昨今のブロックチェーン業界では、「RWA」およびそのトークン化の動きが高い注目を集めている。
RWAとは?
Real World Assetの略で、不動産や株式、コモディティ(商品)やアートなど、現実に存在する資産のことを指す。
今回取り上げる「MANTRA(マントラ)」は、そのRWAに重点を置いたブロックチェーンであり、RWAの存在が広まるにつれて、着実に知名度を上げてきている。
本記事ではそんなMANTRAと、基軸通貨の「OMコイン」について、主な特徴や将来性などを解説していく。
この記事からわかること
- MANTRA/OMコインの基本情報
- MANTRA/OMコインの特徴
- OMコインの値動き
- MANTRA/OMコインの将来性
- OMコインの価格予想
- OMコインを買える海外取引所
Gate.ioならOMコインのみならず、国内取引所とは比べ物にならない2,100種類以上もの銘柄から、投資対象を自由に選べる。
無料で口座をつくれるので、まだ使ったことがない方はぜひ、この機会にGate.ioの利用を検討してみてほしい。
Gate.ioの特長
- 取扱通貨が2,500種類以上*
- 日本語表記に完全対応
- サービスのバリエーションが豊富
- セキュリティ体制が万全
*2024年8月時点
目次
MANTRA/OMコインとは?
名称 | OMコイン |
シンボル・通貨単位 | OM |
サイトURL | https://www.mantrachain.io/ |
主な上場先 | Gate.io KuCoin BingX |
MANTRA(マントラ)は、RWAに重点を置いたレイヤー1ブロックチェーンだ。
高いセキュリティを担保しつつ、不動産やコモディティなどのRWAをトークン化できる環境とプロダクトを提供している。
MANTRAのネイティブトークンは「OMコイン」といい、手数料の支払いやネットワークセキュリティの維持などに用いられている。
なおOMトークンは今のところ、国内での取り扱いがなく、同銘柄へ投資する際にはGate.ioなどの海外取引所の口座が必要になる。
MANTRA/OMコインの特徴
さてMANTRAおよびOMトークンには、次のような特徴がある。
主な特徴
- RWAのためのL1チェーン
- 分散型IDを用いている
- Cosmosエコシステムに属している
- OMトークンが複数の役割を持つ
RWAのためのL1チェーン
前述のとおりMANTRAは、RWAに重点を置いたブロックチェーンである。
世界中の金融機関は、MANTRAを基盤として、不動産や株などのRWAをトークン化することができる。
なお、RWAをトークン化できるプラットフォームは現状、他にもいくつかある。
ただMANTRAを利用すると、次のようなメリットを享受することができる。
MANTRAの利用メリット
- 高いセキュリティを享受できる
- 各国の法規制に準拠可能
- 取引の透明性が担保される
- 他のブロックチェーンとの相互運用性を活かせる
分散型IDを用いている
MANTRA上の各種プロトコルは、顧客確認の手段として「分散型ID(DID)」を採用している。
分散型IDとは?
ブロックチェーン技術を使い、個人で管理・所有できる非中央集権型のIDのこと。
分散型IDには次のような利点があり、MANTRAに限らず、提供するブロックチェーンが近年増えてきている。
分散型IDの主な利点
- 個人のプライバシーを保てる
- 情報漏洩のリスクを抑えられる
- 単一のIDで複数のプロトコルにアクセスできる
Cosmosエコシステムに属している
MANTRAは「Cosmos SDK」を用いてつくられたブロックチェーンだ。
Cosmos SDKとは?
Cosmosは、「ブロックチェーンのインターネット」を目指している相互運用性に優れたブロックチェーンだ。
またCosmos SDKは、そのCosmosが提供している、独自ブロックチェーンを開発するためのツールキットである。
そうした背景からMANTRAは、Cosmos Hub*および、同じくCosmos SDKでつくられた他のブロックチェーンとの相互運用性を有している。*複数のブロックチェーンをつなぐHub(中心地、ハブ)としての機能を持つブロックチェーン
またCosmos hubを経由して、イーサリアムチェーンなどともつながることができる。
OMコインが複数の役割を持つ
MANTRAのネイティブトークンは、「OMコイン」という。
またOMコインは、MANTRAのエコシステム内で、次のような複数のユーティリティを与えられている。
OMコインの主要ユーティリティ
- セキュリティの維持手段(ステーキング)
- 取引手数料の支払い手段
- ガバナンスへの参加権
- ガードモジュール*へのアクセス手段
*DIDによる本人確認のためのモジュール
OMコインの値動き
ここで、OMコインの値動きを確認しておこう。
リアルタイムの値動き
まず、リアルタイムの値動きは以下のチャートのとおり。
2024年7月末までの値動き
次に、OMコインが市場へ上場した2020年8月から、本記事執筆時(2024年7月末)までの値動きを振り返っていこう。
OMコインは2021年に一時、値上がりを見せたものの、それ以降は2023年末まで目ぼしい動きが見られなかった。
ところが2024年に入って、RWAの関連銘柄が注目されるようになると、その流れに乗って大きく高騰した。
また、今後のRWA全体の動向次第では、さらに需要が集まってくるだろう。
まだまだ値上がりの見込みがあると感じる方は、ぜひ今の内にGate.ioをとおして、OMコインに投資してみてはどうだろうか。
将来性に関わる注目ポイント
続いて以下の2つの要素から、MANTRAおよびOMコインの将来性を考察してみよう。
将来性に関わる注目要素
- RWAの普及がカギ
- 継続的にアップデートされている
RWAの普及がカギ
MANTRAは、RWAにかなりの比重を置いているブロックチェーンだ。
そのため言わずもがな、RWAのトークン化が普及するかどうかが、今後の発展のカギを握っている。
ちなみに、2024年7月末時点でRWA関連銘柄の時価総額を比較すると、OMコインは上から7番目の規模*を誇っている。*2024年7月31日時点、CoinMarketCap調べ
RWA関連銘柄の中ではすでに高い知名度と需要があるのだが、RWAの普及が進むと、先行者利益によって、その知名度と需要を長期間キープできるかもしれない。
継続的にアップデートされている
MANTRAは中期的なロードマップを公開しており、それに従って継続的なアップデートがなされている。
アップデートによってコンテンツが拡充されたり、利便性がアップしたりしていけば、自ずとMANTRAの需要も伸びていくはずだ。
OMコインの価格予想
仮想通貨のデータアグリゲーターの中には、さまざまな銘柄の価格予想を発信しているところもある。
今回はその中の1つ「DigitalCoinPrice」から、OMコインの価格予想を紹介する。
DigitalCoinPriceにおけるOMコインの今後10年の価格予想は、以下のとおり。
年 | 予想最低価格 | 予想平均価格 | 予想最高価格 |
---|---|---|---|
2024 | $1.05 | $2.51 | $2.60 |
2025 | $2.53 | $2.87 | $3.07 |
2026 | $3.49 | $4.20 | $4.31 |
2027 | $4.55 | $5.19 | $5.43 |
2028 | $4.55 | $5.19 | $5.43 |
2029 | $5.61 | $6.16 | $6.33 |
2030 | $7.97 | $8.72 | $8.82 |
2031 | $11.52 | $12.04 | $12.35 |
2032 | $16.24 | $16.84 | $16.98 |
2033 | $22.16 | $22.84 | $23.05 |
参考までに、OMコインの本記事執筆時点での価格と、史上最高値も示しておこう。
- 執筆時の価格:1.18ドル(2024年7月31日)
- 史上最高値:1.42ドル(2024年7月22日)
DigitalCoinPriceは、今後OMコインが堅調に値上がりしていき、10年後には今の約20倍の価格になると予想している。
10年で約20倍という上場幅は、他の銘柄の事例を見ても十分に起こり得る。
将来性を鑑みて、この予想のような値上がりを期待できると感じる方は、ぜひ今からOMコインへの投資にトライしてみてほしい。
OMコインを買える仮想通貨取引所
今のところOMコインは、国内市場での取り扱いがない。
そのためOMコインに投資したい場合は、
- OMコインを取り扱っている
- 日本人投資家を受け入れている
この2つの条件を満たす海外取引所の口座が必要になる。
具体例は以下のとおり。
また、これらの中でもイチオシはGate.ioだ。
取扱銘柄数* | 2,500種類以上 |
取引手数料 | 現物取引*: ⇒ Maker 0.20%、Taker0.20% 先物取引*: ⇒ Maker 0.020%、Taker0.050% *割引プログラムあり |
主なサービス | 現物取引 クレジットカード決済 信用取引(レバレッジ取引) 先物取引(期限付き、無期限) コピートレード ステーキング Lend&Earn(レンディング) 自動売買 |
日本語表記 | 〇 |
公式サイト | Gate.io公式サイト |
Gate.ioの特長・魅力
- 業界トップクラスの2,100種類以上*もの仮想通貨が揃う
- サービスのバリエーションが豊富
- 高い流動性の元、安定した取引が可能
- 顧客資産の安全性が高い
*2024年6月時点
Gate.ioでは、海外取引所の中でもトップクラスの2,100種類以上もの銘柄が揃う。
また単に現物取引ができるだけでなく、取引ボットやステーキング、仕組商品など、多彩なサービスでOMコインを運用することが可能だ。
無料で口座をつくれるので、まだ使ったことがない方は、ぜひこの機会にGate.ioの利用を検討してみてほしい。
MANTRA/OMコインとは?まとめ
今回はブロックチェーン「MANTRA」と、そのネイティブトークンの「OMコイン」について解説した。
この記事のまとめ
- MANTRAは、RWAに重点を置いたL1チェーン
- RWAをトークン化できるプロトコルが用意されている
- Cosmos SDKでつくられており、相互運用性に優れている
- OMコインは、手数料の支払いやステーキングなどに用いられている
MANTRAは、RWAに重点を置いたレイヤー1ブロックチェーンだ。
RWAは昨今、市場のトレンドの1つとなっており、その影響がMANTRAの基軸通貨であるOMコインの値動きにも如実に表れている。
まだまだ値上がりの見込みがあると感じる方は、ぜひ今からでも、OMコインを自身のポートフォリオに加えてみてはどうだろうか。