仮想通貨には、他の金融商品にはないユニークな仕様がいくつかある。
今回取り上げる「アンロック*」も仮想通貨ならではの仕様の1つであり、多くの投資家から注目されている。*ロックアップ解除とも言う
本記事ではそのアンロックにフォーカスし、仕組みや市場への影響、アンロックを活かした戦略例などを紹介していく。
興味がある方はぜひ最後まで目をとおし、自身の投資の参考にしてみてほしい。
この記事からわかること
- アンロックの仕様や種類
- アンロックの情報の調べ方
- アンロックを活かした投資戦略例
- アンロックを活かした投資の注意点
- アンロック戦略に適した海外取引所
注意
本記事はあくまで参考として申し述べるもので、投資益を確約したり、特定の投資商品の利用を強要したりするものではありません。
投資商品の利用および投資の実践は、自身の判断と責任の元におこなってください。
後ほどくわしく紹介するが、アンロックを活かした投資には、海外取引所のBybitがうってつけだ。
まだ使ったことがなければ、ぜひこの機会にBybitの口座をつくっておこう。
Bybitの特長
- 世界で累計4,500万人以上に選ばれている
- 日本語表記に完全対応
- 取扱銘柄は1,400種類以上*
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目次
アンロック(ロックアップ解除)とは?
まず仮想通貨のロックアップとは、新規発行時に開発チームなどに割り当てられたものの一部を、一定期間売却できないようにする仕組みのことだ。
ロックアップは、流通初期の価格暴落を防ぐことを目的としている。
また仮想通貨のアンロックとは、ロックアップを解除し、売却可能な状態にすることをいう。
アンロックには大きく分けて、
- ある程度まとまった量を数回に分けて売却可能にする「クリフ型」
- 少量ずつを高頻度で売却可能にする「ライナー型」
の2種類がある。
一般的にライナー型よりもクリフ型の方が、短期的に市場価格に与える影響は大きい。
また、後ほど紹介するがその短期的な価格変動を活かし、投資戦略を立てることも可能だ。
アンロックの確認方法
さてまずは、アンロックが実施される銘柄の探し方、およびアンロックスケジュールの確認方法を紹介しよう。
アンロックの情報は、仮想通貨のデータアグリゲーターで簡単に調べることができる。
代表的なサイトは、以下の2つだ。
アンロック情報が載っているサイト
TokenUnlocks.
TokenUnlocks.はその名のとおり、アンロックの情報に特化したサイトだ。
このサイトを使えば、
- アンロックがなされる銘柄
- アンロックのスケジュール
- アンロックの数量・比率
などの情報を一覧でチェックすることができる。
またアカウントをつくってログイン*すれば、気になる銘柄のみでウォッチリストをつくり、繰り返しチェックすることも可能だ。*googleアカウントでのログインも可能
なおTokenUnlocksには、無料で使えるBETA版とサブスクサービスのPRO版がある。
基本的には無料のBETA版で十分だが、より多くの情報を収集したい場合はPRO版を使ってみてもいいだろう。
CoinMarketCap
CoinMarketCapは、メジャーなデータアグリゲーターの1つだ。
さまざまな分析ページの中の1つに、アンロックについてまとめられたページもある。
投資戦略を立てる上で必要な情報は、TokenUnlocks.と同じくCoinMarketCapも十分に揃っている。
またCoinMarketCapは、左端に時価総額ランキングが表示されており、一目でメジャーな銘柄かマイナーな銘柄かの判別ができる点が非常に便利だ。
アンロックを活かした先物取引戦略
それでは続いて、投資でのアンロックの活かし方を紹介しよう。
前述のとおりアンロックが実施されると、その銘柄は市場への供給量の増加によって、短期的に値下がりしやすくなる。
特にアンロックが「クリフ型」の銘柄は、その傾向が強い。
したがってアンロックのスケジュールを事前に把握し、その対象銘柄のアンロック前に先物取引のショート(売り)ポジションを仕込んでおくと、値下がりによる売買差益を得やすくなる。
アンロックを活かした先物取引戦略
- アンロックスケジュールを確認
- アンロックの前に先物のショートポジションを仕込む
- アンロック後に値下がりしたら利確
なおこの戦略を実行するには、先物取引の取扱銘柄が豊富な海外取引所の口座が不可欠である。
アンロックを活かした戦略の重要ポイント
さて、アンロックを活かした先物取引戦略では、以下の3つのポイントが重要になる。
先物取引戦略の重要ポイント
- クリフ型を狙う
- よりマイナーな銘柄を狙う
- 市場が活気づいているときは避ける
クリフ型を狙う
繰り返しになるがアンロックには、クリフ型とライナー型がある。
短期的な下落による売買差益を狙うなら、ターゲットは価格への影響をより期待できるクリフ型になる。
具体的には、一度のアンロックの数量比率が10%に近いような銘柄を狙っていきたい。
また同時に、すでに市場へ流通している数量(アンロック済みの数量)も併せてチェックしておくといいだろう。
すでに市場へ流通している数量に対し、アンロックされる比率が大きいと、その影響はより顕著に表れやすい。
よりマイナーな銘柄を狙う
日々の取引高が大きいメジャーな銘柄だと、たとえアンロックの比率が大きかったとしても、その影響は微々たるものになってしまう。
そのためアンロックを活かした投資をおこなう場合は、できるだけマイナーな銘柄(≒時価総額が小さい銘柄)を狙いたい。
各銘柄の時価総額、もしくは時価総額ランキングは、先ほど紹介したTokenUnlocksやCoinMarketCapでかんたんにチェックすることができる。
市場が活気づいているときは避ける
アンロックを活かした戦略は、市場全体が活気づいているときには、あまり効果を発揮しない。
狙い目は、
- 市場全体がレンジ、もしくは下落トレンド
- ターゲット銘柄もレンジ、もしくは下落トレンド
といったタイミングだ。
ちなみに市場全体のトレンド状況は、
- 市場全体の時価総額チャート
- 恐怖指数
などを、CoinMarketCapでチェックすれば把握できる。
アンロックを活かした戦略の注意点
アンロックを活かした投資は、根拠を揃えた上で臨める有効な投資手法の1つだ。
ただ、実際におこなう際には以下の点に留意しておいてほしい。
アンロックを活かした戦略の注意点
- 値下がりが確約されるわけではない
- レバレッジの掛け方に注意
値下がりが確約されるわけではない
アンロックによって市場への供給量が増えれば、当然ながらその銘柄は価格が下がりやすくなる。
しかし、「アンロックが実行されると100%値下がりが起こる」というわけでもない。
確率を上げられたとしても思いどおりにならないケースは当然あるので、それをよく理解した上で、撤退方法も含めた戦略を構築する必要がある。
レバレッジの掛け方に注意
アンロックを活かした戦略には、海外取引所の口座が欠かせない。
また海外取引所の先物取引は、国内取引所のレバレッジ取引と比べて、非常に大きなレバレッジを使うことができる。
ただレバレッジは諸刃の剣であり、使い方次第では大きなリターンを見込める一方で、その逆に大損失につながることもある。
したがって海外取引所で先物取引をおこなう際は、レバレッジによるリスクを取り過ぎることのないように、細心の注意を払うようにしよう。
ちなみに海外取引所の先物取引では、多くの場合、レバレッジ倍率を自分で調整することができる。
経験の浅い内は、レバレッジ倍率を最低値の1倍から始めてみるのも1つの手だ。
おすすめの仮想通貨取引所
アンロックを活かした投資をおこなう海外取引所は、マイナーな銘柄を含めて先物取引の取扱銘柄数が多いところが望ましい。
Bybitは、その条件を十分に満たしていてオススメだ。
取扱銘柄数* | 1,600種類以上 |
取引手数料 | 現物取引* ⇒ Maker 0.10% 、Taker0.10% 先物取引* ⇒ Maker 0.02% 、Taker0.055% *割引プログラムあり |
主なサービス | 現物取引(取引所) ワンクリック購入 先物取引 取引ボット コピートレード ステーキング レンディング ローンチパッド |
日本語表記 | 〇 |
公式サイト | Bybit公式サイト |
Bybitの特長・魅力
- 世界で累計4,500万人以上に選ばれている
- 日本語表記に完全対応
- 取扱銘柄は1,400種類以上*
- 取引手数料が0.1%以下と格安
- 先物取引のレバレッジは最大125倍
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Bybitでは先物取引にて、400種類を超える銘柄がラインナップ*されている。*2024年8月時点
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仮想通貨ならではの仕様を投資に活かそう
今回は仮想通貨のアンロックの仕様や、アンロックを活かした投資戦略などを解説した。
この記事のまとめ
- アンロックされると、文字どおりロックされていた部分が市場へ放出される
- 市場への供給が増えるので、短期的な価格下落につながることがある
- 特にクリフ型のアンロックは、市場への影響が大きくなりやすい
- 先物取引を使うと、アンロックに起因する価格変動を戦略に組み込める
アンロックが実施されると、その銘柄は短期的に価格が下がりやすくなる。
またそうした想定で先物取引の戦略を組むと、自身の中により具体的な根拠を持った上で、取引に臨むことができるはずだ。
アンロックを活かした投資に興味を持った方は、ぜひBybitなどの海外取引所の口座をつくるところから、トライしてみてほしい。