2023年3月、国内取引所の「bitbank」で同時に3種類もの仮想通貨が新規時上場したことが、投資家界隈で大きな話題となった。
今回取り上げる「GALAトークン」はその3種類の内の1つであり、NFTゲームに関連した銘柄として、人気を集めている。
この記事では、そんなGALAトークンと同銘柄を使えるプラットフォーム「Gala Games」について、基本情報や特徴、さらには将来性の有無や価格予想まで解説していく。
この記事からわかること
- GALAトークンとGala Gamesの基本情報
- GALAトークンとGala Gamesの6つの特徴
- GALAトークンのこれまでの値動き
- GALAトークンとGala Gamesの将来性
- GALAトークンの価格予想
- GALAトークンを買える仮想通貨取引所
GALAトークンを取り扱う国内取引所は、今のところbitbankとBinance Japanの2社だけだ。
またbitbankでは、高い流動性の中で安定した取引をおこなうことができる。
そのためGALAトークンへの投資に興味があるなら、bitbank公式サイトも合わせてチェックしておこう。
bitbankの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- 取引コストが割安な「取引所」の取扱銘柄が充実
- レンディングでインカムゲインを得られる
- 取引ツールが高性能(TradingViewを搭載)
*2024年 現物取引部門
目次
Gala Games/GALAトークンとは?
名称 | GALAトークン |
シンボル・通貨単位 | GALA |
発行基盤 | イーサリアムチェーン |
サイトURL | https://app.gala.games |
上場先 | bitbank Binance Japan |
Gala Gamesは、「プレイしたくなるブロックチェーンゲーム」をキャッチコピーに掲げるNFTゲームのプラットフォームだ。
またGala Gamesは、同名のプラットフォームを開発・運営する企業の名称でもある。
今回はプラットフォームの名称と企業名の混同を避けるため、これ以降、企業名については”Gala Games社”と表記することとする。
Gala Gamesのネイティブトークンは「GALAトークン」といい、エコシステムの中でNFTを取引するための決済通貨や、ゲームプレイに対するインセンティブなどに用いられている。
また、GALAトークンは2023年3月に「bitbank」から、国内市場への上場を果たしている。
Gala Games/GALAトークンの特徴
Gala GamesとそのネイティブトークンであるGALAトークンは、次のような特徴を有している。
主な特徴
- 楽しむことを優先したゲームプラットフォーム
- イーサリアムを基盤としている
- ゲームを遊んで仮想通貨を稼げる
- だれでもファウンダーズノードになれる
- コミュニティの声をゲーム開発に反映している
- 音楽や映像など他のエンタメ分野でも事業を展開中
楽しむことを優先したゲームプラットフォーム
NFTゲームはブロックチェーンを基盤としているため、遊ぶ際には、ブロックチェーンに関する一定の知識を求められるケースが多い。
だが、そうした知識の強要が、NFTゲームの普及を妨げる一因となっていた。
その問題を解消するためにGala Games上のゲームでは、ブロックチェーンに詳しいかどうかに関わらずだれでも楽しめる、シンプルなメカニズムでの構築がなされている。
イーサリアムを基盤としている
Gala Gamesは、イーサリアムチェーンを基盤としてつくられたプラットフォームだ。
そのため安全性が高く、同じくイーサリアムチェーンを基盤としたサービス(NFTマーケットプレイスのOpenSeaなど)との互換性も持つ。
また、ネイティブトークンであるGALAトークンは、イーサリアムチェーンのトークン規格の1つである「ERC-20」を使ってつくられている。
GALAトークンを含むERC-20トークンは、以下のような利点を有している。
ERC-20トークンの主な利点
- ERC-20トークン同士で互換性があるため、トークン同士での交換が容易
- DeFiプロトコルなど、さまざまなアプリ上で使える
- イーサリアムチェーンのセキュリティによって守られている
- 多くのDEXやCEXで取り扱われていて、流動性が高い
ゲームを遊んで仮想通貨を稼げる
2024年2月時点でGala Gamesでは、18種類のゲームタイトルがリリースされている。
それらのゲームはそれぞれジャンルが異なるものの、基本的にはどれも、ゲームをしながらGALAトークンや独自トークンを稼げる仕組みになっている。
だれでもファウンダーズノードになれる
一般的なゲームでは、そのゲームの開発企業が一元的にデータの管理をおこなう。
一方でGala Gamesの場合は、「ファウンダーズノード」というノードによって、非中央集権的なデータの管理がなされている。
ノードとは?
ブロックチェーンの「ノード」とは、ブロックチェーンのネットワークに参加するコンピューターのこと。
ブロックチェーンのデータを保持し、他のノードと共有するという役割を持つ。
ファウンダーズノードは上限数が設定されているものの、だれでもそのライセンスを購入することができ、ファウンダーノードおよびGala Gamesエコシステムの運営への参加が可能だ。
またファウンダーズノードの運営者になった場合は、ネットワークへの貢献の見返りとして、GALAトークンや限定のNFTなどを獲得することができる。
コミュニティの声をゲーム開発に反映している
Gala Games社や各ゲームの開発元はいずれも、Discordをとおしてファンコミュニティと関わりを持っている。
そのため、ゲームのデザインや方向性について、コミュニティの声が反映されることもある。
また、前述のファウンダーノードの運営者になれば、投票をとおして、Gala Gamesの運営に関わる意思決定に参加することができる。
音楽や映像など他のエンタメ分野でも事業を展開中
Gala Games社*は、NFTゲームだけでなく、音楽コンテンツや映像コンテンツ、さらにはメタバース分野での事業も展開している。*他のエンタメ分野も含むコンテンツでは「GALA」と表記される
これらの事業によるプロダクトは、いずれもブロックチェーン技術・NFT技術の活用により、ユーザーに対してこれまでにない体験を提供してくれる。
GALAトークンの値動き
ここで、GALAトークンのこれまでの値動きをチェックしておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおりだ。
2023年末までの値動き
次にGALA/USDチャートで、2021年1月から2023年末までの値動きを確認していこう。
GALAトークンは、2021年9月頃から突如として大きな高騰を見せた。
2021年1月始値と2021年11月に付けた史上最高値を比べると、その上昇幅は800倍を上回っている。
この高騰の要因は、コロナ禍における各国の金融緩和政策によって、仮想通貨市場全体が活況になったことだ。
ビットコインやイーサリアムなどのよりメジャーな通貨は、GALAトークンよりもはやく2021年前半から高騰しており、ひとしきり主要銘柄が物色されたあとにGALAトークンにも白羽の矢が立った。
ところが2021年の終わり頃になると、いわゆる「コロナバブル」が弾けて市場の状況が一変する。
バブル崩壊で市場全体が低迷する中、GALAトークンも例に漏れず暴落していき、高騰が起きる前とほとんど変わらない水準まで値下がりした。
また大きく価格を下げて、2022年の中盤以降は、値動きそのものが乏しい状態が続いている。
このようにGALAトークンは思わしくない値動きが長らく続いているが、一方で見方を変えると、バブル期に付けた高値と比べて割安な価格水準にあるとも言える。
現状を安く買えるチャンスと見る方は、ぜひbitbankを使って、GALAトークンへの投資にトライしてみるとよいだろう。
将来性に関わる注目ポイント
さて、この項では以下の5つの要素から、Gala GamesとGALAトークンの将来性を考察していこう。
今後に影響する注目要素
- 独自のL1チェーンの開発・運営を進めている
- ゲーム開発を金銭的に支援している
- ジャンルを網羅的にカバーしてゲームを開発中
- ゲーム関連銘柄の中で上位の知名度と人気を誇る
独自のL1チェーンの開発・運営を進めている
前述のとおり今のGala Gamesは、イーサリアムチェーンを基盤としている。
一方で、よりゲームに特化した独自のレイヤー1ブロックチェーン(現時点での名称はGYRI)の開発と運営も、並行しておこなっている。
例えば、リリース済みのゲームの内で「スパイダータンク」は、その独自チェーンを基盤として開発された。
独自チェーンGYRIの特徴は、以下のとおりだ。
GYRIの特徴
- トランザクションの高速処理が可能
- NFTのミント関連の費用を抑えられる
- エネルギーの使用量・環境負荷を低減できる
- Galaファウンダーズノードのネットワークと連携
- イーサリアムチェーンとの互換性を持つ
GYARIによってゲームの快適性がより向上していけば、Gala Gamesで遊ぶプレイヤーは自ずと増えていくだろう。
ゲーム開発を金銭的に支援している
Gala Games社は、単にプラットフォームを提供するだけでなく、ゲームを開発する企業やスタジオに対して金銭的な支援もおこなっている。
具体的には、さまざまなゲームプロジェクトに対し、2023年1月の時点で総額3億ドル以上を支援している。
十分な資金の元、高クオリティなゲームが開発されていけば、プラットフォーム全体に対する評価も上がっていくはずだ。
ジャンルを網羅的にカバーしてゲームを開発中
Gala Gamesでは現在、多くのゲームタイトルの開発が進められている。
また、それらのゲームのジャンルは、以下のとおり多岐に渡る。
幅広いジャンルのゲームが揃うと言うまでもなく、プラットフォームに新規ユーザーを集めやすい。
ゲーム関連銘柄の中で上位の知名度と人気を誇る
データアグリゲーターの「CoinMarketCap」において、ゲーム関連のものに絞って銘柄検索をおこなうと、2024年2月末時点でGALAトークンは、時価総額の多い順で上から8番手に付けている。
このことからGALAトークンは、ゲーム関連銘柄の中でも上位の知名度と実需があることがうかがえる。
また、知名度の高さは他のプロジェクトと市場シェアを争う中で、大きなアドバンテージになっているはずだ。
以上、Gala GamesとGALAトークンの今後に関わる重要な要素を5つ紹介した。
Gala Gamesでは公けに示された事業計画の元、着実にゲーム開発やアップグレードが進められており、その将来性に対して多くの投資家やゲーマーから期待を寄せられている。
GALAトークンの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、各銘柄の価格予想を発信しているところもいくつかある。
今回はその中から、「PricePrediction」と「DigitalCoinPrice」という2つのプラットフォームをピックアップし、GALAトークンの価格予想を紹介する。
まず、PricePredictionにおけるGALAトークンの今後10年の価格予想は以下のとおり。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2024 | $0.0409 | $0.0421 | $0.0477 |
2025 | $0.0601 | $0.0618 | $0.0710 |
2026 | $0.0847 | $0.0872 | $0.1022 |
2027 | $0.1269 | $0.1304 | $0.1459 |
2028 | $0.1861 | $0.1913 | $0.2213 |
2029 | $0.2758 | $0.2834 | $0.3232 |
2030 | $0.4085 | $0.4199 | $0.4856 |
2031 | $0.5832 | $0.6042 | $0.6975 |
2032 | $0.8391 | $0.8693 | $1.00 |
2033 | $1.23 | $1.26 | $1.44 |
一方でDigitalCoinPriceでは、次のような価格予想が示されている。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2024 | $0.0341 | $0.0769 | $0.0832 |
2025 | $0.0814 | $0.0928 | $0.0980 |
2026 | $0.11 | $0.13 | $0.14 |
2027 | $0.15 | $0.16 | $0.17 |
2028 | $0.15 | $0.16 | $0.17 |
2029 | $0.18 | $0.20 | $0.20 |
2030 | $0.26 | $0.28 | $0.28 |
2031 | $0.37 | $0.39 | $0.40 |
2032 | $0.52 | $0.54 | $0.55 |
2033 | $0.71 | $0.73 | $0.74 |
ここで、GALAトークンの本記事執筆時点の価格と、2021年に付けた史上最高値も示しておこう。
- 史上最高値:0.83ドル【2021年11月26日】
- 記事執筆時点の価格:0.038ドル【2024年2月28日】
PricePredictionは、”10年後にGALAトークンが史上最高値を更新する”と予想している。
またDigitalCoinPriceも、PricePredictionほどの強気予想ではないものの、堅実に値上がりしていくだろうという見立てを付けている。
先ほど紹介した将来性とこれらの予想、さらに現状の価格水準を総合的に勘案すると、GALAトークンは魅力的な投資対象だと言えるのではないだろうか。
GALAトークンを買える仮想通貨取引所
GALAトークンを取り扱う国内取引所は、2024年2月時点で「bitbank」と「Binance Japan」2社のみだ。
またこの2社の内でのおすすめは、bitbankだ。
取引の種類 | 現物取引(販売所) 現物取引(取引所) |
取扱銘柄* | BTC、XRP、LTC、ETH、MONA、BCH、XLM、QTUM、BAT、OMG、XYM、LINK、MKR、BOBA、ENJ、MATIC、DOT、DOGE、ASTR、ADA、AVAX、AXS、FLR、SAND、APE、GALA、CHZ、OAS、MANA、GRT、RNDR、BNB、ARB、OP、DAI、KLAY、IMX、MASK 【全38種類】 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.02%、Taker0.12% |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:銘柄ごとで異なる |
その他のサービス | 貸して増やす(レンディング) |
bitbankの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- 取引コストが割安な「取引所」の取扱銘柄が充実
- レンディングでインカムゲインを得られる
- 取引ツールが高性能(TradingViewを搭載)
*2024年 現物取引部門
bitbankは、取引量で国内No.1*を獲得したこともある、人気の仮想通貨取引所だ。*2021年2月14日 CoinMarketCap調べ
2023年3月8日、「エイプコイン(APE)」と「チリーズ(CHZ)」と同時に、bitbankでGALAトークンの取り扱いが開始された。
bitbankではGALAトークンを取引する際に、bitbankとユーザーの間で取引する「販売所」と、ユーザー同士で取引できる「取引所」の2種類から取引の形式を自由に選べる。
特に「取引所」を選んだ場合は、取引手数料を安く抑えることができる。
口座は無料でつくれるので、GALAトークンへの投資に興味がある方は、この機会にbitbankの利用を検討してみてはいかがだろうか。
GALAトークン(ガラ/Gala Games)に関するよくある質問
最後に、Gala GamesとGALAトークンに関してよくある質問を3つ、紹介しておく。
よくある質問
- MetaMaskはGala Gamesに対応していますか?
- Gala Gamesのゲームで、スマホで遊べるものはありますか?
- ファウンダーズノードのライセンスはどこで買えますか?
MetaMaskはGala Gamesに対応していますか?
イーサリアムチェーンの各種トークンを管理できるウェブウォレット「MetaMask」は、Gala Gamesに対応している。
ちなみにMetaMaskの詳しい情報や入手方法については、以下の記事で別途解説しているので、興味がある方はそちらもチェックしてみてほしい。
Gala Gamesのゲームで、スマホで遊べるものはありますか?
Gala Gamesでリリース済みのタイトルの中には、スマホで遊べるものもいくつかある。
くわしくは以下のリンクから、自身の目で確かめてみてほしい。
Gala Games:ゲーム一覧
ファウンダーズノードのライセンスはどこで買えますか?
Gala Gamesのファウンダーズノードのライセンスは、Gala Gamesの公式サイト内で購入することができる。
Gala Games:ノードライセンス
なお、記事執筆時点でのライセンスの価格は、1つあたり約370万GALA(円換算で約1,400万円)となっている。
GALAトークン(ガラ/Gala Games)とは?まとめ
今回は、NFTゲームのプラットフォーム「Gala Games」と、そのネイティブトークンである「GALAトークン」について解説した。
この記事のまとめ
- Gala Gamesは、イーサリアムチェーンベースのNFTゲームのプラットフォーム
- ブロックチェーンの知識がなくても遊べるNFTゲームを開発している
- GALAトークンは、決済やゲームプレイのインセンティブなどに用いられている
- 新しいゲームタイトルの開発が着実に進められている
Gala Gamesは、楽しむことを優先してつくられたNFTゲームのプラットフォームだ。
多くの新規タイトルの開発が進められており、ゲーマーだけでなく投資家からも高い関心を寄せられている。
この記事をとおして興味を持った方は、ぜひGala Gamesのネイティブトークン「GALAトークン」への投資を検討してみてはどうだろうか。
ちなみにGALAトークンは、国内取引所の「bitbank」で購入することができる。
GALAトークンへの投資に関心があるなら、bitbankのこともぜひチェックしてみてほしい。