの基本情報、特徴
- DODOでのマネタイズの方法
- ネイティブトークン「DODOトークン」の過去の値動き
- DODOの将来性
- DODOの使い方
DODO(イーサリアムチェーン上のDODO)を使う際には、ネットワーク手数料の支払い手段やスワップの元手として、イーサリアムが必要だ。
イーサリアムは大抵の仮想通貨取引所で買えるのだが、その中でも「GMOコイン」を使ってイーサリアムを用意すれば、ウォレットへの送金時に手数料を負担しなくて済む。
DODOに限らずDEXやDeFiプロトコルに興味がある方は、それらとの相性が良いGMOコインのことも、ぜひチェックしてみてほしい。
GMOコインの特長
- オリコンの調査で満足度日本一*1
- 50万人以上の投資家に選ばれている
- 格安な手数料で取引可能*2
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで投資技術がなくても稼げる
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
目次
DODO(ドードー)とは?
名称 | DODO(ドードー) |
ローンチ時期 | 2020年9月 |
主なサービス | スワップ ブリッジ クロスチェーン取引 独自トークンの発行 クラウドプーリング |
基盤のブロックチェーン | イーサリアムチェーン BNBチェーン Arbitrum Polygon 他 |
サイトURL | https://dodoex.io |
DODOは、2020年9月にローンチされた、DEX(分散型取引所)メインのDeFiプラットフォームだ。
「PMM(プロアクティブ・マーケット・メーカー)」という独自のアルゴリズムを採用しており、主流であるAMMのDEXと比べて、より効率的な取引環境を実現している。
またDODOはマルチチェーンに対応しており、イーサリアムチェーンやBNBチェーンなど、複数のブロックチェーン上で使える。
DEXの中では上位の人気があり、イーサリアムチェーンやBNBチェーンなど、どのブロックチェーンでも取引高のランキング上位にその名が上がっている。
DODO(ドードー)の特徴
さて、DeFiプラットフォームのDODOは、次のような特徴を有している。
主な特徴
- 対応チェーンが豊富
- PMMによって効率的な取引が可能
- ネイティブトークンは「DODOトークン」
- 新しいトークンを簡単につくれる
- クラウドプーリングに参加できる
- NFTのプラットフォームも手がけている
対応チェーンが豊富
2024年3月時点でDODOは、15種類ものブロックチェーン上で稼働している。
また、単に複数のブロックチェーン上で稼働しているだけでなく、できるだけユーザー有利となるルートを選択した上で、それらのブロックチェーンを跨いだ「クロスチェーン取引」をおこなうことも可能だ。
「PMM」によって効率的な取引が可能
前述のとおりDODOは、「PMM(プロアクティブ・マーケット・メーカー)」という独自のアルゴリズムを採用している。
PMMは、資産の価格曲線を調整して、最新の市場価格で十分な流動性が確保されるように機能する。
例えば、資産の供給が減少するとPMMは、不足している在庫を市場から買い戻すことに期待し、この資産の市場価格を自動的に引き上げる。
専門的な話なので理解することが難しいかもしれないが、簡潔にPMMの利点だけを挙げると以下のとおりだ。
PMMの利点
- 流動性プールの効率的な管理によって、十分な流動性の提供が可能
- 市場価格との乖離が少ない
- インパーマネントロスを抑えられる
ネイティブトークンは「DODOトークン」
DODOのネイティブトークンは、「DODOトークン」だ。
総供給量は10億DODOで、その割り当ては以下のとおり。
グループ | トークンの割り当て |
---|---|
コアチーム / 今後の採用 / コンサルタント | 15% |
投資家 | 16% |
初期流動性供給 (IDO) | 1% |
運営 / マーケティング / パートナー | 8% |
コミュニティへのインセンティブ | 60% |
DODOトークンは、DODOの成長と価値の創出を目的とした通貨であり、その半数以上はコミュニティへのインセンティブに割り当てられている。
新しいトークンを簡単につくれる
DODOでは、だれでも手軽に独自のトークンを作成することができる。
作成の手順は、以下のとおりだ。
トークンの作成手順
- トークン作成用のページにアクセス
- トークンのパラメータを設定
- 手数料を払ってトークンの作成
このようにDODOでは、プログラミングをせずとも、トークンの名前やティッカーシンボル、総供給量などを設定するだけで、簡単に新しいトークンを生み出せる。
クラウドプーリングに参加できる
「クラウドプーリング」は、いわばクラウドファンディングのDeFi版のようなものだ。
プロジェクトの実行者は、クラウドプーリングをおこなうことで、プロジェクトに必要な資金な調達することができる。
また、クラウドプーリングの一般の参加者は、気に入ったプロジェクトを金銭的に支援することができ、またクラウドプーリングの終了後は投じた金額に応じて、支援したプロジェクトのトークンを請求できる。
NFTのプラットフォームも手がけている
DODOは、NFTのプラットフォームも手がけている。
また、ユニークな特徴としてDODOでは、NFTをフラグメント化(断片化)することができる。
フラグメント化によって、高価なNFTであっても、投資対象として部分的に所有することができるのだ。
DODOでの稼ぎ方
さて、DODOを用いた主なマネタイズの手段は、以下のとおりだ。
主な稼ぎ方
- 流動性を提供する
- 流動性マイニングをおこなう
- クラウドプーリングに参加する
流動性を提供する
メインとなるマネタイズ方法は、他のDEXと変わらない。
自身が保有する仮想通貨で、流動性を提供すれば、他のユーザーが支払うスワップの手数料の一部を得ることができる。
流動性マイニングをおこなう
DODOでの流動性マイニングは、「シングルコインマイニング」と「LPマーケットメイキングマイニング」の2種類がある。
シングルコインマイニング
「シングルコインマイニング」ではその名のとおり、1種類の仮想通貨を預け入れて、報酬を得る。
この流動性マイニングでは、投資元本が損なわれることはない。
LPマーケットメイキングマイニング
流動性を提供すれば「LPトークン(流動性提供の証明書のようなもの)」が手に入り、そのLPトークンを預け入れると、報酬がもらえる。
こちらは、インパーマネントロスのリスクがあるので注意が必要だ。
クラウドプーリングに参加する
前述のとおり、「クラウドプーリング」で新規プロジェクトを支援すれば、そのプロジェクトのトークンが手に入る。
不確実性は大きいが、そのトークンが将来的に値上がりしてくれれば、支援したお金との差額で稼ぐことができる。
DODOトークンの値動き
ここで参考までに、DODOトークンの値動きを確認しておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおり。
2023年末までの値動き
次にDODO/USDチャートで、ローンチされた2020年10月から、2023年3月末までの値動きをおさらいしていこう。
御覧のとおりDODOトークンは、いわゆる「コロナバブル」によって、2021年前半に一時大きく高騰した。
ところがバブルが崩壊すると、多額の投資資金が流出していき、高騰が起きる前とほぼ変わらない水準まで下落。
その後は御覧のとおり、横ばいの値動きが続いている。
このようにDODOトークンは、バブル崩壊で暴落して以降、長らく思わしくない状態にある。
ただ見方を変えると、「現状は割安な価格でDODOトークンに投資できるチャンス」だとも言える。
今の内にDODOトークンへ投資しておくと、同銘柄が復調したときに、大きなリターンを得られるかもしれない。
DODOの将来性に関わるポイント
続いては、以下の2つの要素からDODOの将来性を考察してみよう。
DODOの将来性
- ロードマップのとおりに開発が進められている
- DODOトークンの買い戻しがおこなわれている
ロードマップのとおりに開発が進められている
DODOは、以下のようなロードマップを公開している。
チェックマークが付いている部分がすでに達成された内容であり、ロードマップに従って、ほぼ計画通りに開発が進められていることがうかがえる。
こうした堅実さは、多くの投資家から信用を勝ち取る一因となっている。
また、DODOはすでにDEXの分野で十分なシェアを確立しているが、アップデートによって利便性が向上すれば、さらに多くのユーザーを引き寄せられるだろう。
DODOトークンの買い戻しがおこなわれている
DODOトークンは、その一部が定期的に市場から買い戻される仕様になっている。
つまり、供給過多になりにくいということだ。
買戻しをしたとしても市場全体の大きな流れには逆らえないが、市場の状況次第では、こうしたインフレを防ぐ仕組みが有効にはたらくこともあるはずだ。
DODOの始め方・使い方
それではここで、DODOの使用方法、特にDODOを使うための下準備の部分を紹介しておこう。
DODOは複数のブロックチェーンに対応しているが、今回は「イーサリアムチェーン上のDODOを使う」という前提で、解説していく。
DODOの使用方法
- 国内取引所でイーサリアムを用意する
- ウォレットを用意する
- DODOにウォレットを接続する
- イーサリアムを元手にスワップする
国内取引所でイーサリアムを用意する
イーサリアムチェーン上のDODOは、スワップなどをおこなう際、イーサリアムでネットワーク手数料(ガス代)を支払うことになる。
またイーサリアムは、スワップの元手としても使える。
そこでまずは、いずれかの国内取引所でイーサリアムを調達しよう。
イーサリアムは大抵の国内取引所で調達できるが、その中でもDODOなどのDEXと併用するなら、GMOコインがうってつけだ。
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
取扱銘柄数* | 27種類 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.01%、Taker0.05% レバレッジ取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり レバレッジ取引(取引所) ⇒ 無料 |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:無料 |
その他のサービス | 貸暗号資産ベーシック 貸暗号資産プレミアム つみたて暗号資産(自動積立) ステーキング IEO 外国為替FX |
GMOコインの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*1
- 取扱銘柄数が国内最多クラス
- 低コストで仮想通貨を取引できる*2
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで投資技術がなくても稼げる
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
GMOコインなら、購入したイーサリアムをウォレットへ送る際に、送金手数料が発生しない。
また現物取引(取引所)によって、取引コストを抑えながらイーサリアムを買える。
まだ口座をお持ちでないなら、この機会にぜひGMOコインの利用を検討してみてほしい。
ウォレットを用意する
DODOは、通常の仮想通貨取引所のようなアカウント登録は不要で、ウォレットを接続するだけでだれでも利用できるようになっている。
そこで続いては、ウォレットを用意しよう。
DODOの対応ウォレットは数十種類に上り、どれを使うべきか迷った場合は、汎用性が高い無料のウォレット「MetaMask」を用意するとよいだろう。
MetaMask - Blockchain Wallet
MetaMask無料posted withアプリーチ
MetaMaskの詳しい特徴や入手方法については、以下の記事で詳しく解説している。
まだお持ちでない方は、ぜひ参考にしてもらいたい。
また、ウォレットを用意できたら、そのウォレットのアドレス宛に国内取引所からイーサリアムを送金しておこう。
DODOにウォレットを接続する
イーサリアムとウォレットが揃ったら、次はそのウォレットをDODOに接続しよう。
DODOのサイトにアクセスし、トップ画面にある「Connect Wallet」をクリックする。
すると、次のように利用するネットワークとウォレットを選択する画面が表れるので、ネットワークは「イーサリアム」、ウォレットは自身が使用しているものを選択しよう。
ネットワークとウォレットを選ぶと、自動的に自身のウォレットが起動し、DODOとの接続の承認を求められる。
その要求に応じれば、接続の手続きは完了だ。
イーサリアムを元手にスワップする
下準備は以上で、最初はイーサリアムからDODOトークンなどへのスワップ(交換)をやってみるといいだろう。
御覧のとおりDODOでは、通常の仮想通貨取引所と同じように、チャートで値動きを確認しながらスワップをおこなうことができる。
以上、DODOの使い方について、基礎の部分を紹介した。
仕組みは非常にシンプルで使いやすいので、スワップ以外の部分は使いながら覚えていってほしい。
興味を持った方は、GMOコインなどでイーサリアムを用意するところからトライしてみよう。
DODOに関するよくある質問
最後に、DODOに関してよくある質問を3つ紹介する。
よくある質問
- DODOは、日本語に対応していますか?
- DODOで日本円は使えますか?
- DODO はどのウォレットに対応していますか?
DODOは、日本語に対応していますか?
DODOは7種類の言語に対応しており、その中には日本語も含まれている。
DODOで日本円は使えますか?
DODOで、日本円を使って取引をすることはできない。
しかしDODOから、クレジットカードで仮想通貨を買えるサードパーティのサービス(Moon Payなど)に、直接アクセスすることは可能だ。
DODO はどのウォレットに対応していますか?
DODOは、基盤のブロックチェーンごとで、数多くのウォレットに対応している。
例えば、イーサリアムチェーン上のDODOの対応ウォレットは以下のようなものがある。
主な対応ウォレット
DODOとは?まとめ
今回は、DEXの1つ「DODO(ドードー)」について、その特徴やマネタイズ方法、将来性などを紹介した。
この記事のまとめ
- DODOは、複数のブロックチェーンに対応したDeFi
- 独自のアルゴリズムによって、高効率な取引を実現
- プログラミングなしで、独自トークンを発行できる
- NFTのプラットフォームも手がけている
- 流動性の提供や、流動性マイニングでマネタイズが可能
DODOは、イーサリアムチェーンやBNBチェーンなど複数のブロックチェーン上で、市場シェア上位に入っている人気のDeFiプラットフォームだ。
人気を集める要因としては、「PMM」という独自のアルゴリズムによって、スリッページなどのロスが少ない効率的な取引を提供している点が大きい。
この記事をとおして興味を持った方は、GMOコインでイーサリアムを用意したのち、実際にDODOに触れてみてはいかがだろうか。