今回取り上げる「カルダノ(Cardano)」は、DAppsやNFTの開発基盤となっているブロックチェーンプラットフォームの1つだ。
また、そのネイティブトークンは「エイダコイン(ADA)」という。
ビットコインやイーサリアムと違ってあまり聞きなれないかもしれないが、時価総額ランキングでは10位*に付けており、投資家の中では人気の銘柄の1つとなっている。*2024年4月28日時点、CoinMarketCap調べ
今回はそんなカルダノ/エイダコインについて、主な特徴や過去の値動き、将来性などを解説していく。
この記事からわかること
- カルダノ/エイダコインの基本情報
- カルダノ/エイダコインの主な特徴
- エイダコインのこれまでの値動き
- カルダノ/エイダコインの今後に関わる注目要素
- エイダコインの購入方法
エイダコインを取り扱う仮想通貨取引所は、国内にもいくつかある。
その中でもBitTrade(ビットトレード)なら、取引形式で「取引所」を使うことにより、リーズナブルな手数料でエイダコインを買うことができる。
エイダコインに興味があるなら、ぜひBitTradeのことも、合わせてチェックしてみてほしい。
BitTradeの特長
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- わずか2円から取引を始められる
- 現物取引(取引所)の取引手数料が無料
- レンディングによる資産運用も可能
目次
カルダノ/エイダコインとは?
名称 | エイダコイン (通称はカルダノ) |
シンボル・単位 | ADA |
ローンチ時期 | 2017年9月 |
公式サイト | https://cardano.org/ |
カルダノは、DAppsやNFTの開発基盤となっているブロックチェーンプラットフォームだ。
IOHK社(インプット・アウトプット・ホンコン)とCardano Foundation(カルダノ財団)によって開発され、2017年9月にメインネットがローンチされた。
ネイティブトークンは「エイダコイン(ADA)」であり、DAppsでの決済やネットワーク手数料(ガス代)の支払い、ステーキング報酬など、幅広い用途に用いられている。
なお仮想通貨のエイダコインは、ブロックチェーンの名称と同じくカルダノの通称で呼ばれることが多い。
しかし、当記事では明確な区別のために、
- ブロックチェーンをカルダノ
- 仮想通貨をエイダコイン
と表記する。
エイダコインの時価総額ランキングは10位(2024年4月28日時点)であり、投資対象としての人気も高く、国内ではBitTradeやDMM Bitcoinなどでエイダコインの取引が活発におこなわれている。
カルダノ/エイダコインの特徴
それではまず、カルダノおよびエイダコインの主な特徴を確認していこう。
主な特徴
- 汎用性があるプラットフォーム
- 独自アルゴリズム「ウロボロス」を採用
- ステーキングで稼げる
汎用性があるプラットフォーム
カルダノでは、DAppsなどの開発基盤となっているプラットフォーム型のブロックチェーンの1つだ。
ジャンルは限定されておらず、金融や教育、健康管理など、幅広いジャンルのアプリケーション開発がなされている。
なお、現在稼働しているカルダノ基盤のDAppsは、データアグリゲーターの「DappRadar」で確認することができる。
独自アルゴリズム「ウロボロス」を採用
カルダノはコンセンサスアルゴリズム*に、独自のPoSプロトコル「ウロボロス(Ouroboros)」を採用している。*取引を検証して合意形成するためのアルゴリズムのこと
ウロボロスは、数あるPoSプロトコルの中で初めて、学術研究を基盤に構築されたものだ。
また、ネイティブトークンのエイダコインの保有量で重み付けしつつ、抽選で取引の検証・承認者が決まる仕様になっている。
ネットワーク参加者同士が競う必要がないためウロボロスは、ビットコインに代表されるコンセンサスアルゴリズム「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」と比べて、演算に用いる労力や電力がより小さく抑えられている。
ステーキングで稼げる
PoSプロトコルを採用しているカルダノにおいて、取引の検証・承認作業をおこなったネットワーク参加者は、その働きの見返りとなるステーキング報酬でエイダコインを獲得することができる。
こうした一連の仕組みのことを「ステーキング」という。
またカルダノでは、自身が有するステーキングの権利を第三者に委任することができる。
委任先が取引の検証・承認作業を割り当てられた場合は、委任した者もステーキング報酬の分配を受けられるようになっている。
そうした仕組みを利用し、国内取引所ではBITPOINTやGMOコインなどが、ステーキングの権利を委任して分配を得られる「ステーキングサービス」を手がけている。
これらの仮想通貨取引所でステーキングサービスを利用する際、特段の手続きは必要なく、自身の口座でエイダコインを保有しているだけで、定期的にステーキング報酬の分配を受けられる。
エイダコインの値動き
ここで、エイダコインの値動きを確認しておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のとおり。
2024年4月末までの値動き
次にADA/USDチャートで、2017年末から本記事執筆時(2024年4月末)までの値動きを振り返っていこう。
2017年9月にローンチされたエイダコインは、2017年末から2018年初頭にかけてのいわゆる「ビットコインバブル」で一時、大きな高騰を見せた。
また、2021年にも「コロナバブル」で大きく高騰し、ビットコインバブル時に付けた高値を大幅に更新している。
ただコロナバブルの崩壊後は、長期目線だと小幅な値動きを繰り返しており、2021年に付けた史上最高値には遠く及ばない水準で推移している。
こうした現状を安く買い付けるチャンスと考えるなら、BitTradeなどで口座を持ち、エイダコインへの投資に挑戦してみてはいかがだろうか。
将来性に関わる注目ポイント
エイダコインへの投資に関心があるなら、その将来性にも目を向けておきたいところだ。
ここではカルダノとエイダコインの今後に関わる注目ポイントを3つ、紹介しておく。
今後に関わる注目ポイント
- 長期目線でアップデートされている
- 競合ブロックチェーンが多い
- 様々な新規プロジェクトが進行中
長期目線でアップデートされている
カルダノでは、ローンチ当初から長期的なロードマップが設定されており、それに沿って開発が進められている。
現在の開発フェーズは、プロトコルの最適化・スケーラビリティの改良・ネットワークの相互運用性にフォーカスした「BASHO」に当たる。
また、将来的にはガバナンスに焦点を当てた「VOLATAIRE」へと移行する見込みだ。
このように堅実に開発が進められている点が、カルダノの魅力と1つとなっており、アップデートがエイダコインの値上がりの契機となることも多い。
競合ブロックチェーンが多い
ブロックチェーンプラットフォームはカルダノ以外にも、イーサリアムやソラナなど、数多くの競合が存在する。
また近年は、DeFiプロトコルやブロックチェーンゲームなど、各カテゴリーに特化した専用のブロックチェーンプラットフォームも登場してきている。
熾烈な競争の中に置かれているので、エイダコインに投資するのであれば、カルダノのプラットフォームとしての相対的な位置づけの変遷にも注目しておきたいところだ。
様々な新規プロジェクトが進行中
特徴で挙げたように、カルダノはユースケースを絞らないブロックチェーンプラットフォームであり、定期的にさまざまなジャンルの新規プロジェクトが立ち上げられている。
例えば2022年11月には、カルダノの公式商業部門「EMURGO」が、ステーブルコインのローンチを計画していることが発表された。
また、2023年1月には、カルダノのブロックチェーンを活用した電気自動車「eTukTuk」のプロジェクトがスリランカで始動している。
こうした新規プロジェクトは、エイダコインの値動きに良い影響をもたらすことがあるので要チェックだ。
エイダコインの購入方法
最後に、エイダコインの購入方法を紹介しておく。
なおここでは、購入先の事例としてBitTradeを取り上げる。
エイダコインの購入方法
- 仮想通貨取引所(BitTrade)で口座を開設
- 購入資金を入金
- 取引の形式を選ぶ
- 数量などを決めてエイダコインを購入
仮想通貨取引所(BitTrade)で口座を開設
まずはBitTrade公式サイトにアクセスし、口座開設を申し込もう。
BitTradeでの口座開設の流れは以下のとおりで、最短で申し込みをしたその日の内に取引を始められる。
BitTradeでの口座開設の流れ
- メールアドレスを登録
- 本人確認の方法を選ぶ
- 本人情報を入力
- 本人確認書類をアップロード
- 審査完了を待つ
なお、より詳しい口座開設の手順は、次の記事で画像を交えながら解説している。
BitTradeに興味がある方は、ぜひそちらも参考にしてもらいたい。
購入資金を入金する
口座開設が完了したら、次はその口座にエイダコインの購入資金を入金しよう。
BitTradeでの入金方法は、次の4種類が用意されている。
振込入金 | クイック入金 | クイック入金 (ペイジー入金) | コンビニ入金 | |
---|---|---|---|---|
利用可能な 金融機関・コンビニ | どの金融機関でも可 | 住信SBIネット銀行 PayPay銀行 | ほとんどの金融機関 | ファミリーマート ローソン ミニストップ セイコーマート |
振込手数料(税込) | 各金融機関での 手数料を自己負担 | 無料 | 30,000円未満:695円 30,000円〜49,194円:805円 49,195円以上:1,005円 | 30,000円未満:695円 30,000円〜49,194円:805円 49,195円以上:1,005円 |
入金額 | 制限なし | 1,000円〜 | 1,000円+手数料〜9,999,999円 (手数料含む) | 1,000円+手数料〜30万円 (手数料含む) |
反映時間 | 原則1時間程度 | 原則20分程度 | 原則20分程度 | 原則20分程度 |
それぞれ手数料や、利用できる金融機関などが異なるので、よく見比べてから自分に合った入金方法を選択しよう。
取引の形式(販売所または取引所)を選ぶ
BitTradeでは、エイダコインを現物取引で取引する際、取引の形式を「販売所」と「取引所」の2種類から選べる。
販売所と取引所の概要は以下のとおりで、リターンの最大化を狙うのであれば、取引コストをより安く抑えられる「取引所」を積極的に使うことをすすめる。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
概要 | 仮想通貨取引所とユーザーの間で取引 | 仮想通貨取引所のユーザー同士で取引 |
メリット | 仕組みがシンプル 約定力が高い | 取引コストが割安 |
デメリット | 取引コスト(スプレッド)が割高 | 思いどおりに約定するとは限らない 仕組みがやや難解 |
数量などを決めてエイダコインを購入する
取引形式を決めたら、いよいよエイダコインを購入してみよう。
販売所の注文方法は成行注文のみであり、購入したい数量もしくは日本円での購入金額を入力して、注文を出すだけだ。
一方、取引所を利用する場合は、成行注文だけでなく指値注文も選択できるようになっている。
指値注文では、オーダーブック(板)の状況を見ながら購入を希望するレートと数量を指定してから、注文をおこなう。
以上、BitTradeを例にしてエイダコインの購入方法を紹介した。
繰り返しになるがBitTradeなら、取引形式で取引所を選ぶことによって、取引コストを抑えつつエイダコインを購入することができる。
また、BitTradeには高性能チャートのTradingViewが搭載されているので、取引の前に細かく値動きを分析することも可能だ。
興味を持った方は、ぜひこの機会にBitTrade公式サイトをチェックしてみてほしい。
カルダノ/エイダコインとは?まとめ
今回はカルダノおよびエイダコインについて、主な特徴や将来性などを紹介した。
この記事のまとめ
カルダノは、幅広いジャンルで用いられている、汎用性の高いブロックチェーンプラットフォームだ。
ネイティブトークンであるエイダコインの時価総額ランキングは10位(2024年4月28日時点)で、投資対象としての人気も高い。
この記事をとおしてカルダノ/エイダコインに興味を持ったなら、BitTradeなどの仮想通貨取引所を用いて、ぜひエイダコインへの投資にチャレンジしてみてはいかがだろうか。