海外取引所の1つである「MEXC(エムイーエックスシー)」では、国内取引所にはないユニークなサービスがいくつも用意されている。
ただ一方で、日本人投資家からすると馴染みがないサービスも多く、「具体的にどういったことができるのかよく分からない」という方もいるだろう。
今回はそうした方に向けて、MEXCの主要なサービスの概要を1つ1つ解説していく。
MEXCに興味がある方はぜひ最後まで読んで、今後の参考にしてもらいたい。
この記事からわかること
- MEXCの基本情報
- 現物取引の各種サービス概要
- 先物取引の各種サービス概要
- 初心者は何から始めるべきか?
MEXCの特長
- 世界で1,000万人以上に選ばれている
- 新規登録時に本人確認書類が不要
- 取扱銘柄は2,500種*以上
- 現物取引の取引手数料が無料
- 日本語表記に完全対応
- 投資初心者でも稼ぎやすいサービスが充実
*2024年7月時点
目次
MEXCとは?
取扱銘柄数* | 2,500種類以上 |
取引手数料 | 現物取引* ⇒ Maker 0.00%、Taker0.00% 先物取引* ⇒ Maker 0.00%、Taker0.01% *割引プログラムあり |
主なサービス | 現物取引 先物取引 レバレッジETF コピートレード セービング |
日本語対応 | 〇 |
公式サイト | MEXC公式サイト |
MEXCの特長・魅力
- 2,500種類以上*の銘柄をラインナップ
- 新規登録時に本人確認書類が不要
- 現物取引の取引手数料が無料*
- 日本語表記に完全対応
- 裁量取引以外のサービスも充実
*2024年6月時点
MEXC(エムイーエックスシー)は、シンガポールに拠点を置くグローバルな仮想通貨取引所であり、日本人投資家に対してもサービスを提供している。
取扱銘柄数は海外取引所の中でもトップクラスで、その豊富な銘柄を現物取引なら無料で、先物取引も格安な手数料で取引することができる。
また、コピートレードや新規銘柄のローンチパッドなど、国内取引所にはないユニークなサービスが揃っているのも魅力だ。
なおMEXCの特徴や評判については、以下の記事で別途くわしく解説している。
ぜひそちらも、参考にしてもらいたい。
MEXCのサービス【現物取引】
MEXCのサービスは、大きなくくりとして「現物取引」関連のサービスと、「先物取引」関連のサービスに分けられている。
ここではまず、現物取引関連のサービスを紹介していく。
MEXCのサービス【現物取引】
- 現物取引
- セービング
- MEXCローン
- Kickstarter
- ローンチパッド
現物取引
現物取引ではその名のとおり、仮想通貨の現物を売買することができる。
また取引形式は、ユーザー同士で取引をおこなう「取引所」が採用されている。
MEXCには世界中から投資家が集まっており、マーケットの流動性が非常に高く、「取引所」の形式でも安定した取引をおこなうことが可能だ。
セービング
セービングは、対象の仮想通貨をステークする(≒運用に回す)ことで、利息収入を得られるサービスだ。
仕組みとしては、国内取引所におけるレンディングに近い。
ただ、必ずしも貸付の募集があるとは限らないレンディングと違い、MEXCのセービングは対象銘柄をいつでもステークすることができる。
またセービングは、資産を拘束されない「フレキシブルセービング」と、一定のロック期間がある「ロック付きセービング」の2種類がある。
基本的には後者の方が利回りが良く、預け入れる銘柄と期間次第では、年利10%以上のリターンを得ることも可能だ。
MEXCローン
MEXCローンでは、自身が保有している現物銘柄を担保にして、他の仮想通貨を借りることができる。
2023年11月にリリースされた比較的あたらしいサービスであり、2024年4月時点だと、担保にできる資産はTONコインのみ、また借りられるのはステーブルコインのテザー(USDT)のみとなっている。
借入期間は、30日・60日・90日の3パターンから選択できる。
ローンチパッド
ローンチパッドは、新規発行銘柄のエアドロップ*を受けられるサービスだ。*プロモーションのための無料配布のこと
参加するには、取引所トークンの「MXトークン」を最低でも1,000MX、保有しなければならない。
2024年4月時点のMXトークンの価格は約870円で、1,000MXを日本円換算すると約87万円になる。
お得なサービスではあるが、まとまった元手が必要なので、参入のハードルはやや高めだ。
Kickstarter
Kickstarter(キックスターター)も、ローンチパッドと同じく、新規銘柄のエアドロップを受けられる投票イベントだ。
票を投じたユーザーには、未上場銘柄やステーブルコインなどが賞金として無料配布される。
なお投票に参加するには、ローンチパッドと同じく、MXトークンが最低でも1,000MX必要になる。
MEXCのサービス【先物取引】
続いて、先物取引関連の各種サービスを確認していこう。
MEXCのサービス【先物取引】
- 無期限先物取引
- コピートレード
- 先物イベント(先物M-Day)
- デモ取引
無期限先物取引
MEXCの無期限先物取引では、手持ちの資産を担保にして、最大200倍のレバレッジをかけた取引をおこなうことができる。
担保資産には、基本的に現物のテザー(USDT)が採用されている。
また、取引の形式は現物取引と同じく「取引所」となっており、その恩恵で取引手数料は安く抑えられている。
コピートレード
MEXCのコピートレードは、トップトレーダーの無期限先物取引での売買を、リアルタイムかつ自動的にコピーできるサービスだ。
コピートレードを使うと、
- 仮想通貨取引で稼ぐ技術が乏しい
- 仕事で忙しく、取引する時間を確保できない
といった方でも、経験豊富なトレーダーの知識と技術を利用して、安定したリターンを得ることが可能になる。
なおコピートレードのくわしい特徴や使い方は、以下の記事で別途解説している。
先物イベント(先物M-Day)
MEXCでは、先物取引に関連したイベントが数多く開催されている。
特に人気があるのが毎日参加可能な「先物 M-Day」であり、参加した状態で先物取引をおこなうと、抽選会のチケットがもらえる。
また抽選に当たると、先物取引で証拠金に充てられるボーナスが手に入る。
デモ取引
先物取引では、レバレッジを掛けることにより、少ない元手で大きなリターンを狙うことができる。
ただしレバレッジは諸刃の剣で、その倍率次第では損失のリスクも大きくなる。
したがって現物取引以上のスキルを求められるわけだが、MEXCでは「デモ取引」を使って、実際の資産をリスクに晒すことなく、先物取引での実戦経験を積めるようになっている。
どのサービスから使うべき?
ここまで多くのサービスを紹介してきたが、結局のところどれから始めればいいのかと、悩む方もいることだろう。
そういった方はまず、オーソドックスに現物取引からチャレンジしてみてほしい。
MEXCのメインのサービスは、「現物取引」と「無期限先物取引」だ。
ただこの内で無期限先物取引は、使い方次第で高いリスクを伴うため、技術に自信がある方でないと利用はおすすめできない。
そこでまずは現物取引から始めてみて、長期保有する資産ができれば、次はセービングにトライしてみるといいだろう。
また技術が上達してきたら、次のステップとして、先物取引への挑戦を考えてみてもいいかもしれない。
MEXCのサービスまとめ
今回は、MEXC(エムイーエックスシー)が扱うサービスについて解説した。
この記事のまとめ
- MEXCのサービスは、現物取引と無期限先物取引がメイン
- 現物取引では、0.1%以下の手数料で2,500種類以上の銘柄を取引可能
- 先物取引では最大200倍までレバレッジをかけられる
- セービングで保有資産を運用すると、インカムゲインを得られる
国内取引所と違ってMEXCでは、2,500種類を超える銘柄がラインナップされている。
また現物取引と先物取引の2種類のサービスから、自分の目的に合った方を選んで、取引を楽しむことができる。
メールアドレスを登録するだけで口座をつくれるので、まだ使ったことがない方はぜひ、この機会にMEXCに触れてみてほしい。