2022年11月、Solana(ソラナ)チェーンとの結びつきが強かった大手仮想通貨取引所「FTX」が経営破綻し、同社の創業者サム・バンクマン・フリード氏が詐欺罪で逮捕された。
すると、FTXとの結びつきが強かったSolanaチェーンに対して、SNSを中心に「オワコンだ」という声が上るようになった。
しかし本当に、Solanaチェーンはオワコンになってしまったのだろうか?
本記事では、Solanaチェーンがオワコンと言われるようになった理由を詳しく整理したのち、同チェーンの現状などを解説していく。
この記事からわかること
- Solanaチェーン/SOLの基本情報
- Solanaチェーンがオワコンと言われる理由
- Solanaチェーンの現状=オワコンではない根拠
- SOLを取り扱う国内取引所
結論から言うと、Solanaチェーンは決してオワコンではない。
その根拠は多々あるが、例えばSolanaチェーンのネイティブトークン「SOL」が、時価総額ランキングでトップ10内をキープし続けていることも根拠の1つになるだろう。
ちなみにSOLは、GMOコインだと単に売買できるだけでなく、ステーキングでの運用も可能だ。
SOLへの投資を検討している方は、ぜひGMOコインのことも、この機会にチェックしてみてほしい。
GMOコインの特長
- オリコンの調査で満足度日本一*1
- 50万人以上の投資家に選ばれている
- 格安な手数料で取引可能*2
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで投資技術がなくても稼げる
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
目次
Solanaチェーンとは?
名称 | Solana |
ローンチ時期 | 2020年4月 |
ネイティブトークン | SOL |
公式サイト | https://solana.com |
Solanaチェーンは、DApps(分散型アプリ)やNFTなどの開発ができるブロックチェーンプラットフォームだ。
高い処理能力が魅力で、2023年11月末時点のライブデータによると、実際に1秒あたりで約4,700件ものトランザクションが処理されているとのこと。
また利用コストも格安で、トランザクション1件あたりの平均コストはわずか0.00025ドルに抑えられている。
Solanaチェーンのネイティブトークンは「SOL」といい、DApps内での決済手段やネットワーク手数料の支払い手段など、複数のユーティリティを付与されている。
またSOLはステーキングが可能であり、それによる中長期的な投資需要も持つ。
Solanaチェーンがオワコンと言われる理由
まずは、なぜSolanaチェーンに対してオワコンだという声が上がるのか、その理由を整理しておこう。
オワコンと言われる理由
- 経営破綻したFTXとの結びつきが強かった
- 主要NFTプロジェクトが撤退した
- イーサリアムに追いつけていない
経営破綻したFTXとの結びつきが強かった
2020年から2021年にかけて仮想通貨取引所のFTXは、業界で絶大な人気を誇っていた。
また創設者のサム・バンクマン・フリード氏は、「アフロ」の愛称で親しまれ、カリスマ的存在だった。
そんなFTXだが、投資会社のアラメダリサーチと共同で、「Serum」というDEX(分散型取引所)も手がけている。
そのSerumの開発基盤が、Solanaチェーンだったのだ。
2022年11月に起こったFTXの経営破綻は、仮想通貨業界に大きな衝撃を与えたが、SerumをとおしてFTXとつながりがあったSolanaチェーンへの衝撃はより大きなものとなる。
経営破綻のニュースが出ると、Solanaチェーンのネイティブトークン「SOL」の価格はたった5日ほどで、約70%も暴落してしまった。
主要NFTプロジェクトが撤退した
SOLは、いわゆる「FTXショック」によって多額の資金が流出し、価格が一時暴落した。
そんな状況を鑑み、「Degods」や「Y00ts」といった主要NFTプロジェクトはSolanaチェーンから撤退し、他のチェーンへ乗り換えることを決断した。
また、いくつかのNFTプロジェクトが撤退したことが、投資家に対してさらなる不信感をもたらすこととなった。
イーサリアムに追いつけていない
そもそもSolanaチェーンは、スケーラビリティ問題に悩まされていたイーサリアムチェーンの対抗馬として生まれた。
スケーラビリティ問題とは?
スケーラビリティ問題とは、ユーザーからの需要過多により、ブロックチェーンにおいてトランザクションの処理遅延や手数料の高騰が起きる問題のこと。
イーサリアムチェーンよりも後(2020年)に生まれたSolanaチェーンは、スケーラビリティの高さを含めて、性能面でイーサリアムを上回る部分が多々あり、「イーサリアムキラー」として期待を寄せられていた。
ところが、現在もブロックチェーンプラットフォームのシェアトップはイーサリアムチェーンのままであり、イーサリアムキラーという言葉はもはや死語になりつつある。
また、期待されたような状況にならなかったことが、「Solanaチェーンはオワコン」と言われる一因となっている。
Solanaの現状【オワコンでない根拠】
では、2022年11月のFTXショックから1年以上が経過した現在、Solanaチェーンは本当にオワコンになってしまったのだろうか。
答えは明確にNoだ。
それでは続いて、オワコンではない根拠となるSolanaチェーンの現状を紹介しておこう。
Solanaチェーンの現状
- 開発プラットフォームとしての人気は健在
- 類似の銘柄の中で時価総額がトップクラス
- SOLの価格がFTXショック前の価格帯を上抜いた
開発プラットフォームとしての人気は健在
前述のとおりSolanaチェーンでは、FTXショックを受けて、DegodsやY00tsなどのNFTプロジェクトが離脱していった。
また、離脱のニュースはエコシステム全体の不安をあおったのだが、実際のところ離脱したプロジェクトはごくわずかであり、大勢に影響はなかった。
例えばDeFiプロトコルのTVL(預かり資産)を主要ブロックチェーン同士で比べてみると、Solanaチェーンは311種のブロックチェーンの中で3番手の規模を誇る*。*2024年9月1日時点、DeFi Llama調べ
そうしたデータからわかるように、離脱騒動のあともSolanaチェーンはDAppsのプラットフォームとして十分に支持されており、新しく参入してくるプロジェクトも多い。
類似の銘柄の中で時価総額がトップクラス
Solanaチェーンは、数あるブロックチェーンのカテゴリーの中で、ブロックチェーンプラットフォームに分類される。
またそのカテゴリーの中で、各ブロックチェーンのネイティブトークンの時価総額を比較すると、SolanaチェーンのネイティブトークンSOLは、イーサリアムとBNBに次ぐ3番手の規模を誇る。
そのように業界トップクラスの投資資金が集まるブロックチェーンが、オワコンであるはずがない。
SOLの価格がFTXショック前の価格帯を上抜いた
先ほど紹介したようにSolanaチェーンのネイティブトークン「SOL」は、FTXショックを受けて暴落した。
その後しばらくは横ばいの値動きが続いていたが、2023年10月頃から復調し始め、今ではFTXショックが起きる前の価格帯も上抜いている。
もしも本当にオワコンなのであれば、こうした復調は起きずに自然淘汰されていたはずだ。
ちなみに、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおり。
以上、SolanaチェーンおよびSOLの現状を紹介した。
開発プラットフォームとしての利用状況やSOLの需要を見れば、Solanaチェーンがオワコンではないことは一目瞭然だ。
SOLに投資できる国内取引所
それではここで、SOLに投資できる国内取引所を紹介しよう。
2023年11月末時点でSOLは、以下の国内3社に上場している。
SOLを扱う国内取引所
- GMOコイン
- SBI VCトレード
- Binance Japan
これらの中で、SOLへ投資する際のイチオシはGMOコインだ。
取引の種類 | 現物取引(販売所・取引所) レバレッジ取引(販売所・取引所) |
取扱銘柄数* | 27種類 |
取引コスト (BTC/JPYの場合) | 現物取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり 現物取引(取引所) ⇒ Maker-0.01%、Taker0.05% レバレッジ取引(販売所) ⇒ 無料、スプレッドあり レバレッジ取引(取引所) ⇒ 無料 |
仮想通貨の入出金手数料 | 入金:無料、ガス代は自己負担 出金:無料 |
その他のサービス | 貸暗号資産ベーシック 貸暗号資産プレミアム つみたて暗号資産(自動積立) ステーキング IEO 外国為替FX |
GMOコインの特長
- オリコン顧客満足度調査で満足度日本一*1
- 取扱銘柄数が国内最多クラス
- 低コストで仮想通貨を取引できる*2
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで投資技術がなくても稼げる
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合
GMOコインは、その名のとおりGMOインターネットグループ傘下の仮想通貨取引所だ。
取扱銘柄は国内トップクラスの26種類*であり、その中の1つのSOLがある。*2024年8月末時点
GMOコインは裁量取引以外のサービスの充実度も高く、SOLのステーキングもできる。
ステーキングでは、ただSOLを口座内に保有し続けるだけで、想定年利4.1~5.4%のインカムゲインを得られる。
さらにステーキング以外に、自動積立やレンディングのサービスもあり、自身の方針に合わせた運用が可能だ。
無料で口座をつくれるので、SOLへの投資に興味がある方は、ぜひGMOコインの利用を検討してみてほしい。
Solanaチェーン/SOLに関するQ&A
最後に、SolanaチェーンとSOLに関してよくある質問を3つ、紹介しておく。
よくある質問
- Solanaチェーンの開発者はだれですか?
- Solanaに対応したウォレットを教えてください。
- Solanaチェーンの代表的なDAppsを教えてください。
Solanaチェーンの開発者はだれですか?
Solana チェーンは、ソフトウェアエンジニアのアントニー・ヤコベンコ氏らが設立したSolana Labsによって開発され、2020年4月にローンチされた。
Solanaに対応したウォレットを教えてください。
Solanaに対応している主なウォレットは、以下のとおり。
Solanaチェーンの代表的なDAppsを教えてください。
Solanaチェーンの代表的なDAppsは、以下のようなものがある。
Move to Earnのゲーム「STEPN」は、2021年後半から2022年前半にかけてブームとなり、今もなお多くのプレイヤーに愛され続けている。
- DEX(分散型取引所):Raydium
- NFTマーケットプレイス:Magic Eden
- NFTゲーム:STEPN
Solanaはオワコンどころか注目株の1つ
今回は、Solanaチェーンがオワコンなのかどうかを解説した。
この記事のまとめ
- Solanaチェーンは、高い処理能力を持つブロックチェーンプラットフォーム
- FTXショックの影響が大きく、一時はオワコンという声も上がっていた
- FTXショックに起因してSolanaを離脱するプロジェクトもあったが、大勢には影響なし
- SOLは2023年後半に復調し、FTXショックが起きる前の価格水準を上抜いた
2022年11月に起きたFTXショックの影響から、Solanaチェーンには一時、ネットワークの存続を危ぶむ声が上がっていた。
しかし、騒動から時間が経って市場が冷静さを取り戻すと、FTXショックの影響はほとんど感じられなくなった。
むしろ最近は、逆に活気すら感じられる状態であり、ネイティブトークンのSOLは大きな値上がりを見せている。
今後のさらなる値上がりに期待する方は、ぜひGMOコインを使い、SOLへの投資にトライしてみてはいかがだろうか。
GMOコインの特長
- オリコンの調査で満足度日本一*1
- 50万人以上の投資家に選ばれている
- 格安な手数料で取引可能*2
- 仮想通貨の出金手数料が無料
- ステーキングやレンディングで投資技術がなくても稼げる
*1:2023年 オリコン顧客満足度®調査 現物取引部門・証拠金取引部門
*2:取引形式で「取引所」を選択した場合