ブロックチェーン業界では昨今、開発環境・プレイ環境を最適化することを目的として、NFTゲームに特化したブロックチェーンが増えてきている。
今回取り上げる「Ronin(ローニン)」も、そういったゲーム特化型のブロックチェーンの1つだ。
またRoninは、WAXやOasysなどの類似ブロックチェーンを抑え、UAW(アクティブウォレット数)やTVL(預かり資産)で、業界No.1*を獲得している。*2024年3月16日時点、DappRadar調べ
本記事ではそんなRoninと、ネイティブトークンの「RONトークン」について、主な特徴や将来性などを解説していく。
この記事からわかること
- Ronin/RONトークンの基本情報
- Ronin/RONトークンの主な特徴
- RONトークンの値動き
- Ronin/RONトークンの将来性
- RONトークンのの価格予想
- RONトークンを買える仮想通貨取引所
RONトークンは国内取引所での取り扱いがなく、購入の際には海外取引所の口座が必要になる。
選択肢はいくつかあるが中でもMEXC(エムイーエックスシー)なら、0.1%以下のリーズナブルな手数料*でRONトークンを買える。*現物取引(取引所)を使った場合
本人確認不要で簡単かつ無料で口座をつくれるので、まだ使ったことがなければ、この機会にぜひMEXCを使ってみてほしい。
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- 投資初心者でも稼ぎやすいサービスが充実
*2024年7月時点
目次
Ronin/RONトークンとは?
名称 | RONトークン |
シンボル・通貨単位 | RON |
発行基盤 | Ronin |
ローンチ時期 | 2022年1月 |
サイトURL | https://roninchain.com/ |
Roninは、NFTゲームに特化したレイヤー1ブロックチェーンだ。
2021年に大ブレイクした「Axie Infinity」を中心として、2024年3月時点で8種類のゲームが稼働している。
ネイティブトークンは「RONトークン」と言い、エコシステム内での決済や、ネットワークの保全手段(ステーキング)などに用いられている。
なおRONトークンは現状、国内の仮想通貨取引所では取り扱われていない。
そのためRONトークンに投資する際には、MEXCなどの海外取引所の口座が必要になる。
Ronin/RONトークンの特徴
さてRoninおよびRONトークンは、次のような特徴を有している。
主な特徴
- ゲーム特化のブロックチェーン
- イーサリアムとの互換性がある
- コンセンサスアルゴリズムはDPoS
ゲーム特化のブロックチェーン
繰り返しになるがRoninは、NFTゲームに特化したブロックチェーンだ。
具体的には、以下のような性能によって、ゲームの開発・プレイに最適な環境を実現している。
Roninの優位性
- ゲームの稼働に必要な大量のデータを高速で処理できる
- 数百万人規模のアクティブユーザーに対応可能
- トランザクションの処理コストが安い
イーサリアムとの互換性がある
Roninは、イーサリアムチェーンとの互換性を持ったブロックチェーンでもある。
より具体的に言うと、まずEVMの互換性を有しており、ゲーム開発者は、イーサリアム基盤のゲームを容易にRoninへと移植コピーすることができる。
EVMとは?
EVM(Ethereum Virtual Machine、イーサリアム仮想マシン)とは、イーサリアムチェーン基盤のスマートコントラクトを実行させるためのソフトウェア環境のこと。
またRoninのユーザーは、手持ちの資産(仮想通貨やNFT)をイーサリアムチェーンとの間で、相互にブリッジすることができる。
ブリッジとは、異なるブロックチェーン間でトークンを移動させる仕組み、およびその行為のこと。
つまり、イーサリアムチェーンを基盤としたより大きなマーケットで、Roninベースの資産の売買ができるということだ。
コンセンサスアルゴリズムはDPoS
Roninは、コンセンサスアルゴリズム(取引を検証し、記録するための仕組み)に「DPoS(デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク)」を採用している。
DPoSでは、ネットワークの参加者が投票(ステーキング)によって、信用できるブロック生成者(バリデーターという)を選出する。
投票でバリデーターの数が絞られるため、他のコンセンサスアルゴリズムと比べてDPoSは、トランザクションの処理効率に優れている。
ちなみにバリデーターには、ブロックの生成作業をおこなった見返りとして、ステーキング報酬が支払われる。
また、そのバリデーターに対して投票によって権利を委任した者にも、報酬が分配される。
RONトークンの値動き
ここで、RONトークンの値動きを確認しておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のとおりだ。
記事執筆時までの値動き
次にRON/USDチャートで、市場上場を果たした2022年1月から、記事執筆時(2024年3月中旬)までの値動きを振り返っておこう。
RONトークンは2022年1月末に海外市場へと上場したのだが、上場直後は投機筋の売り圧力が強く、大きく価格を下げてしまった。
また下落の勢いがおさまったあとも、長らく上場時の価格以下の水準で推移していた。
しかし、2023年10月頃から潮目が変わり、大きな高騰を見せている。
2024年に入ると、上場時の価格を上抜き、さらには史上最高値も更新してみせた。
この上昇の波に乗りたい方は、ぜひ今からでもMEXCなどを使い、RONトークンに投資してみてはいかがだろうか。
Ronin/RONトークンの将来性
続いては以下の3つのポイントから、RoninおよびRONトークンの将来性を考察してみよう。
将来性に関わる注目要素
- NFTゲーム市場が拡大し続けている
- 新規タイトルが追加されていくはず
- 競合がいる中で先行者利益を得ている
NFTゲーム市場が拡大し続けている
NFTゲームは、2021年に大きなブームを呼んだ。
そのブームが去ったため、NFTゲームはオワコンだと思っている方もいるかもしれないが、実状はそうではない。
市場の成長ペースは落ち着いてしまったが、それでも市場規模は年々、着実に大きくなり続けている。
マーケット調査企業「Mordor Intelligence」のレポートによると、世界のNFTゲーム市場規模は2024年に4,719億ドルとなり、さらに2029年にはその倍の規模の9,425億ドルに達すると予測されている。
こうした市場全体の成長は、RoninおよびRONトークンの需要を中長期的に下支えしてくれるはずだ。
新規タイトルが追加されていくはず
Roninは比較的あたらしいプラットフォームであり、記事執筆時点(2024年3月)で稼働中のゲームは、まだ8タイトルと少ない。
ただ、将来的には新規タイトルが続々と追加されていく見込みで、記事執筆時も2種類のゲームの開発が進められている。
遊べるゲームが増えれば言わずもがな、ネイティブトークンであるRONトークンの需要も増していくだろう。
競合がいる中で先行者利益を得ている
冒頭に述べたとおりRoninは、WAXチェーンやOasysチェーンなどを抑えて現状、もっともユーザー数が多い*NFTゲーム特化型ブロックチェーンとなっている。*2024年3月16日時点、DappRadar調べ
NFTゲーム市場はこれからも成長を見込まれており、類似のブロックチェーンは今後も増えていくはずだ。
しかしRoninは、今の市場で先行者利益を獲得した状態にあり、競合が増えていったとしてもそう簡単には優位性を失わないだろう。
RONトークンの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもある。
今回はその中の1つ「DigitalCoinPrice」から、RONトークンの価格予想を紹介する。
DigitalCoinPriceにおけるRONトークンの今後10年の価格予想は、以下のとおり。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2024 | $3.56 | $6.60 | $8.65 |
2025 | $8.50 | $9.87 | $10.15 |
2026 | $11.65 | $13.81 | $13.90 |
2027 | $15.22 | $16.58 | $17.68 |
2028 | $15.22 | $16.58 | $17.68 |
2029 | $18.79 | $21.24 | $21.61 |
2030 | $26.69 | $28.84 | $29.50 |
2031 | $38.55 | $40.88 | $41.45 |
2032 | $54.38 | $56.14 | $56.94 |
2033 | $74.17 | $75.80 | $77.06 |
参考までに、RONトークンの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も載せておこう。
- 執筆時の価格:3.96ドル(2024年3月16日)
- 史上最高値:4.50ドル(2024年3月13日)
DigitalCoinPriceは、今後RONトークンが堅調に値上がりしていき、10年後には今の水準の約20倍の価格になると予想している。
もちろんあくまで予想に過ぎないのだが、先ほど紹介したNFTゲーム市場の成長性や、NFTゲーム市場におけるRoninの地位を鑑みると、十分に起こり得る範疇だと言えるだろう。
RONトークンに関心があるなら、こうした価格予想も参考にしつつ、将来性を見越して同銘柄への投資にチャレンジしてみてはいかがだろうか。
RONトークンを買える仮想通貨取引所
冒頭にも述べたとおりRONトークンは、今のところ国内での取り扱いがない。
そのため購入するには、
- RONトークンの取り扱いがある
- 日本人の利用を受け付けている
この2つの条件を満たす海外取引所で、口座をつくる必要がある。
具体例は以下のとおり。
なおこの中でもおすすめは、MEXC(エムイーエックスシー)だ。
取扱銘柄数* | 2,500種類以上 |
取引手数料 | 現物取引* ⇒ Maker 0.00%、Taker0.00% 先物取引* ⇒ Maker 0.00%、Taker0.01% *割引プログラムあり |
主なサービス | 現物取引 先物取引 レバレッジETF コピートレード セービング |
日本語対応 | 〇 |
公式サイト | MEXC公式サイト |
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*2024年6月時点
MEXCなら、0.1%以下のリーズナブルな手数料で、RONトークンを取引することができる。
また、日本語表記に完全対応しており、英語が不得手な方にもやさしい。
無料で口座をつくれるので、まだ使ったことがなければぜひ、この機会に口座をつくってみてほしい。
Ronin/RONトークンに関するQ&A
それでは最後に、RoninおよびRONトークンに関してよくある質問を3つ、紹介する。
よくある質問
- RONトークンを管理できるウォレットを教えてください。
- Roninの人気ゲームを教えてください。
- RONトークンのトークノミクスはどのようになっていますか?
RONトークンを管理できるウォレットを教えてください。
RONトークンは、ファーストパーティのウェブウォレット「Ronin Wallet」で管理することができる。
Ronin Walletは、PC版・スマホアプリ版ともに、無料で使える。
Ronin Wallet
Sky Mavis Pte. Ltd.無料posted withアプリーチ
Roninの人気ゲームを教えてください。
記事執筆時点(2024年3月中旬)からの直近1カ月で、もっとも多くのユーザーを集めているRonin基盤のゲームは、シミュレーションゲームの「Pixels」だ。
ちなみに、Pixelsを含めて稼働中のゲームは、以下のリンクから一覧でチェックすることができる。
RONトークンのトークノミクスはどのようになっていますか?
RONトークンの最大供給量は、あらかじめ10億枚に設定されている。
また、10億枚すべてを最初から市場に流すのではなく、以下のグラフのように、9年かけて少しずつ市場へ供給していく仕様になっている。
Ronin/RONトークンとは?まとめ
今回は、ゲーム特化型ブロックチェーン「Ronin」と、そのネイティブトークン「RONトークン」について解説した。
この記事のまとめ
- Roninは、NFTゲームに特化したブロックチェーン
- Axie Infinityをはじめとした人気ゲームが稼働中
- 類似のブロックチェーンの中だと、アクティブウォレットの数がNo.1*
- RONトークンのステーキングで稼ぐこともできる
*2024年3月時点、DappRadar調べ
NFTゲーム市場は日々の成長が著しく、ゲーマーから関心を持たれるのはもちろんのこと、投資家からも高い関心を寄せられている。
また、Roninはゲーム特化型ブロックチェーンの中でもっとも人気があり、ネイティブトークンの「RONトークン」が投資対象として注目の的となっている。
本記事をとおして将来性を見込めると感じた方は、ぜひMEXCなどの海外取引所を使って、RONトークンへの投資にトライしてみてはいかがだろうか。