国内取引所とは比べ物にならない、多彩なサービスが揃う海外取引所「Bybit(バイビット)」。
しかし、あまりにバリエーションが豊富過ぎて、具体的に何ができるのか逆に把握できていない方もいるだろう。
そこで今回は、Bybitの各種サービスを個別に解説していく。
Bybitの口座開設を検討している方も、ぜひ参考にしてもらいたい。
この記事からわかること
- Bybitの基本情報
- 現物取引の各種サービス概要
- デリバティブ取引の各種サービス概要
- その他のサービスの概要
- 初心者は何から始めるべきか?
Bybitの特長
- 世界で累計4,500万人以上に選ばれている
- 日本語表記に完全対応
- 取扱銘柄は1,400種類以上*
- 取引手数料が0.1%以下と格安
- 先物取引のレバレッジは最大125倍
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目次
Bybitとは?
取扱銘柄数* 1,400種類以上 取引手数料 現物取引*
⇒ Maker 0.10% 、Taker0.10%
先物取引*
⇒ Maker 0.02% 、Taker0.055%
*割引プログラムあり主なサービス 現物取引(取引所)
ワンクリック購入
先物取引
取引ボット
コピートレード
ステーキング
レンディング
ローンチパッド日本語表記 〇 公式サイト Bybit公式サイト
Bybitは、世界160か所の国と地域でサービスを展開し、2,000万人以上のユーザーを抱えている人気の海外取引所だ。
2024年1月時点で1,000種類以上の仮想通貨が揃い、そのさまざまな銘柄を割安な手数料で売買することができる。
また現物取引だけでなく、レバレッジ取引やレンディング、ステーキングなどなど多彩なサービスを提供している。
そのためユーザー1人1人が、それぞれの目的に即した資産運用に取り組むことができる。
Bybitのサービス【現物取引】
それではBybitのサービスの中で、まずは現物取引関連のサービスを紹介していく。
Bybitのサービス【現物取引】
- 現物取引(取引所)
- ワンクリック購入
- 資産変換
- マージン取引
- レバレッジトークン
- 取引ボット
- 現物X
現物取引(取引所)
現物取引ではその名のとおり、仮想通貨の現物を売買することができる。
また取引形式は、ユーザー同士で取引をおこなう「取引所」が採用されている。
Bybitには2,000万人を超えるユーザーがいるため、流動性が非常に高く、「取引所」の形式でも安定した取引をおこなうことが可能だ。
基本の取引手数料は0.1%で、それでも十分にリーズナブルだが、VIPランクを上げるとさらに割安な手数料で取引を楽しめる。
VIPランクについて
VIPランクは、資産残高、保有BIT*数、または過去30日間の取引高に基づいて決まる。*Bybitの取引所トークン
VIPランクが上がるほど、取引手数料の割引率がアップする。
ワンクリック購入
「ワンクリック購入」は、クレジットカードや電子決済システム(PayPayなど)を使って、すばやく簡単に仮想通貨を買えるサービスだ。
現物取引(取引所)と違い、円建てでも仮想通貨を買える。
ただし、便利な一方で利用コストは割高なので、利用の際は注意が必要だ。
資産変換
「資産変換」では、手持ちの仮想通貨を即座に、他の銘柄にスワップ(交換)することができる。
こちらもワンクリック購入と同様、非常にシンプルな仕組みで便利ではあるが、現物取引(取引所)と比べると利用コストが割高になる。
利用の際は、利便性とコストのどちらを重視するかを考える必要があるだろう。
マージン取引
マージン取引は、現物取引で最大10倍までのレバレッジ取引ができるサービスだ。
日本の仮想通貨取引所のレバレッジ取引と違い、現物の資産を担保として、より大きな現物のポジションを保有することができる。
また、現物での空売りも可能だ。
レバレッジトークン
レバレッジトークンは、証拠金や強制決済のリスクがないデリバティブ商品であり、レバレッジをかけて利益アップを狙う。
なおレバレッジトークン自体は現物の商品であり、現物市場で取引されている。
トークンごとにあらかじめ、売買の方法(ショートまたはロング)と、レバレッジ倍率が決められており、複数の選択肢の中から取引する通貨ペアを選べる。
取引ボット
Bybit取引ボットを使うと、あらかじめ設定したルールで自動売買をおこなうことができる。
ボットのルールは自分で設定できる他、AIがおすすめしてくれる設定や、実績のある設定をコピーして使うことも可能だ。
特段の追加利用料はかからず、必要なコストは、通常の取引と同じ取引手数料のみ。
また現物取引だけでなく、デリバティブ取引などでも使うことができる。
現物X(SpotX)
現物X(SpotX)は、新規上場銘柄を扱うサービスの総称である。
具体的には、以下の5つのサービスで構成されている。
現物Xのサービス
ByStarter:
ホワイトリストに参加することで、IEO銘柄を買える。
Launchpad:
ステーキングをとおして抽選に参加し、抽選結果に応じて新規銘柄の配分を受けられる。
Launchpool:
指定されたトークンをステーキングすることで、報酬を得られる。
Token Splash:
特定の新規上場銘柄を入金・取引すると、特典がもらえる。
ByVotes:
投票に参加し、投票先の銘柄が上場を果たすと、投票数に応じた配分を受けられる。
Bybitのサービス【デリバティブ取引】
続いて、各種デリバティブ取引を確認していこう。
デリバティブ取引とは?
デリバティブ取引とは、原資産の価格を参考にした派生商品の取引のこと。
あくまで価格を参考にするのであって、仮想通貨そのものを取引するわけではない。
主要なサービスは以下のとおり。
Bybitのサービス【デリバティブ】
- USDT無期限先物取引
- USDC先物取引
- USDCオプション取引
- インバース無期限先物
- コピートレード
USDT無期限先物取引
USDT無期限先物取引は、その名のとおりステーブルコインの「USDT」を証拠金として、無期限の先物取引をおこなうことができる。
レバレッジは、最大で100倍までかけることが可能だ。
また現物取引と違い、売り注文(ショート)から仕掛けて、「高く売って、安く買い戻す」という形でリターンを得ることもできる。
USDC先物取引
USDC先物取引は、ステーブルコインのUSDCを証拠金とする先物取引だ。
USDTの先物取引と違い、無期限のものと期限付き(満期日あり)のものがそれぞれ用意されている。
またUSDCの無期限先物取引には、最大で125倍のレバレッジをかけられる通貨ペアがあり、よりハイリスク・ハイリターンな投資にチャレンジできる。
USDCオプション取引
USDCオプション取引では、USDCを担保にして、あらかじめ決められた価格と日時で原資産を売買する権利を取引する。
コールオプション(買う権利)とプットオプション(売る権利)があり、コールオプションでは対象の資産の高騰からリターンを得られる。
その逆にプットオプションでは、対象の資産価格が下落すると、リターンが発生する。
インバース無期限先物
インバース無期限先物取引は、先ほどのUSDTやUSDCの先物取引と違い、さまざまな仮想通貨を担保とする先物取引となっている。
例えばBTC/USDの通貨ペアのインバース無期限先物取引なら、担保としてビットコインを用意しなければならない。
USDTやUSDCなどのステーブルコインと比べて、ビットコインは価格変動リスクが大きい。
そんなビットコインなどを担保にするインバース無期限先物取引は、USDT先物などと比べて、よりハイリスクな金融商品だと言えるだろう。
コピートレード
コピートレードは、優れたスキルを持つトレーダー(マスタートレーダーという)の取引戦略をコピーできるポートフォリオ管理ツールだ。
マスタートレーダーをフォローすると、USDT無期限先物もしくは取引ボットで同じ取引戦略を使えるようになり、収益アップを狙える。
マスタートレーダーの実績はリアルタイムで公開されており、自身の方針に合った相手を選ぶことができる。
Bybitのサービス【その他】
現物取引・デリバティブ取引関連以外に、Bybitには次のようなサービスも用意されている。
その他のサービス
- 仕組商品
- デモ取引
- Bybitステーキング
- Bybitレンディング
- ETH2.0ステーキング
- 暗号資産ローン
仕組商品
仕組商品とは、金利連動資産やデリバティブなどを組み合わせて、パッケージ化された投資商品のことだ。
Bybitでは、特徴・コンセプトの異なる以下の4種類の仕組商品が用意されており、ユーザーは自身の好みや戦略に合ったものを選んで買うことができる。
4種類の仕組商品
- デュアル資産投資
- ボラティリティ投資
- 割引購入
- スマートレバレッジ
4種類それぞれの仕様や特徴は、以下の記事で別途解説しているので、興味がある方はぜひチェックしてみてほしい。
デモ取引
デリバティブ取引(レバレッジ取引)は、レバレッジをかけて大きなリターンを望める一方で、当然ながら損失のリスクも大きくなる。
技術を身に付け、そうした損失のリスクを抑えられるように、Bybitにはデリバティブ取引のデモ取引が用意されている。
デモ版では約10万ドル(USDT)が軍資金として与えられる。
また、もし失敗してもデモ用資金は再リクエストが可能であり、取引の練習を繰り返しおこなうことができる。
Bybitステーキング
Bybitステーキングは、対象の仮想通貨を預け入れることで、インカムゲインを得られるサービスだ。
通常のステーキングは、ブロックチェーンの安全を保つためにおこなわれるもので、コンセンサスアルゴリズムにPoS(プルーフ・オブ・ステーク)もしくはその派生形を用いたブロックチェーンで採用されている。
ところがBybitステーキングの場合は、ビットコインなどステーキングを必要としない銘柄も用意されている。
つまり、一般的に言われる「ステーキング」と「Bybitステーキング」は別物であり、実態としてはレンディングに近いものとなっている。
Bybitレンディング
Bybitレンディングは、遊休資産を資産プールに移し、証拠金を利用する他のトレーダーに貸し出すことにより、利息収入を得ることができるサービスだ。
貸し手側には、市場の状況に応じて1時間ごとに利息が支払われる。
ETH2.0ステーキング
ETH2.0ステーキングは、イーサリアムの「リキッドステーキング」のプラットフォームだ。
イーサリアムをステーキングすると、ステーキング報酬が発生するだけでなく、債権トークンの「stETH」が手に入る。
stETHにはイーサリアムとほぼ同じ価値があり、外部のDeFi(分散型金融)プロトコルで、別途運用することができる。
暗号資産ローン
暗号資産ローンでは、手持ちの仮想通貨を担保にして、他の仮想通貨を借りることができる。
借り入れた銘柄は、Bybit内の取引で使えるのはもちろんのこと、出金して外部のコンテンツで使うこともできる。
どのサービスから使うべき?
ここまで多くのサービスを紹介してきたが、結局のところ「どれを使うと稼げるのか」と、多くの方が悩むことだろう。
そこで特に初心者の方には、以下のような流れでの資産運用をおすすめしたい。
おすすめの運用方法
- まずは現物取引で、メジャーな銘柄を取引
- 長期保有資産はステーキングに回す
- 運用の手間を減らすため、取引ボットやコピートレードにトライ
他にもマイナーな銘柄への投資やデリバティブ取引などの選択肢があるが、それらは大きなリターンを望める一方でリスクも大きく、ギャンブル的な要素が強くなる。
そのためよほど技術に自信があるか、もしくは資金的に余力がある状況などでなければ、基本的には利用をおすすめしない。
リスクを適切にコントロールしつつ、堅実に資産運用をしていこう。
Bybitのサービスまとめ
今回は、Bybitの豊富なサービスを個別に紹介した。
この記事のまとめ
- Bybitの現物取引では、1,000種類近い銘柄を低コストで売買できる
- デリバティブ取引では、最大100倍や125倍のレバレッジをかけられる
- 現物Xをとおして、新規銘柄がお得に入手できる
- ステーキングやレンディングなど、インカムゲインを得られる仕組みも多彩
Bybitなら、国内取引所にはないさまざまなサービスが揃っている。
また、短期投資と長期投資のどちらにも適したサービスがあり、自分の好みや目的に合ったものを選んで使える。
口座開設がまだの方は、この機会に無料で口座をつくり、Bybitでの資産運用にトライしてみてはいかがだろうか。