保有することでDAppsなどの運営に参画する権利を得られる「ガバナンストークン」の中には、投資対象として人気を集めているものも多くある。
今回取り上げる「ONDOトークン」も、そうした人気銘柄の1つだ。
2024年1月にローンチされた新興銘柄ながら、ONDOトークンには、10億ドル(約1,500億円)を超える資金が集まっている*。*2024年3月31日時点、CoinMarketCap調べ
本記事ではそんな人気銘柄のONDOトークンについて、主な特徴や値動き、将来性などをわかりやすく解説していく。
この記事からわかること
- ONDOトークンの基本情報、特徴
- ONDOトークンの値動き
- ONDOトークンの将来性
- ONDOトークンの今後10年の価格予想
- ONDOトークンを買える仮想通貨取引所
ONDOトークンは、今のところ国内取引所での取り扱いがなく、投資する際には海外取引所の取引口座が必要になる。
ONDOトークンを扱う海外取引所はいくつかあるが、中でもBybit(バイビット)なら、リーズナブルな手数料で同銘柄を買うことができる*。*現物取引(取引所)を使った場合
また、日本語表記に対応しているので、英語が不得手な方にもやさしい。
まだ使ったことがない方は、ぜひこの機会にBybitのこともチェックしてみてほしい。
Bybitの特長
- 世界で累計4,500万人以上に選ばれている
- 日本語表記に完全対応
- 取扱銘柄は1,400種類以上*
- 取引手数料が0.1%以下と格安
- 先物取引のレバレッジは最大125倍
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目次
ONDOトークンとは?
名称 | ONDOトークン |
シンボル・通貨単位 | ONDO |
ローンチ時期 | 2024年1月 |
公式サイト | Ondo Foundation Ondo Finance Flux Finance |
主な上場先 | Bybit MEXC Gate.io Bitget KuCoin |
ONDOトークンは、
- DAO(分散型自律組織)の1つである「Ondo DAO」
- 分散型レンディングプロトコル「Flux Finance」
これらのガバナンストークンだ。
ここでまず、ONDOトークンを取り巻く組織やプロダクトを整理しておこう。
関連組織・プロダクト
- ブロックチェーン基盤の投資商品を提供する金融サービス企業
- 分散型(非中央集権型)のレンディングプラットフォーム
- 開発したのはOndo Financeだが、運営はOndo DAOが担っている
【Ondo DAO】
- Flux Financeを運営・制御しているDAO
- Ondo DAOとFlux Financeを金銭的に支援する非営利組織
- ONDOトークンの発行元
その名前からして「ONDOトークンは、Ondo Financeのガバナンストークン」だと思う方もいるかもしれない。
しかし実際には、ONDOトークンは
- 「Ondo Finance」ではなく「Flux Finance」のガバナンストークン
なので、覚えておいてほしい。
ちなみにONDOトークンは、今のところ国内取引所での取り扱いがない。
そのためONDOトークンに投資したい場合は、Bybitなどの海外取引所の口座が必要になる。
ONDOトークンの特徴
さてONDOトークン、およびそれを取り巻くプロダクトやサービスは、次のような特徴を持っている。
主な特徴
- RWAを発行している
- RWAを担保にステーブルコインの貸借が可能
- ONDOトークンはガバナンストークン
RWAを発行している
RWA(Real World Asset)とは、株や不動産など実在する資産のことだ。
Ondo FinanceはこのRWAをトークン化し、個人投資家および機関投資家向けに販売している。
具体的には、以下の2種類のトークン化されたRWAを展開している。
Ondo FinanceのRWA
【USDY】
- 米ドルとほぼ同価値のトークン
- 保有すると、本物のドルのように金利を得られる
- 個人投資家および機関投資家向け
- Bybitなどでも売買が可能
【OUSG】
- アメリカ国債に連動するトークン
- 保有すると、本物の国債のように金利を得られる
- 機関投資家向け
- 仮想通貨取引所には未上場
RWAを担保にステーブルコインの貸借が可能
分散型のレンディングプロトコル「Flux Finance」では、Ondo Financeが発行しているRWA「OUSG」を唯一の担保として、個人間でステーブルコインの貸し借りができるようになっている。
OUSGは、機関投資家レベルの資金(最低10万ドル、約1,500万円)がないと、買うことができない。
つまり大抵の投資家は、Flux Financeでステーブルコインを借りられないということだ。
一方で流動性プールをとおして、貸し手にはだれでも容易になれる。
またステーブルコインの貸出をおこなうと、年率4%程度*の利息収入を得ることができる。*2024年3月末時点
ONDOトークンはガバナンストークン
繰り返しになるがONDOトークンは、
- DAO(分散型自律組織)の1つである「Ondo DAO」
- 分散型レンディングプロトコル「Flux Finance」
のガバナンストークンだ。
ONDOトークンの保有者は投票をとおして、DAOとFlux Financeの運営に関わる意思決定に参加することができる。
ONDOトークンの値動き
ここで、ONDOトークンの値動きを確認しておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおりだ。
2024年3月末までの値動き
次にONDO/USDチャートで、市場へ上場した2024年1月から、本記事執筆時点(2024年3月末)までの値動きを振り返っていこう。
御覧のとおりONDOトークンは、市場上場からこれまでのところ、堅調な価格推移を見せている。
高騰の要因としては、Ondo FinanceやFlux Financeに注目が集まっているのはもちろんのこと、2024年の仮想通貨市場が全体的に活況であることが大きいだろう。
ONDOトークンは新興の銘柄なので、これからさらに値上がりしていく可能性も十分にある。
この高騰の勢いに乗りたい方は、ぜひ今からでもONDOトークンへの投資にトライしてみてはいかがだろうか。
将来性に関わる注目ポイント
続いては以下の2つの要素から、ONDOトークンの将来性を考察してみよう。
今後に関わる注目要素
- 関連プロダクトの動向に大きく左右される
- DeFi市場全体の動向にも注目
関連プロダクトの動向に大きく左右される
ONDOトークンは、Flux Financeのガバナンストークンなので、当然ながら同プロトコルの動向に大きく影響される。
また、Ondo Financeとの関連性も無視できない。
そのためONDOトークンに投資するなら、仮想通貨のニュースサイトやSNSをとおして、それらの関連プロダクトの動向を逐一チェックしておきたいところだ。
DeFi市場全体の動向にも注目
次のチャートは、記事執筆時点から直近1年間(2023年3月末~2024年3月末)における、仮想通貨全体の時価総額の推移を表したものだ。
さらに以下のチャートは、同期間におけるDeFi全体の預かり資産(TVL)の推移を示している。
これらを見ると、仮想通貨市場・DeFi市場ともに、2023年の後半から活気づいてきていることが読み取れる。
また、先ほど示したようにONDOトークンの価格推移は、こうした市場全体の動向に密接にリンクしている。
今後も市場全体で活発な状態が続くようなら、ONDOトークンの価格もまだまだ上がっていくことだろう。
ONDOトークンの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもある。
今回はその中の1つ「DigitalCoinPrice」から、ONDOトークンの価格予想を紹介する。
DigitalCoinPriceにおけるONDOトークンの今後10年の価格予想は、以下のとおり。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2024 | $0.80 | $1.74 | $1.97 |
2025 | $1.92 | $2.11 | $2.29 |
2026 | $2.63 | $2.96 | $3.24 |
2027 | $3.43 | $3.75 | $4.11 |
2028 | $3.43 | $3.75 | $4.11 |
2029 | $4.25 | $4.58 | $4.85 |
2030 | $6.03 | $6.49 | $6.61 |
2031 | $8.71 | $9.27 | $9.36 |
2032 | $12.29 | $12.66 | $12.86 |
2033 | $16.76 | $17.10 | $17.43 |
参考までに、ONDOトークンの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も示しておこう。
- 本記事執筆時点での価格:0.89ドル(2024年3月31日)
- 史上最高値:0.99ドル(2024年3月26日)
DigitalCoinPriceは、今後ONDOトークンが堅調に値上がりしていくと予想している。
もちろんこれはあくまで予想であり、未来を確約するものではない。
しかし投資の是非を検討する上では、有効な検討材料の1つになるはずだ。
ONDOトークンに関心があるなら、ぜひこうした価格予想も参考にしつつ、同銘柄への投資にチャレンジしてみてはいかがだろうか。
ONDOトークンを買える仮想通貨取引所
冒頭に述べたとおりONDOトークンは、今のところ国内取引所での取り扱いがない。
そのためONDOトークンに投資したい場合は、
- ONDOトークンを取り扱っている
- 日本人投資家を受け入れている
この2つの条件を満たした、海外取引所の取引口座が必要になる。
具体例は以下のとおり。
また、これらの中でもイチオシはBybit(バイビット)だ。
取扱銘柄数* | 1,400種類以上 |
取引手数料 | 現物取引* ⇒ Maker 0.10% 、Taker0.10% 先物取引* ⇒ Maker 0.02% 、Taker0.055% *割引プログラムあり |
主なサービス | 現物取引(取引所) ワンクリック購入 先物取引 取引ボット コピートレード ステーキング レンディング ローンチパッド |
日本語表記 | 〇 |
公式サイト | Bybit公式サイト |
Bybitの特長・魅力
- 世界で累計4,500万人以上に選ばれている
- 日本語表記に完全対応
- 取扱銘柄は1,400種類以上*
- 取引手数料が0.1%以下と格安
- 先物取引のレバレッジは最大125倍
- デリバティブ取引の種類が豊富
*2024年9月時点
Bybitでは1,000種類を超える仮想通貨がラインナップされており、それらをリーズナブルな手数料で取引することができる*。*現物取引(取引所)を使った場合
また、先物取引や取引ボットをはじめて、現物取引以外のサービスの充実度も高い。
さらにトラベルルールの観点から見て、日本人投資家にとって使い勝手が良い点も魅力だ。
無料で口座をつくれるので、まだ使ったことがなければぜひ、この機会にBybitの利用を検討してみてほしい。
ONDOトークンに関するQ&A
それでは最後に、ONDOトークンに関してよくある質問を3つ、紹介しておく。
よくある質問
- ONDOトークンにガバナンストークン以外の使い道はありますか?
- ONDOトークンの総供給量は決まっていますか?
- ONDOトークンを管理できるウォレットを教えてください。
ONDOトークンにガバナンストークン以外の使い道はありますか?
仮想通貨の中には、ユーティリティトークンとガバナンストークンを兼ねているものも多くある。
しかしONDOトークンの役割は現状、ガバナンストークンのみである。
ONDOトークンの総供給量は決まっていますか?
ONDOトークンは、ローンチ段階で100億枚が発行された。
今のところ追加発行やバーン(焼却)はなされていないが、DAOをとおしてそうした仕組みが追加される可能性は十分にある。
バーン(焼却)とは?
インフレ(≒通貨価値の低下)を防ぐために、対象銘柄の一部を永遠に市場から取り除く行為のこと。
ONDOトークンを管理できるウォレットを教えてください。
ODNOトークンは、イーサリアムチェーンのトークン規格を用いた、いわゆる「ERC-20トークン」の1種だ。
そのためMetaMaskなど、イーサリアムチェーンに対応した各種ウォレットで管理することができる。
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ONDOトークンとは?まとめ
今回は、ガバナンストークンの1つである「ONDOトークン」について、その特徴や将来性などを解説した。
この記事のまとめ
- ONDOトークンは、Flux Financeのガバナンストークン
- Ondo Financeとの間に直接的なつながりはない
- 価格動向を占う上では、Ondo Financeの動向も要チェック
- 国内には未上場で、Bybitなどの海外取引所で購入が可能
ONDOトークンは、RWAを担保にステーブルコインの貸し借りができるプロトコル「Flux Finance」のガバナンストークンだ。
ガバナンストークン以外の使い道はなく、相対的に見て実需は乏しいはずだが、投資対象として人気があり、時価総額ランキングでは80位台にランクイン*している。*2024年3月31日時点、CoinMarketCap調べ
本記事をとおして将来性があると感じた方は、ぜひBybitなどを使って、ONDOトークンへの投資にチャレンジしてみてはいかがだろうか。